2020年03月19日(木)
へばりついていた甲状腺 [病院]
何の話からか忘れたが、3年半前の最初の甲状腺摘出の話になった。
「甲状腺がへばりついていて、それを取るのがすごく大変でした。」
鞍馬口医療センターのI医師が笑いながらそう言われた。いつもこの話になる。よっぼど大変だったんですね、私の甲状腺のへばりつき具合は。そういえば、ヨメさんが「手術が終わって出て来られたI先生は倒れそうやった」と言ってたなあ。
突然代わってしまった私の担当医。どうしても私の前担当医(執刀医)とお話がしたかったので、特別に時間を取っていただいた。いつもはあわただしい中での診察なので、今日はゆっくりとお話ができてほんとうによかった。
私がお聞きしたかったのは3点。
1.「今回のサイログロブリン値が高かったのは、入院と血液検査の間隔が短かったから」というA医師の見解をどうとらえるか。京大病院のN医師は、「4か月で下がらなかった値は、6カ月たっても同じ」。
2.京大病院のN医師が提案された「レンビマによる治療」をどう思われるか。
3.今からアイソトープ治療をする場合、京大病院では無理なのでどうすればいいか。
1の答え 「私はN医師寄りの考えです。」
2の答え 「レンビマは『最後の手段』と言っていいと思います。藤井さんは今はその段階ではない。」
3の答え 「それは京大病院のN医師が探してくださいます。」
今日は午後4時から、私のために特別に時間を取っていただいた。いろいろな話になり、けっきょく50分。もうお会いできないのではと思っていたI医師と、ふか〜い話ができてほんとうによかった。
長い対話の中で、一つだけ賢くなった。
以前から血液検査をしたときにサイログロブリン値は気にしていたのだが、もう一つ「TSH」の値も見ておかなくてはならないということだった。
◇ ◇ ◇
■甲状腺ホルモンの調節機能(隈病院ホームページより)
甲状腺ホルモンは、脳の下垂体と呼ばれる場所から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)とお互いに分泌の調節を行っています。脳下垂体から分泌されたTSHが甲状腺細胞膜のTSH受容体(TSHレセプター)に結合すると、その刺激により甲状腺ホルモン(T4、T3)の合成と分泌が行われます。血液中に分泌されたT4、T3は、今度は逆に下垂体に作用しTSHの分泌を抑制するように働きます(ネガティブフィードバック)。そして、これらお互いの刺激と抑制作用によりホルモン分泌の調整がなされ、私たちの血液中のホルモン濃度は一定に保たれています。
◇ ◇ ◇
甲状腺を全摘した私なのに、なんで甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値が上下するのかよく分からなかった。
それは、甲状腺を全摘しても甲状腺由来の細胞がどこかに残っているから。そして脳が命令すると、甲状腺がなくなっていても体のどこかに残っている甲状腺由来の細胞がその命令を聞いて動く。
めっちゃおもしろい話やけど、こわくもある。
その甲状腺由来の細胞が、癌化して肺や脳や骨に転移するとと厄介なことになる。(この3つが転移しやすい場所らしい。)
それが大きくなっていればシンチ画像に写るのだが、小さいものはCTを撮らなくては分からないらしい。
ということで、5月に念のためにもう一度血液検査。
6月に京大病院で、「頚部・胸部・全腹部CT検査」。そしてそのあとに、アイソトープ治療ができる病院を紹介してもらう段取りになる。
I医師のお話によると、京都でアイソトープ治療ができるのは京大病院だけらしい。
実際に調べてみると、近畿では「京大病院」「大阪市立大附属病院」「隈病院」「神戸市立医療センター」の4か所のみ。この少なさから考えると、6月から探して年内入院は無理かもしれない。
私としては、娘が住んでいる沖縄の「琉球大附属病院」でもいいんですけど。またヨメさんに、「遊びに行くんかー」と怒られるだけかな。
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【今日のきく】
「京都キャロット」のいらない物をどんどん片付けている。
お店が広くなって一番喜んでいるのはきく。
お店の中をウロウロ動き回っては一寝入り。
せっかく広くなったけど、あとちょっとで引っ越しやね。
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【RUN】
今日は店に置いてあった私物をいなかに持って帰ったり、病院に行ったりしていたので、走る時間が無くなってしまった。
こういう時は町内1kmコースを3周。約18分。
今日はドキンちゃんに会えた。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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