2008年08月29日(金)
「ちゃむ」〜シリーズご近所犬5〜 [わんこ・にゃんこ]
昨日の夕方、超久しぶりにちゃむちゃんに会った。
京都キャロットの通販事務所前(北区上賀茂東後藤町)を、ゆっくりゆっくり散歩していた。
もう、16歳4か月だそうだ。
「ゆっくりやけど、なんとか歩いてます。」
すごく上品な奥様は、普段、この近くで田や畑の仕事をされている方だ。
「前にここで飼ってはったワンちゃんは、もうなくならはったんでしたね。」
「そうなんです。エリちゃんは、いなかにつれてかえってたんですけど、16歳で死んでしまいました。今は、また犬をもらってきて3歳になります。」と、うちのヨメさん。
すごくおだやかで上品な飼い主さん。ちゃむちゃんも、おだやかに上品に育ったにちがいない。
たぶんほとんど何も見えず、何も聞こえない様子だ。人が近寄ると、その気配をこわがっているように見える。
でも、飼い主さんだけは大好き。
ゆっくりゆっくり、ながーーーく生きてね。
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2008年08月26日(火)
「ゴン太(ゴンちゃん)」〜シリーズご近所犬4〜 [わんこ・にゃんこ]
今日の朝、いつものようにきくを連れて真樹といっしょに精華大学前方面に歩いていると、ゴンちゃんのおばちゃんに会った。おばちゃんは、ゴンちゃんを連れていない。
「おはようございます。」
「おはようございます。ゴンちゃんね、死んじゃったの。」
「えー!」
「みんなびっくりしやはるんやけど・・・。11日にね、娘がパン買いに行くっていって精華大学前のへんまで来たときに突然倒れてしまって。心臓マヒやったんやね。
お昼時やったので、出て来ておられた精華大学の人たちが心臓マッサージをしてくれたり、水を飲ませてくれたりしてくれはったんやけど。
お父さんがお弁当配りのボランティアに行っていて車がなくて、タクシーを呼ぼうとしたら『盲導犬意外は乗せられません』て言われるし。かわいそうやった。
市原の奥に動物霊園があってね、そこで火葬にしてもらったの。今うちに返ってきてね、49日が終わるまではうちにおいておこうと思ってるの。」
「何か一つ楽しい思い出教えてもらえますか。」
「楽しいことばっかり。
ゴンちゃんはね、北大路ビブレの4階のペットショップの売れ残りでね、うちの娘がビブレに勤めているんでそれがご縁で引き取ってきたの。
うちに来てからは、せめて家の周りを歩けるようにといろいろと家を直しましたよ。門扉に手をかけてもたれるもんやからすぐ壊れてしまって、今のこ門扉高かったんよ。」
ブログに載せたいので写真をお願いすると、遺影として飾ってあった写真を持ってきてくださった。ゴンちゃん8歳の時の写真。
おばちゃんも言っておられたが、8歳の時より12歳のゴンちゃんのほうがかわいかった。人間と同じで、歳をとると赤ちゃんのようにかわいくなる。初めてゴンちゃんに会ったとき、子犬かと思ったくらいだ。
ゴンちゃんはすごくおだやかなワンちゃんで、友だちのいないうちのきくの唯一のボーイフレンドと言ってもよかった。なんせ、うちのきくは、一匹だけで生まれてきた箱入り娘なもんで。ゴンちゃんのほうもまんざらでもないという感じやったのに。
ゴンちゃんやったら、きくのダンナさんになってもらえるかなと密かにねらっていたのに・・・。
ゴンちゃんのご冥福をお祈りします。
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2008年08月19日(火)
「グレ」〜シリーズご近所猫2〜 [わんこ・にゃんこ]
昨日、きくの散歩の帰り、また花背造園の奥さんに呼び止められた。
「またブログ書いていただいたんですね。」
ああ、早速チェックしてくれはったんや。
「ちょっとちがってたところがあって・・・。」
「ええ、そうなんですか。」
「シロクロは今ここにいるねこで、ハナゲは孫じゃなくてシロクロのだんなさんで、シロクロの孫がパンちゃんとフーちゃんで、フーちゃんがデビルマンにそっくり。今フーちゃんいますし連れてきます。」
(あー、ややこしやー。)
おうちに行くと、にゃみちゃんに似たねこちゃんが。
「これは、『にゃみ』の孫です。『グレ』って言うんです。目がちょっとグレーでしょう。」
(ああ、このねこちゃんははひなたぼっこねこ2世になれる。)
フーちゃんも写真に撮ろうとしたが、逃げ回ってうまく撮れなかった。これは、次回のお楽しみに。
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2008年08月12日(火)
犬にかまれて手がジンジン [わんこ・にゃんこ]
昨日、真樹が雲ヶ畑に遊びにいった。
雲ヶ畑の中学生を中心にキャンプをするところによせてもらう(参加させてもらう)。
まず、同い年のTさんのうちへ。ヨメさんが車で送って行った。
ここには、うちのきくと顔が似ている「ろく」ちゃん(オス)がいる。
ヨメさんは、去年初めてろくちゃんに会い、その時ろくちゃんは腹を見せて喜んでいたそうだ。
そして、今年・・・。
「やられたー。」
腕を押さえながら、ヨメさんが帰ってきた。
今年も去年とおんなじ調子で手を出したらしい。そこを、ガブッ!
「ろくちゃんにかまれてもたー。血が止まらへん。」
この時、昼の1時前。
「北村クリニックやったら、時間外でもみてくれはんでー。とにかく、行ってみよう。」
しぶっているヨメさんを連れて行った。
「北村クリニック」は、うちから長代川沿いに200mほど南へ行ったところ。先生一人だが、何でもみてくれはる。診察がていねいで、信頼できる。(私も何回もお世話になった。)
玄関が閉まっていたのでインターホンを鳴らすが反応無し。
「やっぱり無理か。」と思い、帰ろうとした時、玄関が開いた。よかった。(先生は、その時お電話中だったそうだ。)
診察の結果、即手術。左手首2箇所(動脈近く)を10針くらい縫ったらしい。化膿止めのお薬もいただいた。本当にみてもらえてよかった。
教訓。
「こんなかわいい私が、犬にかまれるはずがない・・・は大まちがい。人間も機嫌が悪い日があるように、犬にもある。犬に近づく前には、必ず『そばにいってもいい?』と犬に聞いてから近づこう。」
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2008年08月11日(月)
「シロクロ」〜シリーズご近所猫1〜 [わんこ・にゃんこ]
昨日の夕方、きくちゃんといつもの散歩コースを歩いた。
北稜高校の近くまで行って、真っすぐな新しい道から帰ろうと花背造園さんの前を通った。家の前に奥さんがおられたので会釈をして通り過ぎようとしたら、呼び止められた。
「うちの猫のこと、書いてくださったんですね。」
「あっ、見ていただけましたか。」
「東京にいる息子が帰ってきて、『おかあさん、うちの猫のこと、書いてあったよ。』と教えてくれて。」
「そうなんですか。花背造園さんで検索してくれはったんかな。」
「息子のお嫁さんにうちの名刺作ってくれるように頼んだんですけど、その時『はなせ』の字を確かめようとしたら偶然見つかったみたいです。」
この後、いろいろなお話を聞かせてもらった。
4月22日のブログ「ちょび」の記事の続きに、花背造園さんの「ひなたぼっこねこ」の訃報を書かせてもらった。その猫ちゃんは、いつもゆったりひなたぼっこをしているので、ボーとしているうちのきくは気づかず通り過ぎてしまうことも多かった。あんなかわいいねこちゃんが・・・。
そのねこちゃんの名は、「にゃみ」。シリーズご近所猫の1番バッターに登場してもらおうと思っていた矢先の事故だった。
ひき逃げされたのは、お昼の3時ごろ。ひいていった車はそのまま走り去ったそうだ。
ひかれた直後、それを教えてくれたのは花背造園のワンちゃん。奥さんはすぐ道路に駆け寄ったが、「にゃみ」ちゃんは虫の息。頭をやられていたので、まもなく息を引き取ったとのこと。
「にゃみ」ちゃんは、9歳。初めのうち避妊手術をしていなかったので、最高26ぴきまで増えてしまったそうだ。
道路の反対側などめったに行ったことがなかったのに、事故の日はなぜか反対側に渡っており、戻ろうとしてひかれたらしい。
真っすぐな新しい道をビュンビュンと飛ばす車が・・・。
最近、花背造園さんの前で同じねこをよく見かける。
奥さんに聞いてみると、「のらねこです。でも、エサはやってます。」
「名前はつけてはるんですか。」
「シロクロです。」
なんと、わかりやすい名前。
「一緒にいるのが、孫の『ハナゲ』です。鼻毛がはえているみたいでしよ。」
名前も付けてエサをやってはっても、のらねこはのらねこなんや。
「シロクロがミケ猫を産んで、それが今度はシャム猫を産んでね。そのねこがかわいくてかわいくて。顔はデビルみたいなんやけど。今度、写真に撮ってください。」
わかりました。絶対車にひかれないように育ててくださいね。
「話はかわりますけど・・・、『花背造園』さんて、花背の方ですよね。私、花背の別所のもんなんです。」
「まあ、そうなんですか。主人は花背の八桝の出身なんです。私は九州なんですけど。」意外なところで意外なつながりが。
花背造園の奥さんは、ねこちゃんもワンちゃんも大好き。4年前に亡くなったワンちゃんは、23歳まで生きたそうだ。お母さんシーズー、お父さんコリー、のかわった犬だったらしい。鼻のにゅーと出た大き目のシーズー(?)、想像できません。
おうちの前には、いつもきれいな花がいっぱい。動物を愛し花を愛する人。こんな人が増えてほしいです。
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2008年06月30日(月)
きく脱走 [わんこ・にゃんこ]
半年のしめくくりの日に、ああ情けない。
きくが、超久しぶりに脱走した。
最近おとなしくしていたので、気をゆるめてしまっていた。
朝9時ごろ、ヨメさんが洗濯物を干しに出た時一緒に庭に出て、9時半ごろ私が散歩に行こうとしたらいなくなっていた。
前に脱走した時はさがしにさがして、結局家のすぐ近くから出てきた。たぶん今度もそうだろうと思い、ロープを持って家の近くを名前を呼びながらさがしまわった。見つからない。
だいぶ時間がたったので、まさかなあと思いながらも、この3月まで毎日通っていた「二軒茶屋」駅方面に行ってみた。(ロープを持たず。)
いました。
駅のすぐ南のおうちのガレージに。
「きくちゃん、帰ろう。」
「うー・・・。」
「かしこいなあ、きくちゃん。こっち、おいで。」
手を出したら、「がうがうがう」とかまれてしまった。かまれるのは別にどうってこともないんやけど、つかまえられん。困った。
もうちょっとというところでするりと逃げられ、今度は駅前の京都バス回転場所へ。ちょうど止まっていたバスの下に入り込んでしまった。
困っている私を見かねて、運転手さんが降りてきてくださった。
「何をすねてるんでしょうね。」
「昨日、私の留守に大嫌いなシャンプーされて、散歩もあんまり連れて行ってもらえへんかったみたいで・・・。」
ここでももうちょっとというところで、するり。
今度は長代川沿いの散歩道へ。
草がたくさんはえているところなので、きくは思わずシッコを。
「チャンス!」
きくの片腕に飛びついた。ゲット!
この後、私の両手はかまれまくり。どんなにかまれても、はなさへんでー。
きくの腕を引っ張りながら(きくは私の手をかみながら)、ちょびちょびちょびちょび家に近づいていた。
後100mくらいかなというところで、きくがフェイントかまし。すっと腕を抜き、猛ダッシュ。
視線の先には、散歩中の白い犬。
「ががががう、ががががう、・・・」
不意を襲われたワンちゃんは、一方的にかまれていた。
追いついた私は、すぐにきくを引き離し、飼い主の女性の方に謝った。
「すいません。申し訳ありません。ワンちゃん、だいじようぶですか。」
「もう、年寄りやからねえ・・・。だいじょうぶやと思いますけど・・・。」
きくがかんだ現場には、白い犬の抜け毛が大量に・・・。ゆっくりと楽しいお散歩中に、何ちゅうことしてしもたんや。飼い主の責任重大。あのワンちゃんにもしものことがあったら、うちはこの東映団地を出ていかなあかん。
白い犬と飼い主さんは、逃げるように帰って行かれた。
「ほんまにすみません。・・・それにしても、きくちゃんなあ、ちょっとは考えてやー。」と言おうとしてきくを見ると、固まっている。「がうがう」いってたさっきの犬とは別犬(?)。
そこからはだっこして家まで帰った。まったくあばれず、もちろんかむこともない。
どうなっとんにゃー。
家に着いてからのきくは、ぐったり。
ああ、いったい何が原因なんやろう。難しい。今こうして素直で従順な犬が、突然どう猛に、そしてまた元に。わからんなあ。
みみずばれの私の両手を見ながら考えた。
とにかく、人や犬をかまないようにしつけなくては。
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