パオパオだより

2013年10月24日(木)

天野祐吉さん [私の好きな人]

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◎朝日新聞10月21日朝刊

【評伝】 ありがとう さよなら CM天気図
             フツーですごい引っかき回し役

 天野祐吉さんはフツーの人だった。CMはみんなが見る。そのフツーなものの中に、時代のそよぎや、人の心のうつろいを見つけて届けてくれた。フツーで、すごい人だった。

 1979年に「広告批評」を創刊。待ち受けていたかのように「おいしい生活。」(西武百貨店・82年) 「おしりだってあらってほしい。」(東陶機器・同年)などなど、話題のCMがあらわれ、社会現象として語られる時代になった。

 「CMは、想像力を切り開き、鍛える」。天野さんはそう語っていた。やわらかいことばの下には思索者のゴリッとした芯があった。「広告批評」82年6月号には「まず、総理から前線へ。」「とにかく死ぬのヤだもんね。」と反戦広告を並べて話題を呼んだ。

 こだわりと月並みとヤボが嫌い。ひっかき回し役を進んで買って出た。

 連載中の「CM点気図」の前身「私のCMウオッチング」では90年に、洗濯機のCMを語った回がきっかけで、「妻が夫のパンツを洗うのは常識か否か」の論争が勃発した。いや、男女共同参画時代の到来を「パンツ洗い」を通して告げるべく、天野さんがしかけた。

 けれど、90年代も終わるころにはCM文化がやせ細っていく。「広告批評」も2009年に休刊。それでも最期まで書くことはやめなかった。20日の朝刊読者面では、前回東京五輪の年、1964年のベストセラーを語っている。

 図らずも最終回となった16日付「CM天気図」では顔写真付きの野菜販売を取り上げ、こう結んだ。「アンチグローバリズムのささやかなCMだったりして」
                         (編集委員・鈴木繁)
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 有名人が亡くなられても、ほとんど思うことはない。
 しかし、今年はちがう。
 島森路子さんと天野祐吉さん。「広告批評」という雑誌の編集に携わったお二人。島森さん66歳、天野さん80歳。テレビでしか見たことのないお二人だが、きっとお会いしたら私のような者にでも「ニコッ」と微笑みを返してくださりそうな・・・。そんなイメージのあるお二人でした。

 島森さんは長い闘病生活を送られていたようだ。だから、亡くなられたと知ったときは「やっぱり・・・。」
 天野さんは、私のバイト先で朝日新聞の連載を毎週楽しみにして読んでいただけに「えっ!」(先週も読んだのに・・・。) もう「CM天気図」は読めないんですね。

 テレビから、フツーの「下品でない」方が消えていくのがさびしい。 

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