パオパオだより

2017年07月08日(土)

入院準備 [病院]

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【今後の予定】

7月 9日(日)15時 タイロゲン注射1回目
  10日(月) 9時 入院(一般病棟)、タイロゲン注射2回目
  11日(火)    アイソトープ治療室に移動、放射性ヨードカプセル内服
  13日(木)    体内の放射線量測定(高い場合は退院延期)
  14日(金)午前  シンチ撮像
       午後  退院、ヨード制限食終了
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 明日病院に行って、お尻に注射。
 そして、いよいよあさって入院でまたお尻に注射。
 その翌日から、厚さ1メートルの壁に囲まれた隔離部屋に3泊4日。その隔離部屋に持ち込んだものは、原則持ち出せない。放射能を浴びているので、すべて捨てなくてはならない。

【用意するもの】
□洗面用具(歯ブラシ・歯磨き粉・コップ)
□入浴用具(シャンプー・リンス・石けん・タオル・洗面器)
□湯茶用具(湯呑など)
□箸(割りばしでもよい)
□下着(5日分)
□タオル・バスタオル(各5日分)
□寝衣(病院でレンタルする場合はいらない)
□かかとのある履物
□気分転換になるもの(雑誌や本など)
□ジップ式の袋(携帯電話などを治療室に持ち込む場合に使用)

 これくらいのものは、去年10月、今年の4月と2回入院しているので慣れたもの。ただし、今回は治療室に持ち込んだものはすべて捨てる。これが問題。

 まあ、捨てるパンツやタオルはいっぱいあるし・・・。
 今日は100円ショップで用意できるものを探してきた。紙コップ、割りばし、プラスチックのスプーン、洗面器、老眼鏡。全部で7点、756円。

 携帯電話やパソコンは持ち込めないこともないが、ジッブ式の袋から取り出すときに失敗したら、そのあとかなり長く預けたままになるらしい。それなら3泊4日しんぼうしといたほうがまし。
 新聞を読めないのが痛いが、まあカード式のテレビがあるので、そんなに退屈することもないでしょう。外部との連絡も取れないが、4日間だけですから。(もちろん、このブログの更新もできません。)

 そんな私を心配してくださるみなさんには、「4日間瞑想し続けます。悟り開いて出てきますよー」と言っている。
 「それは楽しみやな」とみなさん言ってくださるが、ほんとはどこまでもお気楽な私にあきれてはるんでしょうね。

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【今日のきく】

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 今日は土曜で「京都キャロット」のお客様が多いだろうということで、きくもちょっとだけ出勤して家に戻ってきた。
 すると、また雷ゴロゴロ。
 そのあときくを探しに行くと、トイレが閉まっていたのでお風呂に避難。上手に狭くて安全なとこを探しまんにゃわ。

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 夜、もう安全と分かったら元気元気。
 笑ってるみたいに見えますね。

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【今日の制限食】

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 今日は寮2(出町)から朝帰り。
 寮の前にはネコちゃんがゆっくりと歩いていた。

 家に着くのは7時ずぎ。
 ヨメさんは毎週金曜日の晩に3時4時まで勉強しているので、私が帰った時はまだ寝ている。

(朝食)
 冷蔵庫にきゅうりの塩もみが用意してあった。それでお茶漬け。
 いっつもありがとうございます。

(昼食)
 ヨメさんがいろいろ冷凍食品を買って来てくれたのだが、全部増粘安定剤が入っていてアウト。仕方ないので、キュウリとトマトとチキンコンソメスープで食べた。
 和菓子も買って来てくれたのだが、こちらには寒天が入っていてアウト。ああ、食べたかった―・・・。

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(夕食)
 特製安心餃子、もろきゅう、トマト、豆腐、大根汁。
 
 今日は雨で走れなかったので、体重はちょっと増えて59.0kg。

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2017年06月26日(月)

最後の晩餐 [病院]

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 「最後の晩餐」てたいそうな。それにしょぼすぎる・・・。
 放射性ヨードカプセルを飲むのが二週間後の火曜。つまり、明日からヨード制限食開始。今でも(自主的に)胆のう炎制限食だったが、明日からもっと制限がきつくなる。

 好きなものを食べられるのは今日までなのだが、いつもちゃちゃっとおいしいものを用意してくれるヨメさんは学校へ。仕方ないのでスーパーに買い物に行ったが、安くておいしいものってなかなかないんいですよねー。

 鮭切身(180円)とマルシンハンバーグ(89円)。
 鮭はまだいいとして、マルシンハンバーグは若い人は知らんでしょうね。いなか育ちの私は、これこそがハンバーグだと思っていた。高校生になって本当の(?)ハンバーグを食べたとき、ベチャベチャで気持ち悪くて食べられなかった。

 「ハンバーグって、パリッとしたもんとちゃうんかい!」

 ああ悲し。
 でも、本当の最後の晩餐も「マルシンハンバーグを食わしてくれー」とか言うのかもしれん。

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 入院後は病院の栄養士さんが考えてくださるので心配ないが、それまでの二週間は大変。

 絶対食べてはいけないのは、海藻、昆布加工品、昆布だし、ヨード強化卵など。
 できるだけ食べないようにするものは、貝、魚、人工着色料、インスタント食品、こんにゃく、だし汁、増粘安定剤など。

 ほんなら何を食べたらええん?

 ごはん・パン・麺、肉(内臓以外)、野菜、きのこ、芋、豆、昆布などの和風だし以外の汁、緑茶・コーヒー・ジュースなど。
 栄養偏りすぎ。まともなおかずになりそうなもんは肉だけだが、これは私の胆のう炎に悪いからダメ。

 入院前に今週2回、来週2回の計4回10食分、寮の食事をとらなくてはならない。食べていいかどうかすぐ分かるものとすぐには分からないものとがある。

 曲者は「増粘安定剤」。聞きなれないものだが、海藻由来の食品添加物だそうだ。食品を固めたり、のど越しをよくするために使われているらしい。本来は自然の物なので体には悪くないのだが、「海藻由来」だからダメ。豆乳、ドレッシング、ゼリー、プリン、アイスクリームなどに使われている。というか、私が調べたところでは、加工食品には必ず使われていると言っていい。

 さっそく明日、寮2(出町)24時間で、昼夜2回食べなくてはならない。たぶん、その中には食べてはならないものが含まれているはず。その代わりに食べられるものがないかとスーパーで探してみた。

 これがないんですね。「増粘安定剤」がネック。
 京大病院疾患栄養治療部に電話。
 「その程度なら、一食だけ食べる分には仕方ないということで・・・。」
 ほんま、食べられるもんないんですわー。困った、困った。

 とりあえず、今日買ったもんを明日持って行こ―。

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 今日のお昼は、インスタントラーメン。
 これも明日からはもう食べられない。

 「一人沖縄平和ラン」を完走して、もうふぬけ。
 次は、明日からの「ヨード制限食の」ことで頭はいっぱい。
 
 ヨメさんから言われていたことも上の空で、いっぱい迷惑をかけてしまった。でも、これから二週間ずっとこんな日々が続きそう。食い意地だけは張ってますから。

 次の(楽しい)目標を決めて、また前を向いてがんばらんとあかんね。

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【今日のきく】

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 今日も出社拒否。
 私が散歩に行くように見せかけて、店まで連れて行った。

 「だまされたー」と怒っていた。

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 でも、仕事から帰って来てからなぜていると「きもちんよかー。」

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 夜のお散歩は、いつもの大きい公園へ。

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 「へっへっへー」かな、「いっひっひー」かな。

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 「花ときく」を撮ろうと思うのに、なかなか近づいてくれない。

 「いいポーズ決められへんかったら、モデルになれへんぞー。」

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2017年06月16日(金)

なんぼ聞いても分からん [病院]

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 「2回も手術したのに、また入院て? そんな元気やのに?」

 私の病気のことを気にしてくださっている方に、一生懸命説明しても分かってはもらえない。
 第一、この私自身が今までの経緯をしっかり理解できているか。どっこも痛くもないのに喉元を切る手術を2回もして、次は厚さ1mの壁に囲まれた部屋に監禁て・・・。

 もうええ。すんでしまったこと、予約したことはもうええやろ。ごちゃごちゃゆうてもしゃーない。

 ただ一つだけどうしても分からんことがある。これは人に説明しても、「なんぼ聞いても分からん」と言われる。
 「放射性ヨードを服用して甲状腺由来の癌細胞を破壊する」まではなんとなく分かる。しかし、「その放射性ヨードは、甲状腺由来の細胞以外の細胞に悪影響を及ぼさないのか。」

 今日は京大病院2回目。
 入院スケジュールは前回に決まったが、その治療に関する細かい説明は今日。
 一番最初に、今までずっと理解できなかったこの疑問について質問した。

 結論。
 「そうゆうもんです。」
 とは言われなかったと思うが、私にはそうしか聞こえなかった。医学の知識のないもんに説明すんのは大変や。
 私も、また聞かれることがあっても「そうゆうもんらしいですわ」としか言えんわ。

 あとは、7月9日、10日と2日連続で打つお尻への注射(タイロゲン)が心配。
 「痛くないですか。」
 「そんなに痛くないと思いますよ。」
 でもちょっとニタッとされていた。
 痛いんやわ、絶対。

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 入院2週間前からは「ヨード制限食」に入る。
 その指導も栄養士さんからあった。

 日本人の食生活では、1日に500〜3000マイクログラムの大量のヨードを摂取している。それに対して、治療で服用するヨードは10マイクログラム程度。つまりヨードを含んだ食品を断ち、ヨードが枯渇している状態にしておかないと治療の効果がないということ。

 ここまでは分かりやすい。
 ところが私は胆のう炎患者。
 ヨード制限食は大雑把に言うと、和食全滅洋食まあまあ。胆のう炎のほうは、洋食全滅和食まあまあ。どうせえちゅうねん!
 ヨードを含まない食品の代表は肉。それにどこへ行ってもかならず出てくるのがたまご。これ両方胆のう炎に悪いヤツですやん。

 こんな話から始まり、栄養士さんと二人で「これはあかん、これはいける」と延々と。この「食べてもよさそうなもん探し」はけっこうおもしろかった。

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 いざとなったら「ごはんとうめぼし」で4日間という手もある。(アイソトープ治療は、うまくいけば7月11日から3泊4日で終了。)
 ただし、着色料が使ってあるうめぼしはヨードが入っていてあかんらしい。

 あー、6月27日からえらいこっちゃ。
 今のうちに食いたいもん食とこ。

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 「胆のう炎に効く薬はない」と言われていたが、ネットで調べると「ブスコパン」という薬が出てきた。効くかどうかは分からんけど、気休めでもないよりはまし。

 「効く、効く・・・」と暗示するしかない。

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【今日のきく】

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 明日から、私は真樹に帰ってきてもらって「北栄町すいかながいも」に出張。ヨメさんは問屋さんに手伝ってもらい「神鍋高原」へ。うちにとっての大口大会の日程が重なってしまい、数年前からこういうことになっている。

 準備に大いそがしで、きくはずっとほったらかし。
 わざと暑いところに行って、ハーハーいっていた。

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 「明日廉が帰ってきてくれるし、いっぱい遊んでもらいやー。」

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【RUN】

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 日が長い。
 午後6時半でも日が当たっている。

 いつもの5kmを速めに。
 4分42、4分46、4分52、4分40、4分45で23分46秒。
 そこそこ走れた。

 あさっては「北栄町」3km60歳以上の部ですいかねらい。
 去年の入賞は11分。(松本一之さんの話によると、ちょっと短いらしい。)
 去年出ていたら可能性十分だったが、申し込みが遅れてしまい不参加。
 今年は病気の影響でスピードダウン必至。
 でもねらいたい。

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2017年06月14日(水)

かもしれない [病院]

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 今日は寮1(二条)17時間。

 朝6時前、家を出るときの気温が14℃。
 「さぶっ!」

 寮の裏に車を停めると、いつものシューちゃん。
 でも、いつものおねえさんではなく年配の男性。
 「シューちゃんですよね。」
 「あっ、知ってられましたか。」
 「はい、いつも会えるのが楽しみで。いつもは奥さんが散歩されてますよね。」
 「はい。」
 シューちゃんは、いつものシューちゃんステップをやってくれた。

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 さわやかな朝。
 昨日の30km走の疲れがまったくない。どこも痛くなく、気色悪いくらい。
 よく考えてみると、一人で30km走などしたことが今まであっただろうか。記憶にないなあ。もともと練習嫌いやから。
 ゆっくりと気持ちに余裕を持って走ったら、30kmもしんどくないんやねえ。初めて分かった。これからもこんな練習してみよう。一人でいろんなことを考えながら走れてええわ。

 さて、本題の「かもしれない」。
 ああ恐ろし。
 誰にも内緒にしておきたいんやけど・・・。

 胆のう炎再発「かもしれない」。
 日曜夜の腹痛は、右わき腹下ではなくみぞおち。また、以前の胆のう炎の時はカチカチの胆のうが触って分かった。今回はそれもない。だから、胃炎のひどいやつかと思っていた。

 去年8月に3回胆のうが痛くなって「切るしかない」と言われたのだが、甲状腺腫瘍治療優先でモラトリアム。卵の黄身やマヨネーズ、脂っこいものなどを控えれば、急に痛くなることもないとも言われていた。「甲状腺の治療が一区切りつけば手術しましょうね」ということだった。
 たしかに、その後食べ物に気を付けていたので同じところが痛くなったことは一度もない。10ヶ月近くも。

 それがやね、アイソトープ治療の日程が決まったこの時期に再発かー。
 もうこれはなんとかごまかすしかない。7月を逃したら、次は10月しか空いてへんとおっしゃっていた。その10月ももう詰まってしもたかもしれんし・・・。

 日曜の夜、お腹が痛いと言っていた私に「胆のう炎かも知れんで」とヨメさんが言った。「痛い場所がちがうし、普通の胃炎やわ」と言い返していた。
 でも・・・。
 昨日の夜、またお腹が痛くなった。日曜の夜と同じでみぞおちあたり。
 また食欲がなく、おそがけから晩ごはんを食べて寝た。寝るまではそれ程でもなかったのに、ふとんに入って横になると急に痛くなってきた。そのへんも日曜の夜といっしょ。
 ただし今回は長引かず、2時間ほどでストンと痛みがなくなった。なんじゃらほいという感じ。
 ヨメさんが言っていたように、「胆のう炎の痛みがみぞおちのほうに来てるだけ」だったのかもしれない。

 京大病院放射線科の担当医師がおっしゃっていた。「アイソトープ治療室に入ってから胆のう炎の発作が起こったらどうしましょう。」
 鞍馬口医療センターのI医師がおっしゃっていた。「アイソトープ治療が始まるまで、絶対に体調を崩さないように。」

 えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。
 でも今さらどうしようもない。
 これからは暗示ですね。
 「お前は胆のう炎ちゃうぞー、お前は胆のう炎ちゃうぞ―・・・。」

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 寮の裏にひそんでいたネコちゃんに、「何とかなりませんかなねえ」と相談。
 いやいや「こっちが助けてほしいわ」という顔して見てたなあ。

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2017年06月12日(月)

老化、+5 [病院]

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 またまたダウン。
 昨日の夜寝る前から、急にお腹が痛くなった。
 晩ごはんが遅くなり、少しにしておけばよかったのにけっこう食べたのが悪かったのかもしれない。それに寝る前にも喉が渇いてジュース類をがぶ飲みしてしまったし。

 お腹いたには新ビオフェルミンといつも言われているので、飲んで寝たのだがなにも変わらず。私が痛かったのはみぞおちあたりなので胃らしい。新ビオフェルミンは腸の薬らしい。そら効かんわな。

 それでも、胆のう炎の時みたいに一睡もできないということはなかった。まあ半分くらいは寝られた。
 胆のう炎は朝起きたらだいたい痛みは治まっていたが、今回の胃痛は痛いまま。

 今日はちょうど、鞍馬口医療センターで経過観察。
 「この一週間ほど、きつい頭痛になったり腹痛になったり。今日もお腹が痛くてしょうがないんです」と相談した。
 いろいろと診てくださったあと、「甲状腺手術の後に頭痛や腹痛という例は聞いたことがないですね。特にどこかが悪いというのは見られません。心配でしたら内科を受診されますか。」
 「でも今日は月曜やし混んでますよね。」

 待つのもしんどいので、自力で治すことにした。
 ずっと寝といたら、なんとかなるやろう。

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 前回は4週間分の薬を処方してもらったが、今回は7月の入院の都合もあり6週間分。こんなぎょうさんの薬、どうすんねんという感じ。

 「手術をきっかけに一挙に老化が進んだらかなんなあ」と思っていたが、どうもその「かなんなあ」に突き進んでいるようだ。
 わたくし的には、一挙に5歳ほど老け込んでしまった感じがする。
 抗わなくては。

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2017年05月19日(金)

京大病院へ [病院]

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 「ますみちゃん、チューせろ。」
 「はあ?」
 「ますみちゃん、チューせろって。次入院したら、退院後20日間チューとかもっとエロいこともしたらあかんらしいわ。そやし、今のうち。チューせろ。」
 「気持ち悪いちゅうねん。蹴り入れんでー!」

 口より先にその短い足が飛んできた。
 しかしその前蹴りは空振り。よかったー、命拾い・・・。

 (病院帰りにいきなりセクハラ。これで「つかみ」はOKかな?)
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 「鞍馬口」のI医師の紹介状を持って京大病院へ。
 京都一ともいえる大病院でビビったが、工事車両出入り口にわが社のガードマンが3名。あの緑の制服を見つけるとちょっとホッとする。知っている人だったので声を掛けたかったが、予約していた時刻ギリギリだったのでスルー。

 京大病院は中央ロビーの吹き抜けが特徴。10年ほど前に来院の記録が残っていると言われたが、まったく記憶から飛んでいた。
 帰ってからヨメさんに話すと、「嚥下障害の時に行ったはず」とのこと。私の記憶では、近くのクリニックから第一日赤の嚥下外来を紹介してもらったと思っていたが、その中間に京大病院も行ったようだ。10年ほど前のことも覚えていないとは、ボケボケです。そう言えばこの「大きな吹き抜け」、なんか見覚えあります。 

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 がん系の患者は別棟へ。
 その名が「積貞棟」。
 「はあ? はあ?」と何度も聞きなおした。「積貞」って何。なんと分かりにくい。「がんセンター」とかでいいと思いますが・・・。

 まずは看護師さんによる問診。
 この方がまた美人で賢そうで。
 私の前後は私より年配の男性だったが、「何をえらそうにぬかしとんじゃー」と言いたくなるような態度。病気でイライラしておられるのかもしれないが、そんな言い方はないやろうと思った。あんなストレスのたまる仕事はないど。給料倍もらわなやってられんなあと思った。
 私はできるだけおとなしく。とりあえず、入院の希望時期だけを伝えておいた。

 しばらくして診察室へ。
 「積貞1号やてー」と思いつつ。

 放射線科のK先生は若くて細身の方。お医者さんはやや太めの落ち着いた方というイメージが強かったので、ちょっと肩透かしかな。それでもすごく話しやすくてよかった。
 私が「病人ブログ」から仕入れていた知識は、すべてまちがいではなかった。

 K医師が心配されていたのは、私の胆のう炎。アイソトープ治療室に入る前も入ってからも、ヨードが含まれない洋食系ばかりになる。それが原因で胆のうが暴れたら、もうどうしようもない。アイソトープ治療室は、医師も看護師も入ってはいけない。放射能防護服をどっかから借りて来てもらって救出してもらわなくては。そして緊急手術・・・してもらえませんよね。
 けっきょく、「その時の食べ物を考えていきましょう」という結論になった。

 「入院の日程なんですが、たまたま7月の初めに1人分だけ空いています。それを逃すと、次は10月まで待ってもらうことになるんですが・・・。低分化癌ということですので、できるだけ早い治療をお勧めします。」
 おー、私の希望にドンピシャ。7月第3週は、毎年「やぶはら高原マラソン」に出張販売に行っていた。しかし、今年は去年の山崩れのために中止。これで出張販売は、8月中旬の「ひろしまクロカン」「三瓶高原クロカン」までない。

 6月27日からヨード系食品(コンブ・ワカメなど)を制限。
 7月9日にタイロゲン(体の中でつくられる甲状腺刺激ホルモン(TSH)と同じ働きをする薬剤)注射。
 7月10日に入院。タイロゲン注射2回目。
 7月11日「監禁部屋」に入り、放射性ヨードカプセル内服。
 7月13日残留放射線測定。
 7月14日退院予定(放射線量が高い場合はこの2、3日後)。

 この日程で行くと、6月23日「沖縄慰霊の日」の「一人沖縄平和ラン」は何の食事制限もなく挑戦できる。
 また、「監禁部屋」もうまくいけば4日間で済む。

 何もかもうまくいけばいいのになあ・・・。

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 とにかく早く普通の生活に戻れるよう、体調を整えて行かなくては。

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