2009年08月01日(土)
第74回大阪城天守閣マラソン [ランニング]
私が5往復(15km)してスタート地点に戻ったとき、ちょうど「長居わーわーず」のお二人が休けいしておられた。
私が給水していると、伴走者である谷尾さんが、視覚障害のある林さんに私のつけているゼッケンの説明をしておられた。「スポーツは平和とともに・・・核兵器廃絶・・・反核平和マラソン・・・」
「あっ、お二人の写真、撮らせてください。今日のブログのトップに載せますし・・・。」
「はい。」
パチリ!
「伴走って、ただいっしよに走るだけじゃなくて、あそこにこんなもんがあって、ここにはこんなことが書いてあってとかガイドのセンスも必要ですよね。」
「谷尾さんどうですか。」と林さん。
「いやー、私はとてもとてもそこまではできてません。」
「私は京都で『賀茂川パートナーズ』の方とよくお会いするんですけど、めちゃくちゃ速い人とかいやはりますよ。伴走するほうもたいへんや。
あのー、大阪の方ですか。」
「はい。私たち毎月第2第4日曜、長居公園で練習している『長居わーわーず』のメンバーです。毎回伴走の方と合わせて40人くらい来るんですよ。」
「うわー、すごいですね。がんばっておられるんや。今日は、どれくらい行かれる予定ですか。」
「一応30kmは行きたいと思ってるんですけど・・・」
私はお先に失礼してしまったが、お二人は30km行けたでしょうか。すごく息が合った名コンビに見えましたが・・・。
この「大阪城天守閣マラソン」は、毎月第1土曜に、大阪城公園の噴水の東側スタートゴールで行われている。
主催者は、幕田裕行さん。武庫川スポーツクラブ所属の方だが、どう見てもこの大会はお一人で何から何までやっておられるように見えた。
最近、こういった感じの「自由走」がふえてきた。しかし、この大会の驚くべきは回数である。いくら毎月やっておられるとは言え、7年前くらいに始められたことになる。この大会は、「自由走」のさきがけと言ってもいいのかも・・・。
ここでも私のブログに登場する常連さん・藤村さんにお会いした。藤村さんは、差し入れの氷やお菓子をたくさん持ってきてくださった。ありがとうございます。
9時30分のスタート間近、前を横切る「きく」の親せき・・・、いえいえ正真正銘のシェパード君でした。
「写真撮らせてください。」と言っても、忠犬なのでご主人の方ばっかり。なかなかこっちをむいてくれなかった。
でも、スタート直前にかわいいワンちゃんに会えると、私はなぜか調子よく走れる。きっと、今日も・・・。
時計台下に集まったのは、ざっと50人くらいだろうか。
前回(7/4)の集計をいただいたので見てみると、なんと79人参加。3kmからフルまで、16通りの距離を走られたらしい。
その中でも、フル9時間30分という方もあった。うーん、この大会はただものではない!
今日は道路の渋滞もなく、私が到着したのは8時40分。その時、すでにたくさんのランナーがこの公園を走られていた。安全で、いろいろなコースが取れ、たくさんの仲間に会える。この公園は最高です。京都にもこんなところがあったらなあ。
9時30分一斉スタート。まずは北へ1.5kmの折り返し点をめざします。
週間天気予報では雨のはずだったのに、日差しあり。ただ、雲もたくさんあったのでスタート時点では30℃は越えていなかったかも。
最初の折り返しで、今日唯一参加の少年とそのお父さん(?)とすれちがう。
お父さんらしき人は、何度も何度もその少年に声を掛けられていた。
「ええ子に育ちまっせー」
「長居わーわーず」のお二人は、蛍光色のウェアを身につけておられるので、遠くからでも見つけられます。
主催者・幕田さんも、もちろん走られます。これがうれしいじゃありませんか。
毎月第1土曜に体調を崩さないように維持するのもたいへんでしょう。
大阪城公園名物チューチュートレイン。これは、写真に撮っとかなあきません。
「写真撮りまっせ―」のひと言で、それまでの「くるしー」走法から「シャキーン」走法に瞬時に変身する藤村さん。私は、けっこうこれが楽しみで・・・。
本当に息が合っていました、林・谷尾コンビ。
大阪城公園は暑すぎてか、一般の方はまばら。
私が楽しみにしていたワンちゃんの散歩にも全然でくわさなかった。それに、例のネコ団地のネコちゃんも見当たらず。みなさん、すずしいところを探して、集団移動?
ワンちゃんネコちゃんに会えていたらもうちょっとがんばれたが、以上の理由で7往復21kmで終了。
ほぼキロ6分ペースを守り、ゴールは2時間06分17秒。
食べ物といっしょで、もうちょっとほしいなあと思うくらいでやめるのがちょうどいいのかも。
私が選んだ今日のMVP。
すれちがうごとに右手を上げ、声かけをしてくださった横尾さん。私は7往復したので、14回声をかけてもらったはず。これは簡単なようでなかなかできません。
最後にすれちがう時、「声をかけってもらって、すごく励みになりました」とお礼を言っておいた。
また、どこかでお会いしましょう。
一般の散歩の方がほとんどおられなかったので、「反核平和マラソン」のゼッケンもあまり宣伝できなかった。
でも、今日はこのゼッケンを通じて「長居わーわーず」のお二人とお話ができたということでよしとしよう。
私自身もダメージの少ないいい走りができたと思う。主催者の幕田さん、どうもありがとうございました。また、都合のつく時に参加させていただきます。
京都に帰ると、「京都キャロット」の店の前できくちゃんが蒸し焼き状態。「かわいそうやんかー」
でも、今日見たシェパードのシェーン君に似てるでー。おとこまえ(???)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
ゼファー750さん、コメントありがとうございます。
視覚障害ランナーの伴走をつとめておられる方はすごい、といつも思っています。走力はもちろんですが、臨機応変な対応力が必要ですね。それに、相手に合わせられる協調性。今の私にはとてもつとまりません。
でも、ゼファー750さんのお話を聞いていると、「いつかはやらねば」と思います。へまな伴走者も笑って済ましてくれる視覚障害ランナーっておられないですかね。
盲の方を引っ張るのは結構大変です。
わたしも随分とやっていますが。
レースなどでは力の差がよっぽどないとやり難いです。
わたしはハーフで1時間50分前後の人でないと
引けません。
ずっとやっている中山道ー東海道ランでは元職員の
鍼灸師さんをもう400km以上は伴走しています。
はじめはねえ、大変だった。
ホンの小さなギャップでこけるし、目の前の木の枝に
ぶつかるし・・・・・
目が見えないってのはこういうことかってのが判るのに
1日かかったかな。
最近は随分と慣れてきてお互いに呼吸も飲み込めてきて
だいぶ楽に走らせてもらっています。
この国はね盲人には冷たいのよ。
バリヤフリーではないのね。
1回でも盲人伴走やれば骨身に染みてわかります。