2008年07月13日(日)
第24回北軽井沢マラソン [ランニング]
今回も、トップの写真で迷った。
「石田観光農園の春美さん」、「多歩(たぼ)ちゃん」、「ベギーバギーランナー」、「和田峠力餅のご主人」、 どなたもヴィジュアル系(?)・・・。
迷いに迷ったあげく、やはり長い長いお付き合いの「石田観光農園の春美さん」に決定!
前日に急に電話して、無理に泊めてもらったこと。初めて話らしい話をさせてもらったこともうれしかった。
北軽井沢マラソンは、7月のマラソン大会が珍しかった頃、やっと見つけ、許可をもらって売らせてもらった大会だ。今から15年以上前。もちろん、「京都キャロット」の独占販売だった。
しかし、この大会にも別の業者が次々と参入し、結局、うちが弾き飛ばされた形になってしまった。
去年から撤退したのだが、マラソン大会にだけは参加している。それにはそれなりのわけがある。
大きな理由は、3つかな。
?「石田観光農園」さんの、新鮮な野菜。(宿泊させていただくようになってから、もう何年たつのだろう。野菜のおいしさには、びっくり。)
?変化に富んだマラソンコース。(坂あり、長い直線あり、大平原あり、木立あり、土の道あり、・・・)
?「和田峠の力餅」と感じのいいご主人。(忘れられない味、忘れられない人。)
会場に受付に行く前、まず「お米のつちや」さんに寄った。去年多歩ちゃんに会えなくて心配だったが、店の横に・・・、いました! 歳はとっているけど、まだまだ元気そう。何と言っても、このおだやかな表情。大好き!
今日は、「スカイセンサーブリーズ」を再度試す日。
先週の「フワフワ感」が、シューズから来るものなのか、ソックスからなのか。今日は、ソックスは普通に戻してシューズの感覚をしっかり感じ取る。
目標タイムは、去年並みの1時間52分前後で。
気温は、たぶん今までの最高。日陰に入るとすずしいが、ひなたはとんでもない暑さ。無理せず、ゆっくり行こう。
ハーフだけで1900人ということだったので、前に並べるか心配だったがすんなりと行けた。
スタート直後は、快調。最初の1kmは、5分を切っていた。
4kmすぎから、ここ北軽井沢らしい広葉樹林の木立の中を走る。気持ちいーい。
適度なアップダウンもあり、真夏の大会にありがちなしんどさがましなような気がする。
7km付近は、真っすぐな道が続く。太陽をさえぎる街路樹もない。このあたり、太陽ガンガン照り。
「普通倒れるよなー」と思いながらまわりをキョロキョロ見回すと、トウモロコシ畑、キャベツ畑、それに牛さん。けっこう、あきません。
確か去年は、ランスカのかっこいい女性ランナーがたくさんいたよなー。でも、今年はランナーが混みごみでようわからん。
帰りにもう一度、広葉樹林の木立の中へ。
走っている途中、急に目の前が薄暗く・・・。いかん! これは貧血? と思ったら、太陽が雲に隠れただけでした。 そんなに飛ばしてもいないし、貧血で倒れるわけないか。
そういえば、3800人も走っているのに、救急車の出動がない。めずらし。変化に富んだコースがいいのかねえ。
後1kmちょっとかなという所で、ベビーバギーを押して走るランナーに追いつく。
「すいませーん。もし追い抜けたら、写真撮らしてもらっていいですか。」
「はい、どうぞ。」
「去年もバギー押して走っておられましたよね。」
「はい、途中からですけど。」
「お子さんがアイスキャンデーにぎってたの、よくおぼえてます。」
「そうですか。」
「ブログに載せて、いいですか。」
「はい。」
「京都キャロットで検索していただいたら、すぐ出てきますし。」
この後、ゴールまでの1kmの気持ちよかったこと。何でか分からんけど、すごくすがすがしい気分でゴールできた。
ゴールタイムは、1時間58分40秒くらい。去年よりだいぶ遅いけど、まあええやん。
さあ、ベビーバギーランナーのゴール写真撮ろうと振り返ると、もうゴールしてはるやん。途中全然気つかんかったけど、私の真後ろにビタッとついてはったん? 恐るべし!
ゴール後、多歩ちゃんのご主人が走路員をされていた地点へ。そこは「お米のつちや」さんのすぐ前だが、ぐるっと回るコースのかげんで、まだ残り5kmもある。
立っておられた役員さんにお聞きすると、土屋さんは帰られたらしい。でも、その代り、その方と少しお話することができた。
今年はだいぶ人数が多かったという話をふると、「もう、限界を超えている」とのこと。
募集定員3200人に対し、それをはるかに上回る応募があり3800人までは受け入れたが、後の方の500人ほどはお断りした。
このマラソンは、長野原町の北軽井沢地区だけで運営しているので、これ以上増やすといろんなところに支障が出てくる。駐車場、トイレ、給水所要員、走路員、などなど。役員さんも、連日の動員でたいへんだったようだ。
「お米のつちや」さんに行くと、ご主人がお店におられた。
「来年もまた、多歩ちゃんに会いにきます。」と言ったら、すごく喜んでくださった。
スタート前、奥様ともお話させてもらった。「5年前に小学生だった娘と来て、多歩ちゃん見せてもらいました。」と言うと、おぼえておられた。
「うちの前飼ってた犬も16歳で死んじゃったしね・・・、15,16くらいが危ないのによく長生きしてますよね。」
「ええ、人間で言ったら90歳以上でしょう。もう私が呼んでる声も、あまり聞こえてないみたい。でも、ゆっくりしか歩けないけど、散歩は今も大好きですよ。」
初めて多歩ちゃんのお名前を聞いた時、「いつまでもたくさんたくさん歩けるように」という願いを込めてこう名付けたとおっしゃっていた。
多歩ちゃん、ちゃんと期待にこたえてるね。
とても90歳のおばあちゃんには見えない。けっこう、ころころしてるし。
「多歩見てたらね、誰かの生まれ変わりかなって思うことあるんですよ。目で、何かを訴えているような気がしてね。」奥様が、しみじみとそう言われた。
きっと多歩ちゃんは、土屋さんご夫婦の守り神やね。まだまだ、長生きしてもらわなくては。
駐車場に戻る時、すごい「はーはー」犬に出会った。
こげこげー、足短かー。
さわらせてもらったけど、すごく愛想もよかった。
てっきり男の子やと思ってたら、年頃の女の子でした。ごめんね。
また来年、会えたらいいね。
さて、これから京都ヘ一直線。
来るのに6時間かかったから、帰りは昼ごはんの時間も考えて7時間か。
京都ランナーズのビァパーティが、夕方6時から。去年も同じパターンやったけど、7時過ぎてしもたもんな。なんせ、500km近くの距離運転して帰るんやから。無理せず、安全運転、安全運転。きれいな景色でも見ながら、ねっ。
やっと着きました。和田峠の餅屋さん。
「北軽井沢マラソン」には直接関係はないが、これが一番の楽しみだ。
店に入ると、いきなり、「珍しい京都ナンバーが来たね。」と言われた。毎年必ず寄っているので、よくおぼえてもらっている。今年は珍しく、奥様も手伝いに来ておられた。けっこういそがしいのかな。
「商売なしなのに、よく遠くまで来るね。どうして?」と聞かれた時、柏原芳恵の「春なのに」を思い出した。
♪ 「君の話は何だったの」と聞かれるまでは、言う気でした 「記念にください、ボタンをひとつ」 青い空に捨てます ♪
私はそんなナイーブでもないので、「こちらのお餅を買って帰るのが楽しみで・・・」と言うと、「残ってたかなあ。」って、そりゃないぞ。
なんとかかき集めてもらって、8個入り2箱は確保できた。でも、いつもは5箱くらい買って帰っているのに。
この塩味のきいたお餅は、あんこが苦手な真樹も、おいしいと言って食べる。
今まで使っていた箱屋さんがつぶれたらしく、ちょっと味気ないプラスチックの容器になってしまったが、味は健在。
何年か前に脳溢血で倒れたご主人も、今は前と変わらないくらい元気。
「来年は、5箱取っといてくださいって電話します。」
大盛りのおそばをいただいて、お店を出た。
「石田観光農園さん」、「多歩ちゃん」、「和田峠の力餅のご主人」、これで3つも約束したからね。来年も、来るぞー。
あっ、肝心なこと忘れてました。
「スカイセンサーブリーズ」のはきごこち。
やはり、かなりフワフワした感じ。これは、各自の好き嫌いで評価が分かれそう。私は好きです。
とにかく軽い。これも評価が分かれそう。今日のハーフでは、全く問題なし。ただ、これがフル、ウルトラになるとどうか。これは、走ってみないと分かりません。
7月26,27日に、京都ランナーズの合宿が滋賀県の希望ヶ丘である。市原の家から希望ヶ丘までが、ちょうどフルマラソンの距離くらい。荷物を誰かに預けさせてもらって、走っていこうと思っている。その時に、スカイセンサーブリーズを試してみよう。(また、ご報告します。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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