パオパオだより

2015年01月07日(水)

「リベラルじゃダメですか?」 [書評]

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◎「BOOK」データベースより

   「リベラルじゃダメですか?」 香山リカ 祥伝社新書

【内容情報】
 昨今、ネット上では中国・韓国を批判する書き込みが目立ち、排外的なヘイトスピーチも問題となった。加えて安倍政権による集団的自衛権の行使容認が決まり、一連の動きを日本の「右傾化」と見る向きは多い。その背景には、単に「保守派」「タカ派」の影響力が増しているだけでなく、リベラル派の衰退がある。彼らの影が薄くなった要因は、他ならぬリベラル派自身にあるのではないだろうか。端的に言えば、リベラル派は「嫌われている」のだ。「自由・平等・公平」の実現を目指すリベラル派が、なぜ支持を集めることができないのか。リベラル派を自認する著者が、自戒を込めてその理由と対策を探る。

【目次】
 第1章 リベラル派は嫌われている?(「リベラルって何だ」という問題を考えるきっかけ/罪を犯した精神障害者をどう扱うかという問題/立ち消えになった「処遇困難病棟」案/九〇年代初頭と現在との大きな違い/報じられることのなかった、秘密保護法案成立への動き/誰かが気づくかもしれないという思い/無力になったリベラル派の意見 ほか)

 第2章 「純血主義」で分裂するリベラル派(小泉元首相の「原発ゼロ宣言」/脱原発の「理由」は重要ではない/一点突破ができないリベラル派/「純血主義」があらわになった二〇一四年の都知事選/負けグセのついてしまったリベラル派/リベラル派に生まれた疑心暗鬼/一矢報いるためには何が必要か ほか)

第3章 「ポジナショナリズム」の時代(グーグルの「サジェスト汚染」による被害/ファンレターの何十倍も届く批判の手紙/「反日」のリベラル派はいるのか/二〇〇〇年代になって高まってきたナショナリズム気分/橋下現象から安倍現象へ/橋下氏と石原氏の日本維新の会が分裂した理由/安倍氏よりも橋下氏のほうが、まだマシ ほか)

 第4章 リベラル派が生き残るには(「私がすばらしくあるために、国がすばらしくなければならない」/「新自由主義」という手強い敵/「売れれば良い」でも「売れなくても良い」でもなく/リベラル派は清貧でなくてはならないのか/清貧思想がリベラル離れを加速する/福田和也氏の不満/左翼は貧乏くさいのか ほか)

【著者情報】
香山リカ(カヤマリカ)
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医、立教大学現代心理学部教授。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍、現代人の“心の病”について洞察を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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 なんと、去年の1月以来の「書評」。通算でも10冊目。1年に1.5冊のペースですか。

 言い訳させてください。本は読んでるんですよ。特に今やっている寮の管理のバイトはヒマな時間が多く、本を読む時間もある。
 ところがねえ、前にも書きましたけど私は集中力と持続力に乏しい。目で活字を追いながら、頭はちがうことを考えている。また最初はいいペースで読み始めるのだが、途中から飽きてきて本の最後までいけない。こうして、途中まで読んで放置されている本が山になっている。
 「あー!」

 香山リカさんの「リベラルじゃダメですか?」は抜群によかった。途中で飽きることなく、最後まで一気に読めた。
     ◇
(「まえがき」より)
 私としては、「リベラル」というのは何も特殊な主義信条とか政治的理念ではなくて、「個人の自由を大切に、でもなるべく平等、公平に」といったマイルドな考え方や姿勢というくらいの意味に使っていた。個人の自由が一切、認められない全体主義もイヤだし、かと言ってすべてが個人の自己責任で弱肉強食の世の中になるのも困る。ほどよくお互い助け合いながら、個人も他人も世の中全体も、ついでに言えば他国との関係も大切に。これが私の中での「リベラル」の定義である。
 ところが今や、それが「過激」「危険」だというのだ。
 はっきり言って、リベラルじゃなぜダメなのか、私にはさっぱりわからない。
 とはいえ、「現実はそうなっている」と言うのなら、その理由を少し考えてみることにしよう。そこで何か現代の問題の一端が見えてくるかもしれない。
     ◇

 もし香山さんが党首となり、リカ党でも旗揚げしてくださったらその党員になりたい。そう思えるくらいすばらしかった。
 私は「リベラル」という言葉を今まで理解しておらず、今や死語になっている「革新統一」派であると思っていた。でも、もう「リベラル」でもいいかな。

 「リベラル」に近いと思っている人は、この本を読むべし!
     ◇
 自分がいちばん重要だと思っている考えを実現しようとするならば、ほかの点では意見が違う人ともときには手を結ぶ柔軟さも、ぜひ身につけてもらいたい。一から十まで同じ考えでなくても、目的が同じならいっしょに活動するくらいの“ふところの深さ”はリベラル派にあまり備わっていない性質のひとつだ。
     ◇
 「憲法九条アピールラン」は、体を鍛えるにいいですよー。常に体を鍛えているイメージがある右翼のみなさん、私といっしょに走りません?
 

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【今日のきく】

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 今日は、北大路ビブレできくちゃんへのおみやげを購入。
 ついでにしっかりした首輪も買った。
 家に帰ると、おやつは喜んでくれたが首輪は警戒していた。難しいもんです。

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【RUN】

 おとといしんどいのに無理して8km走った。そのせいで昨日は腰痛がひどく休養。今日はましな気がしたので、またおとといと同じ8km。44分34秒とおとといよりだいぶ速く走れた。
 ところがそのあとまたひどい腰痛。特に前かがみが痛い。
 今度の日曜「武庫川ハーフ」なんですけど。どうしたら痛みがましになるでしょう。

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今日の晩ごはんの鯛

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