2010年01月11日(月)
第36回武庫川新春ロードレース・続き [ランニング・出張販売]
ゲシュタルト崩壊を起こしたかも・・・。
・・・ゲシュタルト崩壊(独: Gestaltzerfall)とは心理学における概念のひとつで、全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt: ドイツ語で形態)から全体性が失われ、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。[ウィキペディアより]・・・
スタート時刻をまちがっていてあわてて着替えスタートラインに並んだせいか、スタート直後から変だった。今まで痛めたこともなかった両かかとが、強烈に痛い。手の振り方も変なような気がする。「えっ、走るって、これでよかったんかしらん・・・」
こんな時は国労の中野勇人さんから教えてもらった、「なんとか手と足を動かしていれば、少しずつでも前に進みますよ」。そう、シンプルに考えよう。タイムなんかどうでもええんやから。
「ランナーズ9の会」の仲間や知り合いを探して写真を撮りながら走ったら、気もまぎれるでしょう。ブログ友だちのみきさんも走るって言ってはったし・・・。
そう思いながら、キョロキョローキョロキョロー走っていたら、何とゴールは1時間44分33秒。去年よりちょっとだけ速いがなー。でも、体はボロボロ・・・、というよりガタガタ。
「これは、ほんまにゲシュタルト崩壊やなあ。」
12時20分スタートのハーフは、1156人のエントリー。去年より512人増。
不出場が1割としても1000人超え。うちの商売的にはたいへんありがたい数字です。
スターターは、3kmに出場した女子小学生。
こういう企画はほほえましくていいですね。
スタートしばらくして、声をかけてくださる方あり。
「京都のパオパオさんですよね。」
「はい、そうです。あっ、9の会の・・・」
「忍者ハットリです。よろしく。」
忍者ハットリさんは、私のちょっと後ろをずっと走っておられた。
おー、「ランナーズ9の会」にもこんな早い人がいるんやー。それも、若い女性を引っぱって走っておられる。
「ランナーズ9の会」ののぼり発見。あんぱんまんバイキンマンさんと尼崎の酔うたろう君。
うちの廉がビックリしていた。「旗持って走らはんの?」
「あの人らの手はな、どうかなっとんねん。」とゆっときました。
この廉のような青年は・・・。
実は、廉の高校の体育のT先生の息子さん。(T先生は、「京都キャロット」のお得意様です。)大学の3回生だそうです。
お父さん譲りのムダのないきれいなフォーム。
来年は、うちの廉と対決してほしいな。
京都ランナーズの北出さん。私の若き日のライバルです。(今は、足元にも及びません。)
「写真、撮りまっせー。」
「ありがとうございます。」
同い年やのに敬語にはびっくり。
さっきの快速ランナー。
私が半分も行っていないのに、もう第2折り返しから戻ってきた。これは、ゴール1時間半を切るペースですね。
もうお一人、「ランナーズ9の会」のランナー。
にこやかに走っておられた。
忍者ハットリ君は、後半はちょっとばてておられたようだ。
私の小学校教師時代の友人・松永さん。
こちらは、着実な走りです。
あんばんまんバイキンマンさんも少ししんどそう。
この大会は、途中の距離表示がない。そのため、今自分がどのくらいのペースで走っているのかが分からない。
1周目(約10.5km)がちょうど52分くらい。ということは、ぎりぎりキロ5分を切るペース。
このままで行ければ、今日の目標達成。
ちょっとはがんばりたいのだが、とにかく体がバラバラの感覚で・・・。
きょろきょろしながら写真を撮っていたら、少しは気もまぎれた。でも、いくら探してもブログ友だちのみきさんが見つからない。ひょっとして、私に見つからんように走ってる?(あとでわかったことだが、みきさんは腰痛が悪化して不出場だった。)
もう一度、T先生の息子さん。
走っているフォームも、うちの廉に似ているような・・・。
またまた見つけました、「ランナーズ9の会」のランナー。
みなさんにっこりしてくださるので、写真の撮りがいがあります。
最後ガタガタの体でゴール。
「京都キャロット」のテントに戻ると、ヨメさんと廉がコースのほうを見ていた。
「おー、これは、私の帰りを待ってくれているのか」と思いきや、私を見つけるなり「金庫あかんようになってん。あけてー」てか。
なんじゃー、わしゃー金庫やぶりかー。
後片づけ中に、主催者さんがあいさつに来られた。
今年は、参加者が急増し、そのせいでいろいろトラブルもあったらしい。これ以上増えると、計測チップの導入を考えないといけないとおっしゃっていた。ただ、そうなると参加費を700円くらい値上げしなくてはならない。そのあたりが問題だ。
私としては、チップ反対。はっきり言って、チップより手動計時のほうがずっと正確です。そんなええかげんなもんで700円も値上げされたらたまらん。たいへんでしょうけど、手動計時はもう無理なんでしょうか。
それよりも改善してほしい点が2つ。
?仮設トイレの数を増やす。
?5km、10km、15km、20kmの距離表示を。
以上、よろしくお願いします。
「アンタは、ろくに仕事もせんと、遊びちゃちゃくってばっかり。」
「なんも遊びちゃちゃくってへんてー、犬かまいに行ってるるだけやって。今日の成果は、お年寄り大型雑種のレオ君に会えたことやな。ほんま、かわいかったわ。来年も会いたいなあ。」
「もう、あきれてものが言えんわ。」
また、ヨメさんに怒られました。
--------------------------------------------------------------------------------
「母の命日ラン」
何でも名前をつけて走ろう。
今日は、19年前に亡くなった母の命日。
本当なら家に帰りお線香を上げなくてはいけないのだが、今いなかは雪があるので気軽に帰れない。その代わり、母をしのんでランニング。
とか言って、いつもと変わらぬきくとのナイトラン2km。
うちの母は動物が好きではなかった。それが残念。
私は小さい時から動物が大好きだった。しかし、その点が理解してもらえなかったことが、いつまでも「母との確執」として残っている。
「マザコンかどうか」と問われた時、コンプレックス本来の意味である「複雑なもの」という観点から言えば、私はマザコンであると言える。いや、「マザーコンプレックス」じゃなく、「マザーシンプル」のほうが合っているのかな。引っ掛かってるのはこの点だけやから・・・。
今は、こんなかわいいきくちゃんといっしょに走れるだけでも幸せです。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=715