2017年02月05日(日)
京都走ろう会例会〜ぬかるみラン〜 [ランニング]
「こんな寒い雨の日でも走りたいっていう変わった人がいるんやろうなと思って来てみたんやけど、やっぱりいやはったわー」と平田さん。
というより、平田さんのご自宅は会場からかなり遠く、いつもバイクで来ておられるのに、今日はどうやって来られたのかとそっちの方が心配になった。
今日はランナーが6名だったので、役員さんのほうが多い。「ちょっと変わった」少数派の私たちのために、お世話をしてくださった役員の皆様、どうもありがとうございました。
雨でなければ「京都キャロット」の商品を持っていき、プチ出店をさせてもらおうと思っていた。でも、朝からきつめの雨。
今日は「木津川マラソン」で、雨をしのぐところが全くない堤防上を何千人ものランナーが走る(フル2500人、ハーフ1500人)。「木津川マラソン」の売りは「制限時間なし」なので、時間がかかるランナーが多い。ああ気の毒と思ってしまう(ランナーよりも役員さんが)。
スタートとなる10時すぎ、雨が一段と強くなった。私も含め、みなさんアップなしの本番の模様。
10kmに私、中嶋さん、斉藤さん。5kmに最近入会された熊谷さん。1.4kmに佐藤光一さん。あと岩田さんは何キロだったんでしょう。
今日は10kmを44分が目標。ただ、降り続いている雨のせいで、河川敷はドロドロ。滑らんように気を付けて走らんなん。
今日は雨のため出雲路橋の真下をスタート。
スタートダッシュで飛び出したが、すぐ後ろに足音が。葵橋に着く手前で、その足音の主が私を追い抜いて行った。中嶋さんでした、好調です。
「今日が敗北記念日になるんかー」と思いつつ、できるだけ離されないようにがんばった。
南折り返し(丸太町橋、約2.4km)で10分30秒。
ここから始まる上り5kmをがんばれば、44分台が狙える。
2番手を走る私を見て、斉藤さんはビックリされてなかっただろうか。
「ついにこの日が来たか」と。
ていねいにごあいさつしてくださった熊谷さん。まだ50前だそうだ。
中嶋さんとの差はなかなか縮まらなかったが、4kmあたりでやっと追いつき抜くことができた。あとは逃げろや逃げろー。以前だいぶ差をつけたつもりが、ゴールして振り返ったらすぐ背中に迫られていたということがあった。
出雲路橋に戻って約4.8km、21分40秒(11分10秒)。
後半のほうが約5.2kmと長いので、早くも44分台に赤信号。
佐藤光一さん。
雨でも雪でも必ず来られています。若々しい姿、かっこいいです。
(1.4kmではなく3.1kmを走られたようです。)
岩田徹さん。
私らと同じ向きにスタートされたと思っていたのに、会わなかったということは、北向きに走られて戻って来られたのでしょうか。
(いつもの5kmコースを走られ、橋の下スタートのため4.8kmで参考記録に。)
北折り返し(御薗橋、約7.4km)、33分50秒(12分10秒)。
最後の下り約2.6kmを11分10秒以内で行かんと45分台になってしまうんや。
ここからわき目もふらず、写真も撮らず、走って走って天国へー。あっ、ちゃうちゃう。
ゴールは45分13秒。力及ばず。
ゴールして振り返れば、すぐに中嶋さんがゴール。御薗橋折り返しでは10秒以上離していたはずなのに・・・。あぶなかった。
今日はゴミ袋をかぶって走った。
雨はきつかったけど、それは走る妨げにはならず。それよりもぬかるみ。さすがに前半はよけてよけて走ったが、それでだいぶ体力消耗してしまった。
後半、芝生部分を走った時に滑ってこけそうになった。そこからもうぬかるみを気にせず、ビシャビシャとハネを上げながら走った。
ぬかるみがもう少しましだったら、楽々44分台は出ただろう。でも欲張らず。
こんな厳しい条件の時にお世話をしてくださった役員の皆様、ほんとうにありがとうございました。
4分20、4分17、4分32、4分25、4分42で5km22分17秒。
4分45、4分42、4分39、4分30、4分17で10km45分13秒(22分56秒)。
着替えるのがめんどくさかったので、ぬれた服装のまま家へ。
ヨメさんはまた学校へ自習しに行っているので、私一人でインスタントラーメン。体が冷え切っていたので、すごくおいしかった。
ラーメン食べながら「別大毎日マラソン」テレビ観戦。
中本健太郎選手(安川電機)が2時間09分32秒で優勝。
復活しましたね。私の好きな選手なのでうれしい。
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2017年02月04日(土)
「風病」ラン [ランニング]
「このごろな、痛いとこがコロコロ変わっていくねん。2日単位くらいでな。これってどういうことなんやろう。」
「それは東洋医学で言う『風病』かも知れんなあ」とヨメさん。
風病(ふうびょう)・・・風の気にあたって起こると考えられた病気。かぜのやまい。ふびょう。
なんか、それとはちがうような気がするが。このごろ、痛いところがコロコロ変わる。最近では、左腰が痛んだ2日後に右腰痛、左肩が強烈に痛んだかと思えば翌日に右肩、その翌日には左ふくらはぎ、そしてその2日後にまた右腰痛・・・。
同じところがずっと痛み続けるよりはいいんでしょうかねえ。
今日も父のお見舞いラン。
家を出るのが遅くなってしまい、父の夕食が始まる6時に間に合いそうになくなってしまった。
上賀茂神社まで2.9km、14分27秒。
ここで5時30分。バス停の時刻表を見ると、5時34分発の千本通を南下するバスがあった。これに乗ったら6時に間に合うかもしれないと思い乗ることにした。
ところがどっこい、バスて遅いんですね。
上賀茂神社から約5km、千本丸太町まで27分。これやったら走って行った方が速かったかも。
千本丸太町から中央病院まで、1.63km、8分28秒。
病院に着いたのが6時5分ころ。「遅なってしもたー。」
病室に入ったのは6時10分。もう夕食が始まっていた。
「おとちゃん、それはあかんわ。」
父は一人で食べようとがんばっていたのだが・・・。その姿はあまりにも悲惨で、父の名誉のためにもそれを描写することはできない。
「食べさしたるわ。」
「おー。」
ちょっと時間がかかったけれど、完食!
よかった、よかった。
そのあとまたいろいろしゃべったのだが、元気がない。
唯一、また走ってきたという話の時だけ大笑いしていた。半分はバスに乗ってきたのだけれど、それを言うとガッカリすると思ったので、、全部走ってきたことにしておいた。
「おじいさん、こないだはしゃべってしゃべって笑て笑てやったのに、今日は元気がないなあ」と言っていると、それを耳に挟んだ看護師さんが「今日ちょっと熱があって」と教えてくださった。インフルエンザとちごたらええんやけど。
7時前、病院を出発。
バスに乗って帰るくらいなら、走って帰ったほうがまし。
いつも同じコースではおもしろくないので、今日は今宮神社経由で帰ることに。
帰りは9.28km、54分09秒。ほとんど上りの割には、キロ5分50秒ペースとがんばった。まあまあです。
さて、どこが風病?
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【今日のきく】
今日の昼散歩は、京産大体育館。
きくちゃん、ここが大好き。
また裏山に入ったろと思ったが、その手前にたくさんの学生さんがおられたのでやめておいた。
でもこんなに見事な晴れ空のもと、いつもとちがうところに散歩が行けただけでも、えーやん。
ご近所に、こんなにかわいいネコちゃんが・・・。
「ネコオブザネコ」って感じです。この先も堂々と生きていってねー。
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2017年01月31日(火)
「神ってる」ラン [ランニング]
今日は、「自宅→京都シネマ→中央病院→自宅」ラン。
中央病院からの帰り、西大路通を北上中、「ふじいさん!」の声。
「あらー、Nさんやないですか。」
今まで何回もこのブログに実名で登場していただいた方だが、今回は了承を得てないのでNさんということで・・・。パオパオだよりの愛読者ならすぐ分かりますよね。「京都丹波ロードレース」で遠くから私を見つけて手を振ってくださって、私がメロメロになってしまったNさんですよ。
今日はお父様とお散歩かな。お父様もお上品そうな方で、お二人の歩かれている姿がまぶしかった。うちもそうあってほしいと思いましたわ。
それにしても、昨日の松村竜太さんに今日のNさん。2日連続で大好きな人と遭遇できるなんて。
「神ってる!」
京都シネマの会員更新をした時のタダ券の有効期限が1月31日。
「今日使わんともったいない。」
お昼12時半ごろ、自宅スタート。
家から京都シネマまで9kmくらいやったし、走って行って映画見て、そこからまた父の病院に走って行って家まで帰るという予定。
同志社大の北側に「なか卯」があったので、食べて行こうかなと思った。でもここで食べると、四条烏丸までだいぶあるのでやめておいた。もうちょっと先にもあったはずやし。
烏丸夷川にもありました。
安いとこを探すのはたいへん。
ここまで約8km、47分39秒。キロ6分ペース。
「和風牛丼並+小うどん味噌とん汁」(550円)。
この値段やったら、ヨメさんに怒られんやろう。
久しぶりの牛丼はおいしかったが、小うどんの汁がからかつた。
食べ終わってすぐ、四条烏丸まで。
1.34km、8分29秒。
京都シネマのビルに入って気が付いた。
タダ券の有効期限は、「2018年」の1月31日。
「ああ、あと丸1年。今日あわててくることもなかったか・・・。」
しかし、癌患者的発想から行くと「できることは何でも早めに」となる。これでよかったんや。

「こころに剣士を」(フィンランド・エストニア・ドイツ合作 )
高校時代にフェンシングをやっていたヨメさんといっしよに見たかった映画。今ヨメさんはお勉強ばかりで、映画なんてとんでもないという状況。
映画を見ていて、「ヨメさんは、子どもたちにフェンシングを教えてみたいとか思わないのかな」と思った。主人公は「実は子どもが苦手」というところも似ているような・・・。
この映画は、「ソ連占領下で人々が鬱屈した生活を強いられた1950年代初頭のエストニアを舞台に、勇気を持って逆境に立ち向かおうとするフェンシングの元スター選手と子どもたちの絆を、実話に基いて描いたヒューマンドラマ」だそうだ。
私は、映画に子どもが出ているだけでおもしろいと思う。その表情を見ているだけで楽しい。特に少女・マルタの眼がすごくよかった。
映画を見終わり、今度は父が入院している中央病院へ。
今日は迷わず南館(本館)へ。
4.16km、26分40秒。
病室に入ると、父は起きていた。
昨日点滴の針を抜いてしまったので、今日はデカい手袋をはめていた。
「今日はだれか来た?」
「だれも来ん。あー・・・、こうじとこうじのヨメさんが来たわ。」
「なんでやねん。こうじはボクや。だれかとまちごうとんのとちゃうか。」
兄に「今日も中央病院に来ました」とメール。
すると「4時すぎまで病院にいました」と返事。えっ、まだ1時間もたってへんやん。そやし、今日は起きとったんか。
「おじいさん、ついさっきまでにいちゃんがきとったんやて。」
「そうか。」
「いやいや、そうかとちごて。おぼえてへんのかいな。」
「おぼえてへんなー。なんでもすぐわすれんにゃ。はははー。」
まっ、ええか。
父は昨日とちがってよく笑った。
「きんのな、ここから走って帰ったんや。御薗橋あたりまではよかったんやけど、その先から大雨になって、頭からビチャビチャになってしもたわー。」
「はははー、そらあかん。かぜひくど。走って帰ったんかー。はははー。」
「今日もな、四条まで走って行って映画見て、四条からここまで走ってきたんやで。」
「ほー。」
「そんでまた、家まで走って帰るわ。」
「はははー、走ってばっかりやな。」
特別おもしろい話でもないのに、わろてわろて。
ほかの時にもよう笑ってくれた。笑っていたらこちらも安心。
晩ごはんまでいたかったのだが、そうなると家に着くのが8時前になってしまう。今日は夕食の直前に帰らせてもらった。
薄暗くなりつつある西大路通を黙々と北上中、「藤井さん!」の声。
Nさんは、お父様とおしゃぺしなから散歩中。私はじみーな服装でじみーに走っていたのに、よく見つけてくださいました。
近所ばっかり走ってんと、いろいろなところに走りに出て行かんとあかんね。
家まで9km、56分24秒。キロ6分16秒ペース。
これで今日の合計は22.5km。
1月の累計が302.7km。ぎょうさん走ったやん。ただし、それが身になってるんだかどうか・・・。
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2017年01月30日(月)
第85回勝手に国労応援ラン [ランニング]
どうしょどうしょと思ってたけど、走りに出てよかった。
家から5kmちょっと、千北交差点を通過しようとしたときに「あれっ?」
「松村さん、藤井です!」
「あー・・・。」
「ライトハウスに行ってはったんですか。」
「はい、今帰りです。」
「私の父が入院していて、今から走ってお見舞いに行く途中です。中央病院に入院してるんですよー。家から9kmくらいみたいなんで、走っていくかーちゅう感じで。」
「中央病院って、どこでしたっけ。」
「円町の近くです。」
「あーあー。」
「またいっしょに走ってくださいね。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
神さんはよう見てはんにゃわ。
「おまえー、死んだら地獄行き確定やけど、生きてるうちはかわいそうやしちょっとだけ甘やかしたろ」てか。
この場所この時間に、私と松村さんが出会う確率は何パーセント?
ちょっと走るスピードがちがったり、横断歩道を歩いてくる人に眼を配らなかったら、出会うことはなかったでしょう。
思いもかけないところで思いもかけない人と出会えると、うれしくてうれしくて・・・。ほんまによかったわ、走りに出て。
お昼すぎ、兄からメール。
「おじいさんが民医連中央病院に入院。肺炎高熱でしたが元気になってきました。早く回復して帰りたいものです。また顔を見せてください。」
中央病院と言えば、JR円町駅のすぐ近く。1月の「勝手に国労応援ラン」ができていなかったので、ちょうどよかった。前に円町駅まで走った時9kmくらいだったので、ゆっくりジョグには最適の距離。
そして何より、私が走ってお見舞いに行くと父はすごく喜んでくれる。一石二鳥とはこのことなり。
4時半、自宅スタート。京都は南に向かって走るのは楽。ゆるやかに下って行くので。
旭丘中学校前で5km、29分ちょっと。
この先の千北交差点で松村竜太さんに遭遇。
西大路通りを円町交差点まで。
信号に何回も引っかかったが、まずまず気持ちよく走れた。
JR円町駅到着。
近道を探して走ってきたので、9kmはなかった。
一応、記念写真。
今回も「いらんちゃ 米軍基地!」のジャンバーで。
福知山自衛隊内で米軍の実弾演習がされることが決まりました。丹後→福知山→京都市内(桂)・京都府南部(大久保・宇治)と浸食されていくのでしょうか。
5時半ごろだったので、もっと利用客が多いと思っていた。JRに乗る人はそんなに多くないのかもしれませんね。
中央病院到着。
南館と聞いていたので一番南に行くと、ここは西館。その北にあるのが南館らしい。ああややこし。
ぐるっと回って南館(本館)到着。
9.33km、約55分。キロ6分切ってます。
病室に入ると、父は寝ていた。
「こうじです」と言ったけど、分っているのかどうだか。
でも「家から走って来てん。9kmもあったわ」と言うと、満面の笑顔。「そうかー、そらええ選手になれるわ。」
「今日はだれかお見舞いに来た?」と聞くと「誰も来とらん。」
「きんのは、とよぞが来て、しゃべってしゃべって。黙っとるのも悪いさけ、返事しとったら疲れたわ。」
「ふーん。」
豊三おじさんは父の弟で、2011年1月3日に亡くなられた。ついに迎えに来たか?
「あっ、お前のヨメさんもきたどー。」
「へっ、そうか。」
お前のヨメさんて、だれやねん。そもそも、今目の前にいる人間が「こうじ」と認識しているのだろうか。まあ、細かいことは気にすな気にすな。
6時すぎ、夕食の時間になった。
前に兄が言っていた。「一人で食べるのは寂しいし、行けるもんやったら夕食の時に行ってしゃべったって。」
ほんまそうやね。こんなところにほとんど寝てばかりで、ごはんの時も一人きりではねえ。
父は一番にデザートであるみかんに手を付けた。そして、箸では食べにくい細かいおかずに。「箸ではボロボロこぼれるし、スプーンで食べたら」と言っても使おうとしない。「ボクがスプーンで食べさしたるわ」と言うと、怒るかと思ったら意外と素直に食べてくれた。腹減らしの父には、このご晩ごはんは物足りんかったやろね。
兄にメール。ヨメさんにもメール。
そのたびに父に読み上げていたのだが、「それはだれが書いてん?」と興味を持っていた。
「おじいさん、もうおそなるし、帰るわな」と言うと、それまでよくしゃべっていた父が固まってしまった。もう一度「帰るわな」、小さな声で「おー」と返事。父は耳は悪くない。固まった顔が「もうちょっとおったらええのに」と語りかけていた。
また来るがな、走って。
帰りはバスで帰ろうかと思ったが、うちの家にバスで帰るには乗り換えて4、50分かかりそう。走って1時間ほどやったら、走って帰る方がましか。昨日のレース後から腰がかなり痛くなっていたけど、ゆっくりなら走れる。
御薗橋までの6kmは順調に。しかし、橋を渡ったくらいから雨がきつくなってきた。京産大前ではじゃじゃ降り。家に着いたときは、頭からぐっしょりで冷え切ってしまった。
帰りの上りは9.1km、約57分。キロ6分15秒ペース。
往復で18.4km。
アピールランになったかどうかは問題だが、楽しく走れました。
※ 元国労の中野勇人さんは、20回目の「サロマ」に申し込み。
北見におられる奥様や息子さんは、今どうしておられるんでしょう。
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2017年01月25日(水)
「一日も早くやめてほしい」ラン [ランニング]
今日は水曜なので「京都キャロット」の定休日。お昼はヨメさんといっしょに食べられるかなあと思ったら、学校に残って勉強するらしい。私は、賞味期限切れの「とろろうどん」を一人で食べた。
稀勢の里のお父さんのコメントは秀逸だった。「本音は早く引退してほしい。」
この言葉を聞いて思い出したことがある。
私の友だちランナーが若いころ、走って走って走って、家に帰ってきたら玄関でバタンキュー。それを見ていた幼子を抱いた若くてかわいい奥さんが、「一日も早くやめてほしい」とおっしゃっていた。
あれから30年以上。その彼は、もちろん今もやめずに走っている。そして、あの時の子が「京都マラソンを走ってくれた」と目を細めて語っておられた。「一日も早くやめてほしい」と嘆いておられた奥様は、今はどんな心境なのだろう・・・。
今の私。
「病気のこともあるし、もう走るのやめたら」と言われることもある。でも、そんな気はさらさらない。「走って何になる?」と言われれば、「何にもならんけど、走って走って天国へーやねー。」
午後3時半、今日は静原へ。
自宅から北へ1.3kmあたりの恵光寺さんの掲示板。
「兵戈無用」(ひょうがむよう)・・・「兵」とは兵隊、「戈」とは武器を意味する言葉です。この言葉は、親鸞聖人が真実の教えを説いたお経とされた『大無量寿経』に「仏の歩むところ、あらゆるところの、あらゆる人々はみな、その教えの尊さを思わない者はいない。人々のこころは、豊かに安らかであり、兵士や武器を全く必要としない世界である」と示されています。「兵戈無用」などというと、それだけで理想論と片付けられてしまいそうですが、この世界こそ全仏教者のめざすべき世界でありましょう。親鸞聖人がお手紙の中で、「御念仏こころにいれて申して、世の中安穏なれ、仏法ひろまれ」と申されました。まさにこの「兵戈無用」の世界を願っての歩みが念仏者の生活であるということを示されたお言葉でした。(大谷本廟ホームページより)
歩道の雪が解けていなくて、仕方なく車道を走る。
あぶない、あぶない。
静原は南向きに開けた集落だが、やはり雪はだいぶ残っていた。
「ほっとする里 静原」のポールのところで5km、28分56秒。
ここで折り返して、帰りはずっと下り。
せっかく来たので、ちょこっと御旅神社に寄って願掛け。もちろん今は、ヨメさんの国家試験合格が最優先。
市原野小学校手前の踏切で、ちょうど叡電が通過。
逆光でほとんど何も見えない。
下りはキロ5分ちょっとのペース。
家までの5km、25分33秒。
これで10km、54分29秒。
シャキンと身の引き締まるような寒さの中を走りに出ると、体が少しだけ若返るような気がする。「一日も早く走るのをやめる」とういうことは、私にはない。
走るのをやめるときと人生をやめるときがいっしょやったらいいのになあ。
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【今日のきく】
きくの昼散歩。
うちの近所は、やっと雪がなくなってきた。
きくの夜散歩。
「落ちてた枝にひっかかりましたわー」と言いつつ、普通に散歩を続けるきくちゃんでした。
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2017年01月22日(日)
第58回名護ハーフマラソン [ランニング]
惨敗!
「真樹の目の前で優勝」を目指して臨んだ大会だったが、1時間38分22秒で部門第6位。肉離れが治り切っていなかった去年より、タイムも順位も落ちてしまった。世の中そんなに甘くないということ。
でも、真樹が恩納村のホテルの早朝バイトから帰ってきてくれて応援してくれたので満足。写真も撮ってくれた。
ジジイランナーにとっては、こんなうれしいことはない。
「次は優勝するぞー!」
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「あかん、ぬくい。」
この温度では、低温に弱いうちなーランナーが復活する。
朝から憂鬱になってしまった。
真樹が友だちの家に泊まっているので、朝はコンビニのおにぎり。
すぐ近くの居酒屋に住み着いているネコちゃんがウロウロしていた。
会場に着いたのは、スタート30分前の8時40分。
ちょっと余裕かましすぎてしまいましたかねえ。
21世紀の森ランクラブの方たちにごあいさつし、アップジョグへ。
アップは少ししかできなかった。
10kmのスタート地点あたりに、北山高校駅伝部監督の大城昭子先生がおられた。大会役員として来ておられたのだろうか。ごあいさつしておかなくては。
「大城先生!」
「あっ、こんにちは。」
「病気になってしまって・・・。でも、今年もハーフを走らせてもらいます。」
「えー、そうなんですか。」
9時に10kmがスタート。
比嘉茂人さんがいるはずと思いスタート地点に行くと、やっぱりおられました。
また、伊江島3種目出ましょうね。
9時10分、ハーフがスタート。
スタートしていきなり「あれれ?」
体が重くて動かない。「なんで、なんで」という感じ。
今日はスピードではなく粘りのレースですね。
4分12
4分29
4分29
4分33
4分39 22分24秒
スピードがまったく乗らない割にはがんばりました。
ただし、この時点で部門5位。挽回しなくては。
7km地点あたりにコスモス畑。
沖縄にいると季節が分からんようになる。
4分45
4分24
4分28
4分28
4分41 23分09秒 45分33秒
去年は5〜10kmの間に、一旦抜かれた3人を全員抜き返し再びトップになった。今年はそんな元気もなかった。
11kmあたりから羽地内海。
去年は走れども走れども進まない向かい風だったが、今年はそれほどでもなかった。
4分45
4分50
4分49
4分42
4分58 25分07秒 1時間09分40秒
キロ4分半ペースから大きく遅れてしまったが、ここは粘れるだけ粘る。ここで大崩れしてしまったら、ゴール1時間40分切りもむずかしくなる。
16kmあたり、伊差川のきつい上り坂を上り切ったところに玉城さんご夫妻。今年も応援に出てきてくださった。
ありがとうございます。ここを部門トップで通過する予定だったんですが・・・。5位とは情けない
坂を下り終わって白銀橋東。
「いたー、間に合ったんやー。」
真樹が応援に駆けつけてくれた。
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以下、真樹が撮ってくれた3枚。
ありがとね。
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5分12
4分27
4分31
4分46
4分44 23分43 1時間33分22秒。
下りでちょっとだけ盛り返したけど、20km地点手前でもう1人抜かれて6位に。少しだけついて行けたが、それ以上は無理だった。
ゴール前もがんばったんやけどなあ・・・。
私の腕時計で1時間38分22秒。最後の1.1kmはちょうど5分。
ゴールタイムは去年より23秒遅かった。
記録証をいただくと、1時間38分22秒、部門第6位。
あー、惨敗惨敗。
ゴール後は、4種類のペットボトルから選び放題。
後半はかなり無理をして走ったので、ゴール後は急に足が痛くなってきた。
21世紀の森ランクラブの集合場所に戻ったが、ランナーはまだ一人も戻っておられないようだった。
しばらくゴール地点を観察していると、比嘉雄也さんの姿が。雄也さんは私よりだいぶ速いランナーだが、最近大病を患われ、現在復帰途上とのこと。今日も後半だいぶふらついたとおっしゃっていた。早く元気になって、また私の前を引っ張って行ってください。
ハーフ一般男子(29歳以下)の表彰。
去年の優勝者が4位だったので、今年はかなりレベルが高かったようだ。
またダウンを兼ねて仲間の応援。
しばらく走ると比嘉三雄さんに遭遇。
三雄さんはいつもにこやかに走っておられる。
見習いたいもんです。
その少し後ろに稲嶺市長らしきランナーが。
「でも似た感じの人多いしなあー」と思い、ナンバーカードをプログラムで確認すると・・・、「まちがいない、市長やー。追いかけろー!」
急いで競技場に戻ったら間に合った。
市長はもう70代だったんですね。でも、力強い若々しいランニングフォームでした。
これからも、名護市や沖縄県のためにがんばってください。
もちろん、マラソンも!
真樹のところに帰ると、真樹はお出かけ。
仕方ないので、またかねひで弁当を買いに。こないだ夜に行ったときとちがって、山盛りお弁当類が積み上げられていてビックリ。
「こんなにたくさん売れるんやー。」
お弁当を買って帰ってきても、裏のネコちゃんはちょっと場所を変えただけで日向ぼっこをしていた。
今日ネコちゃんが寒がるくらいの気温になっていたら、もうちょっといい勝負になったかも・・・。いやいや、走り出したときのあの重さを考えたら、気温はあんまり関係なかったのかも。今日の不調の原因は分からずじまい。逆に理由の分からない好調の時もあるので、「こんなときもあるさー」ということで納得しましょう。
いったん帰ってきた真樹は、また夜もお出かけ。
「パオパオの晩ごはん作りに帰ってきた」とのこと。「あんまりぜいたくはできひん」と言っていたので、気を使ってくれたようだ。
ちゃちゃっと作ってくれた焼きそばはすごくおいしかった。
「真樹、この味やったらお店で出せるで」と言ったら喜んでいた。
いつか、「真樹のお店」が出せたらいいのにね。
今回は、けっきょく真樹とのゆんたくもできひんかった。しゃべりたいこともいっぱいあったのに残念。
でもまた「おきなわマラソン」の時に来るし、その時はゆんたくしましょうねえ。
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