2018年07月29日(日)
第48回大文字山ランニング [ランニング]
「大文字山ランニング・ファイナル」、未明の台風通過で中止になるものとばかり思っていた。
ところが午前7時の「京都走ろう会」のホームページに、「コース状況を確認のうえ、開催する方向で準備しています」と掲示あり。急いで準備して出発。
私は「峨山道トレイルラン」に向けて、「作務衣・菅笠」ランデビュー。
ヨメさんは古いウェアしかなかったけれど、京都新聞さんのインタビューを受けてちょっと満足。8月4日の夕刊に載るらしい。私が横から口出ししたことも、記事に付け加えてもらえるでしょうか。楽しみ、楽しみ・・・。
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9時過ぎ、会場の八神社に到着。
人が全然いなかったらどうしようと思ったが、ナンバーカードを付けた選手が何人も見えてホッとした。
受付をすると、私が13、ヨメさんは9だった。この時点で22人の参加申込。
そのあとすぐ、コースの途中までウォーミングアップ走。
広い道から狭い山道に入るところで、ゴール給水用の水を運んで上っておられる岩井さんと平田さん発見。
「写真撮っときますわー。」
「ありがとー。」
戻ってくると、ヨメさんが堂本さんとしゃべっていた。
おとといの「富士登山競走」残念話かなあ。それとも足の痛み相談?
堂本さんにお願いして、スタート前の写真。
私は、作務衣ランデビュー。
「あっ、笠かぶるのん忘れてた。」
富士登山残念賞の堂本さんとも記念写真。
富士登山では、人生初のこむら返りに見舞われたとのこと。ランナー歴が長いのに、そんなことってあるんですねえ。
今日、堂本さんは走路員をしてくださるそうだ。
まだアップが足らないので、トイレに行くのも兼ねて哲学の道へ。
まだ時間が早いせいか、銀閣寺に来られている方も少なかった。
さっきの分と合わせて、全部で3kmくらいのアップができた。
今日は中止になるものと思って、昨日15kmも走ってしまった。その分足が重い。
当初の目標は13分切りだったが、これではとうてい無理。せめて、去年の13分50秒くらいで走れればいいのだけれど・・・。
10時から開会式。
京都走ろう会の松山会長のごあいさつ。
今回で最終となった経緯について、くわしい説明があった。
元々は、「大文字送り火」の前にその火床まで駆け上がり、ご先祖様に思いをはせ、日々の健康に感謝する目的で始められたように思う。
ところが、近年のトレイルランブームと小中学生の団体参加によって大会の趣が変ってしまった。
「京都走ろう会」のモットーでもある、「みなさん無理せず、気持ちよく走りましょう」から徐々に外れつつあった。
会員のみ参加できるとか、50歳以上と親子10歳以下限定とかであれば「京都走ろう会」の伝統が守って行けたかも・・・。役員をしたこともない私が口出しできることではないですが。
今までたぶん20回以上参加しているが、奥の社まで行ったことがなかった。
もう来ることもないだろうと思い、参拝しにいった。
飲み物を買おうと思って持っていた160円を賽銭箱に入れようとしたが、探しても見当たらなかった。小銭を持って拝みに行くことなどめったにないのに。
「夫婦円満、家内安全、家族みんなが健康で、下山さんのシティフルマラソン参加実現・・・。」
私のいつものお願いです。
10時20分、表の鳥居前スタート。
男子27名、女子18名、計45名。
定員80名を超える年もあったのに、台風の影響で少なくなったのでしょう。その分普通の登山者とのトラブルも少なくなり、走りやすくなる。
スタート直後、私の前を走ってられたのはNHK・BSの取材スタッフ。重いビデオカメラを持って私の前を走っておられたのでビックリ。プロですなあ。足の筋肉もすごいし。
速いランナーたちははるか前に。ゆっくり系ははるか後ろ。
私はいつも、真ん中へんにポツンと一人になることが多い。
これくらいのスピードだと、作務衣はまったく問題なし。菅笠のほうも、風にあおられることもなくほぼ問題なし。ただし、一番小さいサイズを買ったので頭にかぶせる五徳も小さくて、長時間だと動いて疲れるかもしれない。大きさを調節できる五徳も別売りしているので、具合が悪そうならそれも買いますかね。
広い道から細い山道に入る手前に堂本さん。
「写真撮るし」とおっしゃっていたが、撮れましたでしょうか。
ここまで約550m、3分50秒。
まあまあやね。
この時点で北出さんのすぐ後ろにつけていたのに、ここからどんどん差を付けられてしまった。
コーナーに立ってくださっていたのは三輪さん。
今年から新役員の吉澤さん。
最後の「大文字山ランニング」なのに、走れなくて残念ですね。
青の「鴨川走友会」の女性は、去年の「峨山道」のチャンピオンYさん。今年は招待選手だそうです。takacchさんに教えてもらいました。
そんな方と少しだけでも競わせてもらえて光栄です。
お茶目な岩田さん。
みなさんに声援を送ってくださっていました。
唯一崖崩れの場所には保坂さん。
山側を気を付けて走れば問題なし。
お地蔵さん前には梅村さん。
ここで約1km、10分くらい。
最後の長い階段2か所をがんばれば、14分が切れるか・・・。
さあ、長い長い階段。
全部は歩かず、20段走れば20段歩く、10段走れば10段歩く。しかし、それが最後まで続けられなかった。
最後はかなり失速。
ここを少しでも走らなくては、タイムは縮められない。
最後の直線前のコーナーに岩井さん。
もちろん、最後の直線だけはしっかり走りました。
私の時計で、14分25秒。(会の計測では14分23秒。)
昨日15kmも走らへんかったら、14分は切れていたと思う。
でも、最後の「大文字山ランニング」を走れただけで大満足。大会を開催してくださった京都走ろう会の皆様、どうもありがとうございました。お世話になりました。
曇り空ではあったが、京の街がきれいにくっきりと見えた。
ここがゴールなんですから、このコースを走り切ると達成感がある。
ゴール後、すぐにコースを引き返し後続の応援へ。
takacchご夫妻。
「いつも地蔵さんで抜かれてるのに、今年はご夫婦でゆっくり上らはったんですね。」
「はい、最後ですから。」
スタート前「峨山道」の話題になり、takacchご夫妻も2年前に完走されたと教えてもらった。1年ごとに輪島と羽咋のお寺をつなぐコースが交互になる。つまり、2年前は今年と同じく輪島から羽咋へ南下するコース。(ただし2年前は75km、今年は73km。)
「スタートから50km(第5チェックポイント・徳田)までは十分に走れます。そこまで私で5時間くらい。ところがそこからの20kmは、同じ景色の山を上ったり下りたりの繰り返し。ものすごく消耗します。ここだけで4時間かかりました。ここまで足を残しておかないと、最後えらいことになります。
50km地点(今回は48km地点)でおにぎりが出るんやけど、3つですよ。3つも食べらませんやん。
あとは、10kmごとくらいに水と塩だけがあります。でも塩は直接入れんほうがいいですよ。胃がやられますから。
それと、制限時間いっぱいまで走られる予定ならヘッドランプ必須です。」
takacchさん、ありがとうございました。
ウルトラやトレイルについては、その道のエキスパート「takkacchさんに聞け」ですね。
いつもの笑顔さわやか、綾井さんが通過。
そのあと2、3名が通過した後、上がってこられた役員さんが、「あとは奥さんと旗持ちだけ」と教えてくださった。
例の長い長い階段の上で待つが、なかなか現れず。
5分近くたち、やっと「大名行列」のような一行が。
その時ちょうど、北出さんが下りて来られた。
「初めて13分切れんかったわ。年々タイムは落ちていくなあ。」
同い年なのに、私より1分以上速いやないですか。
ヨメさん本人は、大名行列ではなく「お姫様道中」のつもりだったらしい。
みなさんとおしゃべりしながら上がってきたので、いつもの年より楽だったとのこと。
さあ、最後の直線。
役員さん方は気を使って、ヨメさん一人で花道を走らせてくださった。
記念すべき最後の大会の最終のゴール。
お疲れさまでした。
記録は25分32秒。
今までで一番時間がかかったが、その分長く楽しめたと思ったらお得です。
恒例、阿加井さんによる全員集合写真。
「京都走ろう会」のホームページにアップされていますので、そちらをご覧ください。。
またまた堂本さんにお願いして、大文字山最後の夫婦ツーショット。
ヨメさんの話によると、「外人さんが『キモノ、キモノ』ゆうて喜んではったわ」とのこと。うーん、「オボウサン」には見えんかったかー。
余った水を抱えて下山。私は2本持たせてもらいました。
この下りに、おしゃべりしながら行くのがまたいいんですよね。
これも最後ですか。
下りてくる途中から本降りの雨。
みなさん傘を持って来られておらず、閉会式もたいへんだった。
閉会のごあいさつはいつも塚本さんだったのだが、去年亡くなられてしまい、今年は吉田康彦さんだった。
例年、この後は「甚兵衛」さんでおそばを食べて帰っていた。今年もそのつもりだったが、雨でビチャビチャに濡れてしまったのですぐに家に帰った。
家に着いてから気づいた。「おそばなんか食べたらあかんやん、昆布だしやのに。」
ほんまや、ほんまや。もう早や忘れてたがな。ヨード制限食が台無しになるとこやったわ。
「作務衣・菅笠」ランデビューは順調。次はもっと長い距離を走らなくては。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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