パオパオだより

2011年01月04日(火)

箱根駅伝応援から帰って [マラソン評論]

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総合4位でフィニッシュする東海大のアンカー・藤井=東京・大手町

◎カナロコ(神奈川新聞コミュニティーサイト) 1月3日より

 「箱根駅伝:東海大が意地の4位、4年ぶりシード権獲得」

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)最終日は3日、箱根町から東京・大手町までの復路5区間、109・9キロに関東の19校と関東学連選抜の計20チームが参加して争われ、早大が10時間59分51秒の大会新記録で18年ぶり13度目の総合優勝を果たした。

 昨年10月の出雲全日本選抜と同11月の全日本を制した早大は、1990〜91年の大東大、2000〜01年の順大に続く3校目の大学駅伝3冠に輝いた。優勝13度は中大の14度に次いで単独2位。3連覇を目指した東洋大は21秒差で2位となり、駒大が3位。10位の国学院大までが来年のシード権を獲得し、12位の山梨学院大や最下位の日大などは予選会に回る。

 往路2位の早大は先頭から27秒遅れで出た高野寛基が東洋大を抜いてトップに立つと7区の三田裕介らが堅実につなぎ、最後はアンカーの中島賢士が追い上げる東洋大を振り切った。早大は5時間29分34秒で18年ぶりの復路優勝となった。

 最優秀選手は2区で17人抜きの快走で区間賞を獲得した東海大の村澤明伸が初めて選ばれた。

◆◇◆

 復路を最上級生で固めた東海大が「4位の座」を死守した。後輩に3強への挑戦権を―。脇役に徹した先輩たちが、最後に意地をみせた。

 「ああ、これで最後だ」。遠くで手を挙げるアンカー藤井の姿をとらえると、主将の9区・金子は激しく首を振りながら直線を疾走した。9キロ付近から5位明治と抜きつ抜かれつ。「少しでも前で渡した方が気持ちがつながる」と、そこから4秒差をつけた。

 藤井も明大とデッドヒートを繰り広げ、ラスト500メートルでスパート。一踏ん張りを生んだのは「後輩を、3強(早稲田、東洋、駒沢)を崩す来年の第1候補にしてあげたい」という一念だった。

 チームの中心は、往路で活躍した2年生の村澤と早川。4年生は「いつも、足を引っ張ってばかりだった」(金子)という。だがそれは、新居利広監督(58)に言わせれば、「潜在能力がありながら、これまで力を出し切れなかった」から。

 だから、「監督が復路を全員4年生で組んでくれてうれしかった」(6区河野)。4年生だけで話し合い、「最後に意地を見せよう」と誓って臨んだラストレースだった。

 鬼気迫る2人のスパートに「あれが4年生の意地。やってくれると思っていた」と早川。「次は自分たちが3強を崩して総合優勝したい」。4年ぶりに獲得したシード権とともに、思いは確かに伝わった。
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 昨日は、東海大アンカーの藤井勘太選手のゴール前写真を撮ろうと思っていた。しかし、無計画なまま家を出てしまったのでゴールには間にあわなかった。鶴見中継所を少し行ったところで写真を撮ることには撮ったのだが、かなりピンボケ。肝心な時に大失敗。
 ゴール写真ならすぐネットで見つかるだろうと思っていたが、意外と見つからず。さっき、やっと見つかりました。(神奈川新聞さん、引用させていただきました。)

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 昨日は、上武大学の走路員の子たちとしゃべったあとすぐに京都に帰ってきた。
 駅弁を買って食べた。夕刊フジ特選「おつまみ弁当」(1000円)とスーパードライ(310円)。ホームのベンチでちょっと食べていたら、向かいのホームに新大阪行きのひかりが入ってきた。あわてて弁当をしまい、階段を走って向かいのホームへ。一番すいている自由席車両・3号車に飛び乗った。

 「オー、ノー!」

 すいているはず。車内は煙モクモク。まだ、タバコが吸える車両なんて残ってたんですね。
 ゆったり座れてよかったけど、京都までの2時間半で体中タバコくさくなってしまった。

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 新幹線の窓から夕焼けが見えた。
 「あっ、あやみちゃんが言ってたざりがに雲見っけ・・・。」

 走友でありブログ友だちでもあるみったんさんの娘さん・あやみちゃん。「ざりがに雲」って言ってたなあ。そんなことを思い出しながら、京都の我が家へ。

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東京駅で買った「禅ドーナツ」

 いつも淡々としている廉が、「箱根駅伝はやっぱりすごいな」と何回も言っていた。それぞれの選手の速さだけでなく、そのフォームにも注目していたのがうれしい。
 廉は陸上競技を初めてまだ9ヶ月ほどだが、まだまだ上に何段階もあるレベルをめざして走り続けてほしい。テレビ観戦だったが、いい刺激になったようだ。

 北京オリンピック柔道の石井慧選手応援の時もそうだったが、箱根駅伝も私ではなく廉が見に行くべきだった。そういうところに使うお金は惜しくない。来年は計画を立ててみるか。 

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竹炭黒豆ドーナツ

 ヨメさんとも話していたのだが、今年は藤井勘太君のように4回生にして箱根初出場という選手が何人もいた。その数は今までより多かったように感じた。
 ここ数年は、大ブレーキやアクシデントが多くあり、少し本来の競技から外れたところがクローズアップされていた。今年も転倒やコースアウトなどがあったが、それほど目立つものではなかった。「落ち着いた箱根駅伝」だったと言ってもいいと思う。
 その要因はいろいろあるのだろうが、目先の結果を追うのではなく、長い目で選手を育てられるチームが増えたからではないだろうか。(東海大学の復路は5区間全員が4回生。)
 本来の学生駅伝のあるべき姿に戻ったようでうれしかった。(コツコツ努力を続けている選手が報われないでどうする!)
 その学生たちが卒業して、またいつの日か指導者になる。長い目で育てられた選手は、指導者になっても同じような視点を持つことができるだろう。そういったプラスの連鎖が、今後も続いていってほしいと思う。

Posted by パオパオ   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

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コメント

 みったんさん、コメントありがとうございます。

 うちの息子は、「ちょっと箱根駅伝の応援に行ってくるわゆうて、コンビニ行くみたいに出て行きよったー」とあきれていました。大変なお父さん(いや、うちにお父さんはおらんかった)・・・、パオパオです。
 藤井勘太君については、もう少し粘って取材しようと思っています。なかなか骨のある逸材です。

 「ざりがに雲」は名作です。また、あやみちゃんネタの記事をよろしくお願いします。

パオパオ 2011年01月06日 00時28分 [削除]

パオパオさん、新年明けましておめでとうございます。
箱根駅伝の熱い観戦記、楽しく拝見させていただきました。
藤井選手を含めた出場選手一人ひとりが、そして登録されていない選手や走路員さんも、「継続は力なり」をまさに実践しているように思います。
本当に勇気づけられた駅伝でした。

それから、「ざりがに雲」、思い出してくださり、ありがとうございます。
風景を見て道を覚えたり、何かに見立てることが楽しい年頃?のようです。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

みったん 2011年01月06日 00時11分 [削除]

 ハットリさん、コメントありがとうございます。

 箱根駅伝の応援は本当に値打ちがありました。少しでも知っている選手が走るなら、絶対に現地へ応援に行くべきだと思います。
 ゴール地点でランナーの姿が見えないときに、「オー」という大歓声が湧き上がったときは鳥肌が立ちました。もう少し早く到着するようにちゃんと計画を立てておけばよかったと悔やみました。

 私は何でもすぐあきるほうなので、「ウルトラのことは考えずに短い距離をがんばろう」とか言っていても、「やっぱりウルトラに・・・」となる可能性も十分あります。ええかげんなオッサンのたわごとに付き合っていると大変です。そこらへんは「広い心」でごかんべんを・・・。 

パオパオ 2011年01月05日 09時47分 [削除]

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

箱根駅伝はTV観戦でしたが、やっぱりすごかったですね!
いつかは現地で観戦して生で感動してみたいです。

ウルトラをご一緒できないのは残念ですが、短いレースでご一緒できる日を楽しみにしています。
年賀状ありがとうございました。

ハットリ 2011年01月05日 01時23分 [削除]

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