パオパオだより

　「二条城で、走Run Night(走らないと)！」(通称「二条城ラン」)は、いつもお城の前で全員集合の写真を撮る。(南部さん提供)

　私は、たいてい前のど真ん中にデーンと構える。
　今日は謎のポーズで。
　「今日午前中に走りに行って、こけてしまいました。ヒザとヒジをすりむいて。」
　「また奥さんにきつく叱られてたんでしょう。」
　「いやいや、ふーんって感じですかね。」

　実はこれはウソ。
　シッコたれをしたパンツを隠す子どものように、また叱られると思ってヨメさんには内緒にしていた。そんなんゆったら、「もう走りに行ったらあかん」と言われるに決まってる。

　内緒にしていたおかげで、無事「二条城ラン」に走りに来ることができた。
　こける前までは「今日は絶対に５ｋｍ２３分台」と思っていたが、こけたのは身体的より精神的にこたえた。ちょっと目標を下げて、今日は何とか２４分台を！

　まともに走れるのかどうか不安だったので、ちょっと早めに行って二条城の周りを走ってみた。
　また夜のライトアップがあるようで、たくさんの人が門の前に並んでおられた。

　北側にある門の前を折り返すと１ｋｍ。
　いつもは閉まっている門なのに、今日は開いていた。

　戻るとさらに行列が長くなっており、私たちの仲間がどこにいるかを探すのも大変だった。
　６時ちょっと前に開門されたようで、そのあとは徐々に人が少なくなった。
　ただしまだ次々とこられるようなので、走るときはぶつからないように気を付けなくてはならない。

　今日の話題の中心は、「さえこばさんの初マラソンサブ４.５」。
　私の自己ワースト更新については、清水さんが聞いてくださっただけ。さびしーい。

　初めて来られた方があったので、南部さんが一人一人を紹介してくださった。
　またいつもの、Ａ(病院勤務)、Ｂ(病院関連業者)、Ｃ(患者)、Ｄ(その他)に分けて。知らん間にＢが幅を利かせていた。
　「もっと患者を増やしましょう」と私。知らん人が聞いたら「？」ですね。

　私の前のＴさんを「純粋な患者さん」と、南部さんが紹介された。
　そしたら「私は『純粋じゃない』患者です」と自己紹介せなしゃーないやん。

　「来月で６８歳です。今日の午前中に走っていてこけました。ヒザとヒジがずるむけです。ジジイはなにもなくても普通にこけます。
　今日は５ｋｍ２３分台を狙ってたんですけど、もう無理です。でも最初だけは飛ばしますよー。」

　あきれたジイサンです。

　今日はアディゼロプロのピンク。
　これで、最初だけでもガンガン行こう。

　気持ちよく飛び出したが、1ｋｍ過ぎあたりから３人連続追い抜かれた。そんなにスピードが落ちたわけでもないのに。みなさん、調子よさそう。

　4:41　4:52　5:03　5:01　4:55　で２４分４４秒。

　ヒザヒジずるむけの割にはがんばった。

　正面から自撮りしたら、左肩が下がってる。　
　やっぱり体のバランスが悪いみたい。

　ヒザもヒジも痛かったけど、しっかり５ｋｍを走れてよかった。
　次回は絶対に２３分台！
　いや、その前にこけんように！

　また、スーパー・ライフの駐車場へ。
　今日はヨメさん用のノンアルコールビール６本を買って帰った。

　黙ってたらもっと怒られると思い、帰ってから「ますみちゃん・・・。」
　「なんやな。車、当たったんか。」
　「なななんでやねん。・・・今日の午前中走りに行ってこけました。」
　「それがどしたん。」
　「いや、ゆうとかな怒られると思って。」
　「いや、別にアンタがどうなろうとかまいませんけど。こけて、そのまま流れていったらよかったのに。」
　「道でこけて、どこに流れていくねん。川ちゃうで。」

　「こんな感じ」と言ってヒザとヒジを見せた。
　「えー、そんなんでまた二条城走りに行ったんかいな。アンタはくそばかか。」
　「ほら、おこったやん！」

　ますみさんによると、ヒジはまだしも、ヒザは打撲で腫れている。絶対に走ったらアカンやつらしい。
　「いや、もう走ってしもたし。」　
　「ひとのいうことなーんにもきかんやっちゃ！」

　ますみさんの言うことをしっかり聞いて、とにかく早く治しましょう。