2011年03月26日(土)
2011春一番・大阪城公園4時間走 [ランニング]
朝起きたらまさかの雪。
「長ソデの用意してへん。どうしょ。」
御薗橋から北の山を見ると、かなり積もっていそう。
阪神高速で事故渋滞があり、受付最終の8時20分を少し過ぎてしまった。
「遅くなってすんませーん。」
「あっ、参加してくださってありがとうございます。」
「いえ、こちらこそありがとうございます。よく開催してくれはりました。」
「最近は短いのを練習されてるんですよね。」
「そうなんです。そやから、今日もちょっと走っては休み、また走っては休みにしようと思ってるんです。」
話相手が田中ちひろさんなので、あっさり「インターバルトレーニング風に」と言ったほうが早かったかな。
今年に入り10km以上のレースに出る気がなくなった。だから練習も長く走る気がない。この「4時間走」の魅力は重々承知しているのだが、今年はスルーする予定だった。私の気が変ったのは、3月13日付けの田中ちひろさんのブログの記事から。「私たちの仕事は、マラソン大会開催。。。」(ぜひ、私のリンク集から入って見てください→)
その記事を読んだ私が入れさせてもらったコメントに対して、「大会は、粛々と開催したいと思います。」この言葉にはビビッときた。何に対してもいつもいいかげんなことしかしてこなかった私は、過去に「粛々」という言葉を使ったことがない。
今、こうして毅然とした態度をとれる人が極めて少ない。あっち見、こっち見・・・。
「今まで自分たちがやってきたことに自信を持って、粛々と・・・」、みんな早くそれに気づいてほしいです。
会場である大阪城公園に入ると、早咲きの桜が満開。来る人来る人カメラにおさめておられた。
京都は猛吹雪だったのに、大阪は青空。
大阪城も写真に撮っておこうと思ったら・・・。
「今日のマラソンに参加されるんですか。」
「はい。」
「4月24日に、今日と同じコースを使って大会を開きます。よかったら参加してください。」
「4月24日・・・。いや、私、京都からなんですけど、この日予定されていた『日吉ダムマラソン』が中止になったんですよ。」
「あっ、そうなんですか。私たちの大会も開催するかどうかで悩んだんですけど・・・。」
「やれる大会はやったほうがいいに決まってますって。何かを中止にして生まれるものなんかないですよ。ぜひやってください。参加します。」
「ありがとうございます。」
「ところで、どこが主催ですか? あっ、ここに書いてあるか。『日本フィリピンRUMS Club』。えっ、フィリピンの方が主催ですか?」
「そうです。私たちが・・・。」
「えっ、フィリピンの方ですか。お名前は?」
「ボンです。ここに書いてあります。」
「あっ、ほんまや。山口・ボン・アレザ・・・、ということは奥さん日本人ですね。」
「そう。僕は帰化してるんです。」
「そうなんですか。」
言葉になまりもないので、言われるまでずっと日本人だと思っていた。初対面なのに、なぜかなつかしさを感じてしまう人。ボンさんは、不思議ともう一度会いたくなってしまう人である。
さあ、スタートの9時が近づいてきた。
青空なのに、かなり寒い。
それにしてもすごい参加者数。申し込んだ人はほとんど欠席していない模様。
競技上の注意は、ランウォークスタイルの三浦店長。
最後に、「いろいろなご意見があるとは思いますが、ここに来ていただいたからには思いっきり楽しんで帰ってほしい」と言ってくださった。
参加者全体を見守る田中さんご夫妻。
いろいろと身に降りかかることもあるとは思いますが、どうかよろしくお願いします。
いただいた名簿を見ると、個人男子137名、個人女子38名、チーム56組。じっくり見る時間がなかったので、知り合いが出ているかどうかは分からなかった。
私の今日の予定。
4月9日の「伊江島マラソン」3連続レース対策。
「めざせ、1日3連続レース3位以内入賞!」
5kmウォーミングアップのあと、3km、5km、10kmをレースのつもりで走る。それぞれの間はウォーキングでつなぐ。残った時間は適当に。
最初のウォーミングアップ5km(1.25×4周)。30分くらいで行く予定が28分25秒。
腰痛最悪。靴下をはくのにかがむこともできないくらいに痛い。ところが、なぜか走れる。不思議。
1周ウォーキング(約13分)のあと、3kmタイムトライアル。
11分43秒。快調、快調。
2kmウォーキング(約24分)のあと、5km(4周)タイムトライアル。
21分29秒。まあまあですか。
次は2周(2,5km)ウォーキング。約28分。
さあ、今日のメインイベント10km(8周)。
前半23分47秒、後半23分24秒で、計47分11秒。3レース目だと、ここらが限界なんでしょうか。これでは3位入賞は無理ですね。
ハアハア言いながらウォーキングをしていると、おっ、またあの人が・・・。
「よう、会いますね。」
「ほんま、よう会いますね。」
先週長居で出くわしたA社のRさん。今日はどうも一人で走りに来られていたようだ。何かの大会出場に向けて、練習に打ち込んではんのかな。
ウォーキング2周(2.5km)、約30分。
ここらでちょっと腹ごしらえもしてっと。
ウォーキングをしていると、走っているときには気づかなかったかわいい花にも目が行く。
チームで出ておられる方たちはすごく楽しそう。
私はいつも個人でしか出ていないのでうらやましい。次は誰かとチームを組んで出たいなあ。
ここで残り35分ほどになったので、またゆっくり走ることにした。
シューズをはきかえ。アディゼロジャパンKYOSOからゲルニンバスへ。重さは約1.7倍。ゆっくり走るにはこれで十分。
走っている途中、少年野球の子らが「募金、お願いしまーす。」
少し小銭を持っていたので入れておいた。「ありがとうございまーす。」
最後は1周(1.25km)8分から9分ペースで4周。これでちょうど4時間くらいになるはず。
「今日はネコちゃんもワンちゃんも撮れへんかったなあ」とがっくりしていたら、最後のゴール手前200mくらいのところでかわいいワンちゃんに遭遇。
なかなかこっちを向いてくれなくて、写真を撮るのに苦労した。
「まめちゃん・メス・6歳」
名前は「まめ」ではなく、あくまで「まめちゃん」。気に入りました。
ゴールの時計の写真を撮ろうとしたら、若いおねえさんがすずなり。写真に入ってしまったけど、仕方ないですよね。
よく見ると、まめちゃんにかまってなかったらもう1周行けたかも。でも、今日はたくさん走るのが目的ではなかったからこれでいいか。
ゴールすると、「おかえりなさい」とボンさん。
「いやー、いっしょに写真撮ってもらいましょ。」
ということで、まるで友だちのように・・・。
私の今日の合計は29周36.25km(ウォーキング8.25kmを含む)。
腰が痛いのでもっと少なくする予定だったのに、意外とたくさん走れた。走り終わった後も、それほどダメージはなさそう。「伊江島マラソン」に向けたいい練習になったと思う。
帰ろうとしたときに、なつかしいご家族発見。3年前と2年前のこの大会で写真を撮らせてもらった「あきだいこん」チーム。今年はついに、弟君もチームに入って走ったようだ。チーム名も「あきだいけい」に変更。弟君は、確か3年前は乳母車に乗っていたような・・・。
横ではお母さんが乳母車にあかちゃんを乗せ・・・、メンバー増えてます。
かっこいいお父さんとお母さん、それにかわいいかわいい子どもたち。「写真を撮らせてください」とお願いすると、わざわざ上着を脱いでナンバーカードを見せてくれたんですよ。
まぶしすぎるいいご家族でした。ぜひまたお会いしたいです。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
Rさん、さっそくコメントありがとうございます。
私の目にはかなり追い込んだ練習に見えましたが・・・。近々大きな目標の大会にでも出られるのでしょうか。サロマとか・・・。
マジメな話なんですが、阪神大震災を体験したA社は社として何か支援策のようなことはされないんでしょうか。もしあれば、ぜひ教えてください。
私個人としては、A社が後援している大会は中止にならないようにがんばってほしいです。
A社のRです。
再々お会いしますね。まったくの偶然で!
今日は一人に見えましたが、とある練習会で前の組には置いていかれ、後ろの組は設定が1分遅いので、単独走みたいになりました。それなりに走っていたはずなのですが…
来週末は、大阪や京都には登場しません。地元にコモっています(笑)