2008年04月14日(月)
京都ランナーズの未来は? [ランニング]
京都ランナーズ定期総会に続き、懇親会があった。参加者は、かなり多いほうだった。
お弁当にビールとジュース。5人の子どもたちも参加してくれて、なごやかなふんいきだった。
順番に自己紹介をしていったのだが、積極的に話す人が多く話が盛り上がった。さまざまな事情で途中中断が何回かあり、私を含め3、4人は時間切れでしゃべれなかった。
「ブログ始めました。見てください。」くらいは言いたかったんですけど・・・。
一番盛り上がった話題は、京都ランナーズの運営方針についてだった。
京都ランナーズは、例会もレース、LSDもレース。何もかも競技志向で、広がりがない。特に、新入会員はそれにとまどってしまう。レベル別に分けて、練習したりしていけないものか。
確かに。
私が入会した25年くらい前、京都ランナーズの男はみなサブ3をめざしていたように思う。20代、30代がいっぱいいて活気があった。みんな篠山でサブ3をめざす、そんな時代だったんですね。
今は、走っている人の目的も人それぞれ。競技志向の人もいれば、病気からのリハビリのために走っている人もいる。そんな幅広い人々に対応できるクラブ運営とは?
はっきり言って、それは無理。無理ということをみんなが認める所から再出発してはどうでしょう。
「こんなことをしてほしい、あんなことがしたい。」と言って、誰がしてくれます? 何かをしたいと思う人が率先して動かないと、どうしようもないでしょう。
太田武志さん。長年、京都ランナーズの会員だった。現在、「京都鴨川ゆっくりラン」を主催。年3回のこの大会は、今ではすっかり定着し、一定の評価を得ている。
どんないきさつでこういう道に進まれたかはお聞きしていないが、京都ランナーズの競技志向から離れていかれたことは容易に想像できる。「こんな大会があったらええのになあ。」を自分で実現されたのであろう。
この道も一つの選択肢。いいお手本である。何人かの賛同者が、太田さんに付いていかれた。
人まかせではなく、自分でやる。今は、そういう時代です。
私の会員ナンバーが、20。上には、もう19人しかいないのか(実質10人ほど)。感慨深い。
入会した時は確か80番代。少しして、私が「6」が好きなので無理やり66にしてもらった。
それが今や、退会されたり亡くなられたりして、20番。普通なら幹部になってないとおかしいのに、とにかく役立たずなもんで・・・。
今日の出席者の中で、数少ない私より会員ナンバーの若い谷村さん。
「藤井君、久しぶりにおうたら、あっちこっちでしゃべってるし、社交的になっててびっくりやわ。」
「そうですか。昔はそれなりにプライドもあったし、カチッとしてたんかなあ。今はヨメさんに養ってもらってる身やから、ヨメさんに捨てられんようにするのがすべてですねん。もう、それ以外はどうでもようて。(ヨメさん以外)こわいもんなしですわ。へへへ。」
「ほんま、変わったな。それにしても、ますみさんはえらいもんやなあ。」
「そら、一家の大黒柱やから、しっかりしてますがな。」
谷村さんのあきれ顔を見ながら、実は心の中でほくそ笑む。(ふふふ、わなにはまったな。)
中味はほとんど変わってません。昔も今も自分の縄張りに入ってくる人にはバリアをはっています。
ただ昔とちがう所は、今は人から入り込まれる前に自分から先制して出ていることかな。いつまでも正体不明でいたい。その気持ちは昔と同じ。
話はかわりますが・・・。
まわりの人のアドバイスをしっかり聞いていた外峯さんに、びっくり。私は人のウンチクを聞くのが嫌いで嫌いで。人の自慢話みたいなもん、聞くのはつらいぞー。
さすがに私のええかげんさはすでにお見通しのようで、いろいろお話したけれど、練習方法の話などなし。正解です。今年も練習一切なしでレースに出続けているんですから。
私も、ある日突然プチンと切れる系かな。その時は、みんなで笑ってください。「やっぱりなあ、ばち当たったなあ」って。
あっ! 一番かんじんなことを忘れてた。
「京都ランナーズの未来は?」
・・・そんなこと、知りません。大事なのは、誰かさんの京都ランナーズではなく、自分の京都ランナーズをどうするのか。(何もしてないくせに、ゆうことはえらそうです。)
私は、「スポーツは平和とともに」という言葉にひかれて京都ランナーズに入会しました。だから、この気持ちを持ち続ける限り、自分から退会はしません。
また、京都ランナーズがこの精神を忘れ、ただのランニングクラブに成り下がってしまわない限り会員を続けます。。日本国憲法が改悪されない限り、日本人をやめないのと同じように。(憲法改悪したら、もう日本人やめるどー。)
死ぬまで会員続けたんね。
「わしゃー、最後の一人じゃー」と言えるくらいになりたいなあ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
みきさん、コメントありがとうございます。
いつも、真剣に読んでいただいているようで恐縮です。ええかげんなおっさんのたわごとなので、あまり気になさらないように。
懇親会でのあなたの発言は、本当によかったです。(レースのようなLSD?)
そこから話がふくらみ、盛り上がりました。あれは決して「文句」ではなく、「建設的な意見」でしたよ。ひとりひとりが自分のできることを考えていけば、良い方向に向かうのではないでしょうか。(と、かくいう私はほとんど何も協力できていません。)
なんでも自由に発言できるふんいきは、大事にしていかないとね。
みきさんのブログ「ふくたまま」も見せてもらいました。「若さみなぎり、何事にも真剣に取り組む」という印象です。
自分にもそんな時期があったんかなあ・・・、ない! きっぱり! 昔からふざけてばっかりで、まじめな人をようおこらしとったなあ。
まじめな人がまじめな人からアドバイスを受けると、息がつまります。そんな時こそ、ええかげんなおっさんの出番です。このええかげんさを楽しむ、心の余裕を持ちましょう。
もう、うちのヨメさんはあきれはて、まともに話を聞いてくれません。いつ追い出されるか、ビクビクしながら過ごす今日このごろです。
「パオパオだより」は、読んで笑え、見て楽しめるブログをめざしています。
お疲れの時は、ぜひ「パオパオだより」へ。(逆に、もっと疲れたりして・・・)
引き続き、今日の記事も心して読ませていただきました。
とても考えさせられました。
たしかあの懇親会での議論の発端は、私が京都ランナーズの運営方法に文句を言ったことからだったような・・・
ランニングを始めて5年、京都ランナーズに入会して3年、まだヒヨコの私が生意気に意見を言うのもどやねんって自分でも思いましたが、それより「ああしたい、こうしてほしい」と言うことだけ言って他人任せで自分は動かない、たしかにそんなでは何も変わるわけないですよね。
「自分の京都ランナーズをどうするのか」
よく考え直してみます。
私はまだド初心者ランナーで、自分で率先して何かできる力もないので、まずは黙々と自分の力に磨きをかけたいと思います。
力ないくせに目指す目標だけは高いのです(笑)
「スポーツは平和とともに」という精神に賛同する気持ちは私も同じです。