2022年11月23日(水)
第30回福知山マラソン [ランニング]
つかれたー。
4時間34分52秒って、どこまで落ちるねん!
サブ4狙ってたんちゃうんかい。
終盤は「これは何の修行?」と思いながらの走りになってしまった。
でも辛いことばかりではない。
私が「謎の美人ランナー」と呼んでいる中島三智子さんを、最後の上り坂で追い抜いた。私のその時のペースがキロ7分半から8分。それで追い抜けたということは・・・。
「私、足が終わっててキロ9分ペースでした」ということでした。
二人がゴールした午後3時過ぎ、小降りになっていた雨がまた土砂降りに。
「ほんなら、これで失礼します。」
「藤井さん、計測チップ返さないと。」
「ほんまや、ほんまや。これですねん、ヨメさんによう怒られるやつ。『ボーっとしてたらあかんで』ばっかり言われてますねん。」
そのあとお互いの今後の目標なども話し合ったりできて、ほんとうによかった。
「辛い中にもうれしさあり」、フルマラソンは奥が深いです。
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昨日の夜、早めに寝ようとしたら、「テーピングはせんでええんか」とヨメさん。
その前にちょっと気分を害することを言ってしまったので、もう今日はしてもらえないと思っていた。
でも「見るに見かねて」ということでしょうか。時間をかけて念入りにテーピングをしてくれた。
左アキレス腱、左梨状筋、右半腱様筋の3か所。
(右半腱様筋はお尻が写っているので、画像は非公開。)
「この3か所で3000円はもらわんなん」ということだったが、今回は無料にしてもらった。ありがとうございました。
これはがんばらなあかん。
朝5時に起きて下に降りると、もうヨメさんが起きていた。
朝は特に何かをしてもらうわけでもなかったが、ヨメさんとみーちゃんに見送ってもらって家を出ることができた。
道路の渋滞を考慮して、花脊峠→京北→美山→和知→綾部を通り福知山へ。
約110km、2時間10分くらい。
駐車場にもスムーズに入れ、あとは受付をするだけ。
会場までは、お墓に囲まれた坂道を登って行く。
この時は、「意外と人が少ないなあ」と思っていた。
ところが途中からすごい行列。
検温所でどん詰まり、受付もどん詰まり。
この時、雨が本降りになって来て困った。人ごみなので、隣の人の傘のしずくが降りかかる。
駐車場からの行き帰りの時間を含めて、受付だけに1時間以上かかった。車の中でゆっくり休んでから行こうと思っていたのに、着替えが済んだら、もう9時50分。
10時15分に各ゲートが閉められるとのことだったので、もう行かなくては。
私はDブロック。
Fブロックにねこ4さんがおられるはずなので、探してみたが見つけられなかった。
次はAブロック。「外峯さんに肩ポンポンしてもらわんなん」と探したが、こちらも見つからず。これでゲン担ぎが崩れてしまった。
スタート前、近くに並んでおられたランナーにお願いして写真を撮ってもらった。
この時は雨がやみ、ビニール袋などは着ていない。
シューズは、いざという時のターサーJAPAN。
今日こそ、その「いざという時」。
会場前の空き地でベビーカステラを売っておられた。
お腹減ったー。食べたいなあ。
10000人募集で、3800人しか応募がなかったそうだ。
ファンランの部と当日不参加の人を除けば、3000人くらいのスタートでしょうか。
雨模様なので、応援もすごく少ない。
ちょっとさびしい。
10時30分スタート。
スタートライン付近に増田明美さんと小林祐梨子さんがおられたが、混雑していて写真は撮れなかった。
まずは会場からの下り坂。
「ここは飛ばして」と思ったが、Dブロックスタートなのでなかなか思うように走れない。
スタートまで47秒。
1kmまでは5分10秒くらいで行けた。まずまずです。
2km、11分34秒(5分36秒)。
このペースを続けたい。
3km、17分25秒(5分51秒)。
早くもペースが落ちてきた。修正しなくては。
私が車を置かせてもらった第14駐車場が見えた。
この上の音無瀬橋を渡る。
晴れていたらいい景色だったろうに。
雨はやんだが曇り空で、夕方に走っているような感じ。
JR福知山駅前で折り返し、4.7km。
帰りはここは通らない。
5km、28分05秒。
スタートまでの47秒をひけば、想定通りのキロ5分半ペース。
スタートしてすぐ左アキレス腱が痛くなったが、同じ痛さが続くだけで走れない痛さにはならなかった。腰やお尻の方もだいじょうぶそう。ヨメさんのテーピングのおかげです。
8kmあたりに仮設トイレ。
並ばずに使えそうだったので、「小」のほうへ。時間は40秒で済んだ。
10km、56分57秒(28分52秒)。
ちょっとペースが落ちたが、まだ許容範囲。
すぐ前に、賀茂川パート―ナーズの斉藤さん。
声をかけたかったが、ずっと伴走の方としゃべっておられたので遠慮した。
ここらあたりで、「4時間ペースランナー」と抜きつ抜かれつ。
沿道の応援はまったくない。
周りも田んぼばかりで気分転換になるものもない。
給水所だけが頼りだが、「久米島」のエイドではしゃべりすぎてだいぶ時間を取ってしまった。今回は「ありがとうございます」とか「いただきます」だけにしておいた。
この少し手前で15km、1時間25分17秒(28分20秒)。
さっきの5kmより、ちょっとだけペースアップ。
ええぞ。
前を行く緑のTシャツの女性ランナーは・・・、小林祐梨子さん!
なんとか追いつこうとしたが追いつけず。
すると突然小林さんが立ち止まり、道路わきへスススーっと。
なんと、牛さんの写真を撮ってられた。
ここやったんや。
京都走ろう会の中嶋環さんから「牛がいるので写真撮ってきてください」と言われたところ。
そのあとも小林さんに追いつこうとがんばったが、追いつくことはなかった。
牛さんの写真を撮っているうちに、「4時間ペースランナー」にも抜かれてしまった。
そうこうしているうちに、トップ争いのランナーが二人。
速いねー。
こちらはやっと20km、1時間55分04秒(29分47秒)。
またペースが落ちたが、なんとかキロ6分ペースは上回っている。
中間点が見えてきたー。
うれしー。
2時間01分12秒。
単純に2倍にしても4時間02分。
後半どれだけがんばれるか。
「そとみねさーん!」
「あっ、ふじいさん・・・」
手を振ってもらって、それだけでだいぶ元気が出た。
このあと、鳰原由子さん、中島三智子さんも見つけて声をかけることができた。気づいてもらえてよかった。往復コースはこういう楽しみがあってうれしい。
24.7kmの折り返し。
残り17.5kmですね。
まあ半分は超えたということで、記念写真。
まだ元気は残っている。
25km、2時間25分51秒(30分47秒)。
ついにキロ6分ペースを超えてしまった。
このあたりから雨がきつくなってきて、ビニール袋をかぶる。手袋をはめ、その上から台所用ビニール手袋をはめた。これは超優れもの。冷たくなっていた指先がすぐに暖まってきた。
バナナありがとうございます。
ほとんどの人が受け取って食べておられた。
私より後ろにおられるはずのねこ4さんが見つからない。みなさんビニール袋をかぶり、帽子もかぶっておられるので誰だか判別するのは難しかった。
30km、3時間01分39秒(35分48秒)。
雨対策に時間がかかったとは言え、ついにキロ7分台。
これ以上落ちないようにがんばろ。
30kmを過ぎたので、「愛情1本 チオビタゴールド」を投入。
ここで思い出した。
つらくなったら「ますみちゃん、きくちゃん、みーちゃん」唱え作戦。
ところが、息が続かない。そうとう弱ってきてますね。
「うしさーん、ちからくれー。」
「(知らんがな)」というような顔をしてました。
35km、3時間40分34秒(38分55秒)。
エイド以外は歩かず走り続けているのに、もうキロ8分に近いペース。
左アキレス腱と左梨状筋はだいじょうぶだが、右半腱様筋がダメ。頼みの綱の右足が全然上がらなくなってきた。
40km、4時間18分59秒(38分25秒)。
キロ7分40秒ペースか―。
このあたりからまた小降りになってきた。
最後の上り坂に増田明美さん。
せっかくの写真が顔が切れてしまった。
「ゴールまであとどれくらいですか。」
「もうすぐアーチが見えてくるよ。」
「ありがとうございます。」
見えてきた、見えてきた。
ラストスパートをと思うが、いくらがんばってもキロ7分。
ただし以前なら終盤に歩いているランナーを多く見かけたが、ほとんど方が走っておられる。様変わりですね。
ゴールは、4時間34分52秒。
目標はサブ4だったので、35分遅れ。大惨敗だと思っていた「久米島」からも、さらに16分遅れ。もう、どうしましょ。
「久米島よりいいタイムが出るはずがない」とヨメさんに言われていたが、宣告されていた通りになってしまった。それでも、「歩こう」とか「やめよう」とは一度も思わなかった。以前なら、終盤はこんな考えばっかりやったのに。
テーピングが効きましたね。それに、テーピングに込められた「愛情」が効きましたね。また「そんなもんない!」と言われそうですけど・・・。
最後の坂で抜かせてもらった中島三智子さんがゴール。
レース中はまったく別のところを走っていたのに、ゴールは30秒ほどの差。
ご縁がありますね。
ゆっくりお話しして、中島三智子さんの謎に迫ろうと思っていたのにすごい雨。その探求は次回に持ち越しということで。
ゴールしてすぐに駐車場に向かったが、ここでビチャビチャになってしまった。いそいで着替えて、エアコンの暖房をきつくして、家から用意して来た暑いお茶を飲むとやっと落ち着いた。
駐車場から出るのもスムーズで、帰りも行きと同じルートで2時間10分。近いもんです。
「もうこりごりですか」と聞かれたら、「ぜんぜんそんなことないです。」
家からまあまあ近く、交通費、宿泊費がかからない。
必ず走友と対面できる往復コースで、おおむねフラット。
あと、受付をスムーズにして、参加費を下げる(これは絶対無理か?)
しっかり準備して臨めば、自分の目標が達成できるいい大会だと思います。(今日がてっきり自己ワースト記録だと思い込んでいたが、どうもワースト3のようです。)
今年降ったから、もう当分雨はだいじょうぶでしょう。
「走る元気な病人」としては、このままでは終われんなあ。
来年も出る?
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
ねこ4さんが見つけられず、残念でした。
あの一番激しく降っていた時にすれちがったのかもしれませんね。
晴れていたらいい大会だったのに。
「沖縄100K」まで、ゆっくり休みましょう。
お疲れ様でした!(私も笑)
あの雨は大変でしたね(>_