2017年03月08日(水)
闘病記はしんどい [病院]
今日は寮1(二条)17時間。
先日、ヨメさんといっしょに神戸の隈病院に行った。その時、ヨメさんが「甲状腺低分化癌ブログ」を見つけてくれた。
「すっきり健康〜甲状腺がん、飛んでけ〜」
2007年に手術された30代後半(手術当時)の女性のブログ。少し古い話とも言えるが、すごくくわしく書いておられるので私には参考になる。特に、医師への質問が徹底している。ここまで医師に聞ける人はなかなかおらんやろうと感心した。
このブログは2015年1月20日で終わっている。まだ甲状腺癌の決着がついていないのに。どうしやはったんでしょうね。
「一般的にガン患者に行われる放射線治療(放射線外照射)は甲状腺がんには効かない。放射線内照射、つまり放射線ヨード治療が効きやすい。」
大変分かりやすい。甲状腺癌は、他の癌とは治療方法が全然ちがう。これが基本中の基本ですね。
甲状腺はヨードを取り入れる性質があるそうだ。それを利用して、放射性ヨードを服用し甲状腺癌細胞をやっつける。遠隔転移した場合も、元が甲状腺細胞なのでこの放射性ヨード治療が効くらしい。
今までよう分からんかったことが、この人のブログのおかげでだいぶ分かった。ありがとうございます。
以下、このあたりのことをしっかりまとめてある伊藤病院のホームページから。
◇ ◇ ◇
■アプレーション
甲状腺がんで甲状腺全摘を施行した際、甲状腺と気管の間に、甲状腺床と呼ばれる僅かな甲状腺組織が残ることがあります。この残存甲状腺部分を放射性ヨウ素の力で破壊(アブレーション)しておくと、将来的に再発が減らせるという有用性が示され、欧米では一般化しています。そこで、リンパ節転移があったり、周辺臓器への浸潤が認められたような病状の患者様に対して、アブレーションを行う事があります(全摘を受けた全ての患者様に行うわけではありません)。
我が国では以前は入院のみで許可されていたアブレーションですが、2010年11月8日付で医政指発第1108第2号「放射性医薬品を投与された患者の退出について」が発出されたため、患者様の病状によってはアブレーションが外来でも施行可能となり、当院でも2011年9月より実際に施行されています。
これにより入院および外来両方での治療が可能となりました。
◇ ◇ ◇
ブログ「しっかり健康」には、約190の記事が書かれていた。そんなに長い記事はなかったが、全部読むのに2時間以上かかった。
私と同じ病気なのですごく参考になったのだが、やはり読んでいて気が滅入った。読み終わったあと、心はずっしり。闘病記を読むのはしんどい。
教訓・・・私のええかげんな闘病記(?)もほどほどに。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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