パオパオだより

2014年09月14日(日)

第33回中国マスターズ陸上〜初の予選落ちあり、自己ベストもあり〜 [私の陸上競技]

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 3種目が終わり、岡山マスターズの方にお願いし記念の一枚。
 3000mSC直後だったので、体はベチャベチャ。でも、笑顔なんですよねえ。

 昨日の夜の私とヨメさんの会話。
 「ますみちゃん、やっぱり明日のマスターズの大会行くことにするわ。」
 「勝手にしたらええけど、逝くときはスッパリとでお願いします。」
 「なんでやねん! ここであきらめたら、もう終わりのような気がしてな。」
 「終わったらええがな。」
 「えっ、ボクの選手生命が終わりっていうこと?」
 「なんの選手生命やな。」
 「6年後の東京オリンピックの選考会に向けてやな・・・。」
 「あー、分かった分かった。勝手にしー。」

 とりあえず足指に負担のかからないやり投げだけでも出ようと思って出てきたのだが、やっぱり現地に着くと全部出たくなる。

 11時 1500m   5分35秒60
 12時 やり投げ    21m52(初の予選落ち)
 13時 3000mSC 13分55秒25(自己ベスト)

 好調不調の判断が分からんようになってきた。ほとんど練習できなかったのにいい結果が出たのはなぜ?
 今日惨敗だったらほんまに陸上競技はもうやめようか知らんと思っていたが、今日の結果でもうちょっと続けられそう。

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 自宅から津山陸上競技場まで約200km。
 6時7分に家を出発し、会場には着いたのは9時半すぎ。例の宝塚が渋滞し、思っていたより時間がかかった。
 朝起きたときから左後頭部がガンガンしていた。運転も危ないかもとも思ったが、だんだんましになった。

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 競技場に入ると開会式も終わり、今日の最初の種目3000mWが行われていた。 

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 私は滋賀登録なので、中国マスターズにはオープン参加ということになる。

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 私が出場予定の3種目は、11時から1時間ごとに開始される。そのため、コールがややこしかった。ただ、もうこの時点で3種目とも出る気持ちになっていた。

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 スタンドで記念写真を撮ったあと、アップへ。
 ゆっくり2kmほど走ったが、足指の痛みは出なかった。
 土のグランドがあったので、そこで流し。あいかわらず体がフワフワする感じがするが、前よりはまし。

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 11時から1500m。
 私は第2組だったので、1組を観戦した。
 前回8月17日の「甲賀市陸協記録会」は完全な失敗レースだった。自信がなく、1周目をかなり遅く入ってしまった。もっともっと前に出られる力はあったのに。いわゆる「スローペースにはまる」というやつで、そのままズルズルと遅れ5分55秒という自己ワーストを出してしまった。
 今日の目標は、「とりあえず1周目を精一杯」。

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  400m 1分23秒
  800m 2分54秒(1分30秒)
 1200m 4分25秒(1分31秒)
 1500m 5分35秒(1分09秒)

 1周目を前回より6秒速く入り、その流れのままゴールまで走ることができた。
 正直「今日6分以上かかったらどうしよう」と弱気になりかけていただけに、20秒も縮められたこの結果はうれしかった。

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 急いでお弁当をもらいに行き、スタンドで昼食タイム。
 さあ食べようと思ったら、もうやり投げの練習が始まっていてちょっとあせった。まあ、やりは投げられるだけで十分という気持ちできたので何もあせることはない。

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 大会が用意してくださった700円のお弁当。
 彩りがすごくきれいで、うれしくなった。おかずの割りにご飯が少なく、おかずを残してしまったけれど・・・。

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 隣で行われていたハンマー投げが長引き、やり投げの開始が遅れた。しかしその分、ゆっくり目に行った私でも6投も練習ができた。公式試技1回も入れると7回の練習。もうこれでバッチリ。

 前の日の「炎の体育会TV」で、パトリック・チャンがみゆうちゃんにスケートの指導をしていた。「ただ平板にすべるのではなく、波を打つように」。これですね。やり投げの助走もただ平板に走るのではなく、最後にぐっと縮まってグイーンと伸びる感覚で投げればいいのではないか。

 この作戦がうまくはまり、1投目で21m超え。しかし2投目3投目は、策におぼれ失敗。
 そうこうしているうちに、3000mSCのスタート前コールの時刻になった。あわてて100mスタート地点あたりへ。コールをすませ、「あと1回だけ投げてきます」と役員さんにお話してもう一度やり投げへ。

 
 戻ってみると、「M55の藤井さん、このクラス9名中の9位で、決勝は8名以内で行われるので決勝には進めません。」
 「ガーン!」
 4投目にすべてをかける気持ちで戻ってきたのに・・・。M55に9名って、中国地方ではやり投げがはやってんの?

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 ここの投てき種目の計測は、メジャーではなく機械で。これで1cm単位まで測れるってすごい。

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 さあ、気を取り直して3000mSC。
 前回、木製ハードルの奥に足をついて降りると流れが止まらないことが分かった。今日はそこに気をつけて、3000mを同じ速さで走れるようにするのが目標。

 一応1周ごとのラップも取ってみた(1周目だけ50mほど長い)。
 2分01、1分52、1分56、2分01、2分02、2分04、1分55。
 ゴールは13分55秒。
 8月3日の「北陸マスターズ」より1分13秒短縮。それどころか、自己ベストの14分42秒も47秒短縮。元々目標にしていた13分半も目の前。

 3000mSCは59歳以下なので、私はあと1シーズンで終わり。
 「よっしゃー、来年は13分半切るぞー!」

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 前にも書いたが、障害は準備後片付けがたいへん。そのため、マスターズの大会でも実施していないところが多い。こんなおもしろい競技もなかなかないのにねえ・・・。

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 本部の横あたりでお話されている方がおられたので、お願いして写真を撮ってもらった。

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 「京都からですか。」
 「はい、3種目終わったところです。3000障害に出たくて申し込みました。」
 「僕も京都に少しいたんですよ。学生のときに。」
 「西日本はそういう方多いですよね。京都は大学がたくさんあるから。」
 「僕は『りっちゃん』やけどね。」
 「いやー、いっしょですわー。おいくつですか。」
 「73です。」
 「うわー、15年も上の大先輩ですわ。」

 73歳の岡山マスターズ会員さん、どうもありがとうございました(お名前聞いておけばよかった)。

 1時40分に競技場出発。めざすは岡山市の池田動物園。
 3種目出場してこの時間に終われるとは、効率よし。
 

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 津山から岡山は約60km。
 高速で遠回りしていくという手もあったが、料金がもったいないので距離優先で下の道。「やまなみ街道」という広域農道があり、信号もなくいいドライブになった。

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 ただ山を降りて岡山市に入ると、道が急に狭くなりちょっと運転がたいへんだった。

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 それでも、池田動物園には3時5分に到着。ただ日曜ということで前の駐車場がいっぱいで、15分待ってやっと入れた。
 「さあ、ハイエナのレン君。見に行くでー。」

(注)明日に続く。

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