2011年05月04日(水)
第30回マラソンに挑戦する会・続き [ランニング・出張販売]
「口のまわりの黒い犬は、いい犬なんですよ。」
「えっ、そうなんですか。」
「そうですよ。実は、うちの犬も口黒いんです。」
一日の最初の写真がかわいいワンちゃんだと、もうそれだけで爽快。
「シンディー・メス・7歳」
どうも、ご主人が大会に参加されているようだ。
朝5時過ぎ起き。
コンビニでおにぎりを買い、会場の犀川・大豆田橋へ。
受付は一応6時45分から。
前夜寝るのがけっこう遅かったので動きが鈍い。早く開店準備をしなくては。
「シンディーちゃん、かわいい!」
こんなことでやる気がわいてくる私は、変?
この大会はここ数年はフルに出場していたが、今日は10km。
とにかく、10kmを初めから飛ばす。飛ばしに飛ばして10km43分台を!
この大会の楽しみは、普通の車イスランナー・下山さんとお話しすること。朝早くからさがしていたのだが見つけられなかった。
しかし、下山さんのほうからごあいさつに来てくださった。下山さんは今回もフル。私が「もうウルトラやフルには適性がないと分かったんで10kmに出ます」と言ったら笑っておられた。
今年は、5、10、20、30、フルに総勢757名のエントリー。全種目一斉スタートなので、ちょっとたいへん。
最初の1km、4分01秒。いい感じ。
そのあともだいたい1km4分15秒くらいで、5km通過が21分10秒。これは42分台もねらえるかも。
下流折り返し地点付近はきれいな新しい道になっていた。大会役員の野村さんが自転車で巡回されていたので聞いてみると、おとついできたばかりの道らしい。そのおかげで急にコース変更で大変だったようだ(コース全体が上流に少しスライド)。
折り返して上流に残り約4km。多少上りになっているので少しペースが落ちてしまった。残り1kmの地点で38分41秒。最後の1kmを4分18秒以内で行けたら42分台。
「行けー!」
ゴールは、・・・「やったね」42分53秒。
「45分を楽々切る」と宣言していたが、この時期にここまでいいタイムが出るとは予想していなかった。
この大会は毎年暑くなるというイメージだったが、今年はすずしかった。それがいいタイムが出た一番の要因かもしれない。夏場でも常にこれくらいで走れていれば、今年の冬には41分も切れるかもしれない。
この調子だとますます図に乗る。ますますウルトラ・フルから遠ざかってしまう。でも、これでいいのかなあ・・・。
私のゴール後、うちのテントの近くにまたもやシンディーちゃん。
「ますみちゃん、かわいいワンちゃんやしさわらしてもらい。」
ところがめずらしく、シンディーちゃんはちょっとヨメさんをこわがっていた。私はどうもなかったのに。この反対のパターンはようあるんですけどね。
あー、分かった。シンディーちゃんはアメリカの女の子に多い名前らしい。私のほうがアメリカンにもてるっていうこと? ちがうか。
記録記入係の役員さん。
プリンターから「ザザザ」と出てくるより、ずっと値打ちがあるとは思われませんか。
ダウンを兼ねて下流へ1kmジョグ(往復2km)。
今日は予想していたよりずっと涼しく、みなさん快調に走っておられる。下山さんも、ずっと対面するランナーに声をかけ手を振りながら進んでおられた。右手を振り、左の力だけで進んでおられる時もかなりあった。それを見ていて、もう言葉がなかった。「どえらい人じゃー。」
「ランナーズ9の会」の木村吉伸さん。
もしまた選挙に出られることがあれば、今度こそ「平和・憲法九条」ののぼりを持ってかけつけます。そのときは必ず知らせてくださいね。
下山さんの体が傾いているように見える。
それは、あとで聞いてみて分かった。この河川敷のコースも微妙に川側に傾斜している。そのため、川側の手に力を入れなければまっすぐ進まない。それで体が傾いてしまうのだ。なるほど、何でも聞いてみるものだ。
金沢の山本利枝さん。「京都キャロット」のお得意さまです。
「パオパオだより」の常連・三宅文彦さん。
篠山・和倉の連チャンに続き、今日もフル。元気有り余っている感じですか。
「ブログ見せてもらってます。」
「ということは即写真!」
滋賀の山本さん。
このたびの震災後のマラソン大会の対応について議論を交わした。山本さんの参加される予定だった大会で、抗議によって対応がコロコロと変わった大会があったそうだ。二人の結論としては、「安易に中止決定をするな」というところで合意。そう思っている人は多いと思う。
最初の10kmを私より早く走っていたフルのランナー。 タスキがけしていた公約通りのサブスリー。2時間58分でゴール。
三宅さんも好タイムでのゴール(たぶん、3時間30分台。)
「パオパオさんですよね、ブログを書いておられる・・・。」
「はいはい、私に声をかけた人は写真を撮られるということで・・・。」
滋賀のIさん。「りゅう」というお名前でブログを書いておられるらしい。
滋賀のIさんが、今日初めて会われた石川のMさん。
「走ってる途中に声をかけられたんですか」とお聞きすると「とんでもない。」
ブログを通してのお友だちだそうです。Mさんもブログを書いておられるそうだが、くわしく聞かなかった。
今日は、Iさんはフルを好タイムで完走、Mさんは30kmにエントリーだが10kmでやめられたそうだ。
お二人とも、もしこのブログの記事を見てくださったらコメントお願いしまーす。
なかなか下山さんが見つけられなかったのだが、残り5kmの本部前で発見。
「下山さん、最後は写真撮らせてもらいますわ。」
「じゃー、これもお願いします。」
下山さんから手渡されたのはご自分のカメラ。
「やったね。」これは私を信頼してくださっているということ。しっかり撮らねば・・・。
でも近くを「伴走」するのはやめよう。それはきっとうれしくないと思う。できるだけ前に行くか、それともずっと後ろから見守るか。
今のカメラは性能がいいので、近寄らなくてもそこそこの写真が撮れる。
私を見つけて笑っておられるのだろうか。それとも、しんどくて歯を食いしばっている?
いっぱい写真を撮らせてもらったが、それはほとんど下山さんのカメラで。ゴールの「バンザイ」もいいのが撮れたんですけど・・・。
でも、下山さんの「お願いします」のひと言で4kmもたくさん走れた。今日は、1+10+2+4で17km。
下山さんにお願いされて、私もちょっとは役に立ったかな。
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2011年05月03日(火)
第30回マラソンに挑戦する会 [ランニング・出張販売]
「なんとかしましょう」と私。
「よろしくお願いします」と下山さん。
ゆったからにはほんまになんとかするぞー!
「仏のパオパオ(???)」も、今日はさすがに怒りが爆発した。
みなさん知っておられました?
競技用じゃない普通の車イスでは、どのマラソン大会にも出られないんですよ。ゴール制限7時間で、抽選にさえ当たれば「誰でも出られる」はずの東京マラソンもダメなんです。(東京マラソンは、「フル2時間10分を切れるエリート車イスランナーの枠が20名分とってあるだけ」とのこと。)いいことばっかり言ってる東京マラソンでもこの有様です。他の大会がどんな対応かは推して知るべしです。
毎年この大会のフルを、普通の車イスで完走されている下山さん。「普通」にこだわり、「普通」を大切にしておられる下山さんの姿勢が私は大好き。
私は、下山さんはてっきりあちこちのマラソン大会に出ておられるものと思い込んでいた。ところが、今日お話させてもらって分かった。下山さんは、マラソン大会に出たくても出られない。普通の車イスでの出場が可能か問い合わせると、ほとんどすべての大会が「事故の危険性が高い」という理由で断られるそうだ。
その例外がこの大会。下山さんは、今日は自己ベストの4時間39分で完走された。
なんで? なんで、なんで、なんで・・・。
この大会のフルに4年連続で出場され、4時間台で完走されている下山さんを他の大会が排除するのはなぜ?
マラソン大会は、一部の人の自己満足のために開かれているわけじゃない。「誰でも出られる」という看板を掲げておいて、いざ特別な事情がある人が現れると排除する。出たい人が出られない大会に何の価値があるのか。
マラソン大会で下山さんを排除することは、ふだんの生活の中で下山さんを排除するのと同じことだ。いつも笑顔でマイペースを貫いておられる下山さんだが、心中は穏やかではないと思う。
今日、下山さんに提案してみた。
大阪の長居公園で開催されているフルマラソンは、規模の小さめのものが多い。コースも交通規制の要らない安全な公園内だし、なんと言っても「大阪人はよけるのかうまい。」マラソン大会が開催されていても、ランナーのじゃまにならないようにすばやく横断される。普通の車イスでも十分対応できそう。
ただしその話をしたあと、下山さんから「やっぱり、ふだん走ることのできない公道を走ってみたい」との言葉が。そらそうやわ。私らもいっしょやもん。あの晴れがましさを味わえないのは不公平。
「なんとかしましょう」とは言ってみたものの・・・。
私ができることは、身近な大会に交渉してみること。来年3月に第1回大会が予定されている「京都マラソン」。きっつい上り坂もあるけれど、挑戦しがいはある。まずはここに問い合わせてみよう。
古都京都のプライドを持った人たちが大会運営に携わっておられれば、他の大会と同じようなむげな返事にはならないだろう。
「とりあえず、聞くだけでも聞いてみようっと。」
私のブログの読者のみなさんもご協力お願いします。
下山さんが公道マラソンに出場できるよう、いろいろな情報をいただければうれしいです。
(注)まだまだ、続きます。
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2011年05月02日(月)
金沢へ [ランニング・出張販売]
今から金沢へ。
明日、「マラソンに挑戦する会」で出張販売です。
この大会ではずっとフルに出場し、篠山よりいいタイムを出していました。でも、今年は10km。
「45分を楽々切るぞー。」
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2011年04月23日(土)
知多半島一周ウルトラ遠足・前日受付 [ランニング・出張販売]
「藤井さん、藤井さん。」
受付会場になっている「ホテルAU」(愛知県常滑市)に入ったとたんに呼ぶ声が。滋賀の阪下美雪さん。まさか、こんなところでお会いできるとは・・・。
大会実行委員長である川崎さんにお願いし、私たち夫婦とスリーショット写真。ヨメさんは「すっぴんやし・・・」と固辞していたのだが、阪下さんがどうしてもということで。
すっぴんでもだいじょうぶ。それにしても、阪下さんもお若くてお美しい。うちのヨメさんのお母さんと同い年くらいだそうだ。
「ボク、4月から滋賀マスターズ入らせてもらいました。」
「わー、それはそれは。滋賀マスターズ、いいでしょ。」
「ほんまに。入らせてもらってよかったですわ。運営がしっかりしてはるし。」
「5月15日の競技会、出るんでしょ。」
「はい。いちびって、400、800、1500です。阪下さんは?」
「私は役員やりながらなんでねえ・・・。800、1500、3000です。」
「えー、阪下さんも3種目! すごい!」 (阪下さんは走られるごとに県記録更新。こら、負けられん。)
本来なら、明日予定されていた「日吉ダムマラソン」に出張販売に行くはずだった。ところが、東日本大震災の影響で中止。急きょ探して、この大会の前日受付で販売させていただくことになった。
この大会は、ランニングクラブが主催しているウルトラマラソン。40、50、70、80、100kmの5種目に総勢360名がエントリーされたそうだ。
ただし、前日受付に来られるのはそのうちの100名ほどだろうとのこと。ちょっと商売にはならないだろうが、家でじっとしていてもしょうがないし・・・。
案の定、受付に来られる方はパラパラとだった。
でも、今日はキャラバンではなく乗用車で来たので高速代は1050円。経費が少なくすんだので、あまり欲張らないようにしよう。「京都キャロット」の宣伝のつもりで・・・。
値段の高いウエアを買ってくださった女性のお客様。
「私、灰山由美さんと宮古島ウルトラでごいっしよさせてもらったものです。京都キャロットさんですよね。パオパオさんのブログも時々読ませてもらってます。」
「ありがとうございます。時々と言わず、毎日見てください。毎日更新してますから。」
その方は、大阪の鈴木さん。去年の10月、今年の1月と100kmに挑戦するも完走ならず。今回が3度目の正直となるようにしたいとのこと。
「そんなきばらんでも・・・。私なんか、15回連続関門収容ですから。」
「えー! どこに出られたんですか。」
「丹後10回、サロマ3回、四万十2回です。まあ、平均75kmくらいは言ってるとは思うんですけど・・・。」
「そしたら1回も完走はなしですか。」
「18年前に初めて出たときは完走できて、そのあと15回連続アウトです。それで、去年、ウルトラは引退しました。」
「えー、そうなんですか。」
鈴木さん、応援しています。明日は、あきらめずに完走めざして走りつづけてくださいね。
受付のすぐ前でお店を開かせてもらった。
五月雨式にパラパラと来られるランナーに、テキパキと応対しておられた。役員さんは高齢の方が多かったが、中にその役員さんの娘さんらしき方がおられ、その方が大活躍だった。一クラブが主催している大会なので問題点も多いのかもしれないが、参加者みんなで盛り上げて行ってもらいたいと願う。
5時から、ホテルのレストランで説明会兼前夜歳。
前日受付された方はほとんど出席されていたようだ。
大会実行委員長の川崎さん。いろいろとお世話になりました。
売り上げ自体はほんとに笑ってしまうくらいのものでしたが、新たにいろいろな方とお話もでき、来た甲斐はありました。
ヨメさんは、サロマにも出ると言っておられた母子さんとしゃべれたのがよかったと言っていた。お子さんといってもサブ10を達成しておられる立派な大人。また、サロマで会えたらいいんですが・・・。
荷物が少なかったので、準備も後片づけも30分くらい。これは楽チン。
うちだけなので、ほかの出店業者を気にすることもないし。これでもうちょっと売れていたら、言うことなかったんですけどね。
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2011年04月18日(月)
第6回宍粟市さつきマラソン・続き [ランニング・出張販売]
この「ブツ」にピンときたら110番、・・・じゃなくてー。
この「ブツ」にピンときた人は、ブログ「パオパオだより」のつうです。
さて、この「ブツ」はなんでしょう。
私のゴール後、兵庫の友人・まっちゃんがわざわざたずねて来てくださった。まっちゃんはハーフにエントリーしていたのだが、用事ができてしまい不出場。それでも地元姫路から近いということもあり、顔を出しに来てくださったのだ。
思い起こせば2年前、この大会でまっちゃんとのツーショット写真撮りましたなあ。
まっちゃんといえば、姫路市夢前町で小規模共同作業所を運営されている人。そして、「ランナーズ9の会」の会員であり、今もサブスリーをめざしている人。常に前むきで、自分に妥協することがない人という印象。
確かにそうなんですけどね、私にとっては頭がクラクラするほどおいしいお味噌を持ってきてくださる人でもあるんです。
そう、最初の写真の「ブツ」の答えは、「まっちゃん家特製お味噌」でした。
あのお味噌、私が思うに、絶対「ヤク」が入っているにちがいない。前にいただいたお味噌が切れてしまった時、私は完全に禁断症状が・・・。心イライラ、胸がムカムカ、よだれダラダラ・・・、ってそれはたいそうか。
私が生涯いただいたお味噌の中で最高のおいしさ、・・・と言うより生涯いただいたすべての食べ物の中で最高のおいしさと言ってもいいかもしれない。これは、たいそうにゆってるわけじゃあありません。ほんま、ほんま。ほんまにありがとうございます。また、お願いしますね。
さあ、知り合いの写真を撮りに行かなくては。
最初は、海部進さん。
岡山の釣りの達人です。数年前、「瀬戸内海タートルマラソン」の帰りのフェリーでお話させてもらってから親しくさせてもらってます。
もう70代なのに、ハーフ1時間48分台でゴール。すごいです。
「写真撮らせてもらったとき、すごいしんどそうでしたね」と言うと、「初めての参加でゴールがよく分かってなかった。スタート地点がゴールじゃと思うとった。あと300mもあったとは・・・」とのこと。
「どなたか存じませんけど、写真撮らせてもらいます。」
「ランナーズ9の会」のユニフォームを着ている人を見つけたら必ず写真を撮る。あとでナンバーカードでお名前を確認しようと思っていたが、半分しか写っていませんでした。
どなただったんでしょう。
次は、藤本綾乃さん。
出ておられるとは知りませんでした。でも、このスタイルにピンときたら・・・綾乃さん。元くのいち、現在は宇宙人?
とっさにシャッターを押したので、横からの姿になってしまった。残念。
はるか遠くまで見通せる直線。その向こうから、着実にきれいなランニングフォームで帰って来る人がいた。フラッシュグリーンのユニフォームがまったくぶれずに近づいて来る。
あれは、朝日啓介さん。
朝日さんは74歳。マラソン大会には必ず奥さんとごいっしょに来られる愛妻家だ。この大会も奥様が5kmにエントリーされていたのだが、奥様の体調がかんばしくなく一人で来られたらしい。「2時間以上も一人で待たせておくのはかわいそう」とのこと。
ゴールされたあとテントにあいさつに来られた時、お友だちが朝日さんの秘密をばらしてしまわれた。
「朝日さんね、心臓にペースメーカー入れてはるんですよ。」
「えー、それで毎週ほどマラソン大会出てはるんですか。だいじょうぶなんですか。」
「ずーっとやってきてるからね。でもね、去年の夏はそのペースメーカーの調子が悪くなって、とうとう取替えの手術になってしもうたんやけどね。そのあとウォーキングから始めて、ぼちぼち走って、また大会に出られるようになりました。今年の夏は、去年出られなかったアクアスロン(水泳+ラン)も3回ほど出る予定です。」
「そら、すごい。」
もうびっくりして言葉もありません。
「上品な愛妻家ランナー」、朝日さんにぴったりな形容ですね。
私もそうなりたい。
10時スタートのハーフは2時間半で交通規制解除。
このあたりからぼちぼち片付け始め、2時半ころにはきれいに片付け終わった。
土地をお借りしたDさん宅へお礼に。
猛烈にしっぽをふってくれている白いワンちゃん。
たしか、しろちゃんやったね。
あんなにしっぽふってくれてたのに、近づいたら急に元気なくなんねんなあ。なんで?
でも、お客さんの手をペロペロしてくれるからいいワンちゃんです。
このワンちゃんに会えるのも、この大会の楽しみの一つなんですよね。
また、来年会おうね。
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2011年04月17日(日)
第6回宍粟市さつきマラソン [ランニング・出張販売]
10kmスタート直後、「京都キャロット」の出店テント前を通過する。
まさか、ますみさんがカメラを構えて待ってくれているとは思わなかった。
きれいに撮ってくれてありがとう。
昔はこんなことしょっちゅうやったのに、ボクがちゃんと「ありがとう」を言わへんかったから、最近はごぶさたに。これですごくいい気分のスタートが切れた。
こっちもお返しの「パチリ」と思ってトライしたのだが・・・。
「なんじゃー、こらー!」
自分で自分の影を撮っていた。
「あーあー。」
話はドーンと飛んで、私のゴール後。
テントに戻ろうとすると、ますみさんがランナーの来る方向をずっと見つめていた。
「何してんのん?」
「また、写真撮ったげようと思って・・・。」
まあ、なんてけな気で気立てのいいヨメなこと。前からそうちゃうかなーと思ってましたけどね。
5時自宅発、7時会場着。
この大会は、会場向かいの畑をお借りして出店している。
まだ準備完了までいかずバタバタしているとき、かわいいワンちゃん発見。首に黄色いバンダナ。私がかまいに行くと飛びついてきてくれた。きゃー、うれしい。
「ちゃこ・メス・6歳」でした。
この畑をお借りするようになって、もう何年になるのだろう。それから幸い一度も雨が降っていないが、もし降ったらとんでもないことになるような場所。お天道様も、「京都キャロット」を応援してくれているのかな。
畑の横の細長い空き地に、細ながーく商品を並べる。
すべて並び終えたのは、受付終了時刻の9時近くだった。
受付をすませ、着替えてウォーミングアップのジョグへ。
会場のすぐ近くに、見えているだけで5ひきの犬を飼ってられるおうちがあった。その向こうにもちがう鳴き声が聞こえていたので、もっといるのかもしれない。すっげー!
ジョグしている時、朝日啓介さんとばったり。朝日さんは、私がお手本としている70代のランナーです。今年の「亀岡元旦ロードレース」でお会いする予定だったが、雪のため中止。渡そうと思っていた「万博クロカン」の写真を持ってきてよかった。
10時スタートのハーフは、1286名のエントリー。
朝日さんも、今日はハーフに出場。スタート地点で写真を撮らせてもらおうとしてさがしたが、ここでは見つけられなかった。
私が出る10kmは、一番最後の10時20分スタート。
今日の目標は、42分台。
前半の上りを22分以内、後半の下りを21分以内で。今の自分には、かなりきつい目標かも。
10時10分スタートの5km(368名)を見送り、いよいよ10kmのスタート。
全種目山側に向かってスタートなので、10kmも折り返しまで60mほど上る。
スタートのまん前に競技役員さんのテントがあったので、写真を撮っておいた。
10時20分スタート。
10kmは753名のエントリー。
最初に1kmごとの距離表示がなかった。ハーフ、10km、5kmとスタート地点が微妙にちがうので表示できないようだ。往復コースなので、スタート地点は3種目共通にしても問題ないと思うんですが・・・。
距離表示がないため、今自分がどれくらいのペースで走っているかが分からない。反対側にある「あと1km」「あと2km」の看板を見て、キロ4分半くらいのペースであることが分かった。
上の写真は、折り返してきた5kmのトップ。2位以下が豆粒ほどにも見えないくらいのダントツだった。
郵便局前で、毎年鳴り物の応援をしてくださる地元の方。これは元気が出ます。ありがとうございます。
4km地点あたりだと思うが、10kmのトップも帰ってきた。こちらもダントツ。2位以下が見えません。
私も折り返し、300mほど来たところが中間点。
22分32秒。思った通り、ちょうどキロ4分半ペース。目標より30秒ほど遅れ。42分台を出すには、残り5kmを20分27秒。それって、今の5kmのベストタイムじゃあーりませんか。いやいや、それでもチャレンジしよう。
ところが、帰り道には数々のトラップが・・・。
まずは、ゴレンジャートラップ。
こんなポーズのサービスまでされたら、しっかり立ち止まって写真を撮らないわけにはいきません。
出たー!
次は、美人殿様(?)トラップ。
ここは、毎年ちがうキャラでトラップを仕掛けている。それに毎年引っかかってしまう私のような「アホ」もいる。
ゴール前残り300m。
ここは、「京都キャロット」トラップ。
本来なら、ラストスパートで怒涛の走りをするところだが、「ますみちゃーん」。ちょうど接客中。私情よりも売り上げ優先、これは当たり前のこと。
すぐ記録証発行所に行くと、「まだ、出ませんね。もうちょっとしてから来てください。」
おー、これはゴールから発行所までの早さでは私が一番ってゆうこと?
しばらくしてからもらった記録証は、43分22秒。
目標の42分台には23秒届かんかったね。でも、後半5kmは、20分50秒。数々のトラップをかいくぐり、しっかり走れました。
最後の1kmも、「ますみちゃーん」と探してたわりに、3分59秒。なかなかやるやんけー。
記録証発行所の横に、見覚えのあるワンちゃん。
「いや、ちゃこちゃん。」
連れておられるのは、朝は女性、今度は男性。
「朝、ワンちゃんの写真撮らせてもらったものです。その時連れておられたのは奥さんですよね。今、走っておられるんですよね。」
「はい。」
「ハーフですか。10km?」
「えーと・・・。」
ダンナさんのほうは、マラソンにはあんまり興味がなさそう。それに、朝あんなにはしゃいでいたちゃこちやんも、なぜかうなだれている。きっと、今走っておられる奥様に早く帰ってきてほしいんでしょうね。
「京都キャロット」のテントに戻ろうとすると、ますみさんが・・・。
いつもは戻った途端にぼやかれることが多かったのに、こんなふうに迎えてもらうと疲れも吹っ飛ぶ。
あとは、知り合いの写真をしっかりとること。
それで喜んでもらえたら、私もうれしい。
まあ、ゴレンジャーはいいとして・・・。
(注)まだ、続きます。
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