2010年10月25日(月)
第22回諏訪湖マラソン・続き [ランニング・出張販売]
レース中はお客様が来られないので、少し余裕ができる。
自分がウルトラを完走できてもいないくせに、いっしょに「四万十」に出た「みかた残酷マラソン」実行委員長の久保井さんのことがすごく気になっていた。私よりずっと実績があり力強い方なのに、去年に引き続きお腹の調子が悪くなり早々とリタイアされたらしい。
久保井さんは、私のブログの「毒嫁シリーズ」の大ファンなので、ヨメさんに電話してもらった。
今年の状況は、去年以上に悪く、30km過ぎで吐いてしまったそうだ。「村岡での1時間半の眠り病」ということもあったので無理をせず、早めのリタイアを決断されたらしい。
そのあとすぐ病院には行かなかったのだが、木曜には朝起き上がれなくなったそうだ。そこで病院に行かれたのだが、久保井さんは地元では北海道縦断走をされた有名人ということで、お医者さんもあまり真剣に心配してくださらなかったそうだ。
「50kmも走れなくて・・・」
「ただ調子が出なかっただけで、少し休めば元に戻ります。」
こんな診断であったらしい。ちょっと気の毒。
スタートから1時間が過ぎたころ、「まもなく先頭ランナーが二人、競り合いながらゴールに向かっています」とアナウンス。
これはいい写真が撮れるかもと思い、うちの出店テントのすぐ前へ。
ゴールになだれ込んできたランナーは、てっきり招待の中央大学の選手だと思い込んでいたが、意外にも一般選手。かなりレベルの高いランナーであるようだ。(この後ろの3位の選手が中央大学。)
女子選手は、向かって左側が専用ゴールになっていた。これはうれしいと思う。
朝ごあいさつに来てくださった三重のハットリさんが、ゴール後も来てくださった。
私は、ハットリさんが今年初ウルトラだとおっしゃっていたので、てっきり私と同レベルの完走ギリギリランナーだと思い込んでいた。ところがどっこい、目指すはサブ10。それを聞いてずっこけてしまった。けっこうえらそうにアドバイスしたりなんかして・・・。
でも、このハットリさんが不思議なことに私を立ててくださって、「藤井さんといっしょにウルトラを走りたい」なんて言ってくださる。「いっしょに」と言ってもそれはスタートだけで、「サブ10狙い」と「完走もままならん」ランナーとでは「いっしょに走る」とは言えんわなあ。
「藤井さんは、これからのウルトラの予定は?」
「いやー、実はもうウルトラは引退しようかなあとも思ってるんですわ。」
「えっ!」(ハットリさんの顔色が変った。)
「もう、自分にはウルトラの適性がないんちゃうかなあと思えてきて・・・。よう考えなアカンと思うんですわ。」
「そんなこと言わずに、いっしょに走りましょうよ。」
ああ、ありがたい。どうして私のようなだらしないランナーを、サブ10狙いのハットリさんがこんなに誘ってくださるのだろう。まあ、これは永遠のナゾということにしておきましょうか。(仮にウルトラに出るとしてもだいぶ先のことなので、これからゆっくりじっくり考えてみます。)
あっ、それからハットリさんの今日のファインプレーのことを書くのを忘れていた。
「ウルトラを引退しようかなあ・・・」と私が言ったあと、「サロマにいっしょに行くという手はないんですか」と。ここ普通の人は、「サロマに奥さんといっしょに」となるんです。
さすがハットリさん。私のブログを深く読まれている。「奥さん」という言葉が出てくると、あとで「私はアンタの『奥さん』なんかになった覚えはない!」と、なぜか私が責められる。この辺の事情をすごく分かってもらえているから、「今日のファインプレー」。
「いっしょに行くなんて、とんでもないらしいですわ。なあ、ますみちゃん。」
「そうなんですか」とハットリさんはちょっと固まっておられたような・・・。
10月末が国労闘争団の中野勇人さんの誕生日なので、何かおみやげをと思って見に行った。以前はそんなテントもたくさん出ていたのだが、今はほとんどない。
さて、私は何を買ったのでしょう。中野さん、お楽しみに。
このあと、いりえゆかさんとバッタリ。
ダンナさんといっしょといわれていたのに、しばらくの間ダンナさんはどこかに行かれていた。その間うちのテントの横で、二人でしばし歓談。
しばらくしてうちのヨメさんが気付き、「また、しょーもないことゆうとんのんちゃうやろな。ええかげんにしーやー。」
「いりえさんとこはかっこいいダンナさんでいいですよねえ」とヨメさん。
「藤井さんところもかっこいいじゃないですか。」
「ぜんぜん。頭はげたおっさんやし・・・。」
「でも、いつもいつも『大好き』って言ってくれる人はなかなかいませんよ。」
「ノンノンノンノン・・・(ここはおフランスぽく)。私に養ってもらいたいから言ってるだけです。」
しばらくして、いりえさんのダンナさんが戻ってこられた。いりえゆかさんによると、朝から「生パオパオさんが見られた」と喜んでおられたそうである。
しかし、せっかくご対面できたのにダンナさんとはほとんどお話できなかった。(*^_^*)して、私たちのほうを見ておられただけである。これは、この「関西お笑い軍団」(うちの夫婦+いりえゆかさん)の魔の手に巻き込まれまいという意思表示であったのかもしれない。それは賢明な判断であったかも・・・。何でもかんでも「パオパオだより」に書かれてしまうし・・・。
一つだけおかしかったこと。
いりえさんご夫婦が、「藤井さんはウルトラ何回も出ておられるんですねえ。よく100kmも走れますねえ。どうしたら100kmも走れるんですか」と言われたこと。
わしゃー何回もウルトラ出とるけど、100kmは走れてへんて。どうせ聞くなら、「どうして100km走れないんですか」やね。まあ、それは毎回毎回ヨメさんに責められてることやけど・・・。
お別れ際に、いりえゆかさんがおっしゃった。
「これからもずっと『諏訪湖』は来られるんですか。」
実は大会出店料が大幅アップとなり、もう今年限りで終わりにしようかという話題が出ていたところだった。でも、いりえゆかさんのまぶしすぎる笑顔にやられて、「はい」と言ってしまった。なんか、自分でもよう分からんけど。
端っこの位置でお客さんが少なかったせいか、陳列したものがあまり乱れていなかった。そんな時は後片付けも楽。
2時半ころには片付け終わり、諏訪ICへ。
SAのレストランもあきてきたので、諏訪IC前にあった中華料理店「一品香(イッピンシャン)」に入った。
このころから雨が降り出した。店を出している時に降らなくてよかった。
中途半端な時間帯だったので、私らの貸し切り状態。落ち着いてゆっくり食べることができた。
カニ玉セット(1300円)とチンジャオロースセット(1000円)。スープやデザートも付いているので高くはない。
帰りには、子どもらのためにシューマイや中華ちまきをおみやげに買った。
今日の晩ごはんの時間には帰れないので、子どもらだけでピザを宅配で取って食べるらしい。
中央道に入ると、土岐JCTあたりで30kmの渋滞。30kmって、ゴールデンウィークでもあるまいに。路面が雨でぬれた高速道路をちびちび進む運転は、だだ疲れ。
最初の渋滞を抜けたと思ったら、今度は小牧JCTが渋滞。それを抜け名神に入ったら、今度は八日市付近が渋滞。今日って、特別に何もなかったやろうに。なんでこんなに混むのかしらん。
今日はレースにも出ていないのに、長時間の運転で左腰に激痛。ちょっとましになりかけたと思ったら、定期的にこれ(長時間運転)があるので全然完治しません。
お昼に中華をたらふく食べたのでそんなにお腹は減っていなかったが、黒丸PAで軽い食事。私は肉うどん(450円)。ヨメさんのミニうどんは、なんと150円! これ、学食価格やなあ。
中華料理店を3時半に出て、京都の我が家に着いたのは結局11時前。7時間以上かかったんや。そら、腰の具合も悪なるはずや。
家に着くと、廉の陸上部の○○先輩のお母さんからのケーキ。「いつもお世話になってます」って、こっちのほうやのに。
疲れて帰ってきたときに、なんでもええ、こんなちょっとしたことで心がなごみます。○○先輩のお母さん、ありがとうございました。とってもおいしかったです。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
ハットリさん、あたたかいお言葉、ほんとにありがとうございす。
人からよく言われるのは、「いつもうれしそうな顔をして走っている」ということです。たしかに走っていたらおもしろいことばっかりで・・・。
「そんなに余裕があるのなら、もっと行けるはず」ともよく言われますが、それは無理。ここらが私の限界なのかも・・・。
「いっしょに走る」と言ってくださるのは、そのお気持ちだけで十分うれしいです。私のような変なオッサンにはかまわず、どうかサブ10をめざしてください。応援しています。。
パオパオさんの楽しい写真付ブログを見て自分にもウルトラが走れるのでは?と思い挑戦してみました。
まずは完走と思っていましたが・・・サブ10狙っちゃう?と考えつつも・・・70kmで撃沈しました(笑)
パオパオさんのおかげで丹後試走&本番完走ができたととても感謝しております。
来年は必ず一緒にウルトラ完走しましょう〜♪
僕がパオパオさんの給食等の荷物を背負って一緒に走りますから感動のゴール目指して頑張りましょう。