2020年11月17日(火)
死神博士 [病院]

昨日の夜はすごかった。
寝ごとの止まらないおじいさんが2人。特大いびきの止まらないおじいさんが1人。残る1人がこの私。私も酔っぱらって寝たらいびきがすごいらしい。でも、ふだんはいびきも寝ごとも歯ぎしりもない。
こうなるともう寝られない。
特にすごかったのは左隣の、寝ごと止まらないおじいさん。ずっとしゃべってはるから、気になってしょうがない。まだ、右隣の特大いびきの方がましかなあと思ったりして。
朝、たまたまそのおじいさんが看護師さんに付き添われてトイレに行かれるところに出くわした。
「死神博士!」
仮面ライダーの死神博士は、みなさんご存知でしょう。あの渋い俳優、天本英世さんが演じておられました。
その死神博士にそっくりなおじいさん。92歳と言っておられました。サングラスをして杖をついてゆっくり歩かれる姿は、まあまあかっこよかった。もうかんにんしたろ。
そう思った矢先、その死神博士は別室へ移動。私は一ことも文句言ってませんよー。
そしてもう1人の寝ごと止まらないおじいさん。こちらは91歳。
突然大声で「だれかー、だれかー」と。それが止まらないので、私のナースコールで看護師さんを呼んだ。昼食のお汁を服にこぼしてしまいパニックになられたようだった。
そのあとも、何回も家族の名前を大声で呼ばれていた。時々家と勘違いされているようだった。
しかし、この方も退院じゃないのにどこかに行かれてしまった。私は一ことも文句言ってませんよー。
そうか、これで今夜は特大いびきさえしんぼうしたらしっかり寝られるちゅうこっちゃ。
と思っていたら、新しい患者さん。比較的若い方だったので何もなしやろうと勝手に安心していた。
そしたら、「お腹が爆発しそう」って看護師さんを呼ばれていた。どうすんねん、そんなことになったら。
以上、なんやかやとにぎやかな我が病室風景でした。
「今日は久しぶりにヒゲもそったし、自撮り写真でも撮っとくか。」
「しにがみー!」
病人らしい病人ですねえ。
熱は下がってきたのに、頭痛・腹痛・吐き気の3点セットは継続。ごはんも、食べられたり食べられなかったりと安定せず。
そして、この期に及んで恥骨痛復活。しっかり歩けません。まあええか、今は歩けんでも。
でも、ヒマやからパソコンとかケイタイばっかり見てしまいますやん。ふだんランニング関係のものばっかり見てるから、そんなんばっかり出てくる。励ましのお言葉も走友から。
これが全然動けない今の状態の者から見ると、つらい。もう、とうていその中には入れないような気がしてくる。(体ではなく心が。)
この病気、最初に思っていたより長引くんかなあ。
-----------------------------------------------------------------------------------
【今日のきくみー】
「みーちゃん決死の覚悟で今はたえださんに連れてきました。点滴しました」
夜7時にヨメさんからライン。
最初はすぐには理解できなかった。
みーちゃんは保護してから半年たつが、「絶対にさわれない猫」ということになっている。さわろうとすれば、ありとあらゆる飛び道具が飛んでくる。けが人必出。
そんなみーちゃんを、ヨメさん一人で洗濯ネットに入れ動物病院に連れて行ってくれた。置いといたら心配ということで、病院には用のないきくも乗せて。
私にはその様子が想像もつかん。絶対に絶対に無理。
ヨメさん、みーちゃんのためにようがんばってくれました。
これで元気になって、前のようにパクパク食べてくれるようになるといいんですが・・・。
きくちゃんも、お付き合いごくろうさんやったね。
でも、その前にいっぱいいっぱいお散歩させてもらってたんやね。
おばさん、きくちゃん、みーちゃん、みんな仲良くね。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2020年11月16日(月)
入院王と呼んでください [病院]
今日のヨメさんからの差し入れは、ミカン10個+イチゴ1パック。(ミカン2個は、写真の前に食べてしまった。)
果物屋さんの果物は、本当においしい。高いけど。
今までヨメさんの喜ぶようなことが何もできていないのに、ヨメさんはそんな私にも優しい。「生まれつき気立てがいいから」と言ってますけど。
誰にも恩返しするつもりは1ミリもないが、ヨメさんだけには恩返ししてから死ななあかんと思う。
そんなこと言いながら、60歳を過ぎてから入院に次ぐ入院。恩返しする前にポックリ行ってまうぞー。
今日、自分のfacebookに「入院王と呼んでください」というテーマで記事をアップした。そのついでに入院歴を整理しとこう。
1.鞍馬口耳鼻科 2016.10.3〜10.11 甲状腺腫瘍摘出
2.鞍馬口耳鼻科 2017.4.26〜5.4 甲状腺全摘+リンパ郭清
3.京大放射線科 2017.7.10〜7.14 アイソトーブ治療(隔離病棟)
4.鞍馬口内科 2018.2.8〜2.16 胆のう炎発作で緊急入院
5.鞍馬口内科 2018.3.19〜3.23 胆管に入れたステント抜き
6.鞍馬口内科 2018.7.12〜7.18 胆のう全摘
7.京大放射線科 2018.8.6〜8.10 アイソトープ治療(隔離病棟)
8.京大放射線科 2019.10.21〜10.25アイソトープ治療(隔離病棟)
9.鞍馬口泌尿器科2020.7.31〜8.6 膀胱癌切除手術
ここまで書いてハタと気付いた。
facebookには「4年で9回の入院」と書いたが、それは今年8月の膀胱癌切除手術の入院までで、今回を入れるとちょうど10回達成!
スタンプ10個で次回1回分サービス・・・、にはならんわな。せめて、入院ポイントをためて・・・、ええかげんにせい!
この間、ヨメさんは文句ひとつ言わず私の世話をし続けてくれた。私はこの間を縫って、沖縄に走りに行ったりしていたのに。
さすがに4年で10回入院は異常。(京大病院の分は、癌の遠隔転移を防ぐためには入院せんとしょうがないんやけど。)
考えなおさんなん事がいっぱい。
「しっかりせい!」
-----------------------------------------------------------------------------------
【今日のきくみー】
ヨメさんが送ってきてくれた今日のみーちゃん。
帰ってきてすぐはバクバク食べたのに、その後バタッと食べなくなったとのこと。でも、「シャー」はいうらしい。
心配。
逆に、きくちゃんは動物病院で診てもらってから調子がいいらしい。
その調子でね。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2020年11月14日(土)
乱高下 [病院]
今日はもう、ブログはアップできないかもと思っていた。
熱が強烈に上がり、頭痛と腹痛。だんだん胸もムカムカしだして、食べ物が気持ち悪くなってきた。
これは寝るしかないと思い、寝続けた。実際にはあんまり寝られんかったけど。
夕方5時も39度の熱があり、とても食べられそうになかったので晩ごはんは断った。その時にカロナールをもらった。
午後7時20分ごろ、また検温すると37.4℃。まあまあ楽になってきたので、今ブログを書いています。
今回の入院に当たっては、体温が重要な位置を占めている。
昨日のこともどんどん忘れ去ってしまう私なので、覚えている範囲で記録しておこうと思う。
(尿路感染症に興味のある人は、甲状腺癌、胆のう炎、膀胱癌よりは少ないのかもしれないが。)
11月11日(水)20:00 体調がよくないので熱を測ると37.0℃。「これくらいなら早く寝たら治るやろ」と思い、21:00に就寝。この1時間後にみーちゃん脱走。
11月12日(木)6:30 バイト先で検温。36.6℃。いつもよりはちょっと高めだがこの程度なら問題なしかと思っていた。
同日18:00 夕食の時間になったので体温を測ると38.5℃。「こりゃいかん」。インフルンザやコロナだと寮生にうつるので、管理人室に缶詰。夕食抜き。
同日20:00 体温40.1℃。「これは体温計がおかしい」と思っておこう。
同日23:10 バイトが終わり車を運転。いつも通っている道なのに、歩道からの出っ張りに気づかず乗り上げてしまい左前大破。
11月13日8:00 38.1℃。
同日8:30 ヨメさんが鞍馬口医療センターに電話してくれて診察してもらえることになる。
同日8:45 「自分で運転するわ」と言って乗った軽を「ガガガガガ」。右ヘッドライトカバーなどが割れる。
同日9:30 38:8℃。「尿路感染症」と診断。1週間の入院を言い渡される。
同日14:00 いったん荷物を取りに帰ってから入院。39.3℃あったのでカロナールを服用。
同日18:00 夕食前の検温で36.4℃。「バンザーイ」。夕食はペロリと全部食べられた。
同日21:30 就寝前の検温、39.9℃。これは証人の看護師さんがおられるのでまちがいない。前日の40.1℃はまちがいじゃなかったんや。カロナール服用。
11月14日1:30 汗ベチャベチャで目が覚める。「カロナール、効いてへんのかーい!」 そのあとかなり寝つけず。
同日7:00 朝の検温、39.3℃。朝食はがんばって半分は食べた。
同日11:00 点滴を始める前に検温、39.3℃。カロナール服用。昼食もがんばって半分は食べた。
同日14:40 点滴終了。検温、37.4℃。
同日17:00 胸がむかむかするので夕食はお断りした。検温、39.0℃。カロナール服用。
同日18:30 夕食のにおいだけで吐き気をもよおす。ロビーに1時間ほど避難。
同日19:20 検温、37.4℃。ちょっと落ち着いた。
同日21:20 今の今、検温。37.1℃。このまま安定してくれたらいいのになあ。甘いか。
以上です。
細かく書きすぎて分かりにくいですが、要するにほっといたら39〜40℃。カロナール飲んだら一気に3℃ほど下がるということ。
今までの入院は、ほとんど切除手術。手術後の痛みはすごかったが、日に日に楽になって行く実感があった。
それに対して今回は、いわゆる「菌と免疫との闘い」ですね。私の免疫ががんばりすぎて、熱が全然下がらん。
頭が痛い。お腹が痛い。胸がむかむか。
退院は長引くかも・・・。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2020年11月13日(金)
また入院 [病院]
想定外。
数日前から体調不良。なんかわからんけど、すぐ治るやろと思っていた。
ところが、昨日の夕方から体温急上昇。寮のバイトに行っている時だったので、できるだけ寮生とは関わらないようにしていた。インフルエンザやコロナやったららいこっちゃし。
体温は40℃まで上がったが、それ以外風邪っぽい症状はない。
家に帰ってヨメさんに相談してみると、「それは尿路感染症やわ」と。高熱と尿意はあるのにシッコが全然でないところから。
朝一番、ヨメさんが鞍馬口医療センターに電話してくれた。
コロナの可能性がなくはないので、最初はすごく渋っておられたようだ。そこヨメさんの「医学的知識」を駆使して、ようやく「泌尿器科へ来てください」ということになった。
この時は軽自動車。
「人の運転ではようので、自分で運転していくわ。」
その直後に「ガガガガガ・・・」
右ヘッドライトが破損。
実は昨日のバイト終わり、乗用車を運転しているときに歩道から出っ張っている縁石に激突。左前のタイヤはパンク。バンパーもわれてしまった。これは明日トヨタにレッカー移動してもらい修理へ。
10時間で2台がボロボロに。
かしこうなれよー、ジジイ。
これは免許自主返納案件かも…。
泌尿器科で診察してもらうと、「尿路感染症」。
今週月曜日にしてもらった、「膀胱内視鏡検査」で傷がついたようだ。インフルエンザやコロナは他の人にうつるが、尿路感染症はうつらないので、そういう意味ではまだよかった。
体を鍛える前に、「尿路鍛えろよー」。
「どうやって?」
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2020年11月11日(水)
診察後、また痛みが・・・ [病院]
おとといの泌尿器科の膀胱内視鏡検査は、とにかく痛かった。それでまた3カ月後と思っていたのに、経過が良好なので次は半年後の5月10日。ホッとした。
ところが今日は朝からシッコが出ない。8月の手術後とよく似た状態。
8月は無理に出そうとしてすごく痛いのが続いた。H医師いわく「出ないのは膀胱に溜まってないからです」。
月火とだいじょうぶやったのになあ。
尿意はすごいけど、ここはしんぼう。
きくとみーちゃんを見ると、まあまあ仲良くしていた。
きくはすぐに家の前の庭に出せるので、昼間はシッコの心配がない。
便利です。
みーちゃんもちゃんと用意したトイレを使って、失敗はなし。
今日も日向ぼっこで気持ちよさそう。
今日はヨメさんが鯛を買ってきてくれた。
ものすごくおいしかった。
この後お茶をたくさん飲むと、尿意が治まった。冷えてたんですかね。
残った魚の骨などは何重にもくくってゴミ箱へ。
そうしないと、みーちゃんが無茶苦茶するんです。
明日は私のシッコの状態、スッキリしてるかな。
17時間バイト、がんばらんなん。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2020年11月09日(月)
W癌検診 [病院]
今日は甲状腺癌の3か月に1回の経過観察と、膀胱癌の切除手術3か月後の経過観察。
耳鼻科のA医師が、「泌尿器科と同じ日にしておきましょう」と配慮してくださったので1日ですむ。これは助かった。
まずは泌尿器科。
あー、恐怖の膀胱内視鏡検査。
検査台にのって足を開き、あとは医師にお任せ状態。
「うー、痛い」が何度も。
でも、思っていたより早くすんでよかった。
「診察室に移ってもらって、先生からのお話をお聞きください。」
痛い検査が終わりほっとして診察室に入ると、私がまだイスに腰かけていないのに、もうM医師が話し始めておられる。今日は月曜で混雑しているとはいえ、それはあかんやろ。ただでも耳がちょい遠く、集中力にかけるジジイなんですから。
結果は良好。
採血、採尿も異常なし。今日の内視鏡検査も異常なし。
膀胱癌は再発率が高い癌だが、今のところその心配はないとのこと。よかった。
モニターを見ていて気になったことを質問した。
「膀胱内にゴミのようなものがたくさん写ってましたけど・・・。」
「そうですね。」
「あれはなんなんですか。」
「膀胱の内側がはがれたものでしょうね。普通は尿と一緒に出ていくんですが。気にされなくてもいいと思います。」
あとは前立腺がかなり大きくなっているので、この後もしっかり観察していかなければならないとのこと。たいへんやわ。
このあと耳鼻科へ。
先週採血したサイログロブリン値は・・・、「7.06」。
(サイログロブリンとは、血中に分泌される甲状腺ホルモン(T4=サイロキシン)の直前の物質のこと。甲状腺組織の中で合成され大量に貯蔵されている。甲状腺全摘手術後は限りなく0に近づくべきもの。以前2.0以下が目安と言われた。この値が高くなると、取りきれていない甲状腺癌由来の細胞が増殖しているとみなされる。)
そらそうやね。今年はアイソトープ治療をしてへんにゃから。逆に言うと、私はアイソトープ治療の効果がしっかりあるということ。
今、京大病院の放射線治療科の病棟が改築中らしいので予約が取りにくい。でも、12月の診察の時にはなんとか予約が取れないかお願いしなくてはならない。
どうしてもダメなら、他府県でも行きますけどね。
なんとかなりませんかね。
紅葉しかけている鴨川沿いの木々を見ながら、いろいろと考える。
まだまだ病院とのお付き合いは続いて行く。
その費用が痛いね。
-----------------------------------------------------------------------------------
【今日のきく】
私が病院から帰ると、「また、きくの元気がなくなった」と。
「そしたら、また『市原野の森』やな。
二日連続同じ公園へ。
ただし、今日はオバサン付き。
いきなり「壁画風」。
昨日ほどではないが、今日もよく歩いた。
日なたはまあまあ暖かい。
お日さんが雲で隠れると急に寒くなる。
それに、ポツポツと雨まで。
予定より早く撤収。
きくみーのごはんを買いに行くことにした。
コーナン宝ヶ池店へ。
きくを車に置いておくのは心配だったので、ヨメさんがお買い物、私はお店の前をきく散歩。
ここでも元気にスタスタ歩いていた。
ちゃんと挟まるところも見つけてます。
これでいつものきくに戻ったかな。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】