2020年11月25日(水)
ニタニタ生きていく [病院]
 内定から採用(?)へ。
 明日の午前10時ごろ退院できることが決まった。
 今回の入院はまったく想定外。それもまるまる二週間に及ぶとは・・・。最初は薬を出してもらって帰れるものと思っていたのに。
 さすがの私も、もう立ち直れません。
 今日あらためて入院診療計画書を見てみた。(もらったときは40℃近くの熱があり、しっかり見ていなかった。)
 正式な病名は「急性細菌性前立腺炎」。
 症状は、「発熱、排尿困難」。
 治療計画は、「点滴治療」。
 やっとやっと退院です。
 この間いろいろとあって、納得できないことも多々。
 そのことについて「ブログに書き」と煽る人もいるが、問題点を整理して批判するのは私の一番苦手とするところ。もしそうできたとしても、「ニタニタ生きていく」がモットーの私らしくないじゃないですか。
 一つだけ言わせてもらえば、「そこに愛はあるんか?」(byアイフル)
 今までこの病院の耳鼻科、内科、整形外科で診てもらって、いいことばかりだった。ただし、今回はちょっと・・・とだけ言わせてもらいましょうかねえ。
 あかん。ムカムカしそうなので話題変更。
 私らしく、いいことを書こう。
 この病院の看護師さんは、前から最高だと思っていた。
 私の膀胱癌を見つけてくださったのは、京大病院放射線治療科のN医師。
 「うちで手術されますか」と聞かれた。親しみのあるN医師が手術してくださるなら絶対京大病院だったが、ちがいますやん。
 それなら、なじみの看護師さんがいっぱいおられるこの病院の方が気が楽。そんな理由でこちらにしました。
 うちの真樹にちょっと似た感じで、いつもニコニコされているX看護師さん(イニシャルでも特定されてしまうかもしれないなので、Xさんにしときます。)
 前回8月に入院した時もお世話になった。3連続夜勤をされていたのにハツラツとされていたのが印象的で、私はよく覚えていた。
 今回は私の受持看護師ということになっていた。
 若いけど一番頼りになる看護師さんで、ぎょうさんしゃべらせてもらった。ほかの看護師さんには言いにくかったことも、Xさんにはペラペラと。
 あるとき、「Xさんは何人きょうだいの何番目ですか」と聞いてみた。
 「4人きょうだいの一番上です。」
 「ねえちゃん!」と叫びたくなった。
 やっぱりね、私は見る目があるんですよ。
 末っ子の私は、「姉的感覚」に対する嗅覚みたいなもんがある。「この人はたぶん頼ってもだいじょうぶ」みたいな。
 調子に乗っちゃって、「うちの娘26なんですけど、Xさんは?」と聞いてみた。
 「22です。看護高専出て、看護師になりました。」
 「ズズッ。」
 真樹より4つも下の娘さんを頼りにしとったんかい、このジジイは。
 でも、二週間の入院中にXさんが何度か回ってこられたので、暗くなりがちな気持ちも少しはまぎれた。ほんとうにありがとうございました。
 あっ、それとこの病院の薬剤師さんはピカイチ。
 今まで何人もの薬剤師さんが担当としてついてくださったが、みなさんすごく話しやすい。
 「薬剤師さんに聞くことじゃないのかもしれませんけど・・・。」
 「いいえ、私でよろしければなんでも聞いてください。」
 このやり取りを何度したことか。
 私のわけのわかっていない変な質問を、すごくしっかりと受け止めて答えてくださっていた。
 前回の男性の薬剤師さんとも、たくさんしゃべらせてもらって何度も気がスッとした。今回の女性の薬剤師さんも、時間を気にせずとことん答えてくださった。
 「そこに愛はある。」
 ヨメさんが、「そういうことを『ご意見箱』に書いて入れとき」と言う。 
 でも「愛がない人」にはどんなことを書いても届かないだろうし、「愛がある人」は褒められるために働いておられるようには見えない。
 このブログの記事をプリントアウトして、ご意見箱に入れとこうかしら。
 ああ、ニタニタ・・・。
 北の端にわずかに見える宝が池プリンスホテル。
 我が家はあの北西に2.5km。
 明日、帰れるんですね。
 しみじみ。
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【今日のきくみー】
 今日は、病院に差し入れを持ってきてくれる日。そのついでに、ヨメさんに医師のお話も聞いてもらう予定だった。
 ところがヨメさん、過労でダウン。病院に来てもらうのは中止。
 気分転換にドッグカフェに行ったそうだ。
 きくちゃん大喜び。ヨメさんの心も晴れたらしい。
 よかった、よかった。
 みーちゃん、野良猫根性出して大暴れ。
 悪さてんこもり。
 明日私が退院して帰っても、いつもの「ぱっ」ではなく、「ガオー」と迎えてくれるのかな。反応が楽しみ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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