パオパオだより

2015年03月15日(日)

第1回なごうらマラソン [ランニング]

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 強風にやられました。
 それでも、4年ぶりのウルトラは23年ぶりの完走。(初ウルトラを完走後、連続16回途中収容記録更新中でした。)

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 「平和・憲法九条」ののぼりを背負って走ったのはよっかったのだが、強風でポールがこわれその補修に時間がかかった(5回で、延べ50分ほど)。65km手前でコブラがえりがおこり、そのあと悪化。一時一歩も進めない状態に。よっぽどやめようかと思ったが、そのあと盛り返してゴールへ。

 14時間31分54秒。
 順位が半分より上なのが意外。
 よくがんばったので、もう寝ます。
 続きはのちほど。
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 朝3時起き。
 3時半ころ、真樹のアパートをこっそりと出て行った。

 会場の21世紀の森まで歩いて20分ほど。娘の家に泊まって参加しているランナーは、私くらいでしょうか。

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 私の「ランナーズ9の会」のユニフォームを見て、話しかけてこられる方あり。大阪のNさん。茨木の山下けいきさんのこともよく知っておられた。

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 開会式の司会はパッション屋良さん。
 もちろん、稲嶺名護市長もご出席。

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 選手宣誓は女性ランナー。
 たくさん声がかけられていた。

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 4時30分、ヘッドランプを付けた約500名のウルトラランナー(100kmと73km)がスタート。
 私のしょぼいヘッドランプをつけなくても、周りの方のライトの明かりで十分走ることができた。

 スタート後、スタートラインのところで少しだけ市長さんとお話しできた。
 「こののぼりを背負って100kmがんばって走ります。毎年6月23日には、那覇から名護まで70kmをのぼりを背負って走っています。6月よりはずっと涼しいので、最後まであきらめずに走ります。」
 「絶対にゴールしてください。がんばって!」
 固い握手をしていただいた。

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 1km分ほどいったん戻る。これは100kmの距離合わせなんでしょうね。

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 10kmまでは58号線の歩道を走る。
 最初の5km、41分46秒。「キロ8分ペースで行けるところまで」と思っていたので、思い通りの滑り出し。

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 10km、1時間19分49秒(38分02秒)。
 早くも私の「飛ばしクセ」がでてきたが、「涼しいうちに走れるだけ走っとく」という考えもまたいいでしょう。

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 12.3kmで初のエイド。
 ここで、スタート前に投入予定だったトップスピード(ベスパに似たサプリ)を投入。

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 6時ころ、やっと明るくなってきた。

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 本日初登場のワンちゃんは、屋我地島の「シロ・オス・7歳」。
 シロという名前なのに、顔は真っ黒のかわいいワンちゃんだった。

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 農具小屋につながれていた琉球犬(?)。

 このワンちゃんの写真を撮っていると、話しかけてこられる方あり。大阪の○さん(お名前聞き忘れました)。
 この方は、毎週ほど各地のフル以上のレースに出ておられるランナー。そのモットーは「上りは全部歩く」だそうだ。それで、ほとんどのレースを制限時間内完走されているのだからえらいもの。

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 こちらは屋我地島内を散歩中の「マロン・オス・4歳」。
 屋我地島は農家が多いようで、犬を飼っておられるおうちも多いようだ。

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 すごく速いランナーが帰ってきたので一応撮らせてもらったが、何位のランナーかは分かりません。

 15km地点、2時間01分32秒(41分42秒)。
 トイレに行ったので時間がかかった。なんせ、のぼりをおろしたりつけたりするだけで時間を食うもんで。

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 そして、古宇利島大橋へ。

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 橋のかかりが20km地点。2時間36分39秒(35分06秒)。ここら、ちょっと調子に乗りすぎて飛ばしすぎ。

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 真樹は来月「古宇利島ハーフマラソン」に出るらしい。同じところを走るんやね。

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 22km地点、古宇利島内のエイド。

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 そのエイドで、「キャロットの藤井さん?」と話しかけてこられる方あり。
 「いやー、田中さんじゃないですか。4年前の『サロマ』以来ですね。」
 「そうですね。」
 「ウルトラ、ずっとやってはるんですか。」
 「はい、『サロマ』だけですけど。」
 「ボクは、4年前の『サロマ、丹後、四万十』の3つとも途中収容でウルトラ引退宣言したんですけど、4年ぶりに出てみることにしました。」
 「娘さんが名護におられるんですよねえ。」

 ああ、きっと田中さんは「パオパオだより」を見てくださっているのだ。ありがたい、ありがたい。

 「どうして、この大会に出てみようと思われたんですか。」
 「私、沖縄大好きなんです。」
 以前から感じのいい方だと思っていたが、これでさらにイメージアップ。

 「屋我地島の入り口にファミマあったでしょう。あそこに娘が応援に来てくれる予定なんです。」
 「それはいいですね。」
 「うちの娘ね、あぐー豚のお店にスカウトされたことあるんですよ。あぐー豚みたいにかわいい子が立ってたら、それがうちに娘です。」
 「なんでやねん!」
 さすが大阪人、きっちり突っ込みを入れてくださった。こうして知り合いと話ができると、またぐっと力がわいてくる。

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 エイドではいろいろな食べ物を用意してくださっていたが、私はほとんど取らなかった。お腹の中でいろいろいろなものが混ざると、調子が悪くなることが多いから。

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 古宇利島からベルパライソが見える。
 ごんちゃんや★の砂さんがおられたら、海の向こうから応援してくださっただろうに。

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 25km地点、3時間16分44秒(40分05秒)。
 トイレに行ったので、ちょっと時間がかかった。

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 古宇利島オーシャンタワーをすぎると、もうすぐ大橋。

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 と思ったら、まだけっこう遠かった。

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 さて、古宇利島大橋の帰り。
 これが最高の向かい風。のぼりがまともに風を受け止め、海にはまってしまうかと思いましたわ。

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 渡り終わったところで写真を撮ってもらったが、橋の上はこんなもんとちゃいました。えぐすぎました。

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 しかし、30km地点は3時間50分50秒(34分34秒)。なんと5kmの最速スプリット。」
 「負けへんでー」と叫びながら走っていたのがよかったんでしょうか。(「負けへんでー」の中には、「風に」というよりも大きな意味を込めていたのですが…。)

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 このあたりから、だんだんと前の人影が見えなくなってくる。100kmの参加者が400名くらいらしいので、こうなってしまいます。

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 そういう時は周りをキョロキョロ。
 「みごとな白馬じゃー。」

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 34km地点、屋我公民館前エイド。

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 トマトと海ブドウの入ったパンは食べやすく、2つもいただいた。

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 モズク豆腐は、私にはもひとつ…。

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 35km地点、4時間27分32秒(36分42秒)。
 この先に真樹が待っていると思うと、自然とスピードが上がる。

 しかし、ここではたと気が付いた。
 「このままでは、ファミマに着くのん早すぎるやん!」

 ファミマは37kmより手前で、9時過ぎに通過。9時10分、急いで真樹にメール。
 「思っていたより早くふぁみまを通過しました。」(カタカナ変換できていません。)
 「あら?笑 じゃあこころのなかで応援しとくね!
  ゆっくりがんばって〜」

 「こころのなかで」って、ほんまは寝坊したんとちゃうやろな。

 ここで精神的にガクっと来たのが、体にも影響か。突然、左ひざに激痛。それは、2年前の「舞鶴ハーフ」と同じ。ただし経験済みなので、ゆっくりゆっくり走っていたら治ってきた。よかった。

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 今回一番心配だったのは、カチカチになっている足の指先。特に、左足の親指の先はひび割れてチクチクしていた。立ちっぱなしのガードマンの職業病ですね。それでも、ヨメさんにもらったクリームをぬって少しましにはなっていた。

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 40km地点、5時間04分43秒(37分10秒)。

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 しかし、ここから山岳コースへ。
 2kmで180mほど上がる。

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 峠には禁酒道場。

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 何か怪しげな碑も。
 レースじゃなかったら、ゆっくり見ていきたいんですけど・・・。

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 私設エイドもちらほら。

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 45km地点、5時間42分31秒(37分10秒)。

 ずっと先までランナーは見えないんですよねえ。

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 47.7km地点のトランジッション到着。

 履き替え用のシューズを用意していたが、「ターサージールTS」に全く問題がなかったのでそのまま行くことにした。
 Tシャツ、ランパン、5本指ソックスだけ替えて休けい。

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 ここで、21世紀の森ランクラブの才野さんにバッタリ。
 「このあと全部歩くかもしれないんで、関門にかかるかも・・・。」
 「なにゆってはるんですか。下りだけでも走ったら十分行けますよ。」

 トップスピード2本目を投入し、再スタート。

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 50km地点、6時間17分00秒(50分23秒・・16分21秒の休けい含む)。

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 52.1kmの天仁屋小跡地エイド。
 名護高校の女子がボランティアをしてくれていた。

 「うちの娘、京都出身なんやけど、今名桜大学行ってんねん。」
 「オー!」

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 55km地点、7時間11分36秒(38分42秒)。

 山を下り終わると、「久志20kmロードレース」の会場である嘉陽小学校跡地。この先は一度走ったことのあるコースなので心強い。
 「55kmすぎが中間点」くらいの気持ちでいたらいいんでしょうか。

(注)後半に続く。

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