2017年12月23日(土)
2017万博クロスカントリー [ランニング・出張販売]
今日の主役は廉・彩夫婦。
今年は二人で3kmジョギング。
「彩のタイム、去年より2分以上速くなった」と廉がうれしそうに言っていた。
「そら、廉のおかげやん。」
うれしいやんねえ。分かる、分かる。
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朝5時50分発で7時前に着けばいい。
そう思って出発したら茨木ICの手前で事故渋滞。こんな朝早うから何しとんねん。仕方なく、大山崎ICで出て国道から万博会場へ。
7時10分に会場着。
渋滞の影響が最小限にとどめられてよかった。
今年は去年とちがい、京都キャロットの看板やのぼりを出してもいいことになった。どこの誰が販売しているのか、はっきりさせたほうがいいに決まっている。
去年はいろいろな制限をかけられ、売り上げが前年の半分に落ち込んでしまった。今年販売形態が元に戻っても、売り上げは元には戻らない。一度離れてしまわれたお客様は、そのままになってしまうことが多い。商売はそんな甘いもんじゃないんです。そのあたりを少しでも分かっていただければ・・・。
9時ごろ、廉と彩ちゃんが登場。
お目当ては、恒例のチアリーディング。
私も見に行ったのだが、もうすでに終わっていた。今年は写真が撮れなかった。残念。
一番最初のスタートは中学生でしたっけ。
競技場スタートゴールは、競技者の気分が味わえていい。
テントに戻ると、廉彩夫婦から私への誕プレ。
フリースジャケットです。
これで、今年の誕生日はみき江姉、真樹、廉彩夫婦からと3つもフリースジャケットをもらった。それぞれ気に入っているので、どれをいつ着るかが問題。悩むわ。
フリースの上からフリースを着たのでコロンコロン。ほんとはこんなに太ってませんし。
いつものように、おうどんとおでんのお昼。
寒い時にアツアツはありがたい。
去年伴走させてもらった松村さんをお見かけしたので、ごあいさつさせていただいた。今日は奥さんは用事があって来られないそうだ。
10kmがスタート。
ここでは松村さんと朝日さんを応援しなくては。
松村さんを見つけたが、人が多すぎてうまく写真が撮れなかった。
「まつむらさーん」と呼んでみたが、声は届かなかったようだ。
朝日さんはすぐ見つけられた。
「あさひさーん、しっかり!」と声をかけると、「はい、マイペースで」とにっこり。
そこから公園の入り口へ。
一般は入場料がいるので、入り口から望遠で撮影。
松村さんは私と走った去年より速そう。
朝日さんも快調。
「2周目もがんばってー」と声をかけたかったが、声が出ない。
ゴールまで時間があったので、いったんテントのところに戻った。
すると、廉・彩アップジョグ中。
いい感じで走ってました。
その少しあと、私に話しかけてこられる女性あり。すぐに分かりました。ムセンビ姉妹のお母さん。お母さんはなぜか私を信頼してくださっていて、大会で会うごとに声をかけてきてくださる。
先日の「びわ湖クロカン」で望さんが復活の優勝というのを新聞で知っていたので、その話などをした。望さんは日体大の記録会に出場中らしい。また、明日の高校駅伝では二番目の智美さんがで走る。
「ということは、今日は?」
「一番下の・・・。もりと(守人)っていうんですけど。」
「あっ、あの男の子。」
「もう小6なんですよ。姉二人とちがって、あの子は短距離が好きなんですけど、一度出てみるって。」
すごく穏やかで感じのいいお母さん。何より、頼りない私を信頼して話しかけてきてくださるところが「いい人」です。
そして競技場前に戻ると、松村さんが戻ってきた。
「まつむらさーん!」
今度は近づけたので、私の声も届いた。
すると、今度は小学生の部がスタート。
守人君探さんなん。
すぐ分かった。
「守人君やね。写真とらせてね。」
こっくりと返事。
10kmのスタートから1時間10分が過ぎ、やっと朝日さんの姿が見えてきた。
朝日さんは、吹田のご自宅からこちらに向かい万博会場を1周して帰る練習をされているそうだ。13kmだそうだが、これを月に3回くらいしておられるとのこと。80歳でも元気なのは、この練習のおかげでもありますね。
「守人君、お母さんの友だちなんやけど、守人君の写真、ブログに載せさせてもらってもいいかな。」
また、こっくり。
お母さんにあらかじめ断っとけばよかったな。
さて、廉彩。
行きしは、人が多すぎて見つけられなかった。
でも、帰りは人がまばらになっているのですぐ見つけられた。
仲良く走ってるやん。
また、二人でいろいろ出たらいいのに。
今年は、いつもお会いするお客様が少ないような気がした。
松村さん、朝日さんのほかは、同い年最強の北出さんくらい。北出さんは、10km60歳以上の部で3位入賞(43分台)。来年は対決しますかね。いやいや、来年はまた伴走に復活しよう。
後片付けも、みんなでやれば早い。
4時前に会場を出ることができた。
このあと、廉が探してくれたバイキングのお店へ。
エキスポシティの中にある「アトランティック」さん。
なんか、あの「陸王」の「アトランティス」に似てますねえ。
いろいろなものを少しずついただくと、彩りもきれいで、体にもよさそう。
デザートもたくさんいただいた。
私は30分くらいで食べ終わったのだが、廉彩夫婦は制限90分いっぱいまで粘っていた。ええね、若いと。
また、みんなで食べに行ったりしたいね。
廉が東京に単身赴任で行っちゃう前にね。
帰りは朝より早く、1時間10分くらいで帰ってこれた。
きくちゃんは舌ペロリン。お腹へってんにゃろね。
売り上げは、やっぱり去年よりちょっと増えただけ。おととしくらいには戻らなかった。
きくちゃんのごはん代稼がんならんのに、あんまり売れんかったわ。
今年の出張販売は今日で終わり。来年、またがんばりましょう。
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2017年12月22日(金)
2017万博クロカン準備 [ランニング・出張販売]
午後4時ごろから、明日の出張販売の準備。
去年はミズノの商品限定と言われ大変だったが、眞寿美店長の粘り強い交渉により、今年はうちの商品をすべて販売していいことになった。
そのため、「車に積めるだけ積め」ということでぎゅうぎゅう詰めに。私は、パズルをはめこんでいくように荷物を積むのが上手なんです。
以前は同じ商品が複数個あり、キャラバンに思いっきり積み込んでも店にも商品が十分にあった。ところがだんだん仕入れ数が減っていき、今や「出張販売の日は店がめっちゃ寂しい状態」になっている。
日曜はわざわざ遠くから店に来てくださったりするので、そんな状態は大変申し訳なく思う。
ぎゅうぎゅう詰めが終わったのが7時前。7時に店を閉め、夕食の食材を買いに。
いつもは御園橋通のフレスコに行くことが多いのだが、今日はヨメさんが「生協に行こかー」と言う。まあ、私はどこでもいいのだが。
行く道で、由美さんの話。
「ケーキのお礼を言をいに行かなあかんと思ってたけど、またスーパーで会うしええか。」
「そんなうまいこと会うかいな。」
西賀茂生協に入り、何を買おうかとうろうろしていると、「由美さん発見!」
うちが生協に買い物に来るのは1年ぶりくらい。由美さんもさんも生協にはあまり来られないとおっしゃっていた。ああそれなのに、ああそれなのに。
どうなっとるんじゃー、今噂してたとこやん。
こわいわ!
縁、ありすぎ。
明日は品ぞろえ抜群。
皆様、「京都キャロット」でのお買い物、よろしくお願いいたします。
レースは出ないので、販売をしっかりがんばろう。
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2017年12月21日(木)
ごほうび [私の好きな人]
「由美さんがお祝い持ってきてくれはったでー。けんかしたらあかんし、2人分別々やて―」とヨメさん。
「いやー、うれし。でも、なんでけんかせんならんのん?」
いつも私のことを気遣ってくださっている、かもなす由美さん。ふだんあまりパソコンを見ることはないとおっしゃっていたのに、またまたタイムリーに見てくださったんですね。本当にありがとうございます。
すっかり忘れていましたが、6年前に黒猫・あんもちゃんが死んじゃった時も慰めに来てくださいました。かもなす由美さんは、私のことを一番心配してくださっている方かもしれません。
さっそく、お礼のショートメール。
ーーーキャロットの藤井です。5時にお迎えで店に行くと、由美さんからのごほうびが届いていました。ありがとうございます。由美さんのために、生きる!ーーー
今日は、年内最後の三線教室。
今回で丸半年、12回。受付の方が、「だいぶ上達されたでしょう」と声をかけてくださった。「いや、歳取ってるのであきません。」
生徒は、前からおられる女性が2名と7月に私と同時入会した女性が2名。その同時入会したうちのお一人が、かもなす由美さんに感じが似ているTさん。
「孫の世話が大変で、全然練習できてへんねん」というのが口癖になっている。
私は孫の世話はないのだが、全然練習できていないのは同じ。二人で呆然としている時間が多い。それでも、「しっかり弾けるようになるようにがんばりましょうね」と励ましあっている。
父の誕生祝に「十九の春」を弾いて、みんなに歌ってもらった話も聞いていただいた。私にはお姉さん的な存在であり、たいへんありがたい。
「上達のスピードは遅くとも、あきらめずに続けていきましょうね。」
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【RUN】
「沖縄100K」以後、中三日あいて初のRUN。
ゆっくりゆっくり、いつもの十王堂橋往復5km。32分34秒。
ここからまた速く走れるようになるのだろうか。
次の目標は、1月21日「名護ハーフ」を1時間34分台で年代別優勝!
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【今日のきく】
今日は長めのお散歩。
きくは、あちこちにおいだりしてなかなか歩かなかった。まあ、たまにはわがままも聞いたらんなんな。
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2017年12月20日(水)
ウルトラのあと(12/19) [沖縄]
「真樹がな、かあちゃん心配するし、家のことはゆわんといてなって」と私。
「そんなたいへんなとこやったん?」とヨメさん。
「まあな・・・。」
都会が嫌いでいなかが好きなところは私に似たんでしょう。でも、不便な所でも暮らせるのはヨメさんに似たんじゃないでしょうか。
「簡単にゆうとな、キャンプ生活みたいなもん。ボクはな、お風呂がないところにはよう住まん。」
おっと、もうこれ以上書いたら真樹に叱られる。これ以上は内緒内緒。来年1月の「名護ハーフ」に来る時までに、なんとかしてくれるかなあ。
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2017年12月19日(火)
ウルトラのあと(12/18) [沖縄]
「あちこち写真を撮って帰ってください。うちの宣伝になりますので」と民宿・芭蕉布の奥さま。でも私はどうしてもネコちゃんのほうに目がいってしまう。
土曜日には姿を見せてくれなかったモモちゃん。やっと顔を見せてくれた。
今年の2月、チビの娘としてビビといっしょに生まれた子。こわがりで愛想がないらしいけど、かわいいネコちゃんじゃないですか。
ネコが好きな人にはたまらない民宿。苦手なお客様には、絶対にネコ部屋(別棟)から出さないとのこと。そのへんは徹底されています。
2階の窓から見える景色は抜群。
「あの橋を渡ったんやなあ・・・。」
レース前日は、何やかやでけっきょく1時ごろまで寝られなかった。しかしレース後は背中が痛かっただけで、7時間以上ぐっすり寝られた。
階段を下りるのが大変かもと心配していたが、普通に下りられた。
冬じゃなくて、夏にも来たいくらい。
泳ぐところって、あったかな。
「丘の上の立派な建物はホテルですよね。」
「いえ、あれはauの基地です。」
「auの基地?」
au、儲かってますね。
朝はトーストとコーヒー。
しっかり寝られたせいか、バクバク食べることができた。
荷物の整理に時間がかかり、10時ごろやっと下におりた。
そこで、ネコちゃんたちのお見送り。
チビ、ビビ、モモ(3びきとも耳カット済み)、また来るから元気でね。
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奥武島の公園にネコがいっぱいいたので、写真を撮りに行った。
このネコちゃんは、ビビとモモのお父さん?
おとなしくてかわいいネコちゃんばかり。
堪能しましたわ。
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さて、このあとは真樹のところへ。
とは言っても、真樹は夜7時まで仕事なので時間をつぶさなくてはならない。
いつもなら牧志の桜坂劇場へ映画を見に行くのだが、それには向かいの公園のネコちゃんかまいも含まれている。今日はもう奥武島でネコをいっぱい吸ってきたので、パス。
高速で名護まで。軽自動車は810円。
いつも私を応援してくださっている玉城さんのお勤め先へ。お墓屋さんだと思っていたが、建設会社でした。
京菓子の「鼓月」さんの期間限定販売、その名は・・・「京あんも」。
うちが飼っていたネコのうち、一番長生きしてくれた黒猫「あんも」ちゃん。このお菓子「京あんも」のように黒光りしていました。
ネコの大好きな玉城さんは、私のブログのあんもの記事も読んでくださった。(「あんも、あんも・・・」2011年5月15日は、いまだに自分の書いた文に泣いてしまう。)玉城さんは、私の応援のときもあんも付きでしてくださっている。ありがたいことです。
玉城さんにコーヒーをいただいて、次は「理容・きゃん」さんへ。
「理容・きゃん」さんは、真樹のアパートのすぐ近く。
しかし、真樹は11月末で引っ越してしまった。
私が入ると、「尚巴志マラソンでしたっけ?」と。初子オバアはマラソンにくわしいんです。
「いや、尚巴志は11月です。与那原から糸満市役所往復の100kmマラソン走ってきました。何とかギリギリ制限時間内に完走出来ました。」
「それはよかったですね。」
おっとこまえにしてもらって、次はお昼ごはん。
いつもの「きっと屋キッチン」に行くとお休み。
そういう場合は「我部祖河食堂」へ。
ここでは、これ。中味汁定食(700円)。
そのあと、着替えのTシャツを持ってくるのを忘れたのでサンエーに買いに行った。ウルトラ完走記念Tシャツがなかったので、その代わりのつもりで沖縄らしいのを買った(790円×2枚)。
そして、真樹のバイト先「あいあいファーム」へ。
直売所に真樹はいた。
いつもの笑顔でしっかり働いていた。
コーヒーともさもさするお菓子。
Wifiが使えるので、ここでちょっとブログ書き。
真樹の引っ越し先にも行ってきた。
まあ、たいへんな・・・。(くわしくは書けません。)
真樹が仕事から帰ってきて、二人で夕食へ。
名護のサンエー為又店内にある「和風亭」へ。
真樹は「漁師丼(1166円)」。
私は「ステーキ御膳(1717円)」。
デザートに「夫婦ぜんざい(2つで453円)」。
そのあと、イオンへ。
真樹が、私の誕生日プレゼントを買ってくれるらしい。
これは、私が買った沖縄らしいTシャツ。
こちらが、真樹が買ってくれたフリースジャケット。
変わった柄やから、京都ではだれともかぶらんやろね。
いいのを買ってくれてありがとう。
今回は来るときが去年の誕プレのパーカー、帰りはこのフリースということになる。
このあとは、真樹のつくった梅酒で長い長いゆんたく。
酔っぱらって、写真撮るのん忘れてしまいましたわ。
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2017年12月18日(月)
第2回沖縄100Kウルトラマラソン・後半(書き直し) [ランニング]
去年より10分遅れでレストステーションへ。
まずは体のチェック。
足指に小さい水膨れができているだけで、一番心配していたこむら返りの兆候はなし。一番痛いところがポールでゴリゴリの「背骨」って、そんなランナーは私だけでしょうね。
ここで半そでTシャツ・ランパンに着替える予定だったが、気温は一向に上がらず。夜7時ギリギリまで粘るつもりだったので、長Tの上に半そでを重ね着した。
ゲーターをつけているので足が寒いということはない。ロングタイツは脱ぎ、ランパンに。
これで「京都キャロット」の「にんじん」のイメージにしたかったのだが、やっぱりオレンジか赤のゲーターにしたかったところですね。
お腹の調子がもひとつよくないので、またトイレへ。すっきりしてさあスタートと思ったが、ウェストバッグに入れるもので悩んだ。
前半分で入れてきたものがだいぶ余っており、そこに預けてあった後半分が加わったので取捨選択で迷った。全部持つのは重たいし。これでかなり時間を取ってしまった。
このあたりが、私がウルトラ20回目なのに素人っぽいダメなところ。だいぶ時間のロス。
私のGPS腕時計は10時間しか持たない。よって、去年と同じく後半のみ投入。ただ5kmごとに距離表示があるので、その都度歩きを挟んできた。あまり1kmごとのラップが必要とは思わなかった。
11時40分、これでやっと後半のスタート。(約18分休けい。)
最初のコーナーに、またかわいい女子高生。この配置はオッサン的には最高です。写真を撮ってもらい、気分良くスタート。
後半の最初は、距離稼ぎの小さいループコースへ。
いきなりかわいいネコちゃんに遭遇で、走る気がわいてきた。
「後半50kmを7時間20分以内か・・・。」
キロ平均8分24秒以内で100km走ると、14時間以内完走。それが一つの目安。
私は後半に20分の余裕ができたので、それより20秒ちょっとかかってもだいじょうぶ。ただ歩きを挟んでいるので、5km42分のところを44分かかってもだいじょうぶと考えたほうがいい。
このあたりもすぐ計算できたので、頭も疲れてなかったということ。
糸満は漁師の町と言われており、沖縄の中では気性の荒い人が多かったと言われている。今はどうなんでしょう。
さっきの丸猫さん。
ほんまに沖縄にしては寒すぎる。
55km、7時間15分14秒(36分29秒)。
この辺りは平坦なので、歩き挟みは少しだけでほとんど走った。。
75km過ぎの上り坂でいっぱい歩かんなんから、できるだけ貯金を減らさないように。いや、できれば増やしておくように。
ほっとする景色。
ただ、前にも後にもほとんどランナーの姿がない。
一番大きな声で応援してくれていたエイド。
かわいい子ぞろい。
60km、7時間51分39秒(36分25秒)。
去年は、もうこの前ですでにこむら返りが起こっていた。今年もふくらはぎに「ピリッ、ピリッ」とはきていたが、それだけですんでいた。
「変態仲間です」と声をかけて抜かせてもらった、沖縄の美人ランナー。
背中には「100km走るなんて、変態だと思う」と書かれていた。
その「変態女子」に、すぐ抜き返されましたけど・・・。
おー、追いついたデカ頭鳥。
ところがこのデカ頭鳥、追いつけそうでなかなか追いつけなかった。根性あるデカ頭でした。
65km、8時間31分15秒8時間(39分36秒)。
「あれっ、浮田さん! こんなところで・・・。」
「今年は順調じゃないですか。完走できそうですね。」
「それが分かりませんねん。こむら返りが来たら、全部パーですから。」
去年、このお向かいのトイレを借りていた時に浮田さんに追い抜かれた。今年は同じ地点でまったく反対になったが、この先はまだまだ分かりません。
とにかく、ランナーが少ない。エイドに人が群がっているとホッとする。
せめて1000人規模の大会になればいいのに。後ろのほうが寂しすぎる。
70km、9時間11分16秒(40分01秒)。
この時点で35分以上の貯金ができた。
この先にある上り坂と終盤でのペースダウンがあっても、貯金をうまく使えば・・・。こむら返りさえ起らなければ、行ける! (実は、去年もこのあたりで同じことを考えていた。)
冬なのにきれいな花が見られるもこの大会の特徴。
75km、9時間52分18秒(41分02秒)。
向こうに見えるのは奥武島かなあ。
トンネルの中は風がないので走りやすい。
奥武島にかかる橋がはっきりと見えたので、写真に撮っておいた。
本格的な上りに入る前に腹ごしらえ。
皆さんよく分かっておられるようで、ここは大盛況だった。
80km、10時間48分03秒48分(55分45秒)。
ほぼ上りばかりの区間、さすがに時間がかかった。しかし私にとっては、ここは時間をかけてでもこむら返りを起こさないように気を付ける区間。また「ピリッ、ピリッ」は何度もあったが、それでおさまっていた。
第6関門(81km?)。
貯金、19分に減っちゃったね。残り19kmに、その貯金をうまく配分しなければ。
目と目が合った三毛猫ちゃん。
それでも逃げず、写真を撮らせてくれた。
「オッサン、がんばるでー。」
このお花畑の先が、絶景・ニライカナイ橋。
このうず巻きは、ゼンマイ?
きたー、本日最強の風。
のぼりごと吹き飛ばされそうなので、片手を背中に回し、ポールを押さえて走った。
たくさん写真を撮りたかったのだが、風がこわくてうまく撮れない。
去年はこの下りで「調子乗っちゃって」、その直後の大こむら返りの伏線になったのだと思う。今年はその点を反省して、慎重に慎重に。
ほぼ橋を下りきったところが85km、11時間31分31秒(43分28秒)。
第7関門(86km)到着!
去年動けなくなった地点。
真樹がここで待ってくれていたのも知らず、その目の前でこむら返りでのたうち回った。せっかく関門通過していて体も元気だっのに、もう歩くこともできずレース続行断念。
今年は25分も貯金があるじゃないですか。今年に真樹に見に来てもらったらよかったなあとか思いつつ、いやいやまだ14km残っている。気を緩めてはいけない。
かわいい琉球犬。
関門を超えると、こんなごほうびが待っている。
90km、12時間14分30秒(42分59秒)。
残り10kmを1時間45分。キロ10分ペースでもおつりがくる。アップダウンもないし、こむら返りさえ起こさなければ・・・。(その話ばっかりで、すいません。)
こんなかわいい街路樹。
ほっこりしました。
最終第8関門(91.9km)。
えー、まだ23分も貯金あるやん。あと8kmを88分。
最後の腹ごしらえ。
いつもの私なら気持ち悪くて何も受け付けなくなっているはずなのに、今回は何でも食べられた。
途中で何回もお会いしていた男性。「誰かの応援に来てはんにゃなあ。マメに先回りしてはるなあ」と思っていた。その男性から、「キャロットさんですよね」と声をかけていただいた。
「今は走ってないんですけど、私がランナーだったころ、よく通販で買わせていただきました。青森の棟方です。」
「あっ、お名前は記憶にあります。どなたかの応援に?」
「はい、カミさんの。今、後ろを走っているでしょ。」
「いやいや、それは写真撮らせてもらわんなん。うちのヨメさんにも報告せんならんので。」
写真を撮らせてもらうとき、さりげなく肩を抱いて・・・。かわいい奥さま。仲良しご夫婦ですね。うらやましい。
この時分から暗くなり、ランナーの姿も見えなくなった。
真っ黒い子犬が応援に来てくれたのだが、暗闇に黒犬で何か分からん。
スタートからずっと暗くて見えなかった景色、帰りにしっかり見ようと思っていたのに、ゴールが遅いとやっぱり暗くて見えない。知らんかった。
95km、13時間06分04秒(51分34秒)。
おっとっと、急に貯金が少なくなった。
残り5kmを53分。今となってはけっこうきついペース。
この先の最終エイドに、巡回バイクの大会関係者が来られた。
「後ろに、あと10人ほどです」と報告されていた。べべに近いと思っていたのに、後ろに10人も。これは心強い。
ヘロヘロになっているとき、私と並走してくるワンちゃん登場。うれしくて写真を撮っていたら、ドドドドドと何人かの塊が私を抜き去っていった。
「あっ、デカ頭鳥もおるがなー。」
団体に抜き去られ、最後の信号で後から来たお二人に追いつかれ、ついにゴール前の直線へ。追いつかれたお二人は元気で、あっという間に差がついた。
「これで、後ろにいたはずの10人全員に抜かれたんかなあ」と思いながらゴールへ。
ゴール制限時間には2分ほど余裕がありそう。最後に足つったら大笑いの結末になるので、本日最高の慎重さで確実にゆっくりと進んだ。。
ゴールテープを切った瞬間、フラッシュがバシャバシャと。なんと気持のいい。
(どなたか分かりませんが、もし写真があればほしいです。業者さんかな?)
13時間58分05秒。
100kmウルトラ20回目にして、初の14時間以内完走。(前2回の完走は、15時間制限の14時間半くらい。そのほか17回は途中収容。)
ここまで来たら、残り2分でだれもゴールせず、制限時間内最終完走者になりたいところ。私の後ろにはだれもゴールされないのを確認。(だいぶ離れて、制限時間オーバーの完走者が1名おられたようだ。)
ゴール後、「おめでとうございます」と駆け寄ってきてくださったのは、青森の棟方さん。奥さまはだいぶ先にゴールされた模様。
棟方さんにゴールの記念写真を撮っていただいた。
やや斜めからとっていただいた写真。
棟方さん、センスいい。すごくいい写真です。ありがとうございました。
去年10月の、1回目の手術で入院している病室から申し込んだ「沖縄100K」。私の最大の弱点であるこむら返りによって完走ならず。
今年4月に2回目の大手術。7月にはアイソトープ治療のため入院。
今年は予算の都合で出る予定がなかった「第2回沖縄100K」。10月の「久米島マラソン」が中止になり、急きょこちらに申し込んだ。
十分準備する間はなかったが、なんとか「癌患者でも100kmウルトラ完走」の目標は達成できた。「誰にも感謝も恩返しもしない人生」がモットーの私ですが、今回だけは別。応援してくださった皆様に感謝します。(・・・恩返しはしません! ひひひ。)
去年は、レース後の夕食も民宿・芭蕉布さんにお願いしていた。しかし体調すぐれず、用意してくださった半分も食べられなかった。申し訳なくて、今年は食べて帰ることに。
イオン・南城大里店へ。前の日にちょっと寄ったので、たしか食べるとこがあった。
「塩麴健康味噌汁(630円)」、安いのにうまかった。しっかり食べられた。
民宿に帰ると、「ちょっとお祝いしましょう」と誘われた。(完走後、一番にメールしておいた。)
私と奥さまとで、「カンパーイ!」(ダンナさんはアルコールだめ。)
お風呂に入って、寝るときになっても背骨が痛くてたまらない。
なんでウルトラ完走して、一番痛いのが背骨やねん!
ゴリゴリ。
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