2008年10月18日(土)
学力テストとミニスカート [学校]
まったくつながりのないような話をつなげてしまう。そしてそこから、超へ理屈な話の展開。聞いてる相手は、ただあきれるばかり。でも、ちょっとだけ引っかかるところもある。この展開は、私の得意技です。
「学力テスト」と「ミニスカート」。
今、30何年かぶりに復活した全国学力テストの結果を公開するかどうかで議論が分かれています。特に、大阪では、知事対各自治体首長の言い争いのようになっています。
もともと一般には結果を公表しないというふれこみで復活したはずの全国学力テストなのですから、いまさら何を言っているのかという感じです。
このテストを復活させた元文科大臣は、学力の低い都道府県と日教組の組織率の関係を実証したくて復活させたそうです。(本当にそう言っているところをテレビで見ました。)
それは、全国でも組織率が上位な秋田県が2年連続で学力1位になっていることからも分かるように、元大臣のもくろみはくずれてしまいました。だったら、もう来年からやめれば・・・。
このテストでは、事前に模試の猛特訓をした学校が問題になったり、成績下位の子を無理やり休ませた校長がいたりと、何のためのテストなのか分からなくなっています。
「学校ごとの平均点の発表など何の意味もない。」みなさん、早くそれに気づいてください。意味があるとしたら、各個人の成績の公開でしょう。「公開せよ」と言うなら、そこまで腹をくくって主張してください。
さて、ここで話は一転。「ミニスカート」。
昨日、娘の中学で、服装の点検があった。
登校時、代議員(昔で言う学級委員ですかね)が、男子はシャツをきちんとズボンに入れているか、女子はスカートを短くしていないかを調べるらしい。
うちの子は、かなりなミニスカートになっている。しかし、これは仕方がない。入学の時、小さかったのが今はだいぶ大きくなった。制服屋さんが「これでだいじょうぶ」と言って買った制服なのに、今さら「短すぎる」と言われても。
「もし、これで学校から何か言われたら、母ちゃんが学校に文句言いに行ったる。」
「もっと短いスカートはいてか。」と私のつっこみ。
ここで思ったこと。各中学校で、女子のスカートが平均ひざ上何センチか公開したらどうだろう。ついでに、各都道府県の順位も発表してほしい。テストの平均点よりはずっとおもしろいと思う。
でも、これにも問題がある。セクハラとかじゃなく・・・。
娘の中学には、入学以来ズボンをはいて登校している女の子がいる。どんな事情かは知らないが、ずっと気になっていた。
先日の学校祭で、その子を初めて見た。ある重要な役割に選ばれ、その仕事を見事にこなしていた。すばらしい。(おっちゃんは、あなたを応援します。)
私としては反骨の精神でこのスタイルを貫いていると思いたいが、どうであるかは定かではない。
ここで、問題が。
ミニスカートのひざ上平均を出す時、この子はどうなってしまうんだろう。はじき飛ばされてしまうのか。成績下位の子が、学力テストを無理矢理欠席させられてしまったように。
どこにでも、枠に入りきらない子がいる。管理者側はそんな子を目の敵にする。
すべての子の個性を認めてあげましょうよ。そんな子も含めて平均を出すことに何の意味があるんですか。
ただ派手なだけ、決して上品とは言えない知事さんにぜひお聞きしたい。
「何の意味があるんですか」
(注)今日採用の写真は、すべてうちの「あんも」。19年前、天安門事件の年にひろってきたので、「あんも」。来年20歳になります。こんなに長い付き合いなのに、どういうわけかまだなついていません。ながー。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
みきさん、貴重なご意見ありがとうございます。
息子さんのことは、美紀さんのブログを読ませてもらっていますので、少しは分かっているつもりです。
以前、総会の自己紹介の時、息子さんのことを何も知らずに、「立って、立って。」とせかしたことを反省しています。
ひとからいろんなことを言われるかもしれませんが、そんなこと気にせず、自分の信じられる道を歩まれることを望みます。影ながら応援させてもらいます。
LSDの件ですが、みきさんのおっしゃる通りです。そんな頭のカッチンカッチンな人の言うことは、もうほっときましょう。私は、どんな中でも自分が楽しめることを見つけるようにしています。
「もう絶対イヤ!」と言わずに、また気が向いたら、いっしょに走りましょう。
いつも笑いながら、「うんうん」と頷きながら、読ませていただいてます。
うちの息子は小学4年。1年の夏から不登校です。(今は私の付添いで少しずつ登校できるようになり、みんなとは別室で個人指導を受けていますが)
そんな子を持つ親としては、学力テストの結果を公開するとかしないとか、どうでもよくアホらしいと思います。
どこの県が何位だとか、競争することに何の意味があるのか。
そもそも学力テスト自体、何の意味もないのでやめるべきだと思います。
「すべての子の個性を認めてあげましょうよ」 ←大賛成。私も声を大にして言いたいです
話は変わって、19日は近江大橋LSDだったんですね。
私はもう最近ランナーズのLSDには参加してません。
以前参加したとき、完走後に「誰が何位で帰ってきた」とかいう話で盛り上がり、『なんでLSDで競争せなあかんねん』ってアホらしくなってそれ以来参加するのをやめました。
「競争」は時にはお互いを高め合いプラスになることもありますが、やり方を間違えると個人のやる気や個性を削いでしまいマイナスになりますね。