2010年04月26日(月)
「長距離走者の孤独」 [時事]
今日は、マラソン関係のニュースが目白押しだった。
?松野明美氏熊本市議に
熊本市と熊本県植木町の合併に伴う同市議増員選挙(定数2)が25日投開票され、元マラソンランナーでタレントの松野明美氏(41)が、立候補5人のうち2番目の得票で初当選を果たした。松野氏は同日午後10時半ごろ、事務所で当選の一報を聞き「スポーツマン精神で真っ向勝負をした。これから全力で頑張りたい」と抱負を述べた。
?土佐さん長女出産 「お産はマラソンより大変」
女子マラソンで2度の世界選手権メダリストとなり、昨年3月の東京マラソン3位を最後に第一戦から退いた土佐礼子さん(33)が25日、第1子となる3210gの長女を出産したことが分かった。チーム関係者によると、母子ともに健康という。
土佐さんは自信のブログで「お産の苦しみは想像以上でした。マラソンの苦しみを何度も乗り越えてきましたが、今回ばかりは心が折れそうになりました」と報告した。
?赤羽6位、自己ベストを大幅更新…ロンドン・マラソン
◆ロンドン・マラソン(25日、ロンドン市街コース) 小雨の中でレースが行われ、女子は日本の赤羽有紀子(30)=ホクレン=が2時間24分55秒の6位に入った。優勝は2時間22分0秒でゴールしたロシアのリリア・ショブホワ(32)。主婦ランナーの小崎まり(34)=ノーリツ=は9位、2009年ベルリン世界陸上銀メダルの尾崎好美(28)=第一生命=は20キロ手前から遅れ始め、2時間32分25秒の13位に終わった。男子はエチオピアのツェガエ・ケベデ(23)が2時間5分19秒で優勝した。
赤羽が復活の糸口をつかんだ。33キロ過ぎ。ショブホワらのスパートについて行くことはできなかったが、2時間24分55秒の6位と、自己ベストを1分近く上回るタイムでゴール。世界歴代4位のイリーナ・ミキテンコ(ドイツ、途中棄権)、ベルリン世界陸上女王の白雪(中国、8位)ら強力なライバルに先着した。
昨年のベルリン世界陸上ではレース途中に脱水症状を起こして31位と惨敗。再出発を誓った今年1月の大阪国際では直前に左ひざを故障したことが響き、39キロ付近で途中棄権となった。それでも「2010年はマラソンと向き合う年」と、実家にまな娘・優苗ちゃん(3)を預けて、2月の日本代表のニュージーランド合宿から、徳之島、奄美大島と合宿を精力的に組んで強化に励んでレースにつなげた。
「自己ベストを出せて恩返しができた」と夫の周平コーチ(30)に感謝したママさんランナー。2年後のロンドン五輪へ二人三脚を続けていく。
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人生いろいろ、ランナーもいろいろ。ニュースもいろいろやなあと思っていたら、私にとっての大きな訃報が・・・。
■アラン・シリトー氏(英国の作家)
AP通信によると、25日、ロンドンの病院で死去。82歳。家族が明らかにした。死因は明らかになっていない。
28年3月、英ノッティンガム生まれ。14歳で学業を離れ、工場で働いた後、英空軍で勤務。50年代の「怒れる若者たち」の一人と称され、若者たちのやり場のない怒りや反抗などを描いた「土曜の夜と日曜の朝」(58年)と「長距離走者の孤独」(59年)はいずれも映画化された。
私がこの本を読んだのは20歳くらいのころかな。もう35年ほど前のこと。当時、まだよい子ちゃんだった(?)私には衝撃的な内容だった。
「この小説は、よい子ちゃんをあざ笑っている」と思ったもんです。ぜひ読んでみてください。
今日思ったのは、松野さん、土佐さん、赤羽さんは、「長距離走者の孤独」を読んだかな」ということ。専門バカではなく、幅広い教養を身につけたランナーであってほしいなあ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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