2024年07月20日(土)
きくちゃんが見ている [ランニング]
「今日久しぶりにソーティで走ったら、衝撃がきつくて、あちこちかなり痛い」と私。
「そらそうやろう。そんなことがんばって、私や真樹が喜ぶとでも思ってるんか」とますみさん。
「思ってへんで。でもな、きくちゃんが天国から見てくれてる。」
「見てへんわ。」
「それがな、今日ハードルの練習しようと思って、あちこちの柵の高さを測ってみてん。たいていが70か80で、76.2に近い高さの柵がなかってん。
最後に幡枝の大きい公園に行ったとき、きくちゃんが飛び上がってた石垣の高さを測ってみたら、なんと76cm。
きくちゃんがな、『この石垣で練習し、見といたるから』ってゆってくれているみたいで・・・。そやし、あの石垣で練習がんばる。」
午後5時前から走りに。
もう本番1週間前なので、ハードルの練習をしなければ。
最初に行ったのは、いつもラジオ体操をしている公園。ブランコの周りの柵を測ってみると70cm。ちょっと低いけどまあいいかと思いながら練習開始。ところがこわくて足もかけられない。
「あーあ」という感じ。
次は車止め。
こちらは80cm。全然ダメ。
この車止めは70cm。
勢いをつけて足をかけたら、なんとかとべた。
アシックスのソーティは、アウトソールにギザギザがあるので滑る恐怖感は少ない。
ただし久しぶりのハードルということと、肉離れのせいで動きが鈍い。
どうしたらいいのかなあ。
この高さに恐怖を覚えるのが情けない。
北稜高校の横の車止め。
測ったら83cm。
ダメだわ、こりゃ。
その帰り、なにげなく幡枝の公園を通った。
「そうそう、きくちゃん、この石垣をよく飛び上がってたなあ。」
メジャーで測ると、なんと76cm。私が求めていた高さ。
ちょっと涙が出てきた。
「きくちゃんと何回も何回もここに来たなあ。きくちゃんは15歳になるちょっと前まで、この石垣を飛び上がってたな。負けてられん。」
それから何回も何回も、この石垣を飛び上がり。何回も飛んでいると、いい感じになってきた。
「これは行ける。」
またここで練習しよう。
家の近くに戻ると、若い方のミケちゃんに遭遇。
「ミケちゃんも、オッサン応援してやー。」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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