2013年03月19日(火)
平成24年度第2回学連競技会・続き [陸上競技]
「しっかり! しっかり・・・」
わが子でもないのに、ただそう祈るだけ。
女子5000mに出場した山上紅里選手(京都府立大)。陸上競技を始めて1年足らず。山上選手にとっては、もちろん初めての5000m。
私が彼女のレースを見させてもらうのは初めてだが、序盤はきれいなフォームで中団に食らいついていた。「これは、『なんとしても19分台』という走りやね」と思いながら見させてもらっていた。
順調だったのは3000mくらいまで。そこを過ぎたあたりから、明らかに体が固まってきた。それを振り払うかのようながむしゃらな走り。
ラスト500mはすごかった。序盤のきれいなフォームの彼女とは別人だった。首がブルンブルン、腕は無茶振り、なんと蛇行までしている。
しかし、そのひたむきさは見ている私にひしひしと伝わった。
「しっかり! しっかり・・・。」
ただ、そう祈るのみ。
最後は、涙が出そうになるほど感動的なラストだった。
山上さんに初めて会ったとき、「うちの真樹にちょっと似てる」と思った。何回か「京都キャロット」にシューズなどを買いに来てくれているので、山上さんが走るときは応援に行きたいと前から思っていた。
女子5000mは18名。
山上選手のことで頭がいっぱいで、私の走友・がんちゃんの娘さんの岩内選手l(龍谷大)が出ていることも気づかなかった(写真先頭)。
1000m、3分46秒。
思わず「速すぎるやろ」と口走ってしまったが、最初からガンガン行ったほうがいい。
序盤は軽快な走り。
2000m、7分44秒。
いいねー、いいねー。順調やねー。
3000m、11分45秒。
さあ、ここからが勝負。
4000m、15分53秒。
ガクンと落ちてしまった。残り1000mを4分06秒以内で。これはビミョーなライン。
残り1周400mを1分37秒以内で。
「しっかり! しっかり・・・。」
ただ一つ、グッと来る場面があった。
残り200mの第3コーナー。あんなに意識朦朧に見えた山上選手がチラッと腕時計を見た。そのとき、「よっしゃー」と思った。「あの子はどんなことがあっても19分台を出す。」
「やったー!」
正式タイムは19分57秒37。
もう、立派過ぎる。
大学から陸上競技を始めて、よくここまで来れました。
ゴールしたときの電光掲示板のタイムを見たとき、小躍りしたくなるほどうれしかった。
これが陸上競技のいいところですね。他人のことでも自分のことのようにうれしくなって・・・。
廉も応援していたけど、その声は山上選手に届いていたのかな。
山上選手がこんないい結果を出したのだから、廉もがんばらんとね。
ここでいったん家に帰り、夕方また西京極へ。
男子1500m第5組のスタートは6時くらいになった。
もうナイター照明がつき、カメラも撮りにくくなった。
ただ、そのちょっと前までじゃじゃ降りだった雨があがった。
「ラッキー!」
もう、何がなにやら分かりません。
でも、いつもの「前に食らい付く」という姿勢は随所に見られてよかった。
ゴール、4分25秒24。
本人いわく、「よくもなく悪くもなくというところかな。でも、最後は思っていたより足が動いた」とのこと。
今シーズンも、親子ともしっかり走ろうぜ。
アドバイス、またよろしく。
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【RUN】
今日は、1.3+6+2。
6kmは35分28秒。
走り始めから体が重かったのでゆっくり走った。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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