2009年10月09日(金)
第1回9の日平和ラン [ランニング]
7時40分過ぎ、やっと我が家の大黒柱・眞寿美さんが帰宅。「お仕事、ご苦労さん。」
帰ってきたヨメさんに、すぐに言った。
「ビッグニュースやで。オバマさんに、ノーベル平和賞やって。」
「えー、すごいやん。でも、ちょっと早すぎるんちゃう?」
「いや、オバマさんのプラハ演説で言わはったことを、世界中のみんなが応援しまっせーちゅうことや。異例と言えば異例。今までノーベル賞ゆうたら、じいさんばっかりやったもんな。ほんまによかったわ。」
8時45分、「第1回9の日平和ラン」開始。
本当は9時9分にスタートしたかったが、廉が「あんまり遅い時間に走ってたら逮捕されるで」と言うので、ちょっと早いスタート。
豚の水炊きを腹いっぱい食べた直後だったので、おなかはキンキン。走ってだいじょうぶなんかなー。
走り出してすぐ、例の右足のアキレス腱の外側が痛みだした。やっぱり。
先日、私のブログをしっかり読んでくださっている女性から、「藤井さん、右足に爆弾抱えてはってたいへんやね」と言われた。
とんでもない。ダイナマイトを発明されたノーベルさんに対して失礼です。「右足にカミカミ犬抱えてはって」とか「右足にゴキブリ抱えてはって」くらいにしといてください。(やや、意味不明)
今日はちょっと早めに帰って、9kmから10kmになるコースを調べておいた。
そしたら、なんと、うちから北山のノートルダム学院を折り返したら9.9km。こら、ええコースが見つかったわい。
岩倉は新興住宅街なので、わりと広い歩道がある。でも、夜走るのは久しぶりなのでこわい。視力の悪い私には、歩道の傾斜さえこわい。目の見えない人はずっとこんなんなんや、と思う。
走っている人がいれば、かわせみさんからいただいた「憲法9条パンフ」を渡そうと思っていたが、全然見当たらず。
やっと北山通り。
ここで5km。33分32秒。まあ、キロ7分近いペースやからええ感じやね。
このお店はウエディングの店なので、写真を楽しみにしていたのにシャッターが閉まっていた。残念!
帰りはちょっとコースを変えて。
気温は13℃。けっこう寒い。
この「きつね坂」は、6年前、廉と「大文字駅伝」の練習で何回も走ったところ。いつかまた、いっしょに走りたいね。
どっちにしても、行きも帰りもこのお墓の横を通ります。めっちゃ、緊張!
トンネルを越えると、下り。
岩倉の一等地にある「世界思想社」。この7月、ここの創業者が亡くなられた。出版人として「戦争」と対峙された方であったらしい。
出版人として「戦争」にこだわり、問い続けた。その宿題を形にしたのは亡くなる前年だった。生涯かけて集めた膨大な学生新聞や教科書の資料を1120ページに及ぶ「資料で読む教育と戦争」にまとめ、国民が戦争に染まっていく過程を検証した。(京都新聞より)
このあたりから、おなかがゴロゴロいいだしてきた。
やっぱり、食べた直後のランはきつい。
一応9時台にはゴールできそう。
「9の日ラン」やから、やっぱり9時台にゴールしたい。
ゴロゴロおなかのまま、ゴール。9時55分。1時間9分41秒。ほぼ、キロ7分ペースをキープしたということ。
足の痛みも悪化しなかったし、今日は気持ちよく走れました。
これからも、この「9の日平和ラン」を続けて行きたい。
※ 愛娘・真樹のブログ「にょんにっき」が1ヶ月ぶりの更新。見てやってください。
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2009年10月04日(日)
京都走ろう会例会・10月第1日曜 [ランニング]
10時10分過ぎ、出雲路橋をスタート。
700mほど南下したところにある葵橋のたもとで、かわいいワンちゃん発見。でも、まだスタートしたところやし、立ち止まるのはもったいない。また折り返して戻ってくるので、そのときに写真撮らせてもらおう。
そう思ったのが大まちがい。丸太町橋を折り返して戻ってきたのは、その約20分後。ワンちゃんはどこにも見当たらない。「しもたー、あーあ」
しかし、しかし、北大路橋を過ぎたところで、見覚えのあるワンちゃん発見。「よかったー」
「すいません、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
あとは、だいたいいつものバターン。名前と性別、年齢を聞き、お礼を言って追い抜いていった。
ところが、走っているうちに名前を忘れてしまった。「私たるものが、なんということを!」
「しゃーないな、名前は?でブログに載せさせてもらうか」と思いながら御薗橋を折り返してくると、なんと、対岸にあのワンちゃんの姿が。
よっぽど、「ワンちゃんの名前、なんでしたっけー」と大声で聞こうと思ったが、今日も大勢の人がおられたのでやめておいた。
対岸を見て見て、見て見て、出雲路橋ゴール。
川にジャブジャブ入って対岸に渡りたいくらいだったが、出雲路橋を渡り北上。やっと、再会できました。
「すいません、さっきワンちゃんのお名前お聞きしたんですけど、走ってるうちに忘れちゃって・・・。ブログに載せたいので・・・」
「あらー、・・・名前は『ラン』です。」
「どうもありがとうございました。」
そのあと、私は出雲路橋に戻り、橋の上からゴールしてくる会員さんの写真を撮っていた。
「あのー、なんというブログに載るんでしょうか。」
先ほどのワンちゃんの飼い主さんが、わざわざ聞きに来てくださったのだ。
「あっ、うち『京都キャロット』っていうランニング用品店してまして、そのホームページの中の『雑用係のブログ』というのを見ていただいたら・・・」
「わかりました。」
「私が入らせてもらっている『京都走ろう会』の練習会がここでありまして、いつもその様子をブログに書いてるんです。私、犬が好きなもんで、かわいいワンちゃん見つけたら必ずブログに入れてるんですよ。」
「そうだったんですか。」
「お近くの方ですか。」
「いいえ、堀川一条の近くから来てるんです。」
「ああ、それはそれは。ワンちゃんのお散歩のためにですよね。」
「そうなんです。どうもありがとうございました。」
いつも思うことだが・・・。
京都市の市街地で安全に走れるところといえば、ここ鴨川と御所くらい。それは、犬の散歩も同じこと。
今日のように、ランナー、ウォーキングの方、犬の散歩に来ておられる方でにぎわってる様子を見ると、もっともっとこういったことに予算を使ってほしいと思う。
ランナーと犬の飼い主さん、手を取り合って安全な散歩道を増やしていきましよう。
さて、話は元に戻り・・・。
今日もビブレの駐車場に車を置き、出雲路橋に向かう。
第1日曜なので、「賀茂川パートナーズ」のランナーとたくさん出会った。
今日は、ほかにもいろいろとランニングイベントがあるようだ。ぶつからないように、みなさん気をつけてほしい。
広がって走っている小学生の団体がいたので、「広がらないように、ぶつかるから!」と注意しておいた。引率者らしい大人(先生)は、ついておられない。
速く走ることの前に、社会の一員としてのマナーを学んでいってほしい。ただ走るだけの小学生は、全く無意味です。(バッサリ!)
集合場所、エノキの木陰には、もうたくさんの方が集まっておられた。
「今日、運動会のところが多いはずやのに、ぎょうさん来てはりますなあ。」
「もう、私らの歳になったら、運動会はお呼びでないしね。」
「そうそう、もし呼ばれたとしても、短距離は無理ですね。」
「そう、こけてケガがおちです。」
10kmのスタートは、暑さよけのため、橋の下からになった。ここがすべてのコースのゴールになるため、計測担当役員さんは1時間以上立ちっぱなし。いつも、お世話になります。ありがとうございます。
10kmは、全部で12、3人かな。
スタート直前、珍しい人(高校生)にばったり。いなかで、廉の2年下真樹の1年上だった川勝九平君。今日は、スキー部の対抗駅伝に来ていたようだ。いろいろとたいへんやろうけど、花背第一中の出身者としてスキー部がんばってね。(写真は撮るヒマがなかった。)
丸太町橋を折り返し出雲路橋に戻ったところ(約4.8km?)で、25分24秒。
足を痛めている割にはいいタイムじゃないでしようか。
先にゴールされた3.1kmの部の方や役員さんの写真を撮って、後半へ。
対岸を激走される、「賀茂川パートナーズ」のお二人。たしか、さっきも撮らせてもらったペアですよね。
今日は、珍しい方が「復活ラン」をしておられた。
村瀬洋子さん。
私より会員番号が若いので、かなり前からの会員さんです。
最近は役員さんとしてはよくお見かけしていたのですが、実際に走られているところを見るのは、超久しぶりのような気がします。
これが「京都走ろう会」のいいところ。
一時走れなくなったとしても、またゆっくりでも走りたくなる。なぜかそういう気持ちにさせてくれる、あたたかいフンイキにつつまれているクラブです。
そういえば、一時ばったりと姿をお見かけしなかった金辻賢次郎さん(一つ前の写真)も復活され、最近は前と同じように例会で走っておられます。「うれしい!」
私のゴールは、53分13秒。
右足の痛みと相談しながらのランだったが、まずまずのタイムにまとめました。
出雲路橋の上からの写真。
こちらは、東側。
ここから西側に戻って、今度は京都走ろう会例会のゴール前を「パチリ!」。
今日も元気な塚本政琉さんとりんちゃん。
「塚本さんの走ってはるとこ、見たいなあ。」
「そら、無理やなあ。」
「いっぺん見てみたい、塚本さんの必死の激走。」
最終走者を待っているとき、大勢のランナーが北上していった。
「これはなんですかね。」
「ああ、これね、『京都鴨川おこしやすマラソン』ですわ。」と私。
「ほー、それはどこがやってるんですか。」
「Fランさんていうインターネットのランニングクラブが始めはったみたいですよ。そやから、出てはる人も若い人多いでしょう。」
「なるほどね。今はインターネットですか。京都走ろう会も、もうちょっと若い人が入ってきてほしいね。」
「ほんまですわ。でもね、いつ来ても、必ず知ってる人がいてくれはるんはうれしいですよ。」
「わしら、京都走ろう会ができたときからのメンバーやからね。まだ、生きとるんかいなと思われてるやろな。」
「そんなことないですって。」
なかなか奥の深い会話でした。
「京都鴨川おこしやすマラソン」の一行の中に、女優・由美さん発見。どこかで折り返して戻ってこられるはずなので、写真を撮らねば。私ら親子のブログファンと言ってくれてはる人やから。
北大路橋まで戻り対岸に渡り、戻ってくるランナーを待ち構えた。
ところが、待っても待っても由美さんは来ない。
私の集中力は30分まで。
「いや、キャロットさん!」
気がつけば、目の前に由美さんが立っておられた。
「待ってたんですよ。」
「えー、私が出ることなんで知ってはったん。」
「さっき、出雲路橋の下、通らはりましたやん。」(私は、女優・由美様のストーカーではありません。)
「いや、そうやったん。」
「写真、撮りまっせー。」
「あっ、ちょっと待ってね。私のこと、『女優』って書いてくれてはるみたいやね。」
「そうですよ。」
「まあ、女優にもいろいろあって、○○さんも女優やし・・・」
これ、ひょっとして、由美さんの「決めポーズ」。
私には、ウサイン・ボルトのポーズに見えてしまうんですけど・・・。
「ブログの感想は、またゆっくり口で言わしてもらうわね、口で。」
はい、よろしくお願いします。顔を洗って、お待ちしています。
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2009年10月03日(土)
第76回大阪城天守閣マラソン [ランニング]
8月1日以来、2回目の「大阪城天守閣マラソン」。
ここ大阪城公園は、犬猫の宝庫。
さて、なんぞおらんかなーっと。
黒くてかわいいワンちゃん、見っけ!
「すんませーん、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「はい。ルーちゃん、こっち向いて。」
「ルーちゃんていう名前なんですか。」
「ルフィです。」
「ルフィちゃん、珍しい名前ですね。」
「アニメからとりまして・・・」
ルーちゃんは、子犬に見えるくらいかわいい顔でした。短いひげがすごくかわいかった。
この大会は、毎月1回(原則第1土曜)、この大阪城公園の噴水横で開かれている。
主催は、武庫川スポーツクラブの会員さんでもある幕田裕行さん。
この大会は参加費無料。それはあんまり気の毒と思ったので、カンパを申し入れたが「お気持ちだけいただいておきます」とのこと。何かの形で、お世話になっているお礼がしたいなあ。
フル百回楽走会の藤村謙一さんも、よく参加されているようです。
スタート前に、名前・年齢・連絡先・予定距離などをノートに記入。
お向かいから、ランウォークスタイルさんの一団が。
店長さんを先頭に、総勢30名以上。すごい大がかりな練習会のようだ。
スタート前の、幕田さんからの諸注意。
9時半ぎりぎりに来られた方が2名あったので、スタートを3分ほど遅らせます。
こうなふうな臨機応変ぶり、いいですね。
9時33分ごろ、スタート。総勢、40人くらいでしょうか。
私は、今日初めて、テーピングをしてのラン。
目標は、足を痛めないこと。3往復(9km)から5往復(15km)をめどに、痛みが出たらすぐやめる。
スタート地点から1.5km先の折り返し点は、「大阪陸軍造兵廠化学分析場」の前。
前回8月1日に走らせてもらった2日後の毎日新聞に、ここのことが書いてあってびっくりした。
「東洋最大級兵器工場施設 解体か保存か 15年塩漬け 大阪城公園 市財政難で」
お堀のそばに、こんなかわいいねこちゃんもいます。
快走、藤村さん。
「12日の『鴨川ゆっくりラン』も来はる?」
「もちろん、行きまっせー。」
主催者・幕田さんは、走りながら参加者に一声かけておられた。この姿を見るだけでも、いい大会だと思う。
3km、17分45秒。
6km、35分44秒(17分59秒)。
足の痛みはそれほどでもない。しかし、このあたりからおなかがゴロゴロ。
「あきゃん!」
トイレはあったのだが、「このトイレにはペーパーは設置してありません」と張り紙がしてあった。でも、その真向かいに売店があったし。ここで、ティッシュを買って・・・。
「セーフ!」
9km、56分48秒(21分03秒)。
トイレに3分かかったということ。
私の大好きな「ねこ団地」健在。
少年野球も練習している。
さっきのねこちゃんは、釣りのおっちゃんの専属ねこかな。
私の「ランナーズ9の会」のユニフォームを見て、声をかけてくださったランナー。
「丸山さんによろしく」とのこと。「わしは、有名人やからすぐわかるよ」。大川さんという方でした。
10kmあたりから右足アキレス腱の外側が痛み出してきた。しかし、激痛ではない。
12km、1時間15分09秒(18分20秒)。
15km、1時間34分26秒(19分17秒)。
トイレ休けいを除けば、キロ6分ペースで走れたので上出来。
気温は予想外に上がり、暑かった。でも、この往復コースはランナー仲間の様子を何回も見ることができて走りがいがあった。
みなさんもぜひ参加してください。ほんとにいい大会です。
今後の予定は以下のとおり。
2009年 11月 7日(土)
12月 5日(土)
2010年 1月 9日(土)
2月13日(土)
3月13日(土)
4月10日(土)
5月 8日(土)
6月12日(土)
7月 3日(土)
8月 7日(土)
9月 4日(土)
10月 2日(土)
11月13日(土)
12月 4日(土)
(追加)この話にはオチがあることを忘れていた。
前日、「あいおわ治療院」の先生から、「走った後は、アイシングをされたほうがいいですよ」と言われた。
「はーい」と元気よく返事したが、実は私はいまだかつてアイシングをしたことがない。ランニング用品店にかかわっている者としては、はずかしい。
大阪から家に帰ってきて、「困ったなあ」。
家にあるのは、ケーキの保冷財。とりあえず、このちっちゃいやつを4つソックスにはさんでっと。なんか効いているような・・・。
「めっちゃつべたかったけど、これでよかったんかな。」
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2009年09月25日(金)
第9回丹後100kmウルトラマラソン・続きの続き [ランニング]
「あっ、今年はどうでした?」
「あきません。また途中でアウトです。」
ラーメン藤・丹後店(京丹後市大宮町)の大将と私の会話。もう、このパターン、何回目でしようね。
ヨメさんは、「かっこう見て、お愛想で適当に言ってはんにゃって」と言うが、それなら「今年は」とはならないだろう。一年に一回、この「丹後100km」の帰りによるだけだが、絶対に顔を覚えてもらっているのだと思う。というか、そう思いたい。
来年こそは、「やっと最後まで行きました」と胸を張って言いたいところやね。
さて、話は戻り・・・。
収容バスで帰ってきたのはいいのだが、第2関門に預けてある着替えが戻ってくるのが4時半ごろらしい。
帰るに帰れず、表彰式を見ることにした。
席に座っていると、京都ランナーズの土井正人さんが。「なんとか、10時間は切りました」。
「えー、私のブログで『土井さんと松田さんと私は、どっこいどっこい』て書いたのにー。」
とんでもない失礼なことを書いてしまった、反省!
(あとでわかったことだが、松田発世さんも見事完走。どっこいどっこいなんて、すいません。)
もうお一人、京都ランナーズの仲井秋雄さん。
60kmの部を6時間10分ほどで完走されたらしい。
そのお顔を見て、ビックリ。塩の結晶が顔中に。今まで、塩が粉のようにふいている人はよく見かけたが、塩が結晶のようになっている人は初めて。
あれって、岩塩て言うんですかね。
60km女子の部の表彰式に、中島さん。
「鯖街道」のスタート前、オバマ像のところで私の写真を撮ってくださった美人ランナーです。そのときは、「フル以上の距離のレースは出たことないんです」とおっしゃっていたのに、もうこんなところで入賞までされるとは。腕上げすぎ(?)
先日、「ブログを楽しく読みました」というお手紙もくださった。
今日は中島さんのいい写真が撮れたので、今度送りますね。
来年こそは、「完走お祝いラーメン」にしようぜ。
ま、とにかく、来年第10回なんで、区切りにしないとね。
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2009年09月24日(木)
第9回丹後100kmウルトラマラソン・続き [ランニング]
のっけからこんなことを言うのもなんですが、もうブログを書く気が全然わいてきません。おとといから、私の中で「なだれ現象」が起こっています。
「今まで何のために走ってたんかなー。」
「走るのもやめて、ブログもやめて、一からやりなおすか。」
「西表島で散髪屋さんができたらなあ。」
(これ、まったく意味不明だと思います。今日「西表やまねこ診療所」という本を読み、私の大好きな西表島には散髪屋さんがないことが判明。この歳から理容師学校に行き、国家資格を取り、西表島で開業。
この話をヨメさんにしたら、「アンタは不器用やから、無理!」
真樹は「ひとのゆめを笑う人はあかんねんでー」と言ってくれた。)
昨日の夜、一人でウォンウォン泣いた。
夜11時半からの、滝川クリステルさんの「ニュースジャパン」。
「命の現場?最後の声」
ガス室で息絶える犬たちの一部始終が放映された。(絶命の最後の声も聞きました。)
「あかんてー」
熊本市は行政の努力によって殺処分0を実現。お金と時間をかければできるんや。ダム建設中止でういたお金のうちのちょっとでも、こちらにまわしてもらえないでしょうか。
あっ、そうそう、忘れてました。
トップの写真は「奇跡の写真」。
「丹後100km」のほぼ中間点、「丹後あじわいの郷」で私を待っていてくれたますみちゃんとのツーショット。レース中の私を応援してくれたのは、たぶん20年ぶりくらい。まさに奇跡です。
ヨメさんが、しょーもない私を今のところ捨てずに仮面夫婦を続けてくれているのは、先に書いた雑種犬猫にメロメロなところも理由のひとつ。雑種犬猫に関しては夫婦で意見が対立したことがない。でも、これだけではこの先もたんわな。
えーと、続きは10kmすぎからでしたよねえ。
おーっと、その前に大事なことが抜けている。
5時ちょうど、まだ5kmも進んでいない真っ暗な中、ヨメさんからメールが来た。
前の日の夜、「愛してるとかゆう応援メッセージ書いてくれへんかなあ」と言ったとき無視したのをちょっとは悪いと思ったんかな。
「がんばってとは、いいませんよ。帰らなあかんし、ほどほどに。でもちょっとは自慢やから、キャロットのオッサン走ってたやろっていうのは。すこしだけがんばって」
暗闇でメールを見るのは苦労した。返事をしようと思ったが、もともと視力の悪い私には無理。明るくなってからにしょうっと。
「ありがとね、ますみちゃん!」
あかん、もう書くのがいやになったので、ここで中断。
SANKAIKANを出たところで、「賀茂川パートナーズ」のお二人とばったり。
「あっ、斉藤さん。『鯖街道』での斉藤さんのことブログに書かせてもらいました。すごく評判よかったです。」
「ありがとうございます。」
「また、今日のことも書かはんのかな。」と、伴走の山下さん。
「もちろん、書かしてもらいます。ほな、写真撮りまっせ―、(パチリ)。」
ここで、思っていたとおり「賀茂パー」のお二人に抜かれ、置いていかれてしまった。
今度、「賀茂パー」について走ろうかしらん。それが完走への近道やったりして・・・。(本末転倒か、伴走もさせてもらったことないのに)
ここのことは、どんなことがあっても書き忘れてはならない。
「毎年、ありがとうございます。こちらの梨を食べるのが楽しみで楽しみで・・・。すごくおいしいんで、楽しみにしながら走って来てるんです。」
「いやあ、どういたしまして。」
「あのー、ナニ農園とお読みしたらいいんですか?」
「ああ、カワバタです。さんずいに湖畔の畔と書いてハタと読むんです。家が川のそばなもんで、こんな名字になったみたいです。」
「そうなんですか。(でも、まてよ。ここら辺に川なんか見当たらんかったけど・・・)」
「あっ、うちはもともと豊岡の出なんやけどね。」
これで納得。豊岡には「円山川」という大きな川がある。
「インターネットで宣伝しときます。久美浜町箱石のカワバタ農園さんをよろしくって。」
「ああ、ありがとう。」
そんな話をしながらも、ご夫婦お二人の梨の皮をむく手は休む間がなかった。ほんとうにありがとうございます。
私の計算では、ここはスタートより33.3km地点。100kmのちょうど3分の1に当たるところ。
私は、毎年この梨を楽しみにして走っています。ここの梨をいただくと、私的第1関門クリアという感じです。
(カワバタさんのハタの字、ネットで見つかったんですが、私のブログに入れると「?」になってしまいます。残念!)
9時27分、七竜峠への上りにさしかかったところで、やっとヨメさんにメールの返信をした。
「いとしこいしのますみちゃん」
メールありがとう。
今、36kmくらいです。
スタートから足が痛かったのですが、ここまでは歩かず来れました。もうすぐ峠への上りなので、ちょっと歩きます。
そうや、これも書いとかなあかん。
七竜峠のエイドで。
エイド係の女性が、「坂道きつかったでしょう」と話しかけてこられた。
「きつかったです。おおかた、歩きました。行きしはここのエイドもものすごい人だかりやったのに、帰りはまばらで心細なってきました。」
この会話を横で聞かれていた増田明美さん。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。あなたの後ろには、まだ5人はいます。」
「えー、(ヒザ、ガクガク)」
あの増田明美さんが、こんな「いっちょかみ」のおもしろい方だとは知らなかった。(関東の方に「いっちょかみ」の意味、わかってもらえるかなあ。)
これで私の遠慮が一挙にとれ、例の「28年目の告白」(9/20の記事)に。
毎年毎年、ここで「しそジュース」エイドをしてくださっている方がある。どなたかは存じませんが、ほんとうにおいしく元気づけられます。どうもありがとうございました。
浅茂川漁港エイドでは、毎回ファイテンさんのマーサージを楽しみにしていたが、今年はロングタイツなのであきらめた。
おうどんを「サッ」と食べてすぐスタートしようと思ったが、ここでまたまた増田明美さんに出会った。本日三回目。
大会スタッフの樺山さんといっしょだったので、「樺山さん、いっしょに写真撮りましょ。」
「じゃあ、私がシャッター押しましょう。」と増田さん。
「ほんなら、お願いします。」と私も気楽たらしいことを。大会ゲストととして来られている方に、なんちゅうことを頼んでるんでしょう。
けっきょく、別の方にお願いしスリーショットに。
「第1関門の制限時間が、かなりビミョーになってきました。」
「まだまだ、いけますよ。あきらめずに!」と増田さん。
ここまでののペースは、過去の大会に比べ一番遅いことは分かっていた。しかし、各エイドでの休けいを最小限(1分程度)にしていたので、まだ関門突破の可能性は残っている。こんなに休けいせずに走り続けたのは初めてだ。
浅茂川漁港を出てしばらく行くと、コース変更の矢印。
「な、なに! そうか、昨日の説明会で言ってはったんは、ここのことかー。しもたー。」
走路員の方に聞いてみた。
「こっちに行くということは、アイスキャンディー屋さんの前は通らへんのですか。」
若い走路員さんは、「ちょっと、わかりません。」
その横におられたやや年配の走路員さん、「ああ、垣中さんのこと。今年は通らへんよ。」
「えー! ガックリー!」
あそこのアイスキャンディーが、私的第2関門やったのにー。
一番最初はうちのお客さんである出場ランナーからわけていただき、それ以来やみつきになっていた。ほんまに、うまいんです。地元網野では、超有名アイス屋さんです。
コース変更で、同じような景色が続く八丁浜海岸沿いをとぼとぼと走る。遠くにサーフィンをしている若者の姿が。
あー、ガックリ。ここらでどっと疲れが出てきた。なんとか、来年は「垣中さんコース」を復活してもらえないだろうか。
これもおもしろいから書いとこ。
アイスキャンディーを楽しみにしていたのが食べられず、のどがカラカラ。めちゃくちゃ炭酸系のジュースが飲みたくなってきた。
自動販売機があったので、デカビタ購入。
ところが、手がべたべたで、なんぼ回してもすべってあけられへん。ランシャツで巻いて回してみたが、やっぱりダメ。
ほかのランナーに頼んでみようと思ったが、もうこの辺走っているほとんどが60kmの部の上位のランナー。とても、「ジュースあけてもらえません?」と頼めるふんいきではない。
くっそー、こうなったら歯であけるしかない。私のさし歯の強度が心配だったが、上下の歯ではさみ回してみた。「ギリギリギリ・・・」と変な音がしたが、なんとかあいた。(歯もだいじょうぶだったみたい。)
このジュースのうまかったことったらありゃしない。
ゲップも出て、気持ちよく「丹後あじわいの郷」をめざすことができた。
50km地点で、ヨメさんに電話。
「そうか、もうちょっとやな。ほんな、待ってるわ。」
ヨメさんの声がいやにやさしく聞こえたのは、気のせいだったんでしようか。
50km地点で、7時間をちょっと過ぎていた。コツコツ作った貯金を全部使ってしまったということ。このあと気を抜いてしまうと、即「関門収容」が待っている。
しばらく進むと、「丹後あじわいの郷」の建物が見えてきた。これで、今日の最低目標「ヨメさんが待っているところまで」は、何とかクリア。
サブゲート前にいました、いとしこいしのますみちゃん。
「もう、へろへろかー」とか言ってたな。
「足がいとうてなー」と私。
園内をぐるっと周り、またサブゲートへ。
旗を持って走路員をされていた方にお願いし、「仲良し夫婦」の写真を撮ってもらった。
「第1関門、もう無理やわ。」
そう言った私の言葉を聞いておられたその走路員さんが、「残り4km弱で25分ちょっとありますから行けますよ」。ヨメさんも、「行けるんちゃうん」。
もうかなり冷静な計算ができなくなっていた私は、この言葉で「歩かんときっちり走ったら、ひょっとしたら間に合うかも・・・」と思ってしまった。
「丹後あじわいの郷」の坂を下りきり平地に入ったところでスピードアップ。
しかし、そこで右足にキョーレツなこぶらがえり。
「あきゃん、めっちゃ痛い。もう一歩も動けん。」
ほんまに1cmも動けんようにになってしもた。これは、じっとしておくしかない。もし、そのとき収容の役員さんの車が通ったら乗せてもらっていたと思う。
「今年は、これにて終了」
その場で、どれくらい棒立ちしていたのだろう。すごい長い時間に感じたが、実際は2分か3分くらいかな。そのあとそうろりとなら歩けたので、ちょびちょび進んでみた。
一回こぶらがえりがおこるとすぐまたおこる不安があったが、超スロージョグペースなら走れるようにもなった。
収容車も来んこっちゃし、とりあえず第1関門めざすかー。
第1関門「弥栄庁舎」に着いたのは、12時29分。制限時間を14分もオーバーしていた。
それでも、なぜか悔しさはない。
1週間前の右足の激痛から、よくここまで盛り返せたものだ。
自己最低記録を更新(65km→56km)してしまったが、今まで9回のうち一番がんばった大会と言ってもいい。
「ますみちゃん、○○タイツも○○シューズも○○テープも○○胃薬も、効いたんだかどうだか。ひとつだけ確実に効いたんは、ますみちゃんの愛情やね。」
「あほらし。」
そう言いながらも、ヨメさんはちょっとは笑っているような気がした。
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2009年09月23日(水)
第47回京都スポーツ祭典陸上競技大会 [ランニング]
「今日の参加賞のバナナ、足立浩一さんとこの会社の提供なんやてー。」
「えっ、足立さんてどんな人やったっけ。」とヨメさん。
「レースは5kmまでしかでーへんて言う人やん。」
「そんな人いたっけ。」
「あーそやそや、朝、会社に着いたらパソコンつけて、一番に『パオパオだより』見てくれはる人さ。」
「あーあー。」
「去年の12月の『仮面夫婦』の記事見て、会社で吹きださはったらしいで。」
私は足立さんからその話をお聞きして以来、「仮面夫婦」ネタは足立さんを意識して書いている。
受付に行くと、京都ランナーズ会員さんがずらり。
毎回毎回お手伝いできなくてすみません。今日も、本来お休みのバイトさんに急きょ出勤してもらい、仕事をやりくりしているので・・・。
いつもはちょっとさびしい受付だが、黄色いおいしそうなバナナがドーンとおいてあり、それだけで華やか。
娘とヨメさんが出場予定の800mまでまだ時間があったので、「壮年5000m」を見ることにした。
このレースには、バナナ提供でお世話になった足立浩一さんが出場。その前に行われた「壮年1500m」では、2位に入っておられた。
このレースはすごく見ごたえがあった。
足立さんは終始2番手をキープ。常に先頭の2m後ろくらいにおられたが、一時5m差くらいにひろがったときもあった。
このままズルズルと・・・、と思ったが残り2周くらいで盛り返し、残り1周でとうとう先頭に追いついた。
しかし、残り200mくらいで、後続からスルスルと上がってきた別の選手に抜かれてしまう。
ここからが、圧巻。
足立さんはダイナミックなフォームで再スパート。残り80mくらいの地点で抜き返し、そのまま怒涛のゴール。
タイムは、17分50秒22。
なんと、2位の選手と3秒差がついていた。足立さんの爆発的な底力を見せつけられた感じがした。
本当にいいレースでした。
さすが、「バナナパワー」でしょうか。
さて、いよいよ女子800m。
ちょっとアクシデントがあり、真樹は欠場。眞寿美さん一人での挑戦となった。
15人の申し込みがあったが、実際にスタートラインに立ったのは9名。
うちのヨメさん以外は、どうみても中高陸上部。
トップは2分30秒でゴールとすると、ヨメさんの目標は「まさかの1周抜かれ阻止」。
あんずることもなかった。
集団にはすぐにおいていかれたが、よく足が上がったいい走り。
ここからは連写に挑戦。
連写なのに、ほとんど進んでいない。
「なーんでか。」
1周目400mは、1分40秒くらいで行けたらしい。上出来。
しかし、さすがに2周目はスピードダウン。
ゴールは4分をぎりぎり切るくらいのタイム。
でも、タイムは二の次。シュンとしている真樹を元気づけるために、かあちゃんのがんばってる姿見せたんやね。
真樹はふさぎこんでほとんど見てかなかったようやけど、「かあちゃんが最期まできっちりと走った」という事実はしっかりと受け止めていたと思う。
参加賞をもらいにいったとき、足立さんに会って少ししゃべった。そのことをヨメさんにも話した。
「さっきな、足立さんにおうたわ。ますみちゃんのことゆうてはったで。走ってる姿見て感動したって。」
「そんなん、バカにしてゆうてはんのんちゃうん。」
「それは絶対にない。足立さんはそんな人とちゃうから。なんちゅうたって『仮面夫婦』ファンやから。」
ひとのことゴチャゴチャ言う人もいるけど、しっかりちゃんと見てくれてはる人もいるって。
小学生男子800mも見た。
この大会のいいところは、元気な小学生の走る姿が見られるところ。しかし、今回は女子も男子も1組のみ。真樹が小6だった3年前は3組もあったのに。
各小学校に大会要項を送ったりしておられるのかな。
「陸上競技の裾野をひろげる」というのなら、こんな小学生が出場しやすいような工夫もしなければならないと思う。
帰りはどこかでお昼ごはんをと思っていたが、シュンとしている真樹が心配。
いつも宇治川マラソンの帰りに寄っている「湖中」さんの駐車スペースがあいていたので入ることにした。
「おいしいもんでも食べて、元気だそう!」
そう言った私の言葉に真樹が反応してくれた。ちょっと前やったら、そんな言葉にも反応なかったのにね。少しは強くなったんかな。
ここのお料理は味もいいのだが、見た目がすごくきれい。
座る順番が来るまで待ち、お料理が出てくるまでまた待ちという感じだったが、きれいでおいしいお料理が食べられたので満足です。
「湖中」さんのお料理についていた心得。
一番左に書いてある「好きな人にも嫌いな人にもわけ隔てなく料理を出す」というのがいいですね。すべての人がこれを心がければ・・・。
また、来年の2月、宇治川マラソンのあとに来ますね。
そのあと、宇治名物・茶だんごも買えたし。
ちょっとシュンとすることがあったとしても、そんなことをいつまでも引きずらず楽しいことを考えてくれるますみちゃん。
そんな眞寿美さんあっての我が家です。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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