2012年01月27日(金)
ゼファー750さん、ご来店 [私の好きな人]
「ゼファーさん、ブログ用の写真撮らしてもらいますし・・・。顔出たらまずいでしょ。はよ、顔かくして・・・」ということで、こんな立派な怪しい写真が撮れました。
夕方5時前、「京都キャロット・産大前店」のバイト・中村さんに電話。
「6時くらいに、ボクの友だちが来やはるかもしれんねん。来やはったら、ボクのケイタイに電話してくれはりますか。」
「分かりました。その方は男の方ですか、女の方ですか。」
「ああ、男の人です。ボクと同い年の人なんです。名前は知らんにゃけど・・・。」
「ネットのお友だちですか。」
「そうそう。」
5時15分ころ、中村さんから電話。
「来られました。」
ちょうどきくの散歩に出ようと思っていたところだったので、そのままきくといっしょにお店まで。
「お久しぶりです。」
そう言って店に入ると、「おー、きくちゃん」とかまいに来てくださった。もちろん、きくガウガウの洗礼。もうちょっとでかまれるとこでした。
でも、ゼファーさんはえらい。そのあとも「きくちゃん、きくちゃん」とかまってくださった。きくもまんざらでもなさそう。
そのあといろいろとお話させてもらったのだが、個人情報にかかわることがほとんどでここには書けません。書いてもいいような、薬害、フォークソング、蝶々の話題に関してはこちらが疎くて、うまく書けません。興味のある方は、ゼファー750さんのブログ「田舎に暮らしたい!」を見てください(私のリンク集から→)。
私的に盛り上がった話題は二つ。
一つは、私たち「ランナーズ9の会」の仲間、山下けいきさんのこと。ちょうど今日、茨木市長選挙の立候補表明をされる。あの「維新の会」の推薦候補の市長誕生を阻止するために。
私はこの選挙の応援に何回も行きたい。次期市議会改選時に応援に行く約束はしていたのだが、ちがう形でこんなに早く応援に行けるとは思ってもみなかった。走って応援しますよー。「憲法9条」を守ってくれる山下さんのためなら。
もう一つは、今日から国会前ランを始められた中野勇人さん。
ゼファー750さんも、「絶対に応援に行く」とのこと。私のブログを見てそう思われたそうだから、私のブログに紹介した甲斐があったというものだ。
私は2月1日に行こうと思っていると言うと、「月初めは仕事が忙しくて絶対に休めない、残念」とのこと。最近勤めておられた病院をやめられ、畑違いの医療事務の仕事をされているらしい。月初めは請求書作成のため超多忙らしい。ほんとうに異色の人と言っていいです。
(中野さんから、新しく始められたブログのリンクOKの返事をいただいたので、また見てくださいね→)。
関東在住のゼファー750さんが来店してくださったのは、イレッサ訴訟の大阪高裁判決のために関西に来られたため。今日の判決のあとの集会も大変だったらしい。これもブログに書かれると思うので、「田舎に暮らしたい!」を見てください。
最後に、「社長さんにもお会いしたかった」と。
「うまい!」
うちのヨメさんを、奥さんと呼ばず「社長さん」と呼ぶところはさすが。これだけでも、うちのヨメさんに気にいってもらえます。
今日やっと、ゼファー750さんの本名も教えてもらった。
私は、自分があんまり頭がよくないことがばれないようにするのに大変だった。「かしこ」としゃべんのんはきついどー。でも、これからも仲良くしてくださいね。今年こそ、「神奈川反核平和マラソン」に参加しますから・・・。
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【RUN】
今日、「あいおわ治療院」の高橋大輔似の先生に、左のお尻から太ももにかけての痛みを相談した。この痛みというか突っ張りは、10月初めからなのでもう3ヶ月。先生のお話によると、左足だけ内股になっており左の親指でしっりけれていないかららしい。これからは、左足の親指を意識して走ろう。これが治ったら、速くなるぜー。
今日は午前中に宝ヶ池。一応、自分なりのスピード練習。
1周1500mを400m全力+400mジョグ+400m全力+300mジョグで行くことにした。
まずは2周3kmジョグ。
ここから4周。
1分32、ジョグ、1分29、ジョグ、1分31、ジョグ、1分29、ジョグ、1分32、ジョグ、1分31、ジョグ、1分29、ジョグ、1分29。
こんなタイムでは話にならんね。せめて1分28秒で行かんとね。
これに1周1.5kmダウンジョグをプラスして、今日は10.5km。
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2011年12月29日(木)
「お弁当食べに来ました」ー兵庫・ゆめさき舎にてー [私の好きな人]
「今日は、お弁当食べに来ました。」
「・・・。」
今日が共同作業所「ゆめさき舎」の年内最終日ということで、急きょ訪問させてもらった。ただ、今日は午後2時くらいまでということだった。早めに行けたらよかったのだが、私は今日も早朝バイト。年末は食料を買いだめされるようで、定時になっても積み込みは終わらなかった。しかし、今日はどうしてもゆめさき舎に行きたかったので、ほかのメンバーににお願いして帰らせてもらった。
「12時くらいに着くように行かせてもらいます」とまっちゃんには言っていたのだが、到着は12時5分前。ほんまにお弁当だけ食べに来たみたいになってしまいましたわー。
玄関でのお迎えは、私の大好きなMI君。今日も仁王立ちの首ブルンブルン。初めてゆめさき舎におじゃましたときも同じ。そのときは正直ビビリまくったけれど、今はなんということもない。
首ブルンブルンのあとに「あはははは、あはははは・・・・。」笑いがとまらない。
「こんなこと、いつもはないんですよ。」
これは、素直に私の訪問を喜んでくれていると思っておこう。
「今日は今年最後の日ということで、みんなでお弁当を食べておしまいにしたいと思います」とまっちゃん。
「特別ゲストとして、京都からパオパオさんが来てくださってます。藤井さん、15分ほどお話お願いします。」
「15分て、それは無理。こんにちは、おじゃましてます。去年12月に来させてもらって以来1年ぶりになります。○○さん以外はおなじみの方ばかりで、また会えてうれしいです。
松本さんとは、『ランナーズ9の会』というランニングのクラブを通して知り合いました。 松本さんは、うちでは『ちっちゃいおっさん』と呼ばせてもらってます。でも、ちっちゃいおっさんやけど、口だけじゃなくていろいろと精力的に動き回る人やと言ってます。
私は何の役にも立ちませんけど、みなさんと仲良くさせていただけたらうれしいです。」
お弁当を食べ始める前は、あっちでキャーキャー、こっちでゴーゴーだったのに、いただきますをしたあとはシーンとなってしまった。私は、あのキャーキャーゴーゴーが大好きなのに・・・。
「あっ、さっきゆうのん忘れてましたわ。長岡京市の市会議員さんで、今年の長岡市長選に立候補した小原さんていうまだ34歳の人なんですけど。その小原のホームページのトップに『ひとりもみすてない政治』と書いてあるんです。今、弱者切捨ての政治がはやってますけど、『ひとりもみすてない』という姿勢を貫こうとするのはすごいことやと思います。松本さんがやろうとしていることもそれと同じやと思います。」
松本さんは、ほかの施設で断られた人を積極的に受け入れようとしておられるらしい。ほかの施設で薬漬けにされようとしている人も受け入れようとしておられるらしい。それが、「ひとりもみすてない」ということですね。
お弁当を食べ終わると、まっちゃんから一人一人に「ボーナス支給」。
「えっ、ボーナス?」と一瞬思ったが、共同作業所なので当たり前と言えば当たり前。うらやましいなあ。おっちゃんはバイトやから、ボーナスないねん。
そして、まっちゃんはいつもの連絡帳記入。
連絡帳の中には表紙がボロボロになっているものもあった。これは、みんな長く続けて通っているということ。「ゆめさき舎」の歴史を物語っていますね。
少しだけ時間があるということで、近くの河川敷へ散歩へ行くことに。
その前にみんなで記念撮影。まっちゃんに撮ってもらった。
全然みんなそろわんし、「すわり」ゆうてもすわらへんし、「前向いて」ゆうても向かへんし・・・。
ええね、この世界。大好き。
けっきょく、笑顔のすてきなKOさんは来ずじまい。
必ず誰かが下を向いてるし・・・。
「まっ、いいか。」
近くの河川敷まで2台の車で。
私は、まっちゃんの運転の助手席に。道々いろいろなことをしゃべった。
まっちゃんは、この「パオパオだより」を隅々まで見てくださっているようである。今日も、昨日の夜に書いたばかりの「勝手に国労応援ラン」の話題が出てきた。
この一年の記事の中で一番印象に残っているのは、10月12日の「グリコ!」だそうだ。私ら夫婦と真樹とで、夕方から滋賀の野洲川競技場まで走高跳の練習に行った記事。うちにしてみたら特別なことでもない普通のことなのに、まっちゃんは「そんな家族は見たことない」とのこと。ほとんど走高跳をしている写真ばっかりの記事やったのに、なにを喜んでもらえるか分からんもんですねえ。
まっちゃんは首の具合がずっと悪く、現在高価なお薬を飲み続けておられるらしい。「最低3ヶ月は続けてもらわないと効果は出ません」と言われ、今2ヶ月たったらしいがよくなったという実感なし。
「それね、信心が足らんから効かへんのですわ。この高い薬は絶対に効くと思て飲まんと。」
「藤井さん。それ、本気で言ってはるんですか。」
まっちゃんがあらためて聞き直さはったので、ややビビリ。何でもかんでもええかげんな私としては、らしくない発言だったでしょうか。
お日様が出ているときはまあまあ暖かい。ところが、雲がかかるととたんに寒くなる。
1周1050mのジョギングコースをゆっくりとお散歩。
おしゃべり好きなSA君と。
「SA君、何歳やったっけ?」
「23です。」
「そうかー、23かー。うちの息子な、20歳やねん。」
「えー、名前は?」
「れん。」
「れん君。」
「そうや、藤井廉。」
「会いたいなあ。つれてきて。」
「ほんまやな。来るかどうかわからんけど、今度来るとき誘ってみるわ。」
「野球やりたいなあ。」
「SA君、野球好きなん?」
「好き。グローブ持ってる?」
「持ってへん。」
「僕持ってるから、今度野球やろう。」
ありがたいねえ、誘ってもらえるなんて。
廉はどんな反応するかな。
けっこう寒かったのに、みんなわりと薄着。
散歩はみんな好きみたい。
まっちゃんは、一番後ろあたりから全体を見渡しながらゆっくりと。
コースの途中にかわいいワンちやん。
ちっちゃいほうは、「あずき」と呼ばれていた。
ようほえてました。
こっちは、ちょっと口の黒い私好みのワンちゃん。
ペロペロしてもらった。
来年4月には、また新しいメンバーが3人増える予定。
「送迎だけでもたいへん」と言っておられた。
体が大きく大暴れすることも多いメンバーを相手に、「ちっちゃいおっさん」は日々奮闘している。ずっと首の具合が悪く、いろいろと試されたがいっこうによくなる気配がないらしい。激しい上下動は首に響くため、ランニングのほうは長期休養中。
何とかよくなってもらって、またいっしょに走りたいですね。
今日は、まっちゃんの奥さん、お兄さん、お母さんも紹介していただいた。職員さんにも私のことを紹介していただいたのだが、「変なおっさん」と思われへんかったかちょっと心配。
私のことを、「口ばっかりでかしこぶってええかっこして」と批判する人がいる。でも、私が「ゆめさき舎」に来るのはそれには当てはまらない。ただ、おもしろくて楽しくて居心地がいいという単純な理由です。
「また行こう」っと。
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2011年12月22日(木)
まっちゃんのお兄さんのお味噌は日本一 [私の好きな人]
兵庫「ゆめさき舎」のまっちゃんが、お味噌と絵馬を送ってきてくださった。
まっちゃんとは、「ランナーズ9の会」を通して知り合った。最初に声をかけてくれたのはまっちゃんから。そのとき、知的障害者の共同作業所を運営されていることを知った。それ以来、何度か「ゆめさき舎」におじゃまさせもらっている。
先日は、共通点の多い仕事をされている沖縄の智君との仲を取り持つこともできた。私の生きる道はこれやね。自分自身は空っぽな人間やけど、いろいろな引き出しを持っていて、いざとなればいろんな物(人)を出すことができる。これで行こう!
まっちゃんにお礼の電話をした。
いっぱいしゃべったが主なものは以下のとおり。
?まっちゃんお兄さん特製のの日本一うまいお味噌のこと。
ほんまにうまいんです、このお味噌。このお味噌に出会うまでは「たたらぎダム湖マラソン」で売っているお味噌が一番おいしいと思っていた。でも、このお味噌は「たたらぎ」を超えた。
ただしうちの毒嫁によると、「こうじさんのお母さんが作ってたお味噌に似てるだけとちゃうん。」
ふーん、そうなんやろか。20年前に亡くなった母の料理の記憶などほとんどない。茶碗蒸しがおいしかったことくらいか。自分の記憶にもない味噌の味を、いまだに舌が覚えているとしたらすごい。
?「ゆめさき舎」の現況。
今年は一度も「ゆめさき舎」に訪問させてもらっていない。『ゆめさき舎」のやっている日を聞いてみると、12月は29日まで。月8日の休みと決まっているらしく、正月4日休むとあとは4日しか休めない。本当に大変な仕事だ。
メンバーを聞いて見ると、1年前と同じだった。年内は難しいかもしれませんが、必ずまたおじゃまします。
今日は忘年会やったってねー。参加したかったなー。
?まっちゃんのランニングライフについて。
首の調子が悪いままらしい。「何の根拠もないけど、来年サブスリー達成します。」
単なるアホですね、まっちゃんは。
?まっちゃんのいとこの子、神奈川大の赤松宏樹選手のこと。
箱根駅伝特集の雑誌によると、赤松選手は1年なのに1区に起用される予想。すごいじゃないですか。「将来のエース候補」とも書いてあった。
まっちゃんのお父さんの弟の孫だそうです。いとこの子に負けてられんでー。まっちゃんもきばらんかい。
?私のランニングライフについて。
「ボクもサブスリーめざしてがんばるし、藤井さんもハーフ1時間半切り達成してくださいね。」
「あー・・・。速くなるような練習してたらええんやけど、毎日5kmほどちんたらと走ってるだけやしねえ・・・。」
?ブログ「パオパオだより」について
まっちゃんは、必ず「パオパオだより」の直近の記事について感想を言ってくださる。これはありがたい。今回は、12月14日の「90歳の野心」と12月20日の「きづな?」。
「きづな?」について。
「語源までさかのぼって考えるって、なかなか思いつかないですねえ」とまっちゃん。
「何でもかんでもはやりですわ。そこで、『ほんまにこれでいいんですか』と言ってくくれる人もおらんかったら、みんな大阪になってしまいますやん」と私。
「ほんま、ほんま。」
日本中が大阪化してしまったら、ほんまにおしまいです。
まっちゃん。
体は小さいけど、心は太平洋。
うちの中では「ちっちゃいオッサン」でとおってるけど、私は信頼し敬服しています。
うちの毒嫁はいつも言っています。
「口ばっかりで何の役にも立ってへんアンタとちがって、まっちゃんは体をはって弱い立場の人のためにがんばってはんなあ。」
「そのとーり!」
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2011年11月11日(金)
M見ちゃんの幸せ [私の好きな人]
「この人引き取ってもらえそうなんはM見さんしかないと思ってたのに、残念やわー。」
先日の「あいの土山マラソン」。
フルの練習走から帰ってこられたM見さんに向かってヨメさんが言った。
「なんちゅうことゆうねん! ますみちゃん!」
「ほんとにねえ。」
「ところで、例の件はもう公表してもいいんですか」と私。
「例の件というと・・・。」
「M見さんが結婚しやはるっていう・・・。」
「あー、全然かまいませんよ。」
「でも、M見さんのブログには書いてはりませんやん。」
「うん、M見ちゃんはずっとM見ちゃんで、実はもう一つ『キューピーちゃんのブログ』というのがあって、そこには書いてるんですよ。」
「えっ、そんな裏サイトがあるんですか。ひょっとしてエロいやつ?」
「エロくないですって・・・」と真剣にこたえるM見ちゃん。
最近お会いする大会ごとにご一緒だったのであやしいなあとは思っていたのですが・・・。私は、8月28日の「兵庫神鍋高原マラソン」の時に告白していただきました。
M見さんがご婚約されたお相手は、マラソン大会200勝以上されているカッキーさん。京都の市民ランナーなら知らない人はいないという有名人です。(カッキーさんのブログでは、8月26日の「重大発表」という記事でご報告されています。)
ただし、カッキーさんが京都から広島にUターンされてしまったので、滋賀のM見さんとは当分別居生活だそうだ。この先どうしていくのかも、現段階でははっきり決まっていないとのこと。
でも、M見さんの表情を見ていると幸せそのもの。
うちの毒嫁の「役立たずパオパオ押し売り作戦」は失敗に終わったということです。
めでたし、めでたし。
※ 「キューピーちゃんのブログ」をのぞきたい人は、M見ちゃんのブログ「これもトレーニング」のリンク集から「カッキーさんのブログ」に入り、またそのリンク集から「キュピーちゃんのブログ」へ(おー、これこそなかなかたどり着けない「裏サイト!」)。
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2011年11月04日(金)
杉原ファミリー [私の好きな人]
「私のこと、分かります?」と、私を見つめる美人さん。
「はい。」
京都丹波ロードレースのハータスタートの20分前ごろ、私しかいない京都キャロットの出店テントに一人の女性が現れた。
まるで、メロドラマの一シーンみたい・・・。
私の大好きな・・・、でもとっさには名前が出てこない。
「アンパンマンさんの奥さんですよね。」
「はい。」
「ダンナさんは?」
「今日は走らないんで、娘をつれて上の催し物会場に行ってます。」
「そうなんですか。娘さん、大きくなられたでしょう。」
「はい、5歳です。」
「ダンナさんは、練習してはります?」
「さあー・・・。」
「さあって?」
「たぶん同じことを向こうに聞いても、『さあー』と言うと思いますよ。」
「ええわー、そんな夫婦。大好きやなあ。」
しゃべっている途中で、お名前を思い出した。京都ランナーズのアンパンマンこと杉原さんの奥様。
去年、ヨメさんと真樹がハーフに出場し、14.2kmの関門に引っ掛かってしまった。そのとき、杉原さんの奥さんは関門ぎりぎりセーフで最後まで行かれ完走されたそうだ。しかし、今年は去年とちがい気温がだいぶ上りそうなので、完走できるか心配しておられた。
スタートから1時間55分、気になってゴール前のコースを見に行った。
時間がたつにつれ、どんどんランナーの数はまばらになる。けっきょく、「残り1km地点」で待つことになった。
しかし、2時間23分で最終走者が伴走の自転車とともに通り過ぎて行った。
「やっぱり・・・。」
でも、「荷物は前のベンチに置いてあります」って言ってはったし、必ず戻ってこられるはず。そう思って、またおしゃべりができるのを楽しみに待っていたが、まったく姿が見えず。
「アンタに見つからんように、そーっと帰ってしまわはったんやわ」とヨメさんは言う。
「いや、実は嫌われてのか知らん」と不安になった。
もうお客様もなくなり、車を横付けして荷物を積み込むことにした。
その車を動かしている時に、風船をつけたアンパンマン発見!
「杉原さーん。奥さんは?」
「あっ、藤井さん。・・・もうすぐ戻ってきます。」
「完走は?」
「ダメでした。関門で・・・。」
「やっぱりそうだったんですか。ボクね、写真撮ろうと思って、残り1km地点で最後まで待ってたんですよ。」
「あー、それは・・・。」
杉原さんとは、御所の京都ランナーズの例会で知り合った。どういうわけか私が絶不調の時ばかり対決し、3連敗を食らったこともある。ゆっときますけど、杉原さんて私より20kgも重たいんですよ。あのころ(3年前くらい)は、何で杉原さんに負けるのか不思議でしょうがなかった。
でも、杉原さんのアンパンマンのようなお顔を見ているとなんか心温まるんですよねー。あの時以来、奥様や娘さんも含めすごく仲良くさせていただいています。
「待っててくださったんですって・・・。」
あー、これもメロドラマの一シーンやね。
ダンナさんから話をきいた奥様が、またわざわざたずねて来てくださった。
「ますみちやん、写真、写真。」
1枚目を撮ると、背後からなにやらぬーっと・・・。
「なんや、ダンナさんも来てはったんや。みんなで撮りましょ。」
ということで、「杉原ファミリーとパオパオ」というちょっと変ったシチュエーションの写真が撮れました。
「ますみちゃん、ボクが杉原さんの奥さん好きなわけが分かるやろ。」
「私に似てるしか?」
うーん、ビミョーにちがうかな。
でもよーくよーく考えたら、苦手な人には理由があるけど、好きな人に理由などない。好きやから好きなんや。まあ強いて言えば、「知らん間にひきつけられてしまうなにかがある」ちゅうことですかね。
杉原ファミリーには、それがあります。
また、どこかで会えたらうれしいな。
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2011年10月29日(土)
ボンちゃんしっかり大阪マラソン [私の好きな人]
「こうじさん、大阪のブンさんやて・・・。」
「ブンさん・・・、知らんな。(韓国系の人? そんな知り合いはおらんなー。)」
今日の午前中、店に電話がかかってきた。
「大阪のブンです。」
「えっ、ブンさん? ・・・ですか。」
「はい、大阪でマラソンしてた・・・。」
「ああ、ボンさんですか。誰かと思いましたわ。」
山口・ボン・アレザさん。
今年の3月、大阪城公園で田中千洋さん主催の時間走があったとき、ご自身が主催されている4月のマラソン大会のビラ配りに来ておられた。そのときにけっこう長くお話をさせてもらった。
4月の大会も、「日吉ダムマラソン」が中止になったため参加させてもらった。その大会は、在日フィリピン人の方が中心になって開催されているものだった。当日も、ヒマを見つけてはボンさんとお話させてもらった。その時以来です。
「フジイさん、フジイさんは大阪マラソンは出られないですか。」
「はい、申し込んでないんです。」
「そうなんですか。それは残念。明日会えるかもと楽しみにしていたのに・・・。」
「ボンさん、出やはるんですか。」
「はーい、抽選に当たりました。」
「うちの息子、友だちの応援行くゆうてますねん。ボンさんの番号教えてください。見つけたら応援するようにゆうときますわ。」
「ありがとうございます。K22の785です。」
「ウェアは何色の?」
「ライトグリーンです。日本とフィリピンの旗をつけてあります。」
「そうですか。それなら見つけやすいかも。」
「京都マラソンは『仮装は一切ダメ』とか、すごく厳しいらしいですね。」
「そうなんですよ。制限時間6時間のマラソンに、なに厳しいことゆうとんねんと思いますわ。みんなで楽しくお祭り騒ぎみたいにしたらいいと思うんですけどね。」
「そうですね。どうしたんでしょうね。大阪マラソンはそのへんは全然だいじょうぶなようですよ。」
「ところで、ボンさん、明日の目標は?」
「何とか4時間は切りたいと思ってるんですが・・・。」
「おお、すごいですやん。でも最後の南港のところがきついでしょ。」
「そうなんですよ。こないだ、2日に分けてコースを試走してみました。37km地点の南港大橋までは楽しいコースなんですけど、あの橋からはきついです。ちょうど向かい風になって、ゴール近くまで来ているのにぐるっと遠回りするんですよね。」
「そうですよね。最後は埋立地やから、応援の人も少ないやろうしね。」
「そうそう。最後ががんばれるかどうかですね。でも、フジイさんに会えるかも思っていたのに、本当に残念です。また、会えそうな大会があったら電話しますのでよろしく。」
「ありがとうございます。あした、しっかり走ってくださいね。」
初めてお会いした時から、なぜかなつかしいにおいがしたボンさん。半年ほどお会いしてないのに、こうして思い出して電話をしてきてくださる。
「会いたかったのにー」なんて言われたら、うれしくてしょうがない。
ボンさんのゼッケン番号、ウェアの色、顔写真、これをしっかり息子に伝えておいた。あした、廉が見つけてくれたらうれしいんやけど・・・。
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