2014年07月14日(月)
第33回反核平和マラソン兵庫・続き [ランニング]
神戸市役所から明石市役所までの約25km、60名を超えるランナーが「反核・平和」の願いをこめて走り続けた。(私は14kmですけど・・・。)
ゴールの明石市役所では、例年通り閉会集会。
一通りのごあいさつのあと、各グループの代表から感想などを話していただいた。わが「ランナーズ9の会」からは、もちろん会員ナンバー「1」の9ちゃん。いつもビシッとしたいいごあいさつです。(写真は、そのあとお話してくださった「ランナーズ9の会」の香川の会員さん。)
私も「ランナーズ9の会」のTシャツの宣伝も兼ねてごあいさつ。
「京都の藤井です。私が着ている黄色のTシャツが2500円、白が2000円ですのでよろしくお願いします。
去年もこの場でお話させていただいたので、その続きということになりますが・・・。去年の6月23日の沖縄慰霊の日に、那覇から名護までの70kmを『平和・憲法九条』ののぼりを背負って走ろうと挑戦したんですが、55km地点で日が暮れてしまって断念。でも、今年の6月23日に再挑戦してなんとか70km完走できました。
娘が名護の大学に通ってまして、去年はゴールで待ってくれている予定が私がゴールできず、今年はゴールできたんですが娘はバイトがいそがしくて来れずということになりました。でも、私のブログを通して知り合った方がいっしょに走ってくださったり、ゴールに待っていてくださったりしてうれしいゴールになりました。
名護と言えば、みなさんご存知だと思いますが稲嶺市長さんが米軍基地の問題でがんばっておられます。稲嶺さんは毎年那覇マラソンにも出場されているランナーで、私たちランナーの気持ちもすごくよく理解してくださっています。名護ハーフマラソンのときに稲嶺市長さんとちょっとお話させてもらったんですが、京都の丹後地方にも近畿初の米軍基地ができるんです。Xバンドレーダー基地といって強力なレーダーを出す基地らしいです。
その丹後地方でも過疎でそこにしがみついていてもしょうがないと思われる方が多いらしく、相場の何十倍もの値段につられて土地を手放した方が出てしまったようです。いつもの住民を分断するやり方ですね。沖縄を見ていてもそうですけど、最初の一歩を許してしまえば際限なく拡大する恐れがあります。京都府民にもほとんど知られていない米軍新基地問題なので、兵庫県民のみなさんならなおさらご存じないとは思いますが、ぜひこの問題にも感心を持っていただきたいと思っています。
この大会に京都から参加しているのは私だけだと思いますが、すごくいい大会だと思っているので、来年はぜひ京都の仲間を連れてきて参加したいと思います。」
閉会集会のあとは、お楽しみ「ランナーズ9の会」の交流会。例年通り、1.5kmほど東側に戻った「龍の湯」さんへ。
道々「ランナーズ9の会」の大先輩・かわせみさんとしゃべっていると、入り口を通り過ぎてしまった。けっきょく、1.8km26分の道のり。
かわせみさんは私より16歳年上。親子では近すぎて兄弟では遠すぎる歳の差。そんな中途半端な関係だが、なぜか話が合う。そういえば、いつも仲良くさせていただいている朝日啓介さんや八田努さんも同じ年代。私は彼らをブルース・リー世代と呼んでいるのですが・・・。
「藤井さん、沖縄の大学に通ってられる娘さんに、沖縄で就職せーとか言ってはるんじゃないでしょうね。」
「それがね、どういうわけか、娘のほうから『沖縄で就職して、結婚もしてずっと住みたい』ゆうとるんですわ。」
「へー、そうなんですか。」
「うちのヨメさんなんか、去年の4月に娘が沖縄に行ったとき『1ヶ月もたたんうちに帰ってくるかも』って心配してたんですわ。それが、『今年の夏休みは京都には帰らん』ゆうてるんですから・・・。これはショックやったけど、そんだけ沖縄が気にいってくれてうれしいです。」
おふろのあとは、「こだわりタコめし御膳」+生ビール。
いろいろな手配は、すべて9ちゃんがしてくださったようです。ありがとうございました。
私はかわせみさんと「はらっぱ」さんの間の席。
「はらっぱ」さんは背が高くいつも目立っている。初めてお話させてもらったが、私の1歳上。
「前はどんな仕事をされてたんですか。」
「小学校の教師です。」
「それをやめられて?」
「そうです。もう23年も前ですけど・・・。」
「どういった理由で?」
「一番はやっぱり日の丸・君が代の強制ですね。京都市の小学校に強制されて5年は辛抱しましたけど、もう限界で。卒業式に導入されたとき、京都市の全校長が一夜にして寝返ったんです。恐ろしいと思いませんか。それまですごくいい校長さんやと思ってた方まで全員ですよ。大変な力が働いたちゅうことですね。あの寝返り校長が自分の将来の姿かと思うと情けなくて、やめさせてもらいました。」
手短に話したので、理解はしてもらえなかったかも。
簡単な自己紹介。
「ランナーズ9の会」掲示板管理人の尼崎の酔うたろう君。「サロマ100kmウルトラ」サブ8の実力の持ち主。しかし、つい先日まで入院されていて病み上がりでの参加。これも「反核・平和」への執念のなせる業ですね。
「ランナーズ9の会」発起人の9ちゃん。
過去に国際女子マラソン出場の実績あり。「ランナーズ9の会」は会費も会則もないランニングクラブで会長も定めていないようだが、代表としてのあいさつは9ちゃんにふられることが多い。
(参加者一人ひとりの自己紹介があったのだが、省略します。)
私の自己紹介。
「さっきいっぱいしゃべらせてもらったんですけど・・・、またしゃべらせてもらいます。
今ウルトラの話で盛り上がってたんですが、私は『丹後ウルトラ』10回(オーという歓声)、『サロマ』3回(オー)、『四万十』3回(オー)・・・、合計16回の100kmウルトラを・・・、ぜーんぶ関門収容でバスに乗って帰ってきました(ハーと大きなため息)。
まっ、そういうことで、最近は3kmとか5kmとかの心臓バクバクになるレースばっかり出てます。私らの年代になると短いのは参加者が少なくて、入賞の可能性があるのでがんばって走ってます。
さっきの話の続きみたいなもんですけど・・・。7月1日の『集団的自衛権行使容認の閣議決定』は、私の人生最大の節目と言っていいと思っています。日本ももう終わりやなあと思いました。これからこんな国に生きていてもしょうがないとも思いました。でも新聞などの論評を見ていると、『これで終わりではない。戦争のできる国にしないように、まだまだできることがある』と書いてありました。
そう思ったとき、自分にできることは走ることくらいで、走って平和をアピールできたらいいなあと思ってがんばっています。毎月9日に9km走る『9の日平和ラン』と、最終水曜には国労で首になった中野さんという方を応援する『国労応援ラン』というのを続けています。両方もうすぐ5年になります。
まあうちのヨメさんからは『アンタのやっていることは理解ができん』と言われてますけど、『なんやかんや理由つけて、ただ走りたいだけやん』と言ったら『それなら分かる』と言われてます。
これからもアピールランは続けて行きたいので、また来年も必ず参加させてもらおうと思っています。」
この場で、40代前半の若手ランナーが「ランナーズ9の会」に入会してくださった。今まで58歳の私でも若手に入れられるくらい年齢層が高かったので、非常に喜ばしい。20代や30代のランナーにも声かけをしていかなくては・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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