2008年09月15日(月)
第8回丹後100kmウルトラマラソン・おまけ [ランニング]
予想通り71km地点で収容になった丹後ウルトラ。
いくつか書き加えておきたいことがある。
まずシューズ。
ミズノ・ウェーブLSDにするか、アシックス・スカイセンサーブリーズにするかで迷った。
結果的には、予想以上に歩いたので歩きやすいウェーブLSDにしておいて正解だった。前にも書いたが、スカイセンサーブリーズは歩くと内側に沈み込む。初めから歩くことを想定しているランナーにはお勧めできない。(あの軽さとクッション性は捨てがたかったが)
ミズノ・ウェーブLSDにワイドが出たので、「後半これにはき替えよっかなあ。ますみちゃん、もらってもいい?」とヨメさんに聞くと、「なにがますみちゃんやねん、気持ち悪い。後半なんかあるんかー。」
ごもっとも。はき替えようと思っていた碇高原牧場にたどり着けなかったので、本当にヨメさんのゆうとおりでした。くそー。
ぎりぎり完走に手が届きそうなランナーに、ウェーブLSDをお勧めします。
次にソックス。
だいぶ前から5本指ソックスばかりをはいている。これにしてから水ぶくれが少なくなった。
ただ、困ったこともある。はきにくい。はくのに時間がかかる。ウルトラの途中ではき替える時、必ずと言っていいほどこぶらがえりが起こる。
それを解消してくれるソックスがある。アシックスの「XAS103・5本指パイルベリーショートソックス」。ランニング用に開発されたソックスではないが、私が今まではいた5本指ソックスの中でもピカ一です。
全体としてはやや厚めだが、指の部分は薄く、空気穴まで空けてある。これはどえらい技術じゃー。
このため、今まで苦労していた一本一本の指がすんなり入る。こぶらがえりもなし。(よく伸びるので、ぬぐのも楽です。)
京都キャロット価格で、1100円。これは値打ちもんです。8年連続丹後100kmウルトラ未完走の私が、自信を持ってお勧めします(!?)。
今回のレースでは、長い時間走っている割に「出会い」は少なかった。
京都で開催されている大会であるのに、意外に京都の人が少ない。選手名簿をパラパラっと見ただけだが、会ってしゃべってもらえそうな人は福井の出倉真由美さんくらいだった。その出倉さんにも会えなかったし・・・。
そうそう、弥栄庁舎をイヤイヤ出てしばらくしたところで、「キャロットさん!」の声。あっという間に通り過ぎた美人ランナーは、石川の流星・折戸小百合さんでした。60kmの部のかなり上位の方だったと思う。「あわわ、あわわ」と言っているうちに遠ざかり、またもや写真が撮れなかった。
それにしてもあの走りは、理想的なウルトラ走法。女性としては長身の方なのに、比較的小さなストライドで「さささ走り」。むだがない。次こそ、あの走りをカメラに!
このコースは長い長い周回コースなので、ランナーと対面する箇所がほとんどない。抜くか抜かれるかだけ。(おおかた、抜かれるばかり。)これはちょっとおもしろくない。対面できる箇所があれば、もっと出会いはあるだろうに。
そういう意味でも、33km地点の梨の提供、44km過ぎのマッサージ、46kmあたりのアイスキャンディは楽しみで楽しみで。ただこの先にあんまり楽しみがない。碇高原前で収容されるランナーが多いのは、ただ坂がきついからだけではないような気がする。楽しみが少ないのでは?
ゴール地点までバスで送ってもらい、売店で使えるチケットを使おうと思ったが、これは今まで一度も使ったことがない。気持ち悪くて、食べ物がのどを通らない。今回も同じだった。
実は、44.8kmの浅茂川漁港でもらったおうどんは、食べ終わった直後に全部吐いてしまった。そのあと固形物はのどを通らなくなった。ジュース系も気持ち悪い。だいじょうぶなんは、よく冷えた水と氷、アイス系のみ。
これで残り50km以上は、やっぱり無理ですよね。
今回初登場の秘密兵器「干し梅」も、不発に終わってしまいました。
あとの楽しみは、温泉。
近くのいろいろな温泉で使えるチケットをもらったが、遠くまで行く元気がない。やっぱり今年も、一番近い「浅茂川温泉・静の里」に落ち着いた。
ここでいい話。
脱衣場で、くっさいランシャツランパンを脱いでいる時、横にいたお父さんと小3くらいの男の子。その男の子が、大急ぎで服を脱いでいる。
「おじいちゃんの背中流してくる。」
「おお、行ってき。」
なんと、今どきまだこんな子がいるんや。
体がめっちゃ塩を吹いていたので、とりあえず体を洗おうと思って洗い場に行くと、さっきの男の子がせっせとおじいちゃんの背中を流していた。
「おじいちゃん、かゆいとこない?」
「ああ・・・」
泣いてしまうやんけー!
温泉から上がり、次は「ラーメン藤」に直行。
入るなりいきなり、「最後まで行けました?」
「あきません。碇高原の手前でアウトです。」
「そうですかー。毎年来てくださってますよね。」
たぶん、日に焼けて足を痛そうにして店に入って来ているので、こう言ってくださるのだろう。まさか去年のことなんて・・・。でも、うれしいですよね。
旧大宮町の国道沿いは、ラーメン激戦区。それでも、ここ「ラーメン藤」が盛況なのはこの暖かさが理由かも。
ちょっとしたひと言で、また来年も来たくなる。京都キャロットも見習わなくては。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
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コメント
さゆりんさん、声をかけていただいてありがとうございます。全然失礼じゃないので、見かけたときは必ず声かけを!
何度も同じ大会でお会いしているのに、いい写真が撮れなくて残念です。次は早めに声をかけていただいて、その後スピードをゆるめ・・・パチり! というのはどうでしょう。私のようにキョロキョロまわりを見ながら、のんびり走っているランナーには付き合いきれませんかねえ。
60kmはどうでしたか。気持ちよくゴールできたでしょうか。また、今度聞かせてください。
丹後ウルトラお疲れ様でした。
そういう状況だったのですね。お声かけて失礼しました。
ニコニコ元気そうなお顔を拝見し、てっきりしばし休憩モードなのかと思ってました。
それにしても、毎年100kmに挑戦されるその勇気、素敵です。
今回もしっかりデジカメ持って走られていたんですね。これも感心感心!
私は、ウルトラと名のつく大会に出場したのは今回が初めて。といっても、60kmすら走りきれるか不安で不安でしかたありませんでした。
よく「あなたの走りは、ウルトラ向きだね。」なんて、言われますが、100kmに出場するのは、まだまだ修行が足りないことを痛感した次第です。
私もパオパオさん見習って、いつかは100kmに挑戦したいと思っています。
その節はよろしくお願いいたします!
Kyokoさん、またまたコメントありがとうございます。丹後100kmは、全然お疲れではありません。うちのヨメさんに言わせると、「自分の好き勝手なことやっといて、何が疲れたやてー。ええかげんにしいや。」とのこと。だから私は疲れるわけにいきません。
シューズ選びの件ですが・・・。
実は、私はほとんどどのシューズでも合わせてしまうんです。だからあんまり悩んだことがありません。私のシューズ評は、あまりあてにしないほうがいいかも。
商品についてのいろいろなご意見をお聞きしたいので、また感じられたことを教えてくださいね。
パオパオさん、丹後100k本当にお疲れさまでした。
完走はできなかったものの、毎年、チャレンジされることは素晴らしいことと思います。
しかも、71kも、走られたとは、本当にお疲れ様です。
ラン後の温泉とラーメンはいいですね。とくに温泉。
私も、靴やソックスでは、いろいろ選ぶとき悩みますね。ずっとミズノのウェーブライダーを履いているのですが、お気に入りのが廃盤になってしまって、次なににするかですごく悩んでます。
今、手元にあるのは、RBKのTAIKANと、ニューバランス
どちらも、お店では、履き心地抜群だったのですが、
数回はいてると、どうもしっくりいかなくて。
まず、TAIKANは、左の小指があたって、ちょっと痛いし、ニューバランスは、これもまだ数回ですが、最初はよかったんですが、なぜか指先に余裕がありすぎて、フィット感がないし・・・
今は、RUNは、休養中ですが、10月からまたスタートしたいので、なににするかすごく悩みますね。
最初あわなくても、あってくることってありますか?
靴は本当に大切ですね。
あと、靴下、私も5本指ですよ。CWXの。
このほうが、安定感がありますよね。
一番、大切なのは、自分自身の走りですが、水着ではないですが、ランニングウエア、靴なども重要ですよね。
また、いろいろ教えてくださいね。