2014年01月26日(日)
第24回くみやまマラソン [ランニング・出張販売]
「ますみちゃん、ダメージおっきいわ。」
「はー? なんの?」
「今日の10kmやん。」
「ええ歳していちっびてるしやん。もうええかげんにしいや。」
「それって、引退せーちゅうこと?」
「そや。はよやめてしまい。」
「人生をとっくの昔に引退して、陸上競技も引退せーてか。あと2年はやりたかったのに・・・。」
いやいやいや、まだまだ・・・。
今日は前半5kmを20分12秒。20分切りはならなかったが、それなりにがんばった。
ここまではまずまず。
しかし、後半の5kmは向かい風に負けた。20分55秒かかって41分07秒。
「亀岡元旦より1秒速いだけやん!」
冷静に考えて、年々歳くって体力が衰えているのにタイム縮めようという魂胆自体がまちがっているのか。そんなことは、ないと思います!
「60までは引退せんぞー!」
自宅から会場まで、わずか45分。6時15分に家を出て7時着。8時半の受付開始までに、余裕を持って出店準備ができた。
そして、私はアップジョグに。「めあて」があるんです。
去年見つけたかわいいワンちゃん。2km手前の堤防に上がる手前のおうち。しっかり覚えていた。
「写真撮らせてやー」というとフシギそうな顔をして私を見ていた。
そこに、そのお宅のおばあちゃん。
「かわいいワンちゃんですね。去年のマラソン大会のときに見つけて、今年も会うのん楽しみにしてたんです。」
「そうですか。それはありがとうございます。」
「ワンちゃんのお名前はなんていうんですか。」
「名前? ちょっと待ってね。○○ー、○○ー、犬の名前なんやったかいなー。」
おばあちゃんはワンちゃんの名前を忘れられたようで、お孫さんらしき子の名を呼んでおられた。そこに、2階の物干しからお母さん登場。
「ポッキーゆうんです。」
「ポッキー、かわいい。オスですか。」
「いいえ、メスです。」
「何歳ですか。」
「もう13歳なんですよ。耳も聞こえてないみたいです。」
「そうなんですか。うちで前に飼ってたんは16歳まで生きました。今飼ってるのはもうすぐ9歳です。」
「大事にしてはるから、長生きするんやね。」
ポッキーちゃんに見送られ、堤防へ。
下を走っているときは感じなかったのに、堤防に上がると風ビュンビュン。これは生きが追い風で帰りが向かい風か。
次は役場の裏で流し。
このあたりにもかわいいワンちゃんがいるんですよねー。
「ウー」とうなっていたけど、「ちょっとさわらせてもらえませんか」とちゃんと申し込むとOK。普通はこうなんですよね。うちのきくみたいに何がなんでも「かんだるぞー」という犬はめずらしい。
そうこうしているうちに、10時半スタートの3kmのランナーが。
アップは全部で4kmほど。これだけやれば万全かな。
11時ちょうど、10kmの部がスタート。
私は30分台のエリアに無理やり忍び込み、前から10列目くらいからスタート。
最初の1kmのラップはと・・・。
「えー、時計動いてへんやん!」
あわてて、再始動。今いったいどれくらいのペースで走ってんのか・・・、分からん。
1.7kmあたりがポッキーちゃんの家。
「ポッキーちゃん!」と呼んだら、こっちを向いてくれた。うれしー。
とにかく飛ばせる限り飛ばす。
しかし、3km手前で走友・植木屋そうへいさんに追いつかれる。
「いかんいかん、こんなことでは。」
1km以上並走。しかし、4kmあたりからコースが南向きになりすごい追い風。ここでちょっとだけ盛り返し、そうへいさんの前に出て折り返すことができた。
「さあ帰りもがんばるぜ」と思いつつ、首をぐっと下げ突き進む。
しかし、あっという間にそうへいさんに追い抜かれた。
あとは、そうへいさんに離されまいとがんばる。
残り2kmをすぎ、堤防から下りるところで対面するのだが、そこでは100mくらいの差だったと思う。
坂を下りたらお楽しみのポッキーちゃん。門のところにいないので庭をのぞきこんだら、犬小屋の前に今したー。小屋の前においてあるエサ入れに手をかけて。なんと、そのエサ入れは炊飯器の内釜。何にも入ってなかったようで、悲しげな顔に見えた。
最後の2kmをがんばったら41分は切れるんかなと思ったが、1kmすぎまで時計が動いてなかったので計算できない。
想定していた通り足は動かなくなってきたが、腕は元気。しっかり腕を降ることだけ考えて最後まで。
最後の直線に入りゴールの時計を見ると、40分50秒。これはギリギリ41分切れるかもと必死。「ヨメさんが写真撮影で待機してくれているはず」と探したが見つからず。
記録証は、41分07秒で部門13位。
「うーん・・・。」
ゴールしてすぐ、ラップを修正。ゴールで4分06秒差だったので、2km以降のラップに4分06秒をプラス。1kmだけは分からないので適当に。
1km 4分00秒
2km 8分08秒(4分08秒)
3km 12分17秒(4分08秒)
4km 16分18秒(4分00秒)
5km 20分12秒(3分54秒)
6km 24分14秒(4分11秒)
7km 28分36秒(4分12秒)
8km 32分47秒(4分10秒)
9km 36分58秒(4分11秒)
10km 41分07秒(4分08秒)
追い風に助けられた4〜5の1kmだけが4分きり。これではいかん。10km40分きりの道ははるか・・・。
あとでそうへいさんが来られ、ゴールタイムをお聞きすると40分07秒。なんと、後半の5kmだけでちょうど1分離されてしまった。
「来年は負けへんでー。」
「京都キャロット」のお得意さまKさんは、「亀岡元旦」より1分縮め45分台に突入。若いっていいですね。向かい風も、上り竜の勢いのごとく吹き飛ばしたんでしょうね。
久御山のゆるきゃら、ネギーマン。
私はそこにからむ元気もないくらいダメージを受けていた。
Kさんからも「今日はしんどそうに見えた」と言われた。
「亀岡元旦」でもみずぽんから「しんどそう」と言われたし・・・。
そうなんです。ほんまにしんどいんです。でも、しんどくても手を抜かずにしっかり走りたいんです。去年より17秒速かったから良しとするか、そんな低レベルな話ではダメとするか。むずかしいところですね。
「京都キャロット」の売り上げは、今年もファーファーファーファー。2000人規模の大会なのにこんな状態が続くのは、やはり10kmと5kmしかないからなんでしょうか。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
Kさん、コメントありがとうございます。
今回の「くみやま」は、とにかく帰りのきつい向かい風の印象ばかりが残っています。唯一の楽しみは、ポッキーちゃんに声をかけることだけでした。ゴール後はしんどくてんどくて・・・。これではあきませんね。
あと2年はしっかり走る予定ですので、いっしょにがんばりましょう。
久御山では色々とありがとうございました。ネットタイムがあれば、44分台でした。僕も30分台の列に並べばよかった…。
登り龍なんて畏れ多い。僕はまだまだ龍になりたいと思って滝を登ってる鯉です。風には難儀しましたよ。
僕の勝手な思い込みですけれども、パオパオさんはしんどい時でもどこかに楽しみを見出して常に笑ってらっしゃるイメージなんです。しんどいですけど、走ることは楽しいですよね。是非「しんどいけれども、楽しいから手を抜かずにしっかり走って40分切り」を目指してください。
パオパオさんと競えるようになることは僕の目標の一つなので、今後ともどうぞよろしくお願いします。