2008年04月19日(土)
アシックスストアTOKYO [ショップ]
ホテルで朝食をとり、外に出ると突風。スカートのすそを押さえて歩く女の人が多かった。
今日は、まず「ランナーズ」に行き、その後「アシックスストアTOKYO」へ。時間があれば、「ランステ」やランニングショップを回る予定。
新宿駅から渋谷駅へ。
忠犬ハチ公像やモヤイ像を見て、「ランナーズ」がある目黒区東山へ。駅から約20分ほどで、2丁目6番あたりにたどり着いた。
意外に閑静な住宅地。比較的古そうなお屋敷あり、新しいマンションあり、○○会館あり、会社のビルあり。そのあたりを何回か回ってみたが、「ランナーズ」が見つからない。
マンションから出てきた女性に、「『ランナーズ』という出版社をさがしているのですが・・・。」と言うと、ご存知ではなかったが、いっしょに歩いてさがしてくださった。
なんて親切な。たった一人でもこういうふうに対応していただけると、それだけで東京のイメージアップ。
ゆっくり歩くと、さっき通り過ぎていた所にありました。前もって言われていたとおり、5階建てのビルはひっそり、人の気配なし。
郵便受けに、京みやげ「おたべ」と私の名刺を入れ、ビルの写真を撮って帰ることにした。
そこから、また渋谷駅へ。
歩いていると炭火焼のようないいにおい。まだ10時台やしおかしいなあと思っていたら、あれはどうもビル建設工事現場からただよってきている。
朝ごはんしっかり食べてきたのに、もうお腹へってんのかなあ。(まぼろしのにおい。)
渋谷から新橋へ。
「アシックスストアTOKYO」は、歩いてすぐだった。
一階のレジのところにおられた女性スタッフに声をかけた。この方がまたかっこいい人で、またゼッターランド・ヨーコさんに見えた。(このごろ、きれいでかっこいい女の人はみなゼッターランド・ヨーコさんに見えてしまう。これって、病気?)
「京都のランニング用品店の『京都キャロット』と申します。うちのホームページに載せたいので、店内の写真撮らせてもらってもいいですか?」
「それは、広報を通していただかないと・・・。」
「(えっ、アシックスに広報なんてあったっけ、と思いつつ) そうなんですか。うちの営業担当の、本社の田村さんにゆってもらったはずなんですけど。こちらのスタッフに同期の方がおられるそうで。」
「わかりました。お名刺をいただけますか。」
「はい。あのー、京都のおみやげです。みなさんで食べてください。」(名刺に京都キャロット雑用係って、書かんでよかった。もっとあやしまれるとこやった。ぎりぎり、セーフ。)
男性スタッフの方は、午前中はイベントで、お客様と共に走りに行っておられるとのこと。1時前には戻る予定ということだったので、店内をくわしく見せていただくことにした。
写真撮影もOKが出たので、いろいろ撮らせてもらった。お客様が写らないようにと言われたので写真は殺風景だが、実際はひっきりなしに来客があった。
スタッフの人数も多い。
2階に、初めてランニングシューズを買いにこられたようなお客様(中年の男性)がおられた。
スタッフの説明がすごい。めちゃくちゃていねい。ありとあらゆる説明が次から次と・・・。これは、まねできん。
お客様のほうもいろいろ興味をお持ちのようで、よく質問されていた。
このやりとりを横で聞いていてしつこい感じがなかったのは、やっぱり言葉のせいかなあ。関西弁同士では、しつこいやろなあ。
1階は、すべてレディスのウェア。
これで、アシックスの意気込みがうかがえる。
こちらも、ひっきりなしに30代と思われる女性が来店されていた。東京マラソンが火をつけた第?次マラソンブームを支えているのは、この人たちだ。
確かに、このカラフルなウェアを見ているだけでもこころよい。ましてや、それを身に着けてかっこよく走る自分の姿を想像してみると・・・。
フルマラソンなら短くても3時間、場合によっては5、6時間。注目を浴びて走ることができる。自分を追い詰めさえしなければ、健康にもよい。
また、いきいきと走る姿を見て、まわりの男性陣がほっておくはずがない。若い女性ランナーが増えると、それに付随して自然と男性ランナーも増える。いい循環だ。
まだ少し時間があったので、さきにお昼を食べることにした。ガード下のラーメン屋さん、おいしかった。
1時前、店に戻ると、男性スタッフ・高橋さんも帰ってこられていた。
さすが、ほぼ毎日、お客様のランニングイベントを引っ張っておられるだけのことはある。見るからに走れそう。この人のアドバイスなら、聞いてしまうね。
高橋さんからお聞きした話は、次のようなものである。
「東京マラソンをきっかけにランナーの数は増えている。指摘されているとおり、30代女性の伸びが顕著である。アシックスストアも、そういったお客様のニーズに応えられるよう努力している。
東京マラソンが大きくクローズアップされているが、当店のお客様の一番の目標はホノルルマラソン完走という人が多い。お客様のお話を聞いていると、ホノルルマラソンの魅力は東京マラソンどころではない。
また、ランニングショップに求めるものも多様になってきた。商品購入の際の、専門的で的確なアドバイスはもちろんのこと、それにプラスアルファが必要。レベル別のトレーニングなどの各種イベント。ロッカーやシャワーの設備。これらは、東京のランニングショップでは当たり前のようになってきている。
当店もロッカー、シャワー完備で、イベントもレベル別にほぼ毎日開いている。お客様があきないように新しいコースを見つけ、変化をもたせる工夫もしている。」
京都は安全に走れる所は鴨川くらいしかないという話をすると、せっかく山に囲まれているのだからトレイルランのコースを見つけてみたらとアドバイスしてもらった。確かに。「東山三十六峰」と「鯖街道」の中盤くらいやもんな、京都の山を走るのは。考えてみるともったいない。
「京都キャロット」も、ロッカー、シャワー完備にできたらいいんやけど、今の場所ではなあ・・・。
でも、高橋さんとしゃべらせてもらっていい勉強になった。若いのにしっかりしてはる。
「お客様があきられないように、常に新しいトレーニングコースを探しています。」との言葉には、感心しました。
よく考えると、高橋さんの年齢は私の半分。その割にはええ仕事してまっせ。アシックスさん、高橋さんのお給料上げたってね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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