2009年05月26日(火)
練習なしでウルトラ完走? [ランニング]
5/17、「鯖街道ウルトラマラソン」76kmを制限時間内に完走することができた。
一応、私が日々唱えている「練習なしでウルトラ完走」が実現できたわけだ。今年2月の初めまでは、沖縄での10kmレース優勝めざして色気を出して、ちょっと(3週間)練習してしまった。しかしそのあとは、土日のレース・例会以外一切走っていない。(ということに、なんの意味があるのか?)
このコースでも、山の中の上り坂は全部歩いたが、下りと平坦地はすべて走った。25km過ぎくらいに一回、花背峠からの下りに入ったあたり(57kmくらい)でもう一回、気がフーとなった。これは明らかに練習不足から来るもの。
レース中に倒れるのは、50代男性が圧倒的に多い。こんな山の中では、AEDもあるはずもないし・・・。
しかし、そのまま走り続けているうちに、この世に戻ってきた。特にその「フー」に対して何も対処していないのに、なんとかなりました。ゆっくりゆっくり、自分の好きなものを思い浮かべながら走ったんがよかったんかな。
「きく」が出てきて、「えり」が出てきて、驚く事に45年ほど前に飼っていた「ワン子」までが・・・。三途の川は、もうすぐそこやったのかも。
この前も書いたが完走できた一番の要因は、制限時間がゆるかったこと。
やっぱり、100km14時間制限とかだと、今の私には無理。 「100km16時間制限のレースを 15時間で完走」あたりが、現実的なような気がする。
二番目の要因は、天候。スタートからゴールまで雨が降り続けていた。しかし、この時期の雨は「恵みの雨」。ほとんど給水の必要性を感じなかった。
気温の方も終始15℃くらいだったようで、走りやすかった。これが、晴れて気温が上がっておれば、三途の川を渡っていた可能性も・・・。
三番目の要因は、何回も勝手に話題に出して申し訳ないが、賀茂川パートナーズのお二人にお会いできたこと。
走りながら、何回も何回もお二人のことを思い浮かべた。何であの二人が何事もないかのように「ふつう」に走ってはんのに、こっちが弱音はける? そんなことしてられん、という気持ちをずっと持ち続けて走ることができた。
9月に、私が現在8年連続関門アウトを続けている「丹後ウルトラ100km」がある。
「鯖街道」の結果から見て、今の私には完走は無理。キッパリ! かといって、今更自分のモットーをねじ曲げて練習する気はさらさらない。
「努力しないで完走してこそ価値がある」
まじめな方からは非難ゴーゴーだと思うが、私は私のスタイルを追及します。
持てる力を100%有効に使えたら、完走の可能性はゼロではないと思う。自己分析をしっかりし、いろいろな条件を味方にすること。そうすれば、その先に100kmウルトラのゴールは見えてくるだろうか。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
M見さん、「愛読者」とのお言葉、ありがとうございます。今日、新しいノートパソコンが来るらしいのですが、使えるようになるのかどうか・・・。
ウルトラに関する私の考えは、「練習し過ぎて故障するよりは、もともと持っている力をできる限り出し切ろう」というものです。
今回の「鯖街道」のあと、特別どこも痛くないのに体全体が重く一日中眠くてたまりません。もうあれから2週間たつのに、いまだに回復していません。こんなん初めてです。
でも、こういう疲れ方がある意味理想的なのかもと思います。体全体を使って走り切ったという感じがします。
私の完走の決め手は、最後まで「お気楽」を貫きとおせるかどうかにかかっているような気がします。(ただし、現在、この「お気楽」が持続するのが10時間くらいなんです。これを、あと4、5時間伸ばせるか・・・。)
本当に、そうですよ!
理論なんて99パーセントは仮説♪
ひたすら超長距離練習を積んでウルトラマラソン完走を目指す人もあれば、特別に相当な距離を走りこまなくても、ある程度の体作りと、根性と『完走する』という意思で完走する人もいるはず。
火事場のばか力・・・
普段は心理的限界で力を十分発揮できずにいる人も、何かのきっかけで生理的限界まで驚くような力が出るもの。
自分で壁を作るのはやめようと自分自身に言い聞かせていますが、やはり、根性が足らない私はすぐに守りに入ってしまいます。
パソコン、寿命は5年・・・?
あたっているかも。
私のパソコンも危うし。
パオパオさんの愛読者が待ってます。
ブログ更新、頑張って下さい。