2018年03月22日(木)
「洗濯のりは食べられん!」 [病院]
京都五山の送り火のことを「大文字焼き」と言う人がいる。
「今川焼き」や「人形焼き」じゃあるまいし、どこにもあんこ入ってませんよー。
大文字(左京区)
松ヶ崎妙法(左京区)
舟形万灯籠(北区)
左大文字(北区)
鳥居形松明(右京区)
これで五山。
この中で一番マイナーなのは、やっぱり北区西賀茂の「舟形」かなあ。
先日、東京の下山さんに「舟形」の洋菓子をおみやげとして持って行った。一応そこで説明したのだが、「舟形」と言われてもたぶんご存じなかったと思う。御薗橋より北の河原に出ると、火傷しそうなくらい近くに見えるのだけれど。
「大文字」に飽きた人にはお勧めです。ぜひ、8月16日には見に来てください。
今日で入院4日目。
今回の入院は、体は元気なので退屈。
朝食もまた「おもゆ」。
昼食から「五分がゆ」と予定表に書いてあったので楽しみに待っていた。
ところが運ばれて来たお椀を開けて、「ガーン!」
「おもゆやないかーい!」
すぐに言いに行った。
「ちょっと待ってくださいね」としばらく放置。
だいぶたってから謝りに来られた。「これしかないので、お昼はしんぼうしてください」と。
お隣さんは一週間の絶食で、今日のお昼、私と同じ「おもゆ」で食事復活。
看護師さんが「食べられましたか」と聞きに来られた。
「洗濯のりは一口も喉を通りませんでした。」
「うまい!」
心の中でそう叫んだ。
たしかにあれは洗濯のりやね。白い洗濯のりと、ちょっと色のついた甘い洗濯のり。どちらも気持悪い。
それでもお腹が減っているのと、きちんと謝りに来られたのとで、いただくことにした。例の洗濯のりを。
このあと、石田ゆり子似医師が病室に来られた。お隣さんも担当のようでいろいろとお話されていた。
「全然食べられなかったので、売店に行って何か買ってきていいですか。」
「そうですね。プリントとかヨーグルトとか、あとはすぐ消化できるお菓子類ならいいですよ。」
よっしゃよっしゃええがなええがな、私も同じようにゆってみよう。
「五分がゆのつもりでいたので、おもゆでは全然お腹がふくれなくて。売店に行って何か買ってきていいですか。」
「ダメです。病院が出したもの以外は食べないでください。(キッパリ)」
なんでやねん!
こんな元気で腹すかしてんのに・・・。
第一、五分がゆ出さへんかったんは病院のミスじゃろが。
しかし、相手が石田ゆり子似医師なので、しんぼうしんぼう。
気持ち悪い「おもゆ」を飲んだあと、体重を測ると55.7kg(実質55.2kgくらい)。
これでは、いつまでたっても体重は戻らんどー。
このあと、栄養士のIさんも来られた。
「?先生(石田ゆり子似医師)のお話を聞いていると、直前に食べたものと胆のう炎の発作はそんなに関係ないみたいですね。たまたま、その時期になったって感じみたいですね。」
「そうかもしれません。先生がおっしゃるように、これを食べたからこうなると決まったものはありませんから。できれば避けた方がいいと言っている食品も、避けてばかりいると栄養が偏りますし。今藤井さんは筋肉が落ちている状態ですから、いろいろなものを少しずつまんべんなく食べられたらいいと思います。」
「ヨメさんがすぐ『あれはあかん、これはあかん』てゆうんですわ。」
「?先生や私がだいじょうぶと言ってたと伝えてください。」
「はい、そう言います。」
夜にやっと「五分がゆ」と形のあるおかず。
あー、うまうま。
ヨメさんも来てくれてしゃべっていると、やっとお腹も気分も落ち着いてきた。
ほんま、食べもんの恨みはこわいでー。
早く体重を戻したーい。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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