2020年06月30日(火)
MRI [病院]
今日の私の3大ニュース。
1.「第8回一人沖縄平和ラン」の記事をやっと書き上げる。
2.「洛北阪急スクエア」に初来店。
3.「MRI」。
今日は午後2時から、鞍馬口医療センターでMRI検査。
ヨメさんはお昼に鍼灸のお客様があったので、私だけ外食してそのまま病院に行くことになった。
「ラーメンでも」と思ってラーメン屋さんに行くと、店の外まで人があふれていた。2軒目も同じ。平日のお昼だというのに。
そこでひらめいたのが「カナート」。今は店舗拡張され「洛北阪急スクエア」となっている。たしか、地下に「すがきや」があったはず。
そう思って地下に行くと、大きく様変わり。フードコートは2階に変わっていた。「すがきや」はなくなっていたが、「無尽蔵」というラーメン屋さんが入っていた。
醤油ラーメン(630円+税)とライス(160円+税)。まあまあおいしかった。
駐車場も2時間までは無料。
いろいろなお店が入っていて楽しそう。また来よう。
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そのあと、鞍馬口医療センターへ。
今日はMRI検査だけ。
前にもMRI検査を受けた経験があるのだが、もうほとんど忘れていた。
ヘッドホンを持ってこられて、「道路工事みたいな大きな音がしますから」と言われてもピンとこなかった。しかし実際始まってみると、ガンガンガン、パーパーパー、ゴキンゴキンゴキン、ガガガガガガ、ガーンガーンガーンなど、たしかに道路工事でした。
一旦終わって、「造影剤入れますね」。
「えっ、造影剤って飲むんとちごたっけ。どうも注射されるみたいやな。まさか、膀胱に注射・・・。」
「注射しますね。チクっとしますよ。」
注射はお腹ではなく、手の甲だった。
男の人しかいないと思っていたのに女性の声。注射針を入れるためだけに看護師さんが来られたようだ。
左手の甲から冷たい感覚が広がっていく。それはしばらくして感じなくなったのだが、手がずっとバンザイのかっこうだったのでだるくてだるくて。もうSOSサインを出そうかと思ったときに、やっと「終わりました」。
きょうのお支払いは10000円近く。
これは痛いけど、膀胱全摘しなくても済むようにくわしく調べてくれてはんにゃわと思うことにしよう。
明日はCT検査。
CT検査はもうしたのに、またかい。
これも、膀胱全摘しなくても済むようにくわしく調べてくれてはんにゃわと思うしかない。
お金がいっぱいいって、たいへん。
今日の晩ごはんは、トンカツ。
うまかったー。
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【今日のきく】
小雨の時に庭へ。
広いところもあるのに、きくはなぜか狭いところを歩くのが好き。
よっこらしょいと出てきて、広いところに行くのかと思ったら、また狭い車の周りをグルグル。なんでかな。
みーちゃんは、自由に歩いているきくがうらやましくてしょうがない。
「出たいよー」って言ってるね。
でも、今はしんぼう。
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2020年06月19日(金)
そんなとこからカメラ [病院]
昨日から二日連続の鞍馬口医療センター。
昨日は腎臓内科で、今日は泌尿器科。
担当のM医師が、私のデータをすべて見てくださっていたので話が早い。
私も、今まで不安に思っていたことを全部聞くことができた。去年2月から始まった最初のころの血尿と、最近の血尿は原因がちがうようだ。今の腫瘍の大きさだと、いくら長くても一年以内と思われるとのこと。
一番聞きたかったこと。
「筋層に浸潤していたら膀胱全摘と言われたんですが・・・。」
「その通りです。ガイドラインに沿う治療なら全摘です。」
「温存して治療していく病院もあるって聞いたんですが・・・。」
「あることはありますが、転移のリスクを考えればお勧めできません。膀胱癌は、転移すれば治らない癌ですから。」
「そうなんですか!」
結論。
そんな先先のことを考えるより、今できることをする。
CT検査、MRI検査の後に、内視鏡を使って膀胱腫瘍切除手術。その時に、筋層まで削って病理検査。その結果、筋層まで浸潤しておれば膀胱全摘手術へ。そんな段取り。
MRIが6月30日、CTがその翌日の7月1日。
そしてそのあと、手術の説明を受けるのが7月7日。この日はヨメさんも付いてきてもらわんなん。
あとは1週間ほどかかる手術入院の日取りだが、これはバイト先と相談しなくてはならないのでもうちょっと先に。
さあ今日はこれで終わりかなと思ったら、「膀胱の中、カメラを入れて見ておきます」と。
「えっ、膀胱にカメラ?」
「はい、5分ほどで終わりますから。」
そのあとズボンもパンツも脱ぎ、えらいとこからカメラを入れられ膀胱の撮影。私も寝ころんだまま見せてもらった。はっきりと腫瘍が写っていた。
でもM医師が、「検査してみないと分かりませんが、筋層までは行っていないかもしれませんね」とおっしゃった。これでちょっとだけほっこり。
ほんまに筋層まで行ってへんかったらいいのになあ・・・。
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今日、4ひき保護していた子猫の最後の1ぴきがもらわれていった。
一人で何から何まで世話をしていたヨメさんは号泣。
いつか来る日と分かっていても、心の中に大きな大きな穴が開いてしまった。
幸せになってね。
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【今日のきく】
夕方5時、きくのお散歩へ。
アジサイはまだ青いねえ。
いつもとおんなじ道は飽きるなあ。
今日は遠くに行けんかった。また今度。
夜はオバサンにひっぱられ・・・。
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【RUN】
夕方6時半から走りに。
いつもの十王堂橋往復5km。
うちのすぐ近くの畑に新しく家が建つ。
またきくが歩けるところが減ってしまう。
今日は5km、29分05秒。
もっと速く走りたいけど、今はがまん。
晩ごはんはめずらしく、鶏のから揚げ。
鶏のモモ肉を3等分して、きく・私・ヨメさんに。
もちろん、きくはから揚げじゃないですけど。
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2020年06月18日(木)
7対3 [病院]
今日は鞍馬口医療センター・腎臓内科。
先週京大病院で撮ってもらったCT画像を見てもらって、今後の治療についての相談。
「CT画像に膀胱癌が写っていたので、血尿の原因はこれだったみたいです。」
「そうですね。これは泌尿器科になりますね。今後どうされます?」
「京大病院の先生は、京大病院でも鞍馬口でもどちらで治療してもらってもいいので相談してきてくださいとのことでした。」
「そしたら、とりあえずうちの泌尿器科で相談されますか。」
「はい、お願いします。」
膀胱癌は大雑把に言って2段階に分けられる。
1.根が浅く、腫瘍を切除すれば膀胱を温存できる段階。
2.根が深く筋層にまで浸潤していると、基本膀胱全摘。
この2つの割合がだいたい7対3。
どちらにしても、尿道から内視鏡を用いて膀胱腫瘍を切除しなくてはならない。その結果筋層への浸潤がなければ、再発を抑えていく治療を継続していく。筋層にまで浸潤が認められれば、さらに膀胱全摘手術へと進むようだ。
7対3ねえ。
私は、また少ない方の3割に入ってしまうような気がする。
いろいろ調べてみると、筋層に浸潤していても徹底的に膀胱を温存する治療方針をとっている病院もある。
甲状腺の両方、胆のうと取ってしまって、次にまた膀胱まで取ってしまうのはつらいわ。私を生んでくれたおかちゃんに申し訳ない。
できることなら今残ってる臓器は全部温存したいけど、そういう特殊な治療は費用が高くつくんでしょうね。
「あー!」
明日は、鞍馬口医療センター・泌尿器科へ。
家に帰れば、足に絡んでくる子猫ちゃん。
「オッサンかまってくれて、ありがとね。」
明日、お別れやね。
さぴしー。
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2020年06月12日(金)
膀胱癌やてー [病院]
「今日はCT検査の結果をお話するんですけど、甲状腺癌の転移は今のところだいじょうぶです。ところが、ちょっと別のものが写ってまして・・・。」
「えっ、写ったらあかんもんが写ってました?」
「これを見てください。」
京大病院・放射線治療科のN医師が、CT画像を見せてくださった。
「これが膀胱なんですけど、丸いものが写ってますね。膀胱癌ですね。」
「あっ、そういうことやったんですか。実は最近血尿がひどくて、昨日、鞍馬口の腎臓内科で見てもらったところなんです。『CTは撮らなくてもいいでしょう』ということだったんですが、別件のこちらのCTにはっきりと写りましたね。」
これでまあスッキリしたと言えばスッキリ。
甲状腺癌のアイソトープ治療は延期。膀胱癌の治療を優先。
一難去ってまった一難。
どこまでも続きますなあ。
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■膀胱がんの治療 (岡山中央病院・泌尿器科ホームページより)
膀胱がんの治療方法は大きく分類すると、外科的治療、膀胱内注入療法、放射線療法、化学療法の4つに分ける事ができます。
外科的治療は、経尿道的膀胱腫瘍切除術と膀胱全摘出術があります。
経尿道的膀胱腫瘍切除術は表在がんに用いられる術式で、当院では2012年度で89件施行しています。腰椎麻酔を行い、特殊な膀胱鏡で腫瘍を確認しながら電気メスによって組織を切除します。
しかし浸潤が進んでいる場合は、経尿道的膀胱腫瘍切除術では、完全にがんを取り切る事ができません。こうした場合には、膀胱全摘出術を行います。
全身麻酔を行って、骨盤内のリンパ節及び膀胱を摘出します。
男性の場合は、前立腺と精嚢、女性の場合は子宮も同時に摘出します。膀胱全摘出術を行うと、体内で尿を溜めておく袋がなくなる事となる為、尿路変更術も受ける必要があります。
膀胱内注入療法は多数の乳頭状がんや上皮内がんがある場合に用いられる治療方法です。
膀胱内注入療法は週に一度のBCGや抗がん剤の注入を数回行うだけなので、入院は不要です。 外来で治療が行えるので、身体的負担及び経済的負担が少なくなりますが、浸潤が進んでいる場合は、あまり適していません。様々ながんの治療に用いられている放射線療法は、がん細胞を死滅させる効果があるので、膀胱がんの治療方法としても用いられています。
放射線療法は、浸潤が進んでいるがんでも治療が行えます。その為、膀胱全摘出術ではなく、放射線療法や化学療法の併用によって、膀胱を温存するというケースも少なくはありません。当院でも適応を選んで積極的に放射線療法と化学療法の併用による膀胱温存治療を行っています。化学療法で使用される抗がん剤は、シスプラチンとゲムシタビンの併用療法が多く用いられます。
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要するに、スコンと取れそうな腫瘍なら「経尿道的膀胱腫瘍切除術」。
これは、◯ンチンから切除鏡を入れ切り取ってしまうというもの。いかにも痛そう。
もっと進んでいたら、「膀胱全摘出術」。
胆のう全摘手術の時は、取ってしまっても生活に支障がないと聞いて安心していた。でも「膀胱全摘」はそういうわけにはいかない。「あー!」という感じ。もう走ったりは無理なんでしょうね。
京大病院・N医師の言葉。
「膀胱をできるだけ温存するという方針の病院もありますが、うちは基本全摘です。」
「あー!」
どうなってしまうんでしょう。
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3日前、「肺への転移の可能性があるのでCT検査」。
この時は、肺だけの画像を撮っているものと思いこんでいた。
3日前も今日も、バイト先の寮に車を置かせてもらい、そこから歩いて京大病院へ。
百万遍を少し下がったところにある「朱い実保育園」。
なんか力がわいてきそうな・・・。
バイト先から京大病院まで1.2kmくらい。歩いて15分。
これで駐車場代1000円を節約。
甲状腺癌の転移の検査で膀胱癌が見つかった。
本来の検査以外のところに異常が見つかる。(膀胱癌は甲状腺癌とは全く無関係らしい。)
これは、胆のう炎の検査に行って甲状腺癌が見つかったのとおんなじパターン。
それでまた、数少ない最悪のコースをたどっていくんかなあ。
ああ、気が重い。
帰り道の京大吉田寮前。
「タテカン」、がんばってるなあ。
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私が病院に行っている間に、里親希望さんが来られた。そして、黄色首輪のマッケンユーをもらって行かれた。また、私の留守中に。なく。
いつも私の足を、スルスルと元気に登ってきてくれたのになあ。
たっしゃでなー。
いっぴき残った薄茶トラのウッチー。
今まであんまり甘えなかったのに、ずっと甘えてくれていた。
「パオパオをなぐさめてくれてんのかなあ。」
今日は予測せぬ宣告にガックリ来たけど、がんぱろね。
うちにはまだ美人おかあさんもいるし。
もちろん、かわいいかわいいきくちゃんもいるし。
あっ、ますみちゃんもいるし・・・。
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2020年06月11日(木)
最高197最低101 [病院]
今日は、鞍馬口医療センター・腎臓内科。
本当は来週木曜だったが、「ちょっとでも早う診てもらい」とヨメさんが言うので無理やり早めてもらった。
まずは「血圧を測ってきてください」と。
出てきた数値を見てビックリ仰天。
「なんじゃー、こら!」
しばらく血圧を測っていなかったが、以前よく測っていた時も150を超えたことはなかった。それが197って・・・。
診察室に入り、初のN医師。
今までの経過を、憶えている限りお話させてもらった。長い距離を走ったら血尿が出るようになったが、一晩寝たら元に戻っていた。ところが、最近血尿の出る頻度が高くなってきて、元に戻るのにも時間がかかるのが一番心配だと説明した。
「血尿・腰痛・吐き気」で検索すると、「尿路結石」が一番に出て来るという話もした。
N医師の見解。
「尿路結石」は考えにくい。その場合、突然の激痛が起こる。慢性の血尿や腰痛、高血圧から考えると腎臓の機能低下が考えられるとのこと。
前回の血液検査と検尿だけでは不十分なので、再度血液検査と検尿、それに腹部のエコー検査もすることになった。
「(結石を調べる)CT検査も、ご希望であれば、してもいいですが・・・。」
「やめときます。(検査代が高いので)」
あまりにも血圧が高いので「ふらついたりされませんでしたか」と聞かれたが、「すぐ疲れてしまうことはありましたけど、ふらつくことはなかったです。」
まあこれで救急搬送の可能性は少なくなった。よかった。
血圧を下げる薬をもらったけど、これでは解決にはならんし。(家に帰って血圧を調べたら、最高191最低116だった。)
次の検査の結果から、またいろいろと対処していくことになる。
さて、どうなるでしょう。
今日も病院はすきすき。
そんな中で、また走友・押本さんに出会った。
以前は二人ともリハビリ室で。今回、私は新たに腎臓内科、押本さんは月1回の定期検査に来られていた。こんな二人が出会う確率はかなり低いはずだが。やっぱりご縁があるんですね。
私は、年上の男性にはなぜかまあまあ人気がある。
いつもボーっとしているので自分から見つけることはないのだが、いつも「藤井さん」とか「パオパオさん」と声をかけてもらえる。ありがたいことです。
それがきれいなおねえさんとかだと、もっと嬉しいんですけど・・・。それはない。
「残念!」
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【今日のきく】
「あっ、それはきくちゃんのん!」
一番すばしこい黄色首輪(マッケンユー)が、きくちゃんのごはんの残りに突っ込んでいった。すくすく育って、もう400gを超えた。
「あんたらのはこっち。きくちゃんのん取ったらかん。」
明日また里親希望さんが来られるので、またさびしくなる。
きくちゃんは足腰が弱ってきてはいるが、食欲旺盛。
これで安心する。
夜の散歩もよく歩いた。
背中に担いでいたのがウソみたい。
よその玄関に行きたがるのだけが困ったもんやけど・・・。
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【RUN】
一日中ずっと雨だったので、また明るいうちには走れず。
夜に小やみになったので、3kmだけ。17分59秒。
今日はお腹ゴロゴロがきつかった。
やっぱり夕食後に走るのはきつい。
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2020年06月05日(金)
「にょうろけっせき」かも・・・ [病院]
◎セルフメディケーション・ネットより
「今月の健康情報」加藤哲太(セルフメディケーション推進協議会理事)
尿路結石 (2015年04月 掲載)
尿路結石は、腎臓や尿管などの上部尿路や膀胱に石が形成される病気です。結石は、尿管や膀胱などにつまって激しい痛みを起こし、血尿が出たりすることがあります。この病気は男性に多くみられますが、更年期をすぎた女性の罹患率も高く、さらに最近は若い女性にも増えています。
結石ができた場所によって腎臓結石(腎杯結石や腎盂結石)、尿管結石、膀胱結石、尿道結石などと呼ばれています。また腎臓、尿管の結石は上部尿路結石、膀胱や尿道の結石は下部尿路結石とも呼びます。尿路結石の95%は上部尿路結石です。
■結石の形成
結石のできる理由ははっきりわかっていませんが、尿中の結石を形成する成分(ミネラル)の濃度が何らかの原因で濃い状態になり、腎臓に結晶が生じ、その結晶が成長して結石となると考えられています。通常は小さな結石ができても、尿中に排出されてしまうので、問題はありませんが、その結晶が大きくなって、尿路に詰ることで、障害が現れます。
結石の約8割がカルシウムを含んでおり、大部分がシュウ酸カルシウムの石であることが知られています。尿中にシュウ酸の濃度が高くなれば当然シュウ酸カルシウム形成の原因となり、食物から過剰に摂取するのを防ぐことにより、予防効果があると考えられます。
その他にリン酸カルシウム塩、尿酸塩なども結石を形成します。
■症状
側背部や腰、わきの激痛
結石の場所や大きさによっては鈍痛
血尿
嘔吐、冷や汗、顔面蒼白、血圧低下
尿路結石の主な症状は痛みと血尿です。痛みは主に側背部や腰、わき腹に起こります。腎臓結石や膀胱結石では通常痛みはないか、あっても鈍痛程度です。
尿路の粘膜が結石によって傷ついた場合には血尿が出たり、膀胱にある場合には頻尿や残尿感があります。また一度発作を起こすと再発する場合が多くみられます。
結石の中でも、腎臓結石は無症状な場合が多く、結石の大きさが5?以下の小さい場合や、症状がない場合は経過観察されます。結石の大きさは4年経過で約40%増大したとの報告があります。無症状のままで放置すると症状が発現したときには結石が非常に大きくなっていることが考えられます。また、尿管に落ちた結石に対する治療はできても、腎臓内に残存した結石治療はなされず、経過観察されることが多いので、突発的に再発する腰背部痛、血尿、嘔気などの症状に患者は不安を持ち続けて生活することとなります。 最近、再発の不安を抱えなくて済む治療法の開発が進んでいます、内視鏡で直接確認しながらレーザーで結石を破砕・摘出する方法で、根治治療として期待されています。
■検査
尿検査、X線撮影、超音波断層法、CTスキャンなどが行われます。
■治療
(1)保存的(薬物)治療・・・結石の排出を促す方法
10?以下の小さい結石の場合には、水分を多量にとり、尿管の蠕動運動を活発にさせることで結石の下降を促します。尿酸結石の場合には、尿をアルカリ性に変える薬などを投与し、結石を溶かす治療を行ないます。
(2)外科的治療・・・身体の中にある石を細かく砕いて流れやすくする方法
尿路結石(腎・尿管)の治療には身体の中にある石を細かく砕いて流れやすくする方法があります。
A. 体外衝撃波砕石術(ESWL)
B. 経尿道的砕石術(TUL)
C. 経皮的腎砕石術(PNL)
ESWL
レントゲンで結石に衝撃波の焦点を合わせて、結石を破砕する方法
長所;お腹を切らずに済む、日帰り、または短期間の入院
短所;結石が確実に破砕される保証がない。細かく破砕された結石が体外に排出されるまでに疼痛や発熱などの症状を起こす場合がある
TUL
モニターで見ながら結石を直接破砕する方法
長所;観察しながら砕石を行うので効果が確認できる。破砕した結石を直接体外に取り出す
*近年、尿管鏡や結石を破砕するレーザーの進歩で、TULによる結石破砕と摘出の安全性と確実性が向上しました。特に柔らかい尿管鏡(軟性尿管鏡)により腎臓内部の結石まで砕石し摘出できるf-TULは細いレーザーファイバーを用いるので腎臓に対して負担が少ないと言われています。
短所;ESWLより1-2日程度長い入院が必要
結石が大きく1回で破砕摘出できない場合、尿管が狭く内視鏡が挿入できない場合もある
PNL
一般的には20?以上の大きな結石に対する治療(ESWLやTULでは1回の治療で結石がなくならない場合に実施する)
全身麻酔をかけて背中から腎臓までのバイパスルートを作成し(腎瘻造設術)、ここから内視鏡を挿入し、砕石装置を用いて結石を砕き、体外に摘出。結石の位置によってはESWLやTULを組み合わせて治療。約7〜10日間の入院
■予防
尿路結石は再発しやすい病気ですが、栄養指導をきちんと受けると再発率が急激に落ちることが知られており、食事など生活習慣の改善で予防と再発防止が可能です。
水分摂取
尿が濃くなると結石ができやすいので、水分を充分に補給してください。食事以外に毎日2リットルの水を飲むと、結石をつくりにくくなるといわれています。
シュウ酸摂取量の抑制
シュウ酸はホウレンソウ、小松菜、春菊、シソ、チョコレート、お茶、などの食品に多く含まれます。これらの取りすぎには注意しましょう。ホウレンソウをゆでてアクぬきをすることにより、シュウ酸を除くことができます。
その他
肉の摂取量を減らす、夜食の習慣はやめる、クエン酸を多く含んだ食品をとる、お酒を飲みすぎない、なども再発の予防に効果があるといわれています。
■早期発見が大切
定期健診を行い、年に一度は尿路結石の有無を確認しましょう。結石によって尿の流れが妨げられ、腎臓の機能を悪化させることもあるため、健診などで結石を指摘されたら、痛みが無いからと放置せず、早めに泌尿器科を受診してください。結石は一度発作を起こすと再発しやすいので、痛みを起こしたら症状が治まっても必ず検査を受けましょう。
尿路結石に関する情報は下記から得られます。
・尿路結石(メルクマニュアル家庭版)
http://merckmanual.jp/mmpej/sec17/ch230/ch230a.html
・尿路結石症とは(東海大学医学部付属病院 泌尿器科)
http://uro.med.u-tokai.ac.jp/byoukini/towa_kesse.html
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昨日の夜の会話。
「ますみちゃん、『血尿・腰痛・吐き気』で検索したら、一番に『尿路結石』て出てきたわ。ボク、それかもな。」
「知らんがな! 検査するんちゃうん?」
「うーん、がんの転移を調べるほうが先やから、腎臓内科はそのあと。」
「もっとはよしてもらえへんかったんかいな。そんな悠長なことゆうとったら、また胆石の時みたいにのた打ち回らんなんで。私はもう助けへんからな。一人で勝手に苦しんだらええわ。」
また、ヨメさんからあたたかい(?)励ましの言葉をもらってしまった。
去年の2月の「おきなわマラソン」ゴール後に、えぐい血尿が出た。恥骨骨折のせいでゆっくりしか走れなかっにもかかわらず血尿が初めて出て、ものすごくショックだった。でも絶対に怒られると思って、ヨメさんには内緒にしていた。
ネットで調べると、「マラソンの後に血尿が出ることはよくあることで、翌日に元に戻っているようならそんなに心配しなくていい」というようなことが書かれていた。
その後も長い距離を走ると血尿が出るようになったが、翌日にはきれいになっていたので「こんなもんか」と気にしないようにしていた。
ところが最近は、ちょっと走っただけで血尿が出る。走った日はほぼ毎日出ている。そして、時間がたってもあまり元に戻らない。
それと、ずっと前から左の腰の痛みが取れない。片側だけがずっと痛いって、なんか変ですよね。
さらに慢性の吐き気。
上の姉と話していた時、「ピロリ菌を除去してからずっと吐き気が続く」というので意見が一致した。でも、私の場合は「ピロリ菌除去」のせいではなくて、「結石」のせいのような気がしてきた。
まさに今、この「血尿・腰痛・吐き気」が同時進行。
シッコがしたくても全然出なかったり、出たと思えば激痛が走ったりしたこともあった。
私の場合は、尿路結石の中でも5%以下の「下部尿路結石」の中の「尿道結石」のような気がする。また、「めずらしい」病気になったのかも・・・。
来週は京大病院でがん転移の検査が2回。再来週が鞍馬口医療センターで腎臓内科の受診。
通院ラッシュです。
それにしても、「ニョーロケッセキ」と言うと宇宙開発みたいでかっこええやないですか。
そんなふうにうれしそうに言ってたら、またのた打ち回らんのかなあ・・・。
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※今日一日の「パオパオだより」アクセス数、17355の新記録。
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