パオパオだより

2018年09月26日(水)

はんぺんまき、またね [家族]

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 真樹は、今帰仁村の一軒家から名護市のアパートに引っ越した。それは、かあちゃんのいろいろな心配から決断したところもある。
 家賃は今までの2倍近くになってしまう。
 それでも、真樹がいいことを言った。
 「一人で○万円と思ったらもったいないけど、3人で○万円と思ったらええやんなあ。」
 
 うまい! 
 これは私も考えつかなかった。
 はん・ぺん・まきで3人かー。
 ほんま、そう思ったら安いわー。
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 以下は、昨日真樹が撮ってくれた写真。
 全部ぺんちゃんです。

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 「首はしめてません! なでてるだけ!」

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 真樹が那覇空港まで送ってくれた。
 時間がたっぷりあり、ゆっくりできた。

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 今回一度もたべなかった沖縄そばを最後に。
 ソーキそば(900円)。
 空港なのでちょっと高かったが、おいしかった。

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 空港で轟音。
 これは米軍ではなく自衛隊。
 米軍基地の近くの住民は、これが毎日毎時間。
 沖縄を訪れる人は、この轟音も体験しないと。

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 帰りもピーチ。
 随分早く搭乗が始まり、予定時刻より早く離陸した。
 こんなこともあるんやねえ。

 関空到着も、予定より10分早く。
 ピーチも、やったらできる子やったんや。

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 思っていたより早く帰ってこれた。
 地下鉄・国際会館駅まで、ヨメさんがお迎え。もちろん、きくちゃん付き。

 きくがまた固まってしまわないかと心配していたが、しっぽブンブンで出迎えてくれた。
 ああ、よかった。

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 夕食後、雨が降っていたが久しぶりのお散歩へ。
 オバサンも付いてきてくれて、きくは大喜び。

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 いつもお世話になっている「おそうじおばちゃん」と「ナリケン」とうち用のおみやげ。

 「ごーやーじらー」の「じらー」は、にせものみたいな意味らしい。
 「『真樹はかわいいじらー』って言われんねん」と真樹。
 「なんちゅうことゆうねん」と怒っていたパオパオでした。

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2018年09月25日(火)

[家族]

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 24歳の娘の引っ越しを、62歳の父が手伝う。

 今日はまず、昨日「かたぶい」で運べなかった冷蔵庫と洗濯機を運ぶ。
 真樹のバイト出勤前に、二人で今帰仁→名護。昨日ほどではないが、またずっと雨が降っていた。でも、もう運ばないとどうしようもない。強行突破!

 名護に着き、濡れた冷蔵庫と洗濯機を二人で部屋まで運んだ。
 階段は「くの字」型なので、中間で一回降ろして休もうと思っていた。また、部屋に入る前も一回降ろして休もうと思っていた。
 ところが真樹が「降ろさんと部屋の中まで行ってしまおう」と言う。その言葉に励まされ(?)、一気に部屋の中まで。

 私の力が落ちてきているのもあるのだろうが、真樹のその「力」にビックリ。
 「だいじょうぶか、だいじょうぶか」と心配ばかりしているうちに、父よりしっかりしてきましたがな。

 「知らんかったわー。」
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【RUN】

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2018年09月24日(月)

嵐で引っ越し半分 [家族]

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 今日は、真樹の家財道具を今帰仁村から名護市へ運ぶ日。
 軽トラ2往復で大物を全部運んでしまおうと思っていた。
 1回目は、ベッド、ソファ、テーブルなど。2回目が、冷蔵庫、洗濯機、本棚など。

 1回目、今帰仁村と名護市の境あたりできついにわか雨。
 「ベッドのマットやらソファが濡れてしまうやん!」と心配になったが、あっという間にやんだ。少しは濡れてしまったが、これは許容範囲。

 2回目、積みこもうとしたら嵐。雨はジャンジャン、風ビュンビュン。
 「ちょっと待ってみよう」と家で待機したがやみそうにない。
 仕方なく、第2弾は断念。明日の朝、早めに起きて運ぶことに決定。
 沖縄の「かたぶい」(向こうの空は晴れているのにここだけ雨、のような状態)は難儀。
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2018年09月23日(日)

マラソンでもないのに沖縄 [家族]

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 12月の「沖縄100K」まで行くことはないと思っていた沖縄。
 ところが真樹が引っ越すことになり、その手伝いをせんならんということで急きょ沖縄入り。
 
 関空リムジンバスも少し遅れるとの情報もあったので、いつも乗る2つ前の便に間に合うように家を出た。
 ヨメさんに国際会館前まで送ってもらい、地下鉄で京都駅へ。うまい具合に7時40分発に間に合ったが、すでに満席。さらに、次の8時発も満席。8時20分発は取れたのだが、少しでも到着が遅れると搭乗手続きが間に合わない可能性がある。
 そこで払い戻し(手数料100円)、JRのはるか8時17分で行くことにした。これだと9時34分に着実に到着し、10時半発のピーチにも余裕で乗れる。

 運賃1880円+特急券970円で2850円。前よりだいぶ安くなっているような・・・。
 また、以前は全席指定だったような気がするが、6両中3両が自由席でガラガラだった。そんなに値段が変わらないのなら、渋滞の心配がなくゆったり過ごせるJRもいいかも。(関空リムジンバスは2550円、往復券4180円。)

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 3連休の中日ということで、人多し。
 沖縄行きピーチも、もちろん満席。
 予定時刻を少し遅れただけで離陸。

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 10分遅れで到着した那覇空港LCCターミナルは大混雑。
 送迎バスもなかなか来ない。

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 私の後ろには人があふれかえっていた。

 沖縄に来て、時間があるときは必ず映画を見ることにしている。
 今回時間的に行けそうだったのは、「ニッポン国vs泉南石綿村」(桜坂劇場)と「万引き家族」(シネマパレット)。どうせ行くなら、めったに見られない215分のドキュメンタリー映画「ニッポン国・・・」やなあと思っていた。

 しかし飛行機が遅れ、ゆいレールの乗り継ぎもうまくいかず、桜坂1時50分は間に合いそうもなかった。途中、シネマパレットのある「県庁前」を通過。ここで降りたら、「万引き家族」には十分間に合い、お昼ごはんを食べる時間もあるくらいの余裕だった。しかし、多少遅れても「ニッポン国・・・」の勝ち!
 ゆいレール「牧志」駅を降りて、荷物をゴロゴロ転がして桜坂劇場へ。

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 桜坂劇場に着いたのはちょうど2時。
 急いで入ったが、10ほどの遅れ。 

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 途中休憩もあったので、終了は5時半ごろ。

     ◇     ◇     ◇

 「大阪・泉南アスベスト国賠訴訟」、8年間の全記録。
 悔し涙が止まらなかった日。怒りに震えて立ち尽くした日。それでも、前へ……!

 『ゆきゆきて、神軍』から31年、「平成」という時代のニッポン人の自画像を描きました。――原一男

     ◇     ◇     ◇

 私にとっては、自分の死に向き合うという意味で非常に意義のある映画だった。

 映画が終わればいつも通り、向かいの公園でネコウオッチ。

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 こんな光景、京都ではなかなか見られません。
 いつまで見ていても飽きなかった。

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 道路が大渋滞ということで、真樹が迎えに来てくれたのは8時ごろ。
 「帰り道、どっかで食べて帰ろう」ということになり、「くら寿司」へ。

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 カウンター席が早いかと思ってそちらを予約すると、ここは8席しかなくなかなか回ってこなかった。テーブル席にしとけばよかった。沖縄では、一人で食べに来る人なんか珍しいんでしょうね。

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 真樹は「お寿司は久しぶり」と張り切っていたのだが、そんなに食べなかった。

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 私は今や何の制限もなしなので、食べる食べる。マヨネーズがどっさりのったサーモンも平気。

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 帰りに真樹の新しいアパートによって行った。
 広くて住みやすそう。周りの環境もよさそうだし・・・。

 スーパーによって、今晩のゆんたくのお菓子やく明日の朝ごはんのおかずを購入。

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 家に着くと、さっそくはん・ぺんにごあいさつ。
 2ひきとも逃げ惑っていた。

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 でも、ぺんのほうは遠くまでは逃げない。
 こちらにも興味があるみたい。

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 「つかまえたー、ベロベロしたんねん!」

 あー、おそろしやおそろしや。

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 はんちゃんは真樹につかまった。

 ネコがいる楽しい楽しい真樹家です。

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2018年09月22日(土)

白鳩と夕鶴 [ランニング・出張販売]

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 9月16日、「マラソンに挑戦する会」の前日のこと。
 金沢みなと会館で泊ったのだが、その近くで「白鳩と夕鶴」に会った。
 と言っても、なんのこっちゃ分かりませんよね。

(注)くわしくは、のちほど。

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2018年09月21日(金)

沖縄だけに押し付け [沖縄]

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政治学者・白井聡さん

◎朝日新聞9月19日朝刊

   戦後の日本 あり方を問う
      ドキュメンタリー映画「国家主義の誘惑」監督・出演者に聞く


 沖縄や憲法、天皇制、日米関係のあり方を問うドキュメンタリー映画「国家主義の誘惑」が、全国で上映されている。沖縄県知事選や自民党総裁選を控え、映画を制作した渡辺謙一さん(67)と、映画に出演した政治学者の白井聡さん(41)に聞いた。
 ――映画で「戦後日本は海兵隊としてのアメリカはないことにして、ディズニーランドとしてのアメリカだけを享受し消費する体制を作った」という白井さんのコメントが印象的です。
 白井 米国の両義性を本土の日本人が実感していたのはベトナム戦争までで、今は沖縄だけに押しつけている。沖縄は「構成的外部」。平和国家・日本の外にあるように見えて、実は戦後体制を成り立たせるのに不可欠。この平和国家は、米国の戦争のお手伝いを一生懸命やっている。この矛盾が押し込められている場所が沖縄だ。
 渡辺 映画でミュージシャンの喜納昌吉(きなしょうきち)さんが「沖縄の本土復帰は美しかったけれども、実際は憲法9条の恩恵も受けていない」と言う。なぜ今、辺野古が問題なのか。なぜ沖縄だけが中央政権に対して反旗を翻しているのかが問われている。
 白井 「海兵隊としてのアメリカ」に、本土側も直面せざるをえなくなってきた。最近、対日貿易赤字をめぐり、トランプ大統領が「真珠湾を忘れていないぞ」と安倍晋三首相に迫ったと報じられ、日本の外交当局は「米国の大統領が日本に不満を持つはずがない」と必死に打ち消しているようだが、第三者的に見れば滑稽の極みだ。
 ――近著「国体論 菊と星条旗」(集英社新書)で、「対米従属」の問題を掘り下げていますね。
 白井 戦前は天皇が日本国民を愛してくれたように、戦後は米国が日本を愛してくれるという幻想のもとに、天皇の上に米国が載った形で「国体」が再編された。沖縄の占領状態を長期間継続させることを天皇が米側にひそかに依頼したとされる1947年の「沖縄メッセージ」も重要な要素として含まれる。
 ――「戦後の国体」はいつまで続くのでしょうか。
 白井 1868年の明治維新から1945年の敗戦までが77年。それから2022年までが同じく77年。「国体」が形成され、いったんは相対的に安定し、そのあと崩壊して社会全体をぶちこわす。このプロセスが二度繰り返されるとすれば、その過程の終わりとして考えることができるのではないか。
 渡辺 日米関係だけで物事は考えられない。地政学的にロシアや中国とも関係してくる。米ロ中という軍事大国のすきまにある島国が日本。競り合うのではなく、生き延びるために個性を強める方が大事だろう。そもそも同盟は対等であるはずなのに日米は対等でなく、戦後も別の形で不平等が継続している。明治人は不平等条約解消になぜあれほどこだわったのか、歴史をさかのぼって考えてほしい。(聞き手 核と人類取材センター・田井中雅人)
     ◇
 映画は第七芸術劇場(06・6302・2073)などで上映中。
     ◇
 わたなべ・けんいち 1951年生まれ。映像作家、映画監督。「天皇と軍隊」など多数。
 しらい・さとし 1977年生まれ。京都精華大学専任講師。著書に「永続敗戦論 戦後日本の核心」など。

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監督・渡辺謙一さん

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 「大変な思いをしている沖縄を自分が語れるか…。内地だと皮膚感覚で問題を感じられない。無知を恥じているんですよ。中に入ってみると、相当な苦しみがあるんですよね」とおっしゃった樹木希林さんはえらいと思う。
 
 私も同じ。
 ただ沖縄が好きというだけで、知ったかぶりをしてはいけない。
 しかし、沖縄が他府県と明らかにちがうのは米軍基地の多さ。それすら分かっていない本土の人間は情けない。
 私は、高校の授業に「沖縄学」を入れてほしいと思っている思っている。まずは、現状を知ること。そこからですね。
 
 ウーマンラッシュアワーの村本さんもえらいと思っている。沖縄の現状を知り、自分なりに感じたことを発信されている。こういう人は応援したい。
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ライブで漫才などについて語る村本大輔さん=3日、那覇市牧志の桜坂劇場

◎琉球新報2018年1月4日

   ウーマン村本が沖縄で明かした 「THE MANZAI」沖縄ネタの裏話

 お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんが3日夜、単独ライブ「ウーマンラッシュアワー村本の大演説〜時は来た…すべての戌どもに村本が吠えて噛みつく2018in沖縄…」を那覇市の桜坂劇場で開いた。現代日本の風刺や漫才への思いを語り、会場の約300人は笑い、拍手を送った。

 ライブの冒頭、自身が出演した討論番組で、大学教授から「無知を恥じなさい」と叱責(しっせき)された一幕を紹介。村本さんは「無知であるからこそいろいろ知ることができる」と反論し、こぶしを突き上げた。

 昨年末に全国放送の番組で、被災地や沖縄を漫才のネタにしたことや周囲の反応などにも触れた。「(沖縄などをネタにして)『重い』などと言われたが、漫才は社会で『空気』のような存在の人に色を付ける役割がある。辺野古にいる人々にもお笑いで色を付けたい」と思いを語った。

 宜野湾市からライブに訪れた木村浩子さん(80)は「自分の言いたいことを全部言ってくれてよかったし、おもしろかった」と話した。

■村本大輔さん一問一答/簡単にレッテル貼るな

 お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんと県内報道各社の主な質疑応答は次の通り。

 ―沖縄と本土の意識のギャップを埋めたい。どう考えるか。

 「(ニュースで)辺野古とかで座り込みをしている人たちが(警察に)捕まえられている映像を見た。なぜこんなことになるのかと(疑問に)思った。なぜ基地を置くのか。なぜ沖縄にいっぱい集中しているのか」

 「僕は基地賛成でも反対でもないけど、もし賛成、反対どちらでも泣いている人がいたら、同じ日本なら『どうしたの』『教えてよ』ぐらいは言えよと思う」

 ―漫才で基地問題を発信するのに勇気が必要だったか。

 「勇気というよりも、下手に語ったと思われる失礼さや、傷つけたらどうしようという方が強かったかもしれない。思ったことは漫才で言いたいと思った」

 「無関心な人を傷つけたいんじゃない。沖縄の若い無関心の人に言いたい。無関心、無知は恥じゃない。無知は最大の武器だと思う。無知はこれからまだ知らない本を読める楽しさがいっぱいある。自分は思い込んでいないという思い込みが一番怖い」

 「(「THE MANZAI」のネタについては)ケーキに問題を混ぜて食べさせてあげないと(視聴者が)口に入れてくれない。僕が知っている範囲で分かりやすくかみ砕いた。ちょっとの角度が広いものになる。漫才のすごいところだ」

 ―辺野古で座り込む人々の話を聞いて何を感じた。

 「それぞれの思いを背負っていることが分かった。(座り込み運動を)『金をもらっている朝鮮人がバイトで行っている』と決めつけた方が簡単に語りやすい。例えば1人、地元のばあさんがいたらその声までレッテルを貼ってしまう。でも、ベッド、ソファの上でネットだけで情報を見て、親指一つで世の中を決めつけている人間が、差別にさらされながらあそこ(辺野古)で自分の思いを語っている人間を否定する権利なんて何一つない」

 「フランスでは革命があった。ストライキやデモが当たり前。日本では声を上げると『やばいやつだ』というレッテルを貼られる。簡単にレッテルを貼るな。辺野古(基地建設)に賛成している人とはまだ話していないから話したい」

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