2025年09月14日(日)
まぶしい小林選手 [マラソン評論]
◎THE DEGEST 9/14(日) 16:55配信
異色の早大サークル出身ランナーはなぜ初代表7位入賞の快走ができたのか?
恩師が答えた躍進のワケ【世界陸上】
東京世界陸上は9月14日、最初の種目である女子マラソンで初代表の小林香菜が2時間28分50秒で日本勢トップの7位入賞を果たした。19年ドーハ大会の谷本観月(7位)以来、3大会ぶりの入賞だった。小林が所属する大塚製薬陸上部の監督が愛弟子の快挙を喜んだ。
小林は初の大舞台に臆せず積極的に前からレースを引っ張った。30キロ過ぎに一時は11位にまで順位を落としたが、持ち味である高速ピッチ走法で徐々に順位を盛り返し、35キロでジェシカ・マクレイン(米国)をかわして入賞圏内の8番手に浮上。さらに40キロ手前でステラ・チェサン(ウガンダ)を抜いて7位まで順位を上げ、そのままゴールの国立競技場まで力強いピッチで駆け抜けた。
大学時代は早大のマラソンサークル「ホノルルマラソン完走会」に所属。高校まではまったくの無名選手だった。決してエリートとはいえない異色の経歴ながら大塚製薬陸上部・女子部の河野匡監督に素質を買われ入社。メキメキと地力をつけ、今年1月の大阪国際女子マラソンで自己ベストの2時間21分19秒で日本人最上位の2位に躍進。初の代表切符を獲得し、本番では世界トップ級ランナーたちに引けを取らない走りをみせた。
レース後、河野監督は愛弟子の快走に破顔一笑。力走を称えるも入賞までは想像していなかった。「自分のペースでゴールタイムを設定していくということに対して、恐れなくていいのでは?という話はした。設定タイムは暑さをどこまで考慮するかというのが難しかったが、自分のペースでいって2時間24分59で走るとかそれを再現できたら、たぶん世界と戦えるのではないかと。自信に溢れているように見えましたよ」と、レースプランの裏側を明かした。
また、重要な練習時間は暑さ対策として朝7時台に設定。「本人はちょっとしんどかったと思うけど、2か月間ぐらいはやった」と話し、「体調が崩れたとか、足が痛いとかはなくて練習で修正することはなかった」と豊富な練習量に裏打ちされた結果だと胸を張った。
大会開幕前、小林は日本代表のジャージを着ることに「想像もしていなかった」と振り返っていた。異色の道を歩んできた24歳はこの日、日本列島に大きな感動を与えた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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しびれたなあ。
用事があって、30kmすぎまでしか見られなかった。先行している4人の中に小林選手。しかし、後ろから追いついてきた10人ほどの集団に一気に抜かれてしまった。
「あー、やっぱり10何位で終わりかー」と思いつつ外出。
戻って、途中から撮ってあった録画を見た。
「えー、抜き返しとるやないかーい!」
「7位入賞やて?」
あの超安定市民ランナーぽいちょこちょこ走りがよかったんかねえ。
「わが道を行く」という精神、これが指導者のいないサークルで培われたんでしょうね。
お金も時間もたっぷり使って、恵まれた環境で練習している選手と指導者たちよ。ちょっと恥ずかしくないかい?
小林選手、まぶしいわ。
市民ランナーはみんな、小林選手を応援てしまいますね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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