パオパオだより

2011年01月21日(金)

藤井勘太選手の背中 [マラソン評論]

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 今日、藤井勘太選手のお母さんにお借りしていた写真を返しに行った。

 「お母さん、ありがとうございました。
 勘太君から聞いたんですけど、お母さん、スポーツが得意ではなかったって本当ですか。」
 「そうですよ。」
 「クラブとかは?」
 「中学の時に、バレーとかバトミントンをちょこちょことやっていた程度です。」
 「そうなんですか。お父さんも足は速いほうじゃなかったって、うちの姉から聞いてますし・・・。そのお二人からあの勘太君が生まれはったんやね。」
 「勘太も小さいときはそれほどでもなかっんやけど、小5の時『大文字駅伝』を家の近くで見てからやわ。自分も走りたいと思ったみたいで、そこから練習しだしたんです。でもね、6年のときの予選会で2位までの学校が出れるのに3位やったから、結局『大文字駅伝』は走れてないの。あの時の予選会を吐きながら走ったのが、勘太の原点です。
 中学の陸上部入っても6位以上が上に進めるレースで7位とか、そんなんばっかりでねえ。中3の終わりころにやっとライバルの子に勝てたんですよ。」
 「そうなんですか。でも、その悔しさがくじけず長続きした理由かもしれませんね。」

 「あっ、それから一つだけお聞きしたいことが・・・。こないだ勘太君としゃべらせてもらって初めて知ったんですけど、去年の前半全く走れへんかったって。それで、体重がずいぶん増えてしもたらしいですね。そのとき、お母さん、勘太君になんかゆうたげはったんですか。」
 「実はね、私、それまったく知らんかったんです。」
 「えー!!! えー!!!」

 「勘太は私には何も言わへんから・・・。6月の教育実習で京都に帰って来たときは、『ちょっと太ったみたい。もう少しやせんと走れへんやろう』とは言いましたけど・・・。」
 「えっ、それだけですか・・・。」
 「それだけ・・・。」
 「よう、そこから猛練習に転換できたもんやねえ。」
 「ほんまにねえ。」

 お母さんも、確実に勘太君の「背中を押してくれた一人」であると思う。しかし、最近よく見る「息子が大学生にもなっているのにかまいまくる気持ち悪い母親」とは一味ちがう。私には、でーんとかまえて息子の決意を信じている立派な母親に見えた。
 お仕事中におじゃましたので長話ができなかったが、勘太君のお母さんとはもっともっとしゃべってみたいと思った。

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藤井勘太選手の背中を押してくださった人たち

※ 今日いろいろ検索していると、東海大4年の赤染選手(箱根8区)のブログに行き当たりましたhttp://ameblo.jp/a1k2a3z4o5m6e/。リンクさせてもらおうと思いましたが、またまた失敗。「ゾメ」で検索してみてください。藤井勘太選手の○○な写真も見ることができます。
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【何を今さら5km20分切りメモ】

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 お昼3時半過ぎ、家から宝ヶ池へ。 
 こないだ車で測ったら、3.5km。
 往復プラス宝ヶ池1.5km2周で、合計10kmになる。

 まず家から宝ヶ池、16分31秒。
 キロ4分40秒ペース。

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 1周目、7分01秒。

 昨日の雪は、ちょっと少なくなった程度。
 ただ昨日は夜で足元が見にくかったが、今日は明るいうちに来たので走るのはまし。

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ジョニー・オス・7歳

 2周目、7分16秒。

 シェパードを散歩させておられる方発見。
 「すいませーん、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
 「ありがとうございます。飼っておられるんですか?」
 「うちは雑種なんですけど、よくシェパードの子犬にまちがわれるんです。」

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 日が当たらないところはいつまでも雪が消えない。
 せっかく車の心配がなく正確な距離表示があるところなのに、これではなあ。
 まだ雪の残っているところは、スタートから200m付近、600m付近、1100m付近。走る予定の方、気をつけて走ってくださいね。(昨日、廉の練習仲間の京都工繊大のY先輩がこけたらしい。)

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 宝ヶ池から家へ。3.5km、18分06秒。
 さすがに帰りは上っているので、キロ5分以上かかった。
 合計10km、48分55秒。

 帰ってから家の近所を約1kmダウン、7分。
 こんなゆるい練習で、5km20分切れるようになるんかな。

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2011年01月18日(火)

藤井勘太選手写真集 [マラソン評論]

 今日は、私が連載させてもらっている「ねっとわーく京都」の原稿提出しめ切り日。今日しめ切りで、来月9日に3月号として発売される。
 今回は、先日の箱根駅伝の10区を走った藤井勘太選手(東海大4年)について書かせてもらった。今までの記事はこのブログに書いたものをまとめたような内容が多かったが、今回はちがう。
 「藤井勘太選手、独占インタビュー!」

 と言うほどのたいそうなものでもないが、なかなかいい内容です。「ねっとわーく京都」を少しでもたくさん買っていただきたいので、そのインタビュー記事はブログには書かないことにします。
 ぜひ、京都の大きな書店で買ってください。500円です。

 その代わりと言ってはなんですが・・・。
 箱根駅伝のときに私が撮った写真はみんなピンボケ。「ねっとわーく京都」の記事に添付する写真がない。そこで藤井勘太君のお母さんにお願いすると、たくさんの写真を貸してくださった。
 「ねっとわーく京都」に使われるのはそのうちの一枚だけ。それも白黒。これはもったいない。と言うことで、貸してくださった写真をここで公開させていただくことにした。(お母さん、ありがとうございました。

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2011年01月04日(火)

箱根駅伝応援から帰って [マラソン評論]

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総合4位でフィニッシュする東海大のアンカー・藤井=東京・大手町

◎カナロコ(神奈川新聞コミュニティーサイト) 1月3日より

 「箱根駅伝:東海大が意地の4位、4年ぶりシード権獲得」

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)最終日は3日、箱根町から東京・大手町までの復路5区間、109・9キロに関東の19校と関東学連選抜の計20チームが参加して争われ、早大が10時間59分51秒の大会新記録で18年ぶり13度目の総合優勝を果たした。

 昨年10月の出雲全日本選抜と同11月の全日本を制した早大は、1990〜91年の大東大、2000〜01年の順大に続く3校目の大学駅伝3冠に輝いた。優勝13度は中大の14度に次いで単独2位。3連覇を目指した東洋大は21秒差で2位となり、駒大が3位。10位の国学院大までが来年のシード権を獲得し、12位の山梨学院大や最下位の日大などは予選会に回る。

 往路2位の早大は先頭から27秒遅れで出た高野寛基が東洋大を抜いてトップに立つと7区の三田裕介らが堅実につなぎ、最後はアンカーの中島賢士が追い上げる東洋大を振り切った。早大は5時間29分34秒で18年ぶりの復路優勝となった。

 最優秀選手は2区で17人抜きの快走で区間賞を獲得した東海大の村澤明伸が初めて選ばれた。

◆◇◆

 復路を最上級生で固めた東海大が「4位の座」を死守した。後輩に3強への挑戦権を―。脇役に徹した先輩たちが、最後に意地をみせた。

 「ああ、これで最後だ」。遠くで手を挙げるアンカー藤井の姿をとらえると、主将の9区・金子は激しく首を振りながら直線を疾走した。9キロ付近から5位明治と抜きつ抜かれつ。「少しでも前で渡した方が気持ちがつながる」と、そこから4秒差をつけた。

 藤井も明大とデッドヒートを繰り広げ、ラスト500メートルでスパート。一踏ん張りを生んだのは「後輩を、3強(早稲田、東洋、駒沢)を崩す来年の第1候補にしてあげたい」という一念だった。

 チームの中心は、往路で活躍した2年生の村澤と早川。4年生は「いつも、足を引っ張ってばかりだった」(金子)という。だがそれは、新居利広監督(58)に言わせれば、「潜在能力がありながら、これまで力を出し切れなかった」から。

 だから、「監督が復路を全員4年生で組んでくれてうれしかった」(6区河野)。4年生だけで話し合い、「最後に意地を見せよう」と誓って臨んだラストレースだった。

 鬼気迫る2人のスパートに「あれが4年生の意地。やってくれると思っていた」と早川。「次は自分たちが3強を崩して総合優勝したい」。4年ぶりに獲得したシード権とともに、思いは確かに伝わった。
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 昨日は、東海大アンカーの藤井勘太選手のゴール前写真を撮ろうと思っていた。しかし、無計画なまま家を出てしまったのでゴールには間にあわなかった。鶴見中継所を少し行ったところで写真を撮ることには撮ったのだが、かなりピンボケ。肝心な時に大失敗。
 ゴール写真ならすぐネットで見つかるだろうと思っていたが、意外と見つからず。さっき、やっと見つかりました。(神奈川新聞さん、引用させていただきました。)

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 昨日は、上武大学の走路員の子たちとしゃべったあとすぐに京都に帰ってきた。
 駅弁を買って食べた。夕刊フジ特選「おつまみ弁当」(1000円)とスーパードライ(310円)。ホームのベンチでちょっと食べていたら、向かいのホームに新大阪行きのひかりが入ってきた。あわてて弁当をしまい、階段を走って向かいのホームへ。一番すいている自由席車両・3号車に飛び乗った。

 「オー、ノー!」

 すいているはず。車内は煙モクモク。まだ、タバコが吸える車両なんて残ってたんですね。
 ゆったり座れてよかったけど、京都までの2時間半で体中タバコくさくなってしまった。

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 新幹線の窓から夕焼けが見えた。
 「あっ、あやみちゃんが言ってたざりがに雲見っけ・・・。」

 走友でありブログ友だちでもあるみったんさんの娘さん・あやみちゃん。「ざりがに雲」って言ってたなあ。そんなことを思い出しながら、京都の我が家へ。

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東京駅で買った「禅ドーナツ」

 いつも淡々としている廉が、「箱根駅伝はやっぱりすごいな」と何回も言っていた。それぞれの選手の速さだけでなく、そのフォームにも注目していたのがうれしい。
 廉は陸上競技を初めてまだ9ヶ月ほどだが、まだまだ上に何段階もあるレベルをめざして走り続けてほしい。テレビ観戦だったが、いい刺激になったようだ。

 北京オリンピック柔道の石井慧選手応援の時もそうだったが、箱根駅伝も私ではなく廉が見に行くべきだった。そういうところに使うお金は惜しくない。来年は計画を立ててみるか。 

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竹炭黒豆ドーナツ

 ヨメさんとも話していたのだが、今年は藤井勘太君のように4回生にして箱根初出場という選手が何人もいた。その数は今までより多かったように感じた。
 ここ数年は、大ブレーキやアクシデントが多くあり、少し本来の競技から外れたところがクローズアップされていた。今年も転倒やコースアウトなどがあったが、それほど目立つものではなかった。「落ち着いた箱根駅伝」だったと言ってもいいと思う。
 その要因はいろいろあるのだろうが、目先の結果を追うのではなく、長い目で選手を育てられるチームが増えたからではないだろうか。(東海大学の復路は5区間全員が4回生。)
 本来の学生駅伝のあるべき姿に戻ったようでうれしかった。(コツコツ努力を続けている選手が報われないでどうする!)
 その学生たちが卒業して、またいつの日か指導者になる。長い目で育てられた選手は、指導者になっても同じような視点を持つことができるだろう。そういったプラスの連鎖が、今後も続いていってほしいと思う。

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2011年01月03日(月)

箱根駅伝・藤井勘太選手 [マラソン評論]

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 「かんたくーん、しっかり! かんたくーん! かんたくーん!」

 鶴見中継所でたすきを受け取り、最終区10区を走り出した藤井勘太選手(東海大)。
 目の前を通り過ぎる数秒のうちに、かけられた言葉はただこれだけ。しかし、私にしては注意されることも恐れず車道に一歩出て、大声を出すことができた。(少しは耳に届いたかな。)

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 藤井勘太君のお父さんと私は同郷。(私の姉と勘太君のお父さんは小中同級生。)心から応援できる選手が箱根駅伝に出るからには、応援に行かずにはおられない。
 ただ、箱根駅伝は当日エントリー変更が認められている。もちろんその本人には前もって告げてあるとは思うのだが、私たち部外者には知るすべもない。
 今朝は早く起きて、「箱根駅伝復路エントリー変更」で検索してみたがさっぱり分からず。藤井勘太選手がエントリーされていた10区は、6チームがエントリー変更をしたことだけは分かった。その6チームの中に東海大学が入っていませんように・・・。

 結局ネットのほうでは「エントリー変更」が見つけられず。7時40分ごろ、やっとテレビで復路のメンバーが映し出された。
 「東海大学 10区 藤井勘太」

 よっしゃー。いざ、10区へ。
 10区のコースもほとんど調べず、お金とカメラとケイタイだけ持って家を飛び出す。京都駅のJRの「みどりの窓口」で聞いて乗車券を買う。
 新横浜駅へ向かう新幹線の中からヨメさんにメール。鶴見中継所への行き方を聞くと、「京急・鶴見市場駅」が一番近いとのこと。私はすべてJRの乗車券でそろえてしまったのでややこしいことになった。鶴見中継所→品川駅前→大手町ゴールという計画はむずかしそうだ。

 しかし、新横浜駅から鶴見市場駅へはヨメさんから送ってもらったメールのおかげでまちがいなく行くことができた。
 中継所は駅からすぐ。私が到着したのは先頭が来る30分ほど前だったので、まだそんなに人は多くなかった。でも時間がたつにつれ人が多くなり、先頭が来るかというころには歩道はすごい人の壁になっていた。

 私が陣取ったのは、中継所から200mほど先のところ。
 私の横には、4歳くらいの男の子と美人お母さん。ワンセグケイタイを見ておられたので、随時情報を教えてもらっていた。
 「どちらかの大学を応援しておられるんですか。」
 「いえ、最近この近くに引っ越してきたので、せっかくなんで見に来たんです。」
 「だったら、ぜひ東海大学を応援してください。」
 「東海大学は、水色でしたね。」
 「そうそう。」
 「どうして東海大学の応援を?」
 「10区を走る子が、うちの近所の子なんですよ。元々は京都なんですけど・・・。」
 「えっ、京都から応援に来られたんですか。」
 「そうなんです。当日エントリー変更がないかを確かめて、朝新幹線に乗って・・・。」
 「応援します、東海大学。お名前は?」
 「藤井勘太です。」
 「パンダ? パンダ?」と小さな男の子。
 「○○君、そんなこと言っちゃダメ。ちゃんと、『かんたくん、がんばれ』って言おうね。」
 「パンダ、パンダ、・・・」
 (走ってたら、「パンダ」も「かんた」に聞こえるかも・・・。)

 そんなことをしゃべっている間に先導するパトカーが見えてきた。そこに続く10区の選手。

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 先頭は、早稲田大学。

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 2位通過、東洋大学。

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 3位通過、駒澤大学。

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 来たー、4位通過、東海大学・藤井勘太選手。

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 「絶対に車道には出ないように」とそれまで何度も注意されていた。でも、自然に一歩前へ。

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 「かんたくーん、しっかり! かんたくーん! かんたくーん!」

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 応援できるのは、ほんの一瞬。でも、自分でもびっくりするくらいの大声が出せた。

 さあ、次の応援場所へ。
 鶴見市場駅に戻り、JR東神奈川駅に向かおうと駅のホームで待っていると「こうじ君、こうじ君」と呼ぶ声。向かいのホームに目をやると、なんと藤井勘太君のご両親。
 「応援に来てくれたんやねえ。」
 「はい。今日の朝出てきました。」
 「ありがとう。このあとは?反対向きとちがうん?」
 「JRの券こうてしもたし、こっち向きなんですわ。ゴールに行かはんのですよね。」
 「そう。」

 まさか、こんなたくさんの人ごみの中で藤井勘太君のご両親と出会い話ができるとは思ってもみなかった。よかった、よかった。

 来た電車に乗ってから気づいたのだが、買ってしまったJRの券は無視して、そのまま京急で品川に向かったほうがよっぽど早かった。品川での応援は断念し、東京駅へ。

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 ゴール大手町は東京駅から歩いてすぐ。
 しかし、ここまで来るのに手間取って、結局東海大学はすでにゴールしていた。近くの方にお聞きすると、東海大学は第4位でゴール。藤井勘太選手は、私が見た鶴見中継所から23kmほど、誰にも抜かれずにゴールまでがんばったのだ。
 あとで聞いたのだが、10区区間4位の力走。4回生の最後の最後に花が開いたね。おめでとう。

 藤井勘太君のおばあちゃん(うちの実家のお隣り)がいつも言っておられた。
 「勘太はなあ、ほんまに走るのが大好きでなあ、ヒマさえあったら走っとるわ。ようあんだけ走れるもんやといっつも感心してんにゃ。」
 私もそんな子にこそ箱根駅伝に出てもらいと思っていたが、最後に実現し、私も目の前で応援できたのでもう言うことなし。

 私が到着した時には、15位くらいのチームがゴールするところだった。ただ、人垣が何重にもなっていて前が見えない。上の写真はミニ脚立を持ってきておられた方にお借りして撮った一枚。

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 人垣の後ろにかわいいワンちゃんがいたので写真を撮らせてもらった。
 「じん・オス・9歳・ゴールデン」
 顔がラプラドールに見えたので、「ラプラドールですか」と聞いたら、「よく言われるんですけど、毛並みはゴールデンでしょ」とのこと。ほんとにそうでした。

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 後ろのほうにいるとまったく見えないのだが、時折「おー」という歓声が沸きあがるので選手が帰って来たのが分かる。この歓声を聞くだけでも、この場に来た値打ちがあると思った。

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 20チームすべてがゴールすると、人が引けてやっと前が見えた。
 すぐ前にいた黄色のブレーカーを来た走路員が目にとまった。
 「すいません、写真撮らせてもらっていいですか。」
 「えっ、僕らですか。」
 「はい。無償で交通費もなしで走路員しておられるんでしょう。それをみんなに知ってもらいたくて。撮りますよー。」
 「ありがとうございます。」
 「ブログにこの写真載せたいんですけど、いいですか。」
 「はい、お願いします。」
 「このブログですし・・・」と言って私の名刺を渡した。
 「えっ、京都キャロットさん。いつも買わせてもらってました。」
 「えっ、どこの大学ですか。」
 「上武大学です。僕は武と言います。」
 「わー、上武大学やったん。武君、ありがとうね。ブログに書いとくし・・・。そやけどみんなえらいなあ。」

 こんなところで、うちのお客様にお会いできるなんて。
 藤井勘太君の応援は一ヶ所でしかできなかったけど、いつも買っていただいている上武大学の子たちとも話せて本当によかった。私にとっては思い出に残る箱根駅伝の応援になった。
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◎あるツイッターより

【RT拡散希望】箱根駅伝をご覧になる皆さん。レースは「無償&交通費支給なし」で正月休みを返上している学生補助員、一般補助員によって支えられています。黄色のジャンパーを着た沿道の補助員にもささやかな声援をお願いしますm(_ _)m

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2010年12月20日(月)

全日本実業団女子駅伝・安藤美由紀選手 [マラソン評論]

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◎毎日jpより

 全日本実業団対抗女子駅伝:第一生命2位、ユニバーサルは4位 /東京

 ◆第一生命が2位に ユニバーサルは4位 三井住友海上5位、資生堂6位

 ■第一生命

 ◇先輩胴上げできず
 第一生命のアンカー・安藤美由紀選手に駆け寄るチームメートたちの目に涙が浮かんだ。今大会が最後の駅伝となる安藤選手の「ラストラン」を優勝で飾ろうと力走したが届かず。4区で区間1位の垣見優佳選手は「安藤先輩を胴上げしたかった」。3区の勝又美咲主将は「去年までなら2位で喜べたが、安藤さんのために優勝したかった」と悔しがった。
 山下佐知子監督は「天満屋に20秒差をつけてアンカーにつなげばチャンスはあると考えていたが、逆に差をつけられた」と話し「岐阜には本当にお世話になりました」と競技場に頭を下げた。【山盛均】
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 「昨日の実業団女子駅伝を見た」という前提の話。

 1チーム独走ではなく、順位が目まぐるしく変る展開。
 ついにアンカー勝負に。
 天満屋の重友選手が1時間53分56秒のトップでたすきリレー。22秒遅れの2位に第一生命、さらに18秒遅れて3位にデンソーが続く。連覇を狙う三井住友海上は、トップと1分9秒差の5位で通過・・・。

 この第5中継所で事故が起こった。
 先頭の天満屋から22秒遅れで中継所に入った、第一生命の野尻あずさ選手。アンカーの安藤美由紀選手にたすきを渡した直後。
 「キャーーーーー!」

 安藤選手が、その前をふさぐ中継所担当の大会役員と衝突。
 今まで選手同士が衝突する場面は何度も見たことはあるが、選手の前を役員がふさぎ衝突するとは・・・。
 これは、大不祥事と言っていい。

 第一生命の山下監督は、「天満屋に20秒差をつけてアンカーにつなげばチャンスはある」と言っておられたそうだ。それが逆に22秒差をつけられていたとは言え、そのあとどうなっていたかは誰にも分からない。
 ただ、「さあこれから」と言う時に前をふさがれて衝突では勝ち目はない。
 安藤選手はこの大会がラストランらしい。最後の最後に神がかり的な力を発揮し、再逆転ということもあったかもしれないのに・・・。

 その時は、中継所でボーッとしている役員に腹が立っただけだった。しかし、今日、その事故にまきこまれた安藤美由紀選手を調べてみてびっくり。まあ、なんてお美しい・・・。
 もっと前から注目しておけばよかった。「ラストラン」というのは競技者を引退されるという意味だろうか。テレビを通してではなく、実際に走っておられるところを見てみたいなあ。

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2010年11月23日(火)

2010国際千葉駅伝 [マラソン評論]

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【写真】連覇を狙う日本代表チーム。前列左から杉原加代、小林祐梨子、稲富友香、清水裕子、後列左から高林祐介、上野裕一郎、佐藤悠基、宇賀地強  (サンケイスポーツ)


 ただいま(午後2時)、「国際千葉駅伝」をテレビ観戦中。
 日本チームは1区上野選手2区小林選手でリードを広げたが、3区佐藤選手がケニヤに逆転を許す。

 私の注目は、学生選抜チーム。2区竹中理沙さん6区田中華絵さんは、うちの通販のお客様(ともに立命館大)。4区西原加純さん(佛教大)も含め、学生選抜の女子3名は全員京都。
 学生選抜が日本代表チームを抜くかも・・・。

 「抜いたー!」(午後2時10分)

 ここで「きゅーんきゅーん」となくきくの散歩で、テレビ観戦中断。学生選抜・西原選手がケニヤの選手を抜いてトップに躍り出たシーンは見逃す。

 5区、先行する学生選抜・平賀翔太選手を追う日本代表・宇賀地強選手。
 残り500mで「抜いたー!」
 しかし平賀選手も粘り、この2人はほとんど同時にタスキを中継。これは、アンカー勝負。
 がんばれ、学生選抜・田中華絵選手。

 おーっと、30秒後れでタスキを受け取った3番手ケニアの女子選手のすごい追い上げ。このケニアの選手は前を行く二人より5000mで30秒速いらしい。最終区は7.195km。これは3選手が並ぶ可能性あり。(午後2時53分)

 「来たー!」(ケニヤの選手)
 いや、日本の二人も粘っている。3人並走。(午後3時5分)

 田中選手一人飛び出すも、コーンの外側?
 コースアウト・・・?
 まさかの失格・・・?(午後3時11分)

 日本学生選抜・田中華絵選手、1位でゴール。(午後3時15分)
 14秒差で、ケニヤ。
 そのすぐあとに、日本代表。

 優勝チームインタビュー。
 竹中理沙さんは、すごい美人。

 また、「京都キャロット」で買ってくださいね。

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竹中理沙選手 (3年前、立命館宇治高3年当時)

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