パオパオだより

2019年08月23日(金)

サイログロブリン値2.10 [病院]

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◎ヨミドクターより

   放射性ヨウ素内用療法…甲状腺がん再発予防

 千葉県の60代女性は2009年、甲状腺がんと診断され、甲状腺を全て切除した。肺に1センチ前後の転移が3か所あり、10年2月、慈恵医大病院(東京都港区)で、医療用の放射性ヨウ素を服用する治療(内用療法)を受け、2回の治療で肺の転移は消えた。
     ◇

 甲状腺がんは、進行が遅く、おとなしいタイプが多い。ただし声帯を動かす神経やリンパ節に広がる場合もあり、東京女子医大内分泌外科教授の岡本高宏さんは「1センチ以下では手術をしない選択肢もあることを伝え、患者と話し合う」と説明する。

 がんが甲状腺の左右どちらかにとどまれば、片側の切除で済む。5センチより大きい場合や転移があれば、甲状腺全体を手術で摘出する。同大病院では10・7%が進行がんだという。

 放射性ヨウ素の内用療法は、画像検査では見えないがんの再発予防や、リンパ節や肺などへの転移を治療するのが目的だ。

 甲状腺にはヨウ素を取り込む性質があるのを利用し、放射線を発するヨウ素が入ったカプセルを服用する。小腸から吸収された放射性ヨウ素は、血液を通して甲状腺の細胞や、甲状腺からできたがんに集まる。放射性ヨウ素が発するベータ線が届くのは約1ミリの範囲であり、周囲の臓器への被曝(ひばく)は抑えられる。

 治療の4週間前から甲状腺ホルモン薬の服用をやめ、1〜2週間前にはヨウ素を多く含む海藻などを食べるのは控え、放射性ヨウ素を取り込みやすい状態にしておく。

 転移がなく再発予防のために行う場合は、通院で、1回で済む。治療後3日程度は、微量の放射線が出ているため、出勤を控え、家族とは別室で就寝する。

 再発や転移がある場合は、3倍以上の放射線量を服用するため、専用の病室に、3日から7日程度入院する。慈恵医大病院放射線治療部准教授の内山真幸さんは「半年から1年ごとに受ける患者は多い」と話す。

 治療には保険がきき、患者負担は通院で約2万〜8万円、入院は3日で約10万5000円(3割負担の場合。上限を定めた高額療養費が適用になる場合も)。

 患者の排せつ物や、汗なども放射能を帯びるため、トイレなどからの排水が規制値を下回るまで貯水するタンクなどを備えるなどの施設条件がある。日本核医学会の調べでは、治療用の病床は全国で139床(10年)。茨城、神奈川など7県では病床がない。

 患者の平均待機期間は5・2か月。慈恵医大では毎週2人が入院治療しているが、「診療報酬が設備運営費に見合わず、ギリギリの状態」(内山さん)。このため、治療できる病院は年々減っているという。

 転移がある患者が手術から半年以上、内用療法の開始が遅れると死亡率が上がるとの研究もある。同学会理事で金沢大教授の絹谷清剛さんは「国に診療報酬の増額を要望している」と話している。(渡辺理雄)
     ◆
甲状腺
 のど仏の下にある器官で、チョウが羽を広げたような形をしている。海藻や野菜に含まれるヨウ素を取り込んで、体を活発にするホルモンを作り、分泌している。
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◎隈病院ホームページより

サイログロブリンとは

・血中に分泌される甲状腺ホルモン(T4=サイロキシン)の直前の物質のことです。
・甲状腺組織の中で合成され大量に貯蔵されています。
・正常の状態では血液中にはわずかにしか出てきません。
 甲状腺に病気が出現した時に血液のサイログロブリン値が高い値を示します。
・その値は血液中の濃度で表現されます(正常値46ng/ml以下)。

サイログロブリンは甲状腺の血液検査でしばしば測定されるもので、Tgと記されています。
血中サイログロブリン値は、

・甲状腺の腫瘍がサイログロブリンを産生する時
・甲状腺を刺激する物質で甲状腺が刺激された時
・甲状腺の炎症で甲状腺組織が破壊された時

に高い値を示します。甲状腺乳頭癌、甲状腺濾胞癌などの甲状腺の腫瘍マーカーとして使用されることがありますが、良性の甲状腺腫瘍、やバセドウ病、慢性甲状腺炎などでも値が高くなり、必ずしもがんの存在を示すものではありません。

甲状腺乳頭癌や甲状腺濾胞癌になった方は、甲状腺全摘術の後に腫瘍マーカーとしてサイログロブリンの測定を行います。もし低下していた血中サイログロブリン値が高くなった時は、頸部のリンパ節の再発、遠隔臓器への転移、たとえば肺転移や骨転移などが考えられます。

サイログロブリンの値が高いだけでは、甲状腺癌の確定診断はできません。血液のサイログロブリン値では甲状腺腫瘍の良性悪性の鑑別は不可能です。良性悪性の鑑別には超音波検査、細胞診などを行います。
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 さあ、今日は運命の日。
 血中のサイログロブリン値が2以下にとどまっているか、それとも2を超えているか。

 いつもは車で寮2まで行くか、走って行っていたのだが、今日は京都バスで。
 9時1分、洛北病院前から出町柳駅前まで35分、230円。

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 出町から京大病院まで歩き。
 意外と遠く、ちょうど20分かかった。
 受付に滑り込み、10時の予約に何とか間に合った。

 7分待って診察室へ。
 「半年ぶりですね。その後血液検査はされましたか」とN医師。
 「あれっ? 先週鞍馬口で血液検査をしてもらって、それをこちらに送ってもらうことになっていたんくですが・・・。」

 何かの手違いで届いてなかったようだ。
 仕方なく、こちらの病院で血液検査。
 血を抜かれるのはどうってことないのだが、費用が二重にかかってしまうのが痛い。

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 京大病院の採血室はすごい。12か所もある。
 検査結果も、1時間ほど待てば出るらしい。

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 待ち時間に、置いてある本を読んだ。
 名作「車のいろは空のいろ」。

 私の小学校教諭時代、クラスの学習発表会の劇にさせてもらった。
 あまんきみこさんのデビュー作らしい。1968年初版だった。(あまんさん37歳、私13歳。)

 

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 もう1冊を読みだしてしばらくすると、診察室から呼び出し。

 「サイログロブリン値が少し上がってますね。」
 「2.10ですか。微妙なところですね。」
 「TSHの値が下がっているのに、サイログロブリン値が上がってきているのが気になります。」
 「TSHを素人にも分かりやすく説明してください。」
 「TSHというのは甲状腺刺激ホルモンと言って、『甲状腺ホルモンを出せ』と脳が命令した時に出るものです。TSHが高いとそれに引っ張られてサイログロブリン値も高くなることがあります。今はチラージンを飲んでられるので、甲状腺全摘でもこの値は低くなるはずです。」
 「ありがとうございます。よく分かりました。」
 「アイソトープ治療自体は副作用もほとんどなく、体への負担も少ないので、やっておけばよかったと後悔されるよりは、都合がつくならやられた方がいいと思います。」
 「月曜に鞍馬口に行きますので、I先生と相談してみます。それから決めるということでよろしいでしょうか。」

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 うーん、悩ましい・・・。

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