2015年10月15日(木)
「笑ってたん?」 [ガードマン]
今日は○ナート。
朝からまたうれしいことがあった。
私は最初は南出口。車の出口の東隣りに人の出入口がある。お昼前、そこから小さな赤ちゃん(男の子)を抱っこしたお母さんが出てこられた。抱っこは普通対面型だと思うが、そのお母さんは並列型(赤ちゃんの顔がこっち向き)で抱っこされていた。
またその赤ちゃんがモデルもできそうなくらいかわいい顔で、思わず見とれてしまいました。するとその子がこっちを向いて「にこっ!」
「いやー、かわいらしい。わらってくれんのん」と思わず話しかけた。
するとお母さんがその子に向かって「笑ってたん?」
そしたらその子が、もっともっと笑って・・・。
また私のほうも向いてくれて、笑って笑って・・・。
これでもう一日いい気分。単純だけれど、こんなちょっとしたことで幸せ気分が味わえる私はお得。
夜19時から20時まで、川端搬入口の暗い中で車の誘導。
気がつくと20mほど前の車道の真ん中に、黒い人影。こぶしを上げた大男が立ちすくんでいる。
「車にひかれるがな。不審者かー。警察に通報せんなんがなー。」
そう思っていると、「ふじいさ〜ん」と。「さっきからずっと手ー振ってたのに・・・。」
目を凝らすと、19時仕事上がりのS水さんが私に手を振ってくれていたのだ。不審者やと思ってすいません。私より17も歳下のS水さんに、友だちのように思ってもらっていたんですね。ああ、ありがたい。
夜ヨメさんにお灸してもらうとき、「立ちっぱなしの仕事ばっかりしてるし、お尻が冷たくなってるわ」と言われた。そんなもんなんですかね。
今日も足がパンパンになったけど、初めと終わりにいいことがあったので、心は全然疲れてません。
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【RUN】
今日は家を10時に出ればよかったので、9時からひとっ走り。
2.2kmアップのあと、久しぶりの2000m全力。叡電・木野1号踏切から岩倉駅前往復。せめて8分半は切りたいと思ってスタートしたが、体が重い。まあタイムよりフォーム重視で。
案の定8分36秒。でも、これが今の私の実力です。
1.2kmダウンジョグして、今日は5.4km。
こんなゆるい練習ではあかん。次はもっと自分に厳しく!
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【今日のきく】
昨日のこと。
きくの夜の散歩に出かけると、そこにちょうど廉が帰ってきた。
「きく、廉ちゃん、廉ちゃん」と教えたのに無視。
きくは目も鼻も悪いんかなあ。それともわざと知らんぷり?
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2015年10月14日(水)
バラバラでいっしょ [ガードマン]
◎「百寺巡礼」より
浄土真宗・・法然の弟子の親鸞が創始した浄土教の一派。阿弥陀仏の力で救われる絶対他力を主張し、信心だけで往生できるとする。親鸞は初め比叡山で天台宗を学び、のち法然の専修念仏の門に入る。法然の思想をさらに徹底させ、絶対他力による極楽往生を説き、悪人正機を唱えた。
◇ ◇ ◇
本願寺派の分裂・・親鸞の没後、娘覚信尼は、廟を京都大谷の地に造り、その留守職として、門弟たちから援助をうけつつ、親鸞の墓所を守った。留守職は、親鸞の子孫へと受け継がれていったが、しだいに力を持ち、門弟たちの保護管理から独立の気運を見せ、本願寺と称した。とくに第八代蓮如の時代には、北陸方面を主として各地に布教を行ない、強大な教団を築き、大名にも匹敵するほどの勢力をもち、各地に一向一揆が勃発して、城主達を悩ませた。
最後の戦いは、石山本願寺(大阪城の近く)が紀州雑賀の門徒を中心とし、織田信長と戦った石山合戦であった。長年続いた戦も、朝廷の斡旋によって信長と和解したが、第十一代門主顕如と長子教如とは、和睦をめぐって対立し、顕如が天正八年(1580)四月退城したのちも、教如は石山に籠っていたが同年七月ついに退城した。これにより、父顕如は長子教如を義絶する。
顕如が文禄元年(1592)に没すると、その室如春尼は、顕如の遺書により門主の地位を第三子准如に継がせることを主張した。この譲状の真偽が紛争の元になった。豊臣秀吉は、第十二代の門主の地位を准如に継がせた。
のちに徳川家康が、教如に対し、京都鳥丸六条の地に寺地を与え独立させる。
ここに、本願寺教団は准如の本願寺派に対し、教如の大谷派と二分された。
◇ ◇ ◇
西本願寺 正式名称「龍谷山 本願寺」(浄土真宗本願寺派) 龍谷大学
東本願寺 正式名称「真宗本廟」(真宗大谷派) 大谷大学
今日は東本願寺。
今まで気付かなかったのだが、烏丸通りの東側に東本願寺の看板が。
「バラバラでいっしょ」
何のことかよく理解できなかったが、帰ってから調べると「バラバラでいっしょ 差異をみとめる世界の発見」というのが東本願寺のテーマだそうだ。いいね! (やなせたかしさんのテーマ「バイキン的なものとの共生」とも似ている。)
さしずめこの私に当てはめると、「ネトウヨと呼ばれる人たちも排除せず、すべての人が幸せに暮らせる平和な世界の構築を目指す」ってとこでしょうか。
ついでに言っとくと、「そんなに戦争したいならお前が行け」も絶対言ってはならない言葉。どんな人であっても、戦争で殺し殺されてはならない。腹が立つからと言って、簡単に「戦争に行け」なんて言うのはやめましょう。
今日も足場解体の警備。
ここの改修は10年以上かかっているそうだが、もうすぐ完成のようですね。
「あっ、こんなところに『きく』のガウガウ!」
「ちゃうって。」
今日は、ここの系列の石川県の高校生が団体で訪れていた。
いつもと雰囲気がちがい、その子らの様子を見ていておもしろかった。
足場解体はこんな感じ。
ふるえあがりますなあ。
クレーンで吊り上げ、さらに細かく解体して外へ搬出。
大規模な足場なので、一日かかっても少ししか解体できない。まあその分、ガードマンの仕事が確保できていいんですけど・・・。
帰りのお楽しみは、ネコちゃんウォッチング。
いつも近づいてきてくれるネコちゃんは、避妊手術済みの耳カットがしてあった。ちょっと安心。
お寺にネコちゃんはよく似合う。
いつまでも長生きしてねー。
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2015年10月11日(日)
恵まれすぎている [ガードマン]
熊木杏里 - 戦いの矛盾
作詞:熊木杏里
作曲:熊木杏里
編曲:吉俣良
小さな足場を登りきるには
私は満たされすぎている
欲しい物のために我慢をするにも
私は満たされすぎている
お金がないこわさを知るには
私は満たされすぎている
食べるために働く気になるには
私は満たされすぎている
働きたくても 働けない人がいて
飢えて舌をかじってる
命とお金がつながらない場所にいて
お腹の中にももどれない
君は神様のすぐそばにいて
どんな話を聞いているの?
誰かに想いを訴えかけるには
私は満たされすぎている
それでも私は私にしか
できないことがあると信じる
泣きたいときにも泣けない人がいる
涙でのどが潤うの?
心と体が別々になりながら
いつか何かを叶えるの?
きっと神様はひとりひとつ
ちがう話を 教えてくれる
いつまでも
LaLaLa...
生きてゆく
今日も○ナート。
今日は東エリアの交代要員。南入口のM田さん、デ・リード前のS井さん、児童公園前のU原さんの休けいを回す。
今日は岡崎で「京都学生祭典」があり、そちらに人手が取られてしまった。そのためこちらには、平日工事現場に常駐で入っている人が回されてきた。
南入口のM田さんもその一人。超ベテランガードマンで寡黙。私とは初対面。M田さんは仏頂面で、気安く話しかけられそうもない。しかし、私が夕方反射チョッキを忘れていくと、「これを着たらいい」と言いながら、笑って自分のチョッキを脱いで渡してくださった。こわもてのM田さんがこんなにやさしいとは・・・。
デ・リード前のS井さん。
交代のとき、150円を私の手に。「えっ?」と言うと、「目覚ましのコーヒーでも飲んでください」と。私の1歳下のS井さんからおごってもらった。交代要員もただの仕事なのに、こんなちょっとした心遣いで気持ちがほんわかとなる。
児童公園前のU原さん。こちらも超ベテランガードマン。
「最後そうじにまわされんのんかなんやろ。最後だけ休けい引き伸ばして、そうじせんでもええようにしたるわ。」
なんで、みんなこんな私にやさしくしてくださるんだろう。
熊木杏里の「戦いの矛盾」じゃないけれど、「私は満たされすぎている、いや恵まれすぎている」。私も、周りのみんなに心遣いができるようにならなくては。そしたら、みんないつも気持ちよく働けるわけですよね。
作戦練りすぎて、けっきょく居残り大そうじをするはめになった。でも、全然だいじょうぶ。またみんなが助けてくれるから・・・。
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2015年10月10日(土)
うれしいことがひとつあると、パンパンの足もつらくない [ガードマン]
「藤井さん、あの子、藤井さんのことずっと見てるよ」とS水さん。
「あっ、そうかなあ・・・」と言って、その子に向かって手を振ってみる。
今日は○ナート。
川端搬入口と北出口から出てくる車の誘導。S水さんが教えてくれた子は、お母さんが乗っている自転車の前かごにちょこんといた2歳くらいの女の子。後ろには、4歳くらいのおねえちゃんが乗せられていた。
さて、手を振った結果・・・。
その子はきょとんとしたまま。
「ありゃー・・・」とがっくりきていたら、なななんと自転車の後ろに乗っていたおねえちゃんが、にこにこしながら手を振ってくれているじゃないですか。
「いやー、おねえちゃんありがとう。てー、ふってくれてんのー。」
すると、妹がおねえちゃんのほうを振り返り、しばらくしてからちょっとだけ私に手を降ってくれた。
「いやいやいや、ありがとうありがとう。なんてかわいい姉妹なんでしょう。」
私のその言葉を聞かれたお母さんも笑っておられた。
相変わらず腰が痛く、立ちっぱなしで足もパンパン。でも、今日はこのかわいい姉妹のおかげでつらさもどこかへ飛んで行ってしまいました。
昨日、家族3人でこの○ナートへ。
ヨメさんが、鍼灸専門学校の会合のお手伝いをせんならんということでスーツを買いに。
地下のフードコートの中華屋さんで晩ごはん。食べ終わったあと歩いていると、I隊長に遭遇。
「あら、こんなところで。」
「うちのヨメと息子です。」
「えっ、お嬢さんじゃないんですか。」
「もうそれはええって・・・。」
○ナートのガードマンの間では、変な会話がはやっています。
思い返せば、私はここを通る小さな子にはみんな手を振っていた。すぐ振り返してくれる子はまれ。たいていはタイムラグがあってから振り返してくれる。一番かわいかったのは、私が手を振ったとき無視したように通り過ぎたのに、数メートル進んだあと向こうを向いたまま手を振ってくれた子。
ちっちゃい子はかわいくてたまらん。
明日も○ナートやけど、またかわいい子が通ってくれるかな。
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【RUN】
今日の勤務は12時から21時。午前中は余裕。
でも腰が痛いから3kmだけ。16分33秒。
歩くのもたいへんやのに、走り出したら走れるんですよねえ。フシギ!
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2015年10月08日(木)
腰痛地獄 [ガードマン]
8月28日以来の新○ホテル。その翌日にM隊長から飲み会に誘ってもらい、一人1万円分くらいおごってもらった。そのお礼を言いたかったのだが、なぜかそのあとここに回されることはなかった。なんか、食い逃げしたような気分。
M隊長によると、「藤井君回してくれって、何回もゆったんやけどなあ。」
「うまい!」
お世辞と分かっていても、こう言ってもらったらうれしいじゃないですか。
まだ腰の具合が悪いので、今日はマイカー通勤。京都駅の近くに700円という格安駐車場がある。これは助かる。
M隊長へ、せめてものお返しと思いお菓子を3袋持って行った。チョコアソートとおかきアソートとハッピーターン。すると、朝のうちにほとんどなくなってしまった。我が社は私を含めて5人だけだったのだが、他の作業員さんたちが「もらいますー」って。
みなさんに喜んでもらえてよかったのだが、M隊長にもちょっとはまわったのかなあ。
今日は朝から脂汗。
ただ立っているだけで、左の腰がグワングワンと痛み出した。あちこち動かせばましになるかと思ったが、ダメ。「もう、どうしましょ」状態だったが、なんとか持ちこたえた。
すると午後4時ごろにすっと楽になってきた。「はははー、たいしたことなかったやん」と思ったあと、またすぐに痛くなってきた。
この痛さはギックリ腰ではない。ほんならナニ!
このプチ地獄、いつまで続くんかなあ。
このホテル、今年で40周年らしい。
うちのヨメさんが中学生のとき、同級生のお母さんが働いていたとか。計算合ってますね。
私が1ヶ月以上来なかった間に、正面玄関が完成。明日がオープンらしい。
その玄関を見ながら、○○組のみなさんが感慨深げだった。物を作り上げる仕事はやりがいありますね。
M隊長は今日も長時間の残業。
「ごくろうさんどす!」
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2015年10月03日(土)
かえってきたゆきちゃん [ガードマン]
「ふじいさ〜ん、おひさしぶりですー・・・」となつかしい笑顔。
うちの真樹と同い年の女子大学生ガードマンのゆきちゃんが、札幌の実家から戻ってきた。(今までSさんと書いてきたが、ゆきちゃんでいいでしょう。)
すごく色白でかわいいたれ目。髪の毛はほぼ金髪に近い。それがゆきちゃんの特徴。私を見つけたら、必ずかわいいたれ目笑顔であいさつに来てくれる。うれしいじゃないですか。
今日は○ナート。
私は川端搬入口の車両誘導。ゆきちゃんは3階駐車場の車両誘導。ほとんど顔を合わせることはなかったのだが、たまたま一度だけ休けいが重なり、そのときにけっこう長くおしゃべりすることができた。
「長いこと札幌に帰ってたんやなあ。」
「はい。」
「1ヶ月くらい?」
「あと2日で1ヶ月というところでした。」
「新○ホテルのM隊長が、『ゆきにはよう帰って来いって電話してくれ』って本気で言ってはったでー。地下の工事に女のガードマンが3人要るのに、大学生がみんな帰省してしまって足らんってぼやいてはったわ。」
「そうみたいですね。」
「うちの娘は、夏休みも1日も帰ってこんかったし、冬休みも帰らんゆうてるし。来年の春休みに1年ぶりに帰ってくるってゆう感じかなあ。」
「えー、どうしてですか。」
「バイト先で一番上になったみたいで、あと新人ばっかりやし長くは休みにくいんやって。」
「いやいや、それは・・・。就職したらそれこそ家に帰ることもできにくくなるし、大学生のときしか帰れないと思って私は帰るようにしてるんです。私はだいぶ先に帰る日を決めてしまうんです。そうしないと、ズルズルと帰れなくなってしまいますもんね。」
「ええことゆうやん。今言ってくれたこと、娘にメールしとくわ。うちの娘もそうしてくれたらなあ・・・。」
「私はまめに帰っているほうだと思うんですけど、それでも帰るたびにお父さんが歳をとっていくなあと感じます。髪の毛が薄くなってるなあとか、あちこち痛いって言い出してきたなあとか。91になるおばあちゃんに痴呆症の気が出てきたって聞いたときはショックでした。それも帰ってるから実感できることだし・・・。」
ゆきちゃんとうちの真樹は同い年。ゆきちゃんのお父さんは私の1歳上。そして、ゆきちゃんのおばあちゃんは私の亡き母の1歳上。そんなこともあって、ゆきちゃんに親近感を感じるのかもしれない。
同時期に新任教育を受けた女子大学生で、今も残っているのはゆきちゃんだけでははないだろうか。これからもかわいいたれ目で「ふじいさ〜ん」って話しかけてきてくださいね。
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【RUN】
今日の○ナートのバイトは10時から19時。朝は余裕がある。
とりあえずちょっと走りに。久しぶりの3kmコース。
本気で体が重い。なんてったって64kgオーバーですから。
フーフー言いながら17分43秒。距離とかタイムとかではなく、ちょっとでも走ることが大事。
明日はいなかの運動会があり、家族3人で参加予定。長距離練習する時間はないかもしれないが、また3kmは走りたいなあ・・・。
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【今日のきく】
きくのファイティングポーズ。
散歩で公園に行くと、なぜかうれしくなってファイティングポーズをとってしまう。このあとオッサンと一戦交えて、「ハーハー」になる。
ガウガウのあと「スッキリ!」
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