2010年02月06日(土)
第5回鯨海峡とかしき島一周マラソン [ランニング]
廣司 3km申告タイムレース 13分52秒(誤差1分08秒)・入賞圏外
眞寿美 5km女子40代・30分18秒・3位
廣司 10km男子50代・44分14秒・3位
去年はなぜかモタモタし、フェリーの出港が大幅に遅れた。しかし、今年は去年以上に乗客数が多かったにもかかわらず定刻の9時に出港した。
天気予報は、曇り時々雨。気温は一日中14℃くらい。去年が23℃だったので、それに比べると今年は寒い。
渡嘉敷港に降りた時、去年よりだいぶ人が多いように思った。
選手受付のとなりで、とかしき島のヤングママグループがTシャツなどを販売されていた。
そこにおられたおひとりおひとりの、お名前・出身地・渡嘉敷島暦が書かれたカードが提示されていた。そこで、出身地「京都」の方を発見。
「岸本亜泉」さん。小さな男の子を連れて、Tシャツを販売されていた。「と・か・し・き・じ・ま」の文字を組み入れた文章が書かれたすてきなTシャツだ。
彼女の渡嘉敷島暦は4年だそうだ。この島で京都の人に会えるとは思わなかった。
去年もこの販売コーナーあったのかな。
去年は屋台テントも学校のグランドだったので、出店されていても気がつかなかったのかもしれない。
今年は定刻の10時10分くらいに渡嘉敷島に着いたので、スタートまで3時間もある。
「すぐ近くにな、かわいいワンちゃんがつないであるとこがあんねん。見に行く?」
「うん、行く。」
スタート地点から300mくらいの、建設業者さんの土地らしきところに2ひきのワンちゃんがいる。去年、レース中に気がついて、次の日にわざわざ見に行った。
あれからまる1年たっているのでちょっと心配だったが、いましたいました。甘えん坊のワンちゃんが2ひき。
去年と同じく、エサおきっぱなしウンコたれ放題だったが、元気そうだった。よかった。
去年は開会式もグランドだったのだが、今年はすべてが港の待合所。沖縄は1月から雨の日が多かったので、メイン会場をこちらに変更されたのかもしれない。
ただ、エントリー数が844名ということで去年より大幅に増えている。この会場で準備体操までやるのはちょっときびしい。
招待選手の紹介もあった。
去年ハーフを1時間30分でぶっちぎり優勝された小柄な川畑さくら選手。
アテネパラリンピック金メダリストの高橋有市選手。
などなど。
午後1時、最初の種目「ハーフの部」がスタート。
すぐ山側に進むのではなく、いったん反対側で1kmほど距離をかせいでから島の南側(阿波連)に向かう。
あとで分かったのだが、高橋有市選手の伴走は奥様の嘉子さん。金メダリストを伴走できる奥さんて・・・、すごい!
1時20分から、「3km申告タイムレース」。
参加者143名中100人くらいは子ども。この中で私のようなランパン姿は目立つ。
私はついつい飛ばしてしまうくせがあるので、心を落ち着かせるために写真を撮りながら走ることにした。
さっきのワンちゃんのところも撮ったが・・・、ピンボケ。
1kmほどぐるっと回って再びスタート地点へ・・・、ピンボケ。
スタートゲートの向こうに「5kmの部」のスタートを待つますみちゃん・・・、ピンボケセーフ。
ゴールまであと700mくらいのところ・・・、ピンボケ。
走っている途中、ちっちゃな女の子がずっと私の前を走っていた。どう見ても小学校低学年。
「これくらいの子やったら、たぶんキロ5分くらいが精一杯やろう。こら、ええペースメーカーや。」
そう思いながら、気持ちよく走っていた。
ゴール後、すぐに出してもらえる記録証を見てガックリ。
「えー、13分52秒。1分8秒も早すぎたー。」
2年連続の「はよう走りすぎ」。
でも、ここでゆっくり感慨にふけっているわけにはいかない。10分ほどあとに、「10kmの部」のスタート。急いで10km用のランシャツに着替え、スタート地点へ。
スタート前、前年優勝の大内俊二さん(山口県)を見つけた。
「大内さん、今年はしっかり練習してきましたし。去年は大内さんに2分も差をつけられましたけど、今年はもうちょっと迫れると思います。」
「そうですか。私は今回は一度も10km40分が切れてないので、去年より遅くなってるかもしれません。」
よっしゃー。去年の大内さんの優勝タイムが44分07秒。このコース44分台前半なら接戦に持ち込めるかも・・・。
スタートから大内さんマーク。
1km過ぎで、折り返してきたヨメさんに遭遇。今日は本気モードなので、カメラは持っていない(ヨメさんの写真撮れず)。
2km地点あたり、きつい上りが始まるあたりまで大内さんにぴったり付いて行くことができた。上りが始まっても、そんなに大きな差は開かない。3〜4kmの平地(高台)で少し差が開いてしまったが、4〜5kmの急な下りでちょっと挽回。
去年泊めていただいた阿波連の「シーフレンド」さんの前が中間点。21分32秒。去年にくらべれば、大内さんとの差はわずか。100m以内のように思えた。
折り返して5〜6kmの急な上りも、自分なりにうまく切り替え。しかし、6から7kmの平地(高台)で明らかに差が広がっていった。7〜8kmの急な下りは、たぶん3分40秒くらいで飛ばせたはず。
8〜10kmまでの平地では、大内さんが見えたり消えたり。ただ、その差が縮まる実感はまったくなかった。
結果的に、往路の3〜4kmの高台、復路の6〜7kmの高台がネックだった。上ってから下る練習は何回もしたが、上りきってから平地(高台)を走る練習はまったくできていなかった。この切り替え(ギアチェンジ)が来年への課題です。
ゴール前で待っていてくれたヨメさんが、ケイタイで写真を撮ってくれた。ありがとね。
ゴールタイムは、44分14秒。
去年の自分の記録をちょうど2分短縮。去年の優勝タイムにあと7秒まで迫る大健闘。
ということは、今年の大内さんのゴールタイムは?
大内さんをつかまえてお聞きすると、43分13秒。なんと、去年より1分ほど速い。こりゃ、追いつけんはず。
「藤井さん、私の前に50代の方がもう一人おられましたよ。」
「えー!」
あとで調べると、沖縄県うるま市の名嘉真儀孝さん。記録は、41分00秒。こりゃ、話にならん。
くっそー。来年の私の目標は、さらに3分縮めて41分。なんという高い目標か!
ずっとずーと目標にさせてもらっていた大内さんと、記念の写真を撮らせてもらった。けっきょく1分の差をつけられてしまったけれど、常に前を見て走り続けられ楽しかったです。
3時半のフェリーで急いで帰る方も多かった。
私らは、新鮮なお刺身を食べながら休けい。
ヨメさんは、5km30分18秒。目標どおりのいい走り。
しかし、40代女子の優勝タイムが28分09秒。これならちょっとがんばったら手の届く範囲。
ますみちゃん、来年ちょっとがんばってみたら。
そのあとは、またワンちゃんをかまいに。
ヨメさんは、白いほうのワンちゃんが前に飼っていた「エリ」と似ていると言って泣きながらなでていた。
私とヨメさんの二人で、ワンちゃんたちの大量のウンコのそうじもしてきた。これで少しは快適になったかも・・・。
私らが帰ろうとしたとき、「ワワワワワーーーン」。
これは人間の言葉に翻訳すると、「帰らんといてーーー」。
また来るし、絶対また来るし。それまで元気でな。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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