2014年05月19日(月)
戦争の芽をつぶしてかかる [時事]
◎毎日新聞5月19日朝刊
<本社世論調査>集団的自衛権 憲法解釈変更…反対56%
毎日新聞は17、18両日に全国世論調査を実施した。15日に安倍晋三首相が集団的自衛権の行使容認に向けた検討を指示したことを受け、集団的自衛権行使の賛否を聞いたところ、「反対」と答えた人が54%で「賛成」の39%を上回った。首相が、集団的自衛権の行使を容認するため、憲法改正ではなく憲法解釈の変更で対応しようとしていることについても、反対が56%で賛成は37%だった。
首相は今夏にも集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更を閣議決定したい考えだ。公明党は慎重姿勢を崩しておらず、行使容認と解釈変更への反対がいずれも過半数となったことは与党協議にも影響しそうだ。
内閣支持層では、集団的自衛権の行使に賛成が62%、反対は31%で、賛成が反対を上回った。一方、不支持層では行使に賛成は10%にとどまり、反対は87%に上った。憲法解釈の変更を巡っても、内閣支持層では賛成が60%、反対が36%だったのに対し、不支持層は賛成は8%で、反対が89%だった。
支持政党別でみると、自民党支持層の約6割が行使に賛成と答えたのに対し、公明党支持層は5割弱が反対だった。
日本が集団的自衛権を行使した場合、他国の戦争に巻き込まれる恐れがあると思うかについては、「思う」と答えた人が71%となり、「思わない」と答えた人の25%を大きく上回った。巻き込まれる恐れがあると「思う」と答えた人のうち64%が行使に反対だったのに対し、恐れがあると「思わない」と答えた人のうち反対は29%にとどまった。
首相が集団的自衛権の行使容認を目指すのは中国の軍事力増強や北朝鮮の核開発を踏まえ、日米同盟を強化する意味がある。中国が日本の安全を脅かしていると思うかを聞いたところ、83%の人が「思う」と答えた。
集団的自衛権の行使を巡っては、武力行使の範囲が拡大し、歯止めが利かなくなる懸念が指摘されている。前回4月の調査で行使について「全面的に認めるべきだ」「限定的に認めるべきだ」「認めるべきではない」の三つの選択肢で聞いたところ、「限定的」を含めると「認めるべきだ」が半数を超えた。「限定的」を含めず、二つの選択肢で聞いた今回の調査で反対が過半数になったのは、限定が利かなくなることへの懸念が反対に反映されたためとみられる。
内閣支持率は49%で前回調査と変わらなかった。不支持も前回と同じ33%だった。【念佛明奈】
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今日の毎日新聞夕刊の特集ワイド「この国はどこへ行こうとしているのか」では、作家・半藤一利さんが「解釈改憲」についてこう発言しておられる。
◇
「いつか今を振り返った時、特定秘密保護法も転機と語られるかもしれない。まして今回の解釈改憲は、運用次第でどうにでもできる新法を作るのと同じ。時の政府に何だって許してしまう。70年間、戦争で人を殺しも殺されもしなかったこの国の国際的信頼という国益を手放し、国のかたちを変えてしまう」
一人一人に今できることは何なのか。半藤さんはこちらを見つめ、こう言った。「戦争の芽をつぶしてかかるしかないですね。自分の目でしっかり見つめ、戦争の芽だと思うものを見つけたら、一つ一つ」
◇
人を殺すのは簡単で、人の命を救うのは困難。
軍隊は人の命を救うためのものではなく、他国の人々(場合によっては自国の人々)を殺すためにある。「平和のための戦争」など、その言葉自体がおかしい。みなさん、それに気づいてこられたように思う。
「平和・憲法九条」ののぼりを背負って走っているのも、その「戦争の芽をつぶす」役に立つかもしれない。そう思ってまたがんばって走ります。
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【今日のきく】
私は今日も体調不良で走れず。
きくちゃんは、今日も朝からサル追いの「パンパーン」でビビリンチョ。
頭に2500円のシールはったったー。
なぜか、突然元気になるきくでした。
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2014年05月12日(月)
翻弄される辺野古 [時事]
◎毎日新聞5月11日朝刊・ストーリー
翻弄される辺野古
―「成田闘争の二の舞い」警告
時折吹き抜ける風が香りを運ぶ。沖縄県名護市辺野古の中心部。幹線道路沿いに〈ようこそ辺野古商店街〉と書かれた看板が現れた。点在する店舗の多くは傷み、扉を閉ざしていた。
「昔はにぎやかだったんだよ」。辺野古商工会の会長を務める飯田昭弘さん(66)は独りごちた。4月下旬の昼下がり。すれ違う人はほとんどいない。そんな一角に沖縄防衛事務所の出先機関、名護防衛事務所はあった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる辺野古との連絡調整窓口として、国が2011年に開設した。
今年3月のことだった。飯田さんは地元商工会会長として事務所を訪ね、こう宣言したという。
「このまま辺野古区の要望に応えなければ、『成田闘争』の二の舞いになりますよ」。地域の自治会に当たる辺野古区は10年、基地受け入れについて「条件付き容認」を決議した。今年1月の市長選で稲嶺進市長(68)移設反対を訴えて再選された後、区は「条件を具体化し、各世帯への一時補償金などを防衛事務所に打診し始めた。それが「区の要望」だった。
「警告」のつもりで口をついて出たのが「成田闘争」だった。千葉県成田市の新東京国際空港(現成田空港)の建設をめぐり、計画を強行しようとする国に地元農民が激しく抵抗、過激派が加わったことで反体制運動の色彩を濃くしながら30年近く、地域は大混乱に陥った。
「今のところ辺野古の大半は『普天間移設容認』で、地元一丸となった反対闘争にはならない。けど、辺野古の意向を無視するなら、住民はこぞって反対に回ると伝えたかったんだ」。しかし、名護防衛事務所の担当官が首をたてに振ることはなかったという。
でまかせで戦後最大の社会的混乱の名前を出したわけではなかった。地殻変動を感じていたからだ。
移設が浮上して18年。飯田さんは「辺野古は翻弄され続けてきた。結果がこの有様だ」と閑散とした町並みを見た。怒り、悲しみ、いらだち・・・もろもろの感情が交じった表情だった。
名護の中の東西格差
「アメ」投入も町おこし遠く
「普天間移設の見返りは、この学校くらいです。でもね・・・」。沖縄県名護市辺野古。米軍普天間飛行場の移設予定地が見渡せるマンションの屋上で、辺野古商工会長の飯田昭弘さん(66)は、特徴的な円筒形の建物を指さした。国立沖縄工業高等専門学校だった。2004年に開校した沖縄県初の5年制の高専で、在学生は800人。
国が移設受け入れと引き換えの「アメ」として、辺野古の地に与えた目玉事業。約117億円が投じられた。飯田さんは高専を「地域おこしの起爆剤」ととらえ、8年前にマンション経営を始めた。けれども、その浮かない表情は、期待通りの展開でないことを物語っていた。
沖縄県北部に位置する名護市は、西と東の両方に海岸線を抱える。市の中心部は市役所が置かれた西海岸側。そして米軍基地キャンプシュワブのある辺野古は、反対側の東海岸だ。名護市の人口は約6万人。辺野古は1900人足らずだ。
国は1997年、普天間飛行場を受け入れてもらおうと、名護市を含む北部12市町村を対象とする北部振興策を打ち出した。「10年で1000億円」の約束で00年度に始まり、10年度以降も額を減らして継続されている。露骨な「見返り」だ。だが、辺野古に新しくできたものは高専、それに公民館・・・。
「石破さんが選挙で約束した500億円も、何だったんだろうとおもいますよ。またか、とね。」
普天間移設の是非が争点になった1月の市長選で自民党の石破幹事長が表明した「500億円の名護振興基金のことだった。飯田さんは移設推進派の新人候補を応援したが、現職の稲嶺進市長(68)に4000票以上の大差で敗れた。同時に「500億円」の話も消えた。
またか―。その嘆息は深い。96年の普天間飛行場返還合意から辺野古は翻弄され続けてきた。99年、名護市が条件付きで受け入れを表明しながら計画は足踏み状態に。民主党の鳩山政権が「最低でも県外移設」を唱え、混乱に拍車をかけた。曲折を経て13年末、沖縄県の仲井真弘多知事が辺野古沖埋め立てを承認。決着するかと思われた揚げ句の名護市長選だった。
「政治家がアメをちらつかせて、知事、市長が予算をぶんどる。でも、当の辺野古はすたれるばかりです。これまでに一体、国の金がいくら投じられたのか。反対、反対って言っておけばいいんだからね」
飯田さんの声は自嘲気味だ。
◇
戦前、辺野古は人口約750人の半農半漁の村だった。辺野古を抱える旧久志村は、占領米軍による土地の強制接収に対する「島ぐるみ闘争」が最高潮を迎えた56年、米軍と条件交渉するなかで土地提供に応じた。接収されるなら見返りがある方がいいという判断だったという。軍用地料で村は潤った。
辺野古区のホームページによると、48年ごろは140世帯643人だったのどかな集落は、65年には309世帯2139人に急増。それがピークだった。
70年、旧名護町などと合併し名護市が誕生。軍用地料について、市と辺野古区が6対4で分けることになった。13年度は市が3億1930万円、区が2億1290万円だった。しかし名護市街地と辺野古は車で約20分の距離。地域としての一体感はほとんどない。辺野古区行政委員の許田正儀さん(64)は言う。「辺野古はマイノリティー。声は届かない。大事なことは皆西側が決めてしまう」
地殻変動 自治組織から
4月27日の昼下がり。辺野古の中心にある辺野古区公民館では、年に一度の区民大会が非公開で開かれていた。住民自治組織「行政委員会」が活動方針などを報告する場だ。嘉陽宗克区長(61)は「辺野古には(飛行場受け入れについて)賛成も反対もいる。そういう現状を踏まえて、区民の財産と生活を保障するよう、国に要請した」などと話したという。従来通り条件付き容認か、それとも反対するのかあいまいな言い方に終始した。国に対し、4月14日付で申し入れたという、個人補償額なども明かされなかった。
出席者によると、配布された書類は出口で回収され、それと引き換えに5キロの米袋が渡された。ある住民によると、資料の外部流出を防ぐのと、「軍用地料」の分配の意味合いもあるという。米だけではない。1人当たり年5万円の生活支給金が支払われる。「軍用地料のバラまきだ」という声も聞かれる。
辺野古区には軍用地料として年間2億数千万円が入る。それらの金をどう使うのか、移設問題にどう対処していくのかについては、行政委員会が決定権を握る。委員は計18人。辺野古区に10ある班の代表に加え、区長約選出の市議、青年会長、老人会長などがメンバーだ。
実は、嘉陽氏は昨年3月、46年ぶりの区長選挙に挑み、初当選した。「住民の生命と財産の問題について、わずか18人で決めるのは荷が重すぎる」と問題提議し、内部改革に乗り出す姿勢を見せている。嘉陽氏の支援者、西川征夫さん(70)は「行政委員会はオープンな議論をしないまま、移設ありきで国との条件交渉を独善的に進めてきた。区長選挙後、そうした体質が変わってきている」と話した。
◇
4月26日夕。名護市の稲嶺市長の姿は沖縄市にあった。沖縄市長選で普天間移設反対を掲げる新人候補の応援だった。同市は嘉手納基地を抱える。支持者を前に「相手候補は『国とのパイプ』を強調するが、国が金で言うことを聞かせようとするのが実態だ」と訴えた。
取材に応じた稲嶺氏は「『金ありき』だから使うのに一生懸命になり、ハコモノばかり。新しい基地が来ると活性化すると言われるが、違う」と話した。国は10年度までに、名護市に普天間の移設に絡む振興策約400億円を投じた。しかし00年度からの10年で、市民1人当たりの所得は203万5000円から188万3000円に減少した。09年度の県平均(204万5000円)と比べてかなり低い。
稲嶺氏が支援した反対派候補は、与党系候補に敗れた。しかし稲嶺氏の姿勢は揺らがない。沖縄防衛局は4月11日、移設作業のための漁港の使用許可などを求める申請書類を名護市に提出したが、市は今月、突き返した。
再び辺野古。商工会長の飯田さんと会った。「稲嶺さんはまた4年間、突っ張るのかな。このまま反対を続けても何の補償もない」。飯田さんは危惧する。「西側は直接関わりないから・・・」
抜き差しならない不信感。名護市はシュワブ、そして普天間の移設先という負担を辺野古に背負わせる。本土と沖縄の関係と重なるように感じられた。
飯田さんの趣味は写真撮影。3年に一度の地域の伝統行事である「辺野古の大綱引き」の準備に励む住民たちの写真を見せてくれ、こう言った。「これが辺野古だよ。賛成も反対もない」
■今回のストーリーの取材は
上野央絵(政治部副部長) 1991年入社。水戸支局、政治部を経て2005〜07年、西部報道部で沖縄を取材。鳩山政権下の普天間問題の経緯をまとめた本の執筆に携わり、13年から現職。沖縄問題の取材をはじめて9年になる。写真は東京写真部の梅村直承が担当した。
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あー、ちゅかれた。
新聞記事はコピーさえできたら1分ですむ。ところが、今回はなぜかできなかった。
私のひらがな打ちで約3時間。ようがんばりました。たぶん、どっか変なところがあるはず。また、あとで見直すことにしよう。
毎日新聞は、辺野古の問題についてかなり掘り下げて取材している。ただ、今回は「名護の東西格差」という点に注目しているところが今までとちがう。「名護市民から抗議されるのでは?」と思われる部分もある。
記事を読んでいて、一つ頭に思い浮かんだことがある。去年の9月、名護市久志地区を走る「久志20kmロードレース」でのこと。
会場は統合で休校になった小学校。コース途中には、その地域の何校かを統合した立派な小中一貫校が建設されていた。
この景色は沖縄では見たことがない。私の中では、「沖縄=学校を死守する地域」だからだ。初めて訪れた鳩間小中、次に行った船浮小中、その次の平久保小も地域の人々が死守した学校と言える。こないだおじゃました国頭村の北国小もそうだ。それだけに、この地域に似合わない立派な校舎が異様に頭に残った。
今日の記事を読んで、「うーん、そうなのか」と納得するところがあった。「この地域は、ひょっとしたら懐柔策に弱いのかもしれない。」もしそこまで見透かして普天間の移設先を選んでいたとしたら、それはそれですごいこと・・・なのかな?
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【今日のきく】
今さらですけど、何で私が犬が好きか分かった。
夜8時、大雨の中、散歩に行った。
きくは私の顔をチラチラ見る。
「ひょっとして、このあとお風呂に連れ込むんですかー」と私の心を探る。
ちょっと踏ん張って抵抗したりして・・・。
こんなふうに、ちら見しながら相手の心を探りあう。
これがおもしろいんですよねー。
ああ、犬はやめられん!
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2014年05月10日(土)
なるほドリは役立つ鳥? [時事]
◎毎日新聞5月10日朝刊「なるほドリ・京都」より
「集団的自衛権」て、どんな意味?
考え方は「共同して一緒に戦う」
なるほドリ 5月3日の「憲法記念日」当日とその前後は、京都でもいろんな集会があったね。最近は、憲法にからんで、、「集団的自衛権」という言葉を耳にするけど、どんな意味なの?
記者 まず自衛権には、他国から自国が攻撃された場合に、自らが防衛権を行使する「個別的自衛権」があります。「集団的自衛権」はこれとは別で、同盟国など自国と密接な関係にある国が攻撃された場合、自国への攻撃とみなし、「共同して一緒に戦う」という考え方です。
Q 日本には憲法9条があるはずだけど、そんな権利が行使できるの?
A なるほドリ君も学校で習ったと思うけど、第二次世界大戦では国内外で多くの人が犠牲になった反省から、戦後の憲法9条で「戦争放棄と戦力不保持」を定めました。これからは「他国と戦争をしない」とはっきりと宣言したのです。
9条の考えを踏まえ、政府は1972年の参院提出資料で「他国に加えられた武力攻撃を阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」と明示しました。更に81年の政府答弁書では「わが国が国際法上、集団的自衛権を有するのは当然」としたうえで、「憲法9条下で許容される自衛権の行使は、わが国輪防衛するために必要最小限の範囲にとどめるべきだ」と説明しました。しかし、「積極的平和主義」を唱え、米国などの同盟国への義務を果たすべきだと考える安倍首相は、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認しようとしています。
「米軍レーダー問題」府民にも影響
Q 集団的自衛権って大事な問題みたいだけど、身近には感じられないね。
A 京丹後市では、近畿地方初の米軍基地となる高性能レーダー「Xバンドレーダー」の配備計画が進んでいます。これは、日本や米国に向けて飛来する弾道ミサイルを追尾・探知するのが目的とされています。
レーダーが実際に利用されるような事態になれば日本が米国の戦争に巻き込まれれ、集団的自衛権講師につながるとの見方もあります。府民も無関係ではありません。
Q 集団的自衛権に反対している人は多いの?
A 賛否は分かれます。府内では、作家の瀬戸内寂聴さんや哲学者の鶴見俊輔さん、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英さんら著名人で作る「憲法9条京都の会」が、「解釈改憲」に反対の姿勢を示しています。集団的自衛権が行使されれば、遠く離れた国で日本が同盟国と一緒に戦う可能性も生まれます。戦後69年間の歴史が根本から変わることになり、じっくりと考える必要があります。
回答・松井豊
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毎日新聞の記者への質問コーナー「なるほドリ」は、時事問題を分かりやすく説明してくださっている。私にはすごく役立っている。
安倍さんをはじめ、どうしても戦争したいと思っている人がいる。それを理解せよと言われても、私はまったく理解できない。
そんな人たちには、イギリスの哲学者バートランド・ラッセルの言葉をかみしめてもらいたい。
「次に起こる戦争は片方の勝利に終わるのではなく、相互の全滅に終わる。」
私は、「相互の全滅」ではなく「地球の全滅」だと思いますが・・・。
どうしても戦争したい人たちにはその覚悟はあるのでしょうか。
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【今日のきく】
「頭かくして尻かくさず」ではありません。
ピョンピョン飛ぶ虫を見つけ、草むらに顔を突っ込んでいるところです。
「逃げたられたー。」
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【RUN】
レース前は1000m1本。
まずは3km、16分14秒。
1kmスロージョグのあと、1000m。
何とか3分50秒切りと思ってがんばったが、3分50秒8。
このまま3km行けたとして、11分32秒。そんなことあるはずないけどがんばろう。
ダウンジョグ1kmをプラスして、今日は6km。
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2014年05月03日(土)
憲法9条にノーベル平和賞を! [時事]
◎毎日新聞5月3日朝刊
母の思い 平和賞の夢
選考委にメール「9条に授与を」
戦後67年間、戦争放棄をうたう憲法9条を保持し続けてきた「日本国民」が先月、今年のノーベル平和賞候補にエントリーされた。きっかけは、平和賞を選考する「ノルウェー・ノーベル委員会」に神奈川県の主婦が昨年送ったメールだった。1人で始めた運動が約2万5000人の署名を集めるまでに広がり、ついには選考委員を動かした。5月3日は憲法記念日。【河津啓介】
「日本国民」がノーベル賞候補
神奈川の主婦 実現への努力も評価されるはず
運動を始めた同県座間市の鷹巣(たかす)直美さん(37)は、憲法を改正しようという世の中の空気に、7歳と1歳の子供の母親として素朴な疑問を抱いていた。「戦争になれば、子供が悲惨な目に遭う。9条を守るためにできることは……」。思いついたのが「9条に平和賞を」とノーベル委員会に訴えることだった。
「9条に平和賞を授与してください」。むちゃを承知で昨年1月、初めてメールを送った。英語でしたためたが、返信はなかった。
あきらめなかった。
冷戦終結後の欧州をまとめようと尽力する欧州連合(EU)が、前年に平和賞を受賞した。「平和賞は結果だけでなく、平和実現のための努力も評価されるはず」と信じ、メールをその後4カ月間で7通送った。やはり返信はなかった。
転機は昨年5月。インターネット上の署名サイトで「9条に平和賞を」と呼びかけると5日間で約1500人の署名が集まった。委員会に知らせると、翌日返信があった。「2月1日の推薦の締め切りを過ぎている」という内容だったが「エントリーには有識者の推薦が必要」などとヒントも記されていた。何より、受賞者は個人や団体に限られ、「憲法9条」のような抽象的なものはそもそも候補になれない、と知った。
そこで鷹巣さんは、憲法が主権者と定めている「日本国民」を受賞候補にしようと決めた。「憲法にはいろんな意見がある。でも『戦争したくない』という気持ちは同じはず。戦争の悲惨さを語り継いだ人々の思いにも光を当てたい」。そんな願いも込めた。
昨年8月には、知人らと「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」を結成し、推薦人と署名を募った。今年2月1日の応募締め切り時点で、大学教授など43人の推薦人と2万4887人分の署名を集め、委員会に提出した。4月9日。ノーベル委員会から「今年の278件の受賞候補の一つにエントリーされた」とメールがあった。
推薦人の一人、光延(みつのぶ)一郎・上智大神学部長は「受賞は簡単ではないと考えているが、9条の価値を伝えるためにはインパクトのある良いアイデアだと思う」と、エントリーにこぎ着けた取り組みを評価する。
今もネット上(http://chn.ge/1bNX7Hb)で署名集めを続けており、4月末現在、署名は4万9861人に膨らんでいる。
鷹巣さんは言う。「『戦争しない国、日本』はかっこいいと思う。9条が世界に広がる可能性にわくわくしています」
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まず、ノーベル平和賞の候補が278もあること自体にびっくり。それでも、推薦数はその何倍か何十倍にも及ぶだろうから、候補に入っただけでもすごいと思う。
発表は10月10日。
今まで「ノーベル賞」は特別賢い人に与えられるものと思い込んでいたが、私も含めた普通の人々にも受賞の可能性があると分かった。
「平和賞は結果だけでなく、平和実現のための努力も評価されるはず」
いい言葉です。
私も自分できることをしていこう。
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【RUN】
今日は「憲法記念日」。あちこちでいろいろな催しが行われている。
私は私のできること。「9の会」のはしくれとして、「ランナーズ9の会」のTシャツを着て走る。できれば9kmを・・・、
ありゃりゃ、これって毎月9日の「9の日平和ラン」と変わらんやん!
いいんです。これもひとつの「平和実現のための努力」ということで・・・。
「微力ではあるが無力ではない」と信じて。
松ヶ崎橋まで、4.71km、26分28秒。
連休中なので、車がすごく多い。黄色のTシャツで走っていたら、少しはアピールランになったかな。
松ヶ崎橋で折り返し。
同志社グランドの横を通って家まで。
4.76km、28分13秒.
合計、約9.5km、54分41秒。
ほんとうは、今日こそ「平和・憲法九条」ののぼりを背負って走るべきだった。でもね、まだ「香住フル」の疲労が抜けてないんです。こんな時に無理をするとまた腰を痛めてしまう。そのときの自分にできることをしたらいいのだと思う。
そんな感じで、多くの人がちょこちょこ動いてくれたらうれしいなあ。
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2014年04月02日(水)
イルカも米軍基地反対? [時事]
◎毎日新聞4月2日朝刊
イルカ大群:京丹後市の沖合に500頭 海保が発見
1日午前11時ごろ、パトロール中だった第8管区海上保安本部美保航空基地のヘリコプターが、京都府京丹後市沖の日本海で約500頭のイルカの大群を発見した。
群れは北に向かっており、体の白い模様や、背びれが鎌の形に似ている特徴などから、群れで行動することの多いカマイルカとみられる。
鳥取県立博物館の一沢圭学芸員によると「これほど多くの頭数が確認されたのは、記憶にない」。北朝鮮によるミサイル発射など、不穏な空気が漂う日本海だが「こんな来訪者なら歓迎」の声も。【真下信幸】
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朝、8チャンの「とくダネ!」を見ていると、「京都府沖ににイルカの大群」のニュース。
「京都府やてー、これは絶対に経ヶ岬のへんやで。新米軍基地建設反対のイルカのアピール行動やな。」
「当たり!・・・かな?」
そのあとよく聞いていると、「韓国での米韓合同軍事演習の影響で、京都府沖まで逃げてきた可能性もある」とのこと。イルカ漁を散々批判している国が、このざまです。
京都府京丹後市の経ヶ岬近くに建設計画のある新米軍基地(Xバンドレーダー基地)。これを作って、イルカを挟みうちにでもするつもりですか?
毎日新聞の最後の1行にもあきれた。
『「こんな来訪者なら歓迎」の声も。』って、どこまでお気楽な!
動物の異常行動から学ぶもの(地震の前兆など)は何もないのか!
4月6日投票の京都府知事選。近畿初の米軍基地となる京丹後市の新米軍基地の問題は、知事選の重要な争点になるはずなのに知らない人が多いらしい。新米軍基地誘致賛成の現知事は、「米軍基地が建設されたら京都府民の暮らしはどう変わるか」について選挙公報に一言もふれていない。「大安心・大交流の時代へ」というキャッチフレーズなのに・・・。
「暴走と対決してこそ、暮らしも憲法も守れます」という尾崎望候補は、「京丹後市への米軍Xバンドレーダー基地建設は認めない」と選挙公報にしっかりと書いておられる。
京都に、近畿に、いやこの日本に米軍基地はいらないと思っておられる京都府の有権者のみなさん。ぜひ尾崎候補に!
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【RUN】
もちろん、今日も走れず。(今日で、腰痛発症まる1ヶ月。)
ただ、鎮痛薬「ロキソプロフェンナトリウム」がよく効いているようだ。歩くのにはほとんど支障はない。腰痛レベルが10から7へ。
しかし、明日一度薬をやめてみてくださいと言われている。どうなるこっちゃら・・・。
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【今日のきく】
夕方、きくの狂犬病の注射に。
ヨメさんがきくのくつわを探しているとき、私は車で待っていた。そのとき、通りの向こうにウロウロしている犬が見えた。
「かわいそうに、つないであったんがはずれてしもたんやな。飼い主さんは気ついてはらへんで。」
そう思い、こっちに来るように呼んでみたが来ない。あまりしつこくすると大通りに出てしまうのでやめておいた。そして、うちの家の中へ。ヨメさんはまだくつわを探していた。
「きくは?」
「部屋におるやろ、きくー!」
ところが反応なし。
「ひょっとして、さっきのはぐれ犬って、きく?」
「えらいこっちゃ!」
あわててヨメさんが追跡。上手に説得して身柄確保。散歩の多い時間帯だったが、奇跡的にきくの毒牙の被害を出すことはなかった。よかったー。
それにしても、いくら離れていて薄暗かったとはいえ、自分とこの犬も見分けられんとは・・・。
きくはきくで「注射」の気配を感じ取り、自分の存在を消してヨメさんの横をすり抜けるとは・・・。
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2014年02月13日(木)
名護市長選は一地方のニュースではない [時事]
◎朝日新聞2月11日朝刊・わたしの新聞批評
◇「沖縄の怒り」弱い東京紙面 地方の熱気を伝えてほしい
朝日新聞紙面審議会委員 斎藤美奈子さん
衆参の「ねじれ」が解消されて以来、特定秘密保護法の強行採決からNHKの会長人事まで、やりたい放題の安倍晋三政権。それなのに国政選挙は2年半後までない!
この状況で従来になく大きな意味を持つようになったのが地方自治体の首長選である。稲嶺進市長が再選された沖縄県の名護市長選(1月19日)が全国的に注目されたのも、安倍政権への信任を問う意味が含まれていたからであろう。
普天間飛行場の移設問題に関しては、同じ朝日新聞でも、九州・山口・沖縄エリアで発行されている西部本社版と、東北・関東甲信越エリアを対象とした東京本社版との間で、そもそも温度差があった。
沖縄県を地盤とする自民党の国会議員5人全員が「辺野古移設」を容認した翌日の2013年11月26日。東京と西部紙面は別の見出しでこれを報じたが、西部の社会面はさらに「引き裂かれる沖縄/『県外』ほご あぜん/最悪は普天間固定」として「公約転換は政治家として、とても恥ずかしい。彼らが失うものも多いだろう」(那覇市の翁長雄志市長)など県内の怒りを紹介した。
沖縄県の仲井真弘多知事が国による辺野古の埋め立てを承認した12月27日。夕刊社会面はこれに抗議する県民の行動を伝えたが、西部の記事にはあった、県庁から市民を閉め出す県の「厳戒態勢」を報じた部分は(物々しい警備態勢を写した写真も)東京最終版では削られた。
全国紙が「地方のニュース」を扱ううえで限界があるのはわかる。しかし、西部紙面が報じたような選挙前からの「沖縄の怒り」が共有できないと、名護市長選で稲嶺氏が勝った本当の意味もわからない。
沖縄県には沖縄タイムスと琉球新報という気骨のある地方紙が2紙も存在し、県内で朝日などの全国紙が広く読まれているとはいいがたい。他の道府県においても地方紙の力は絶大である。だとすれば、全国紙の使命は県外の読者に「地元の熱」を伝えることなのではないか。
その意味では、9日に投開票が行われた東京都知事選も、全国の読者が固唾(かたず)をのんで見守っていたはずである。が、今回の都知事選で新聞やテレビはほとんど機能しなかったに等しい。有力候補者の公約や演説の断片を「公平に」「中立に見えるように」並べただけ。街頭演説に集まった人々の熱気の差も、各陣営の支持者名や彼らの応援の弁も、宇都宮健児氏と細川護熙氏の支援者の間で起こった真摯(しんし)な論争も、選挙期間中に浮上し、当選後は必ず追及されるであろう、舛添要一氏の公金流用疑惑や差別発言問題も報じなかった。特定の候補者を利する報道は控えるという判断は理解する。が、「伝えないこと」が有利に働く候補者もいることをどう考えるかである。
名護市長選の終盤で自民党の石破茂幹事長の「500億円の振興基金構想」を伝えた記事(1月17日「名護入り 石破氏の賭け」)は大きなインパクトを与えた。同様の批判精神が、都知事選の報道ではなぜ発揮されなかったのか。
それでなくても全国紙は政府目線になりがちだ。名護市長選を受け「今度は本土が意思を示す番だ」(1月20日「本土につきつけた『NO』」)という那覇総局長のメッセージに都民は応えられなかった。
投票率の低さは雪のせいだけではあるまい。選挙の熱を伝えず「お行儀のよい傍観者」を決め込む限り、新聞は存在価値を失い、ますます有権者に見放されるだろう。国と地方の「ねじれ」は政治を変える原動力になる可能性を持つ。この先も各地で予定されている首長選。地方発の熱い報道を私たちは待っている。
◆この欄は4人の紙面審議会委員が輪番で担当します。
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さいとうみなこ 文芸評論家。編集者を経て94年、近代文学評論「妊娠小説」でデビュー。02年「文章読本さん江」で第1回小林秀雄賞受賞。
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今日も、寮の管理代行のバイト。
今日は泊りで明日の昼前まで。そしてそのまま、関空から沖縄へ。
「またかい?」
「またです。」
ああ、遊んでばっかりの役立たずなオッサン!
いえいえ、一応真樹の「おきなわマラソン」のサポートというのが建前で・・・。
今日は、稲嶺名護市長さんにメールを送った。
こんなメールです。
◇ ◇ ◇
稲嶺名護市長様
こんにちは、名護ハーフマラソンでお世話になりました京都の藤井と申します。当日は、ランニング用品専門店「京都キャロット」の出店でご面倒おかけしました。また、ぶがりなおしの席にお邪魔し、少しでしたがお話させていただけて本当にうれしかったです。
あのときに申し出させてもらっていた件ですが、私が連載させてもらっている「ねっとわーく京都」という月刊誌に、名護ハーフマラソンや稲嶺市長様の事を書かせてもらってよろしいでしょうか。あの時少しだけお話させていただきましたが、この月刊誌は京都市職労が母体として生まれたようです。4年前の京都府知事選にランナー仲間でもある門祐輔候補が立たれたとき、私が応援演説させてもらったことがご縁でそれから連載を依頼されました。私の連載記事のタイトルは、・・・「憲法9条」+「ランニング」=「パオパオ」と言われる日をめざして・・・です(「パオパオ」は私のニックネームです)。
以下、3月9日発売の4月号の原稿下書きです。私たち夫婦と一緒に入っていただいた写真も使いたいのですが、よろしいでしょうか。特に問題がなければ、これでこの文と写真を掲載してもらおうと思っています。お忙しいとは思いますが、一度目を通していただければありがたいです。もし問題があれば、お手数おかけしますが○○@yahoo.co.jpまでご連絡お願いします。
2月16日の「おきなわマラソン」にも名桜大学生の娘と参加します。私は、明日(2月14日)夕方名護入りです。稲嶺市長さんは「おきなわマラソン」には来られますか。
またお会いできればうれしいのですが・・・。
それでは、どうかよろしくお願いします。失礼いたします。
◇ ◇ ◇
(以下、「ねっとわーく京都」の原稿下書きは省略。)
さあ、市長さんからのOKは出るでしょうか・・・。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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