2011年06月06日(月)
朝日啓介さん [私の好きな人]
昨日、決めた。
月刊誌「ランナーズ」のランナーズ賞に朝日さんを推薦しよう。
昨日はレース終了後ほとんどお客様がなくヒマだったので、朝日さんとたくさんお話ができた。今まで知らなかったことがだいぶ分かった。お聞きして、びっくりすることばかりだった。でも、朝日さんのようなランナーになりたいとも思った。
「朝日啓介さん、74歳。大阪府吹田市在住、淀川ランナーズ所属。愛妻家。」
今まで、朝日さんについて知っていたのはこの程度かな。
今日お話させてもらって、まず最初にびっくりしたこと。
太っていたので健康のためと思い走り出され、ある日突然倒れてしまわれた。そのときが、今の私と同じ55歳。
ただの走りすぎだろうと思っていたが、念のため心臓も検査してもらった。そこで異常が見つかり心臓のペースメーカー埋め込み手術。それ以来手術すること三度。つまり、現在のペースメーカーは3台目。ペースメーカー歴20年。それでもランニングをやめようとは思わなかったそうだ。
突然倒れてしまわれた人、ペースメーカーを埋め込んでおられる方などには朝日さんほど励まされる人はいないと思う。
もう一つびっくりしたこと。
朝日さんは65歳から水泳を始められた。それまではほとんど泳げなかったらしい。
始められて10年目。今はプールで2km泳ぐのが日課になっているそうだが、その距離をちょうど1時間で泳がれるとのこと。私の一番速かった時より速いですやん(私は平泳ぎしかできませんけど・・・)。
7月にはアクアスロン3大会、9月にはトライアスロンの大会にも出場予定。近年それが恒例となっていたそうだが、去年は心臓のペースメ−カー交換手術のため参加できなかったそうだ。今、去年のリベンジに燃えてはります。
ああ、たのもしい。
それから、もう一つ。
朝日さんの愛妻家ぶり。
マラソン大会にもいつもお二人で参加されている。今は奥様が病院にかかっておられるため、やむなくお一人で参加されている。でも、8月の「神鍋高原マラソン」には復帰をめざしてご夫婦でエントリーされているとのこと。
きっときっと、その日までには元気になられますよ。
また仲のいいご夫婦のお写真、撮らせてくださいね。
2009年12月の「万博クロスカントリー」のスタート地点で声をかけてくださってから、朝日さんとはちょこちょことお話させていただくようになった。でも、心臓のペースメーカーの話は今年の4月にお友だちがばらしてしまわれるまで知らなかった。朝日さんは、自分から「こんなにがんばっています」とは絶対に言われない。
お話させてもらって、いやな気持ちになったことが一度もない。奥ゆかしくてお上品である。私の理想とするランナーと言っていい。
今まで約30年、いろいろなランナーに出会いいろいろとお話もさせてもらったが、こんな気持ちになったのは初めてだと思う。
以上が、私が朝日さんを「ランナーズ賞」に推薦する理由です。
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2011年04月30日(土)
外峯さん、モデルデビュー!? [私の好きな人]

今年の篠山マラソンで
今日の朝8時ごろ、テレビを見てびっくり。
外峯さんが、CMに出ているじゃーありませんか!
久光製薬のエアーサロンパスのCM。せりふはなかったけど、ランニングシーンを中心にかなり長い間写っていた。
「外峯さん、モデルデビュー!?」
今日は衝撃の朝だった。
今度くわしく聞かなくては・・・。
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2011年04月28日(木)
いました! ハイエナのレン君 [私の好きな人]
◎池田動物園ホームページ・動物紹介より
ブチハイエナ
食肉目 ハイエナ科/
名前:レン(♂)2007年8月14生まれ
2011年3月28日天王寺動物園より来園。当園のレイ君は天王寺動物園に行きました。
アフリカのサバンナに群れで住んでいます。オスよりもメスの方が強く、群れのリーダーもメスです。シマウマ、ヌーなど、いろいろな獲物を狩って食べます。ライオンが狩った獲物を横取りしますが、ライオンに横取りされることもしばしばです。ハイエナの中では、最も大きい種類です。
ブチハイエナの豆知識
強靭な顎を持っており、その噛む力はライオンよりも強く、ライオンが食べ残した餌なども骨ごと噛み砕き食べます。そのことから、サバンナの掃除屋と呼ばれたりします。
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今日の朝、天王寺動物園に電話。
「おいそがしいところ、申し訳ありません。そちらの動物のことでお聞きしたいことがあるんですが、よろしいでしょうか。」
「はい、どういったことでしょう。」
「ブチハイエナの親子がいたと思うんですが、昨日そちらに行かせてもらったらお母さんのアイだけしかいなくて・・・。子どものレン君はどうなったんでしょう。どこかに移されたんでしようか。」
「すいません。私では分からないので、しばらくお待ちいただけますか。」
「はい。」
「お電話代わりました。」
「今も言ってたんですけど、ブチハイエナのレン君がどこかに行ってしまったのかなあと思って・・・。」
「はい。岡山の池田動物園に行きました。」
「ああ、そうだったんですか。心配してたんですよ。それはよかった。」
よっしゃー。
池田動物園と言えば、知る人ぞ知る、天皇陛下のお姉さん夫婦が始められた動物園です。
近々、岡山旅行を計画しなければ。
レン君、待っててね。
(ハイエナのことを調べていたら、いろいろなことが分かりました。また、あらためてまとめて書こうと思います。今日の記事のカテゴリー「私の好きな人」はやっぱり変かなあ・・・。)
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2011年03月17日(木)
高石ともや・てるえご夫妻 [私の好きな人]
ついに・・・。
今日、高石ともやさんからお葉書をいただいた。いつもどおりの筆書きで。(高石ともやさんは、パソコンを使っておられるのに、ランニング用品のご注文もいつも筆書きでFAXから。)
1週間ほど前から、私のブログのリンク元に「高石てるえ」検索というのが増えていた。
「あー、これは覚悟しておかなくては」と思っていた。
お葉書の裏には、てるえさんの悲しいお知らせが記されていた。しかし、そのお知らせは悲しいことなのだが、高石さんのご家族が今までずっと一つで、この先もそうだろうと思わせてくれる内容だった。「誇り高きご家族」です。うらやましい。
大変な時なのに、「どうぞ御一家仲のよい春を!」と。
私がお会いするたびに、「うちは毎日離婚の危機」と言っているのを心配してくださっているのでしょうか。ほかの方は皆じょうだんとしか受け取っておられいないのに、高石ともやさんは本気で心配してくださっていたのかも・・・。
今は全然ですが、うちも高石さんのところのように信頼しあう夫婦をめざしたいです。
今年の「みかた残酷マラソン」は、「1回走ってみたい」と言っていたヨメさんに譲ろうかと思っていましたが、やっぱり走りたい。今年は、高石てるえさんのことを考えながら・・・。
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【なにを今さら5km20分切りメモ】
夕方6時過ぎ、宝ヶ池へ。
「今日はタイムトライアル。ソックスはき替え、シューズもいっちゃん軽いヤツにはき替えようっと・・・。」
と思った瞬間、ケイタイにメール着信音。
「あら、ちいちゃんやん。おとといの続きかな・・・。」(もちろん、内容は非公開)
私にしてはすばやく返信。
「今から、走るでー。 今、宝ヶ池。私でよかったら、なんぼでも話聞くでー。役に立つとは思えんけど・・・。ほなら、走ってくるわ。」
もうめんどくさくなって、ソックスもシューズもそのまま。服装もジャージの上下やし。これでタイムトライアルはあかんやろな。
走り出したら突然の大雪。途中で目が開けられんくらい。
「ちいちゃん、雪ふらしてる? 『練習無理ないようにしてください』って書いてくれてたけど、私が無理なんか絶対せえへんええかげんな人間やってよう知ってるくせに・・・。お愛想までゆえるようになったか。成長したなあ」とか思いながら・・・。
最初の2周3kmは、ウォーミングアップ。7分21秒、10分04秒で17分25秒。
さあー、3kmタイムトライアル。服装むちゃくちゃ、地面もぐちゃぐちゃ、日が暮れて足元よう見えん。この条件なら13分切れたら上出来か。
おーっと、かわいいワンちゃん2頭立て。
こら、写真撮らせてもらわんなん。わざわざ車までカメラ取りに行きましたがなー。
「すんませーん、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「はいはい。」
「かわいいワンちゃんですね。」
「両方もらいましてん。野良ですわ。」
「そうですかー、さわらせてもうてもいいですか。」
「はい、だいじょうぶです。犬、こうてはるんですか。」
「そうですねん、雑種ですけど・・・。」
「モコ・メス・2歳」
「ウィル・オス・10歳」
よっしゃー、めちゃくちゃ走る気が湧いてきたぞー。お犬様様、お犬様様。
6分20秒、6分29秒で12分49秒。すばらしい(自画自賛)。これは、トラック3000m12分切りまちがいなし。
ダウン2周3km。10分58秒、9分58秒で20分56秒。これで、今日は合計9km。
でも、薄暗がりで足首ぐねってちょっといたいんですけど・・・。やっぱり明るいうちに走らんとあかんね。
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2011年02月01日(火)
熊木杏里 [私の好きな人]

「誕生日」
誕生日のことは覚えていますか?
ろうそくのにおい 胸にためた
あなたのことをお祝いしましょう
あなたである今日と明日のために
生きてきたようで
生かされる
そんな私であって
あなたである
おめでとう
今日まで辿りついたんだよ
つらいことのほうがよくあるけれど
ありがとう
理由は何もないんだよ
あなたという人がいることでいいんだよ
もらったものを覚えていますか?
形ないものもありました
特別ではないものが特別になって
あなたを幸せにしたことでしよう
何もできない
なんてことは
私にもないし
あなたにもない
おめでとう奇跡があなたなんだよ
暗闇に灯ってる火のように
ありがとう
手のひら合わせられるは
あなたがこうしてここにいるからなんだよ
おめでとう
今日まで辿りついたんだよ
思い出がまたひとつ増えました
ありがとう
理由は何もないんだよ
あなたという人がいることでいいんだよ
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「真樹、出演の予約しとかなあかんわ。あかちゃん、いつ生む?」
「いや、あの番組は2人目のあかちゃん生んだ人がほとんどやから、まだまだ先やわ。」
読売テレビ(10チャン)の平日午後6時55分からの5分番組、「めばえ」。
その日に生まれたあかちゃんを家族ごと紹介する番組。ほとんどのあかちゃんが早朝に生まれている。
わずか5分の番組だが、5分の間にその家族の歴史(現在過去未来)なども思い浮かべられ、こちらまで幸せな気持ちになれる。真樹も私も大好きな番組。真樹は絶対に二人以上あかちゃんを生んで、この番組に出演するらしい。その心意気や、よし。
その番組のバックに流れている曲がずっと気になっていた。さっそくネット通販で購入。熊木杏里さんのベストアルバム「風と凪」。その中に、例の曲「誕生日」が入っていた。
私はこの部分にぐっと来た。
「何もできない なんてことは
私にもないし あなたにもない」
この言葉は生まれてきたあかちゃんだけでなく、世界中のすべての人に言ってあげたい。
このアルバムはおすすめです。
もう1曲、ぐっと来た曲。
「戦いの矛盾」
小さな足場を登りきるには
私は満たされすぎている
欲しい物のために我慢するにも
私は満たされすぎている
お金がない怖さを知るには
私は満たされすぎている
食べるために働く気になるには
私は満たされすぎている
働きたくても 働けない人がいて
飢えて舌をかじってる
命とお金が繋がらない場所にいて
お腹の中にも戻れない
君は神様のすぐそばにいて
どんな話を聞いているの?
誰かに想いを訴えかけるには
私は満たされすぎている
それでも私は私にしか
できないことがあると信じる
泣きたいときにも 泣けない人がいる
涙で咽が潤うの?
心と体が別々になりながら
いつか何かを叶えるの?
きっと神様はひとつひとつ
ちがう話を教えてくれる
いつまでも
生きていく
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私がぐっと来たところは、もう分かりますよね。
「誰かに想いを訴えかけるには
私は満たされすぎている
それでも私は私にしか
できないことがあると信じる」
さて、ここから話は大展開・・・。
昨日、沖縄の智さんから直メールをもらった。かなり長いメールだったのだが、後半部分にこんなことが書いてあった。
「国家試験が終わって、『りんごの生き方』木村秋則(奇跡のリンゴ)×映画「降りてゆく生き方」を見に行きました。
木村氏の無農薬栽培で奇跡のリンゴを生み出したことにはあまり関心がなかったのですが、「降りてゆく生き方」の根本にある木村氏を始め自然のなかの人々とのつながりと、原寸大のありのままの生き方をしようとしていることに興味をもちました。」
私も、無農薬のりんごの木村さんはただ知っているという程度のものだった。だから、智さんのメールを見たときも、「沖縄で上映会と講演会があったんやー」と思っただけ。(ただし、会場が沖縄コンベンションセンターというところにはちょっと食いついた。去年お話させていただいた、名桜大学の伊良皆先生の元勤務先なもんで・・・。)
ところが、今日、熊木杏里さんの「誕生日」のことをブログに書こうとして調べ出したら、ギョッヘーン!
この映画の主題歌「ぼくらのあり方」を歌っているのが熊木杏里さん。この曲が入ったオリジナルサウンドトラックは、上映会場でしか買えないらしい。うーん、ちょっと不純な動機だが、この映画見に行きたくなった。
上映予定を見てみると、今のところ関西近辺ではないようだ。講演会とセットにしているようなので、あちこちでとはいかないのだろう。まあ、ゆっくりと待ってみましょうか。
それにしても、私が最近興味を持った熊木杏里さんと、昨日メールを送ってくれた沖縄の智さんとがこんなふうにつながるとは・・・。おもしろいもんですね。
(智さんは、今日もうちのヨメさんに関するおもしろいメールを送ってくれたんですが、それは非公開扱いだそうです。残念!)
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【何を今さら5km20分切りメモ】
夕方5時、いつものコーナン往復5km。
今日もゆっくりめ、27分25秒。
ダウン1kmで、今日は合計6km。
廉も今日は少し走ったらしい。
2月12日に間に合うだろうか。
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2010年12月02日(木)
「上地に似てるから・・・」ー兵庫・ゆめさき舎にてー [私の好きな人]
ゆめさき舎のSA君。
丸1年ぶりに会うというのに、1年前の話の続きから始まった。
「スザンヌが・・・、里田まいが・・・、上地が・・・。」
「どうなっとんじゃー。この1年のブランクは関係なしかい!」と心の中で思いながらも、その話がどんどんふくらんでいく。まあ、これはこれでええことなんかな。久しぶりでもスッと受け入れてもらえたってことやね。
SA君はおしゃべりが大好き。だいたい私の5倍くらいしゃべっている。でもちょっと声が小さいので、私はその半分くらいしか聞き取れていない。それでも言いたいことはだいたい分かる。
またまた出ましたー。
「ぼくは上地に似てるから・・・」
そうか、鼻の下とあごにヒゲをたくわえているのはそうゆう理由なんやね。やるじゃん!
「ところで、SA君、下の名前はなんて言うん?」
「こうじです。」
「こうじー、こうじー、こうじー!」
「なんですか。」
「こうじってゆう名前の人は、いい人が多いでー。」
「えっ?」
「実はな、ボクもな、こうじってゆうねん。」
「・・・。」
「妹が弁当作ってくれてる。」
「えー、そんなええ妹がおるんかいなー。こうじー、自慢の妹やんけー。」
「弟とは野球をやってる。」
「そっか、弟に教えたってんのー。こうじー、ええ兄ちゃんやんけー。」
SA君は、「こうじー、こうじー」を連発されてちょっと困っていた。でも、ちょっとうれしそうでもあった。
別れる前に言われた。
「明日、来れる?」
「明日は無理やわ。」
「じゃー、金曜日は?」
「金曜日って、あさってやん。それは無理やて・・・。」
そう返事しながら泣けてきた。明日でもあさってでも、こんな変なオッサンでも来たら喜んでくれるんや。
ほんま、この1年間なにしとったんやろ。こうやって私がただ来ただけで喜んでくれる子たちがいっぱいいるのに・・・。
今年は、干支の絵馬作りは予定に入ってなかったそうだ。ところが、私が何度も残念だと言ったのを受けて、急きょ今年も取り組んでくださることになった。それなら少しでも手伝わなければ。
私は、絵馬の屋根の部分の色付けをさせてもらった。こういう単調な作業は、得意中の得意。
松本さんは、SA君にはんこを使った模様付けを教えておられた。今年はうさぎだが、去年の絵馬よりだいぶバージョンアップしているようだ。
色付けをしていてハタと気づいたことがあった。
あっちで「オーオー」、こっちで「ウィーウィー」、向こうで「ブルンブル」。何年か前の私なら、これらをひっくるめてみな「奇声」と言ってしまっていただろう。でも、何かちがう。これらの声は、私が以前は奇異に感じていたものとはちがう。
なぜだか私のことを気に入ってくれているMI君の一人ミュージカルが、周りのみんなの気分を高めてくれたのだろうか。紅一点のKOさんは120%と言っても言い過ぎではないような満面の笑み。前来たときには声が聞けなかったTA君も、なにやら歌っているように聞こえた。
「奇声」と決め付けているのはこっちの都合。彼ら彼女らの何らかの表現を、そんなに簡単に片付けられてはかなわない。
前来たときにはまったく近づけなかったMA君は、今回もにたようなものだった。でも、せわしなく動きまわっていたのがだいぶ落ち着いたように感じた。表情もおだやか。
今日のメンバー6人中、私にとってただ一人の新人さん。(MA君とイニシャルが重なるので、ここでは「大型新人君」と表記します。体重100kg超級だそうだ。)彼ともまったくコミュニケーションがとれなかった。
ところが、松本さんが「おやつにしょうか」と言われ、私が手を洗って戻ってくると、私の手を引っぱって行ってくれたのだ。もう、それが不思議で不思議で・・・。
大型新人君にとって、それまでの私は視界に入っていなかったはずなのに、突然どうしたんでしょう。これは、よう分からん。でも、予想もしていなかった行動だったのでよけいにうれしかった。
私が持って行かせてもらったクッキーのようなお菓子をみんなで食べた。いろいろな理由で食べられない子もいる。でも、こうしてみんなそろって座ってものを食べるっていいですよね。
今日の男子メンバー5人中、3人が70kg台、1人が100kg台。小さめで細いランナー体型の松本さんは、体力的にも大変だ。その日のきげんによっては大暴れする子もいるらしい。「だいじょうぶかいな」と心配になる。
ご家族の中には大きな施設に入れたがる方も多いらしい。でも、松本さんは「そういうところは、薬漬けにして動きを鈍らせて管理していくところが多い」とおっしゃっていた。
前にはこんなこともおっしゃっていた。「どこからも断られた子を、みんなうちでひき受け入れるという意気込みでやっている。」
「ちっちゃいおっさん、しっかり!」
トイレをお借りした時、洗面所に置かれている絵馬の型が目に留まった。
出来上がった絵馬だけを見ていたらあかんね。こっから始まってるんやね。
もうちょっとお手伝いをしたかったのに、松本さんに急用が入り、早めの帰宅ということになってしまった。
送迎車は、○○君の車内での大暴れの結果、バックミラーまで取れてしまっているハイエース。今日も退屈して暴れそうになっていたので、私がそれに輪を掛けて暴れまくったった。
「先手必勝!」(意味不明)
そしたら、さすがの○○君もあきれて笑ってた。
紅一点KOさんのおうちの前に、ちょうどご両親が歩いておられた。
「私みたいなもんでもおじゃまさしてもうたら、ものすご喜んでくれはって・・・」と言うと、
「そうでしょ。うちの子はお客さんが大好きで・・・」とお母さん。お父さんもうれしそうに笑っておられた。
私も姫路駅前まで送ってもらった。
松本さんとお別れする前に話したこと。
「ボクはほんまにたまに来て、自分のしたいことだけして引っかきまわして帰っていくだけ。毎日毎日ずーっとたいへんなことをし続けてはる松本さんらの苦労は忘れたらあきません。それだけは肝に銘じとかんとね。」
以前、松本さんが「藤井さんの考えが自分とよく似ていてびっくりしています」とおっしゃっていた。福祉の仕事に骨身をけずっておられる松本さんと、ヨメさんの稼ぎで食わしてもらっている私をくらべたらあかんて。
でも、一つだけ似ているところがある。
「どんな運動も、内輪だけで盛り上がっていてはダメ」と思っているところ。私のような福祉の「ふ」の字も知らんような者も、邪魔くさがらずに受け入れて下さるのはそう思っておられるからだと思う。しろうとにはしろうとなりの「Good idea」があったりしますもんね。
このブログの記事を見て下さった方が、福祉の仕事への理解を少しでも深めてくだされば私はうれしい。
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