2020年04月11日(土)
「もみの家」 [映画]
「〔もみ〕というのは、脱穀前の稲の実のことで、まだ固い殻を被った米のことなんです。家族も、我々も、時間をかけて、その固い殻を破る手助けをするんです。」
緒形直人演じる〔もみの家〕主宰者・泰利の台詞より
◇ ◇ ◇
ずっと、「樅の木」の「もみ」を探していた。いつ出てくんにゃろうと思いながら。
映画の最後の緒方直人のセリフで「ズッ!」
「もみって、お米のもみのことやったんかー。」
京都シネマの会員更新の時期。これは行っとかないと。
四条堀川に、6時間まで900円というコインパーキングが見つかったので車で。そこから四条烏丸の京都シネマまでは、歩いて10分ほど。
昨年2月に亡くなられた佐々木すみ江さんが出ておられる映画なので見に行った。新聞の映画評で「主人公の16歳のあやかが、佐々木すみ江さんが演じる地元の老婆に声をかけられて号泣する場面がいい」みたいなことが書いてあった。
その場面を期待しながら見ていたら、序盤でいきなり。「えっ、このあとどうしたらいいの」状態になってしまった。
いい映画だとは思うが、エグイ映画が好きな私には合わない。文部省推薦で、学校から団体鑑賞に行くような映画。
ハラハラドキドキ、「それはあかんやろう」という場面がまったくない。
まあ前回が「ボーダー 二つの世界」というエグイ映画やったから、今回はこれでよかったのかな。たまには安心して見られる映画も見ないと、つかれるー。
----------------------------------------------------------------------------------
大林宜彦監督が亡くなられた。
「一番好きな映画は?」と聞かれたら、「日本の映画なら『さびしんぼう』やね」と答える。
◇ ◇ ◇
『さびしんぼう』という言葉は、大林監督の造語である。広島弁で腕白小僧、悪ガキを意味する"がんぼう"に対する女の子の呼び名がないので『さびしんぼう』というのを考えたという。子供の頃から使っている言葉で、8mmにもシナリオにも『さびしんぼう』を題名にしたのが何本かある。"がんぼう"が女の子を思うと"さびしんぼう"になる。"さびしんぼう"は両性具有のコンセプトで、人を愛することは淋しいことだという大林の感性が育んだ造語なのである。大林は「ぼくの映画は全部"さびしんぼう"という題をつけてもいいと話している。(ウィキペディアより)
◇ ◇ ◇
「さびしんぼう」は1985年の作品なので、私が30歳の時。もう結婚していた。なんで「さびしんぼう」にひかれてしまったのか、謎。
--------------------------------------------------------------------------------------
【RUN】
映画を見終わり、堀川高校前のコインパーキングへ。
そこで着替えてランニングスタート。
四条堀川から四条通を西へ西へと。
千本四条のハデなパチンコ屋さんの前で1km。
6分半のいいペース
西院交差点手前の?山寺前で2km。
京都ファミリー前で3km。
日新電機前で4km。
三菱側の桜は、まだ少し咲いていた。
フレンドマート前で5km、32分46秒。
ここで折り返すかとも思ったが、もう少しで桂川に出るので行ってみることにした。
松尾橋で5.8km。
上流に進んで6km、39分20秒。
せっかくなんで、ここで記念写真。
帰りの西院交差点で10km、1時間05分26秒(32分39秒)。
スタート地点に到着、12.08km、1時間19分11秒。
しっかり走りました。
「映画+ランニング」がうまい具合にできた。
ただし、ふだんきれいな空気しか吸ってない私には四条通の排気ガスはこたえた。裏通りをよって走った方がよさそう。
次に走るなら、もっといいコースを考えよう。
---------------------------------------------------------------------------------------
【今日のきく】
オバサンに全体重をかけるきくちゃん。
あまえているんだかなんだか・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=4902