パオパオだより

2021年02月02日(火)

「老犬との暮らし方」 [書評]

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   臨床獣医師が書いた「老犬との暮らし方」
                 獣医師 石井万寿美

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
のべ3万頭の犬を診てきた獣医師!朝日新聞のコラムでおなじみのますみ先生が書いた老犬介護本の決定版。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 あなたの愛犬はなぜ長生きするようになったのか(あなたの愛犬はなぜ長生き?)/第2章 犬にとっての老いとは何か(犬が年をとるってどういうこと?/体格による老いの差ー小型犬ほど長生き/血統による老いの差ーミックス、柴が長生き/こんなサイン・兆候が見えたら老いがやってきている)/第3章 犬にとっての痴呆とは何か(痴呆・認知症とは何か/痴呆になりやすい犬、なりにくい犬)/第4章 あなたの犬はどんな病気にかかりやすいか(症状から見た病気/小型の老犬がかかりやすい病気/大型の老犬がかかりやすい病気/メスの老犬がかかりやすい病気ー避妊がいちばんの予防/オスの老犬がかかりやすい病気ー去勢がいちばんの予防/その他の病気)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
石井万寿美(イシイマスミ)
獣医師。1961年、大阪府生まれ。1986年酪農学園大学大学院獣医学研究科修了。動物病院勤務を経て、大阪府守口市に「まねき猫ホスピタル」を開業。臨床獣医師として日々患畜を診る一方、アニマルライターとして活躍。

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 4日前の記事「犬が殺されている」を書かれていた石井万寿美さん。 
 「老犬との暮らし方」という本を出されていたので、すぐに注文した。

 うちのきくちゃんは来月で16歳。
 今までできていたことがだんだんできなくなり、世話が大変になってきた。
 と言っても、その世話の99%以上がヨメさん。私はほとんど何もできていない。
 「知識も何もないからねえ」と言って逃げていたらあかん。ちょっとでも勉強して、きくちゃんが楽しく暮らせるようにしなくては。それと、ヨメさんの負担をちょっとでも減らせるようにしなくては。

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 「痴呆の主な症状」と言うのがイラストでまとめてあった。
 きくちゃんは、8項目中「夜、単調な声で鳴き続ける」以外の7項目に当てはまる。
 鳴かないのはいいのだが、夜中起き続けている。これでヨメさんが全然熟睡できていない。きくちゃんは昼夜逆転して昼間寝ているからいいものの、ヨメさんは仕事もあるので昼間に寝るわけにはいかない。それでだいぶ疲れがたまってきている。
 私の仕事のない日は、きくちゃんと寝られるように変えてかえていかなあかん。ヨメさんの体が持たん。

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 おととしの11月に急激に弱ってしまったきくを見て、「もう1年も持たん」と勝手に思い込んでしまった私。その1年が過ぎ、まだまだ元気なきくちゃん。
 今きくちゃんを抱っこして、その温かさを感じる時に「しあわせやなあ」とつくづく思う。

 きくちゃんはどうなんやろう。
 オッサンのことをどれくらい分かっているんやろう。
 もし全然分かってへんかったとしても、今が一番かわいいから大事にせんなん。
 なあ、「きくちゃんよー。」

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 この本の最後に、付録として「虹の橋」の詩の紹介があった。
 ふーん、そういうことやったんかーという感じ。
     ◇     ◇     ◇

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 虹の橋

天国の、ほんの少し手前に
「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、
死ぬとそこへ行くのです。

そこには草地や丘があり、
彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物もきれいな水もたっぷりあって、
お日さまはふりそそぎ、
みんな暖かくて幸せなのです。

病気だった子も、
年老いていた子も、
みんな元気を取り戻し、

傷ついた子も、
不自由な体だった子も、
元のからだを取り戻すのです。

・・・まるで過ぎた日の夢のように。

けれど、みんな心にぽっかりと小さな穴が空いています。
それは自分にとって特別な誰かさん、
地上に残してきてしまった大好きな誰かさんが
ここにいない寂しさのこと・・・。

でも、ある日・・
その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、
からだは喜びに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、
緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。

あなたとあなたの友は、
再会の喜びに固く抱きあいます。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく、
そしてしっかりと抱きしめます。

そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。

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