2009年06月07日(日)
第24回たたらぎダム湖マラソン [ランニング・出張販売]
めっちゃかっこいいランナー、みっけ。とりあえず追い抜いてっと。
「すいませーん、写真撮らせてもらっていいですか。」
「はい、どうぞ。」
「めっちゃ、かっこいいし・・・。」
「ありがとうございます。」
「ブログに写真載せていいですか。」
「いいですよ。」
「お名前は載せないほうがいいですよね。」
「どちらでも。」
「今日のブログのトップにドーンと載せときますし・・・。」
ということで、NO.3415、藤本綾乃さん。私が選んだ本日のベストドレッサー賞。本当に似合ってました。
私のゴール後1分もしないうちに、ベストドレッサーの彼女が。
「写真、写真」
あわてて撮ったわりにはいいのが撮れました。
「ほめてもらって、うれしかったです。」
この言葉にも、何か賞をあげたいくらいです。
さて、話は元に戻り・・・。
ひとつ心配なことがあった。
3週間前の「鯖街道」の疲労が、全然抜けていない。
今までのパターンでいうと・・・。
フル以上の距離を走っても、翌日には50%回復、それから一日ごとに10%回復して、週末にはほぼ100%回復。
ところが今回は異変が・・・。
「鯖街道」から1週間たっても回復度10%。体全体が重く、とにかく眠くてしょうがない。
この週に「小豆島オリーブマラソン」が予定されていたのだが、とても走れる状態ではなかった。(新型インフルエンザの影響で中止になったのだが・・・。)
次の週には回復するかと思いきや・・・、ほとんど同じ。回復度20%くらい。こりゃ、やばい。
そして次の週。水曜か木曜くらいに、やっとちょっとだけ楽になってきた。ようやく、50%回復。
しかし、「たたらぎ」当日の回復度は、60%くらいですか。こんな不安な気持ちでレースを迎えるのは、本当に初めてかも。
こんなときは食って食って、不安解消。スタート前に、パン2個、つきたて餅3個。これが、この後とんでもないことになるとは・・・。
「ランナーズ9の会」のユニフォームに着替えて座っていると、声をかけてくださる方があった。「9の会」の仲間、赤穂さん。地元兵庫の方だそうだ。
「ここで会えると思って、楽しみにしてたんですよ。」
ああ、ありがたい。ユニフォームがつなげる輪。もっともっと広げるぞー。
マラソン界の紳士こと吉川晋治さん(京都ランナーズ)。
トイレに行ったとき、偶然お会いした。今日は、10kmに出られるとのこと。
吉川さんは、まだ知り合って日が浅いのだが、心から信頼できる人だ。話していて、いやな思いをしたことがない。私みたいなええかげんなおっさんを、いつも「藤井さん、○○お願いします」という感じでたててくださる。
私はどちらかというと人見知りするほうだが、吉川さんは初めてお話したときからスッと溶け込んでしまった。不思議な魅力のある人です。
「吉川さん、古い話ですけど、『篠山』おしかったですね。(確か、あと2分でサブ3)」
「そうそう。でも、藤井さんの書いてはったん、ちょっとかんちがいやと思いますわ。最後の3kmが落ちてしもたけど、それまでの4分10秒のペースが守れてギリギリサブ3やったんやから。」
「そらそうやねえ、なんぼなんでもそんな極端には落ちませんよねえ。おかしいなとは思ってたんですけど・・・。」
私は、レース中に会った犬のことなら驚異的な記憶力を発揮するのだが、人間様に関してはちょっと・・・。
でも、吉川さんが私のブログの隅々までしっかり読んでいただいていることがよくわかる。吉川さんは、お会いするごとに、私のブログの直近の話題を出してくださる。ありがたいことです。
私のハーフのスタートも見送ってくださった。
「どうせ、20分後に私もスタートやから・・・」
スタート地点にあった大きなオブジェの前で、パチリ。
けっきょく、吉川さんは、10km40分ちょっとで8位だったそうだ。入賞に一歩届かず、惜しい !
ハーフのスタートは10時半。この時間だと、けっこう余裕がある。
スタート直後に、強烈なのぼり坂。でも、これがこの大会のクライマックスかも。
私は、最初の1kmが6分50秒。たいていのレース、最初の1kmの感じでその日のゴールタイムが予想できるのだが、今日はまったくダメ。わっからん。
なんて言ったらいいのかな・・・。
体重10%アップの感覚。今実際は63kg台なんで、70kgになった感じ?
今まで足におもりをつけたような感覚は経験したことがあるが、今日のように全身におもりをつけたような感覚は初めて。
そんなに暑くもないのに、いやーな汗が出てきた。
最初の給水所のあたりで、おなかがパンパンなことに気づく。これは、明らかに食べすぎ。
5kmは、29分41秒。このペースで行くと、今日は2時間こえるんかなあ。
多々良木発電所(7km地点)の横にトイレがあったので、入ろっかなあとも思ったが、前半のタイムロスはもったいない。
ここはしんぼう。パンパンおなかのまま、「行ってまえー」。
たぶん、折り返し地点にトイレくらいあるやろう。あと3kmほどやもんね。
トンネル前9km地点のあたりで、「9の会」のまっちゃんが・・・。
まっちゃんは、今日も朝からうちのテントによってくださり、ウェアを買ってくださった。無理せんといてね。
そのとき、まっちゃんがやっておられる作業所のことをちょっと聞いてみた。
旧夢前町(現姫路市)で、「ゆめさき舎」という共同作業所をやっておられる。かなり重度の障害のある方が7人働いておられるそうだ(まっちゃんは、「障がい」と表現されてますが・・・)。
ここに宣言。私は、必ずそこを訪れます。ちょっとでも勉強させてください。近いうちに。
9km過ぎのトンネル。
ちょうど真ん中あたりは真っ暗。対抗ランナーとぶつかんのんちゃうんと思うくらい。でもこんなところはめったに走れないので、これはこれでいい感じ。
10kmは56分26秒。ちょっとだけペース上がりました(この5kmが27分くらい)。
でも、おなかがめっちゃヤバくなってきた。(トイレ、なーい!)
「もう、はちきれまっせー」
折り返し点は、ダムの堰堤。つまり、スタート地点のすぐ近くまで戻ってるんです。ダム湖を左周りに1周して、今度は右周りに1周。
体は重いままやけど、残り半分「がんばんべー」。
(注)まだ、続きます。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
綾乃さん、コメントありがとうございます。よく私のブログにたどり着いてくださいました。
すごく目立っていましたよ。それに、かわいかった。でもゴールしてから落ち着いて考えてみると、私とデッドヒートだったということは、女性としてはかなりの力の持ち主。国際マラソンにも挑戦できるランナーなのでは・・・?。
声をかけさせてもらったあと、給水のときなどに時々後ろを振り返ったのですが、全然離れてなくてびっくりしました。現時点では、私とかなりいい勝負になるお相手のような気がします。今後、一応、私のライバルということに・・・。
またどこかのマラソン大会で、デッドヒートを繰り広げましょう。
声をかけていただいた、
ベストドレッサーに選んでいただいた、ランナーです。
残りの数キロ、いい言葉をいただけたおかげで、
嬉しくなって、身も心も軽くなりました。
2枚目は、
最後の下り坂が、
その気持ちを加速させたこともあって、
最高の嬉しさでゴールした顔です。
こんなに幸せな瞬間をおさめて下さるなんて。
本当に、ありがとう。