2019年04月05日(金)
早期発見 [雑感]
◎日本経済新聞3月27日夕刊
がん社会を診る
早期発見が最大のカギ 中川恵一
洋の東西を問わず、社会の成熟は少子化につながります。移民などの形で若い労働力を導入しなければ、経済成長も社会保障制度の維持もままなりません。
これまで移民をほとんど受け入れてこなかった日本では、高齢になっても働く必要があります。実際、65歳以上の高齢者が全就労人口に占める割合はドイツが2%、フランスは1%程度にしかすぎませんが、わが国では12%にも達します。そして、がんは細胞の老化といえる病気ですから、日本では働く人にがんが多発することになります。まさに「がん社会」で、仕事とがん治療の両立は、働き方改革の大きなテーマです。
「がんを働きながら治す」ためにもっとも大切なことは早期に発見することです。この連載でも、私自身がぼうこうがんを早期に発見して、2018年12月末に内視鏡治療を受けたことをお伝えしました。自分で超音波検査を行い、無症状のぼうこうがんを早期に見つけたのは、正直「医者の役得」であり、一般化はできません。
しかし18年12月28日に手術を受け、大みそかに退院できたのは事実です。東京大学病院で治療を受けましたから、手術翌日の29日から自分の部屋で雑務もこなしました。早期発見が功を奏し、「治療と仕事の両立」を文字通り実践したわけです。もちろん、正月明けからは普通に仕事をしてきました。
もし発見が遅れ、がんがぼうこうの筋肉の層にまで及んでいたとしたら、ぼうこうを全摘することになります。そうなると入院期間は3〜4週程度になり、退院後もすぐにフルタイムの勤務に戻れないケースも少なくありません。
ぼうこうがんに限らず、早期の胃がんや大腸がんなどに対する内視鏡手術でも入院期間は数日で、薬物療法は不要です。早期がんに対する放射線治療は外来通院が原則で、東大病院の場合、肺がんは4回、前立腺がんの場合は5回の通院で済みます。一回の照射時間はたった90秒ですから、もちろん仕事の合間に治療を受けることができます。
進行がんでも時短勤務などのフレキシブルな対応によって、治療と就労の両立は十分に可能です。とはいえ、両立を実現する最も大切なポイントは早期発見なのです。
(東京大学病院准教授)
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今日は寮2の24時間バイト。
寮生全員が入れ替わり、私もフレッシュな気持ちになった。
またいつもの、朝日・日経チェック。
「たいしたニュースがないなあ」というときは、日経夕刊に連載の「がん社会を診る」ですね。
がんの「早期発見」。
私の場合はどうだったんでしょう。
2016年8月、お腹が痛くてしょうがなく近くのクリニックで診てもらうと、「胆のう炎」なので大きい病院に行くように言われた。
そして鞍馬口医療センターの内科で・・・。
◇ ◇ ◇
「それよりもですね、CTスキャンで首も見たんですが、甲状腺が腫れています。こちらの方が心配なのですぐに検査してもらってください。予約してください。」
ほぼ有無を言わさずという感じ。お腹を調べに行って首に異常が見つかるとは・・・。
◇ ◇ ◇
その腫瘍は直径約4cm。
耳鼻科のI医師は、「最悪の場合を覚悟しておいてください」というようなことをおっしゃった。
それからいろいろありましたねえ。
「ひょっとしたら、あと2年の命か―」とまで思ってたくらいやから、あれから2年半以上生きられてるのはええとせんなんなあ。
とりあえずは、今年の8月まで(これで癌発覚から3年)。それがクリアできたら、来年の8月までというふうに、1年1年生きていけたらいいねえ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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