パオパオだより

2012年11月22日(木)

真樹の受験(面接)、私は読書 [家族]

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 午後は面接。
 始まる前にメールをしておいた。
 「面接、しっかり!---パオパオもローソンでお寿司を買って食べました。これから面接やね。つまってもいいし、自分の思った通りのことをしっかり発言しよう。」
 返事はなかったけど、見てくれたかな。

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 1時過ぎから始まった個人面接。一人また一人と面接が終わった子が階段を下りてくる。しかし、真樹は「最後のほうやと思う」と言っていた。
 それでも3時くらいには終わるやろうと思い、控え室のあたりまで行ってみた、そこにはまだたくさんの付き添いの方が。面接は時間がかかるんですね。

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 階段の下に車を止め、下りてきたらすぐ分かるように向きを変え、私はひたすら読書。
     ◇     ◇     ◇
 「住まなきゃわからない沖縄」 仲村清司著 新潮文庫
   ---「青い海と空」「楽園」というイメージと、失業率日本一・県民所得最低という現実が交錯する沖縄県。重度の沖縄中毒に感染した妻に連れられ、那覇市内に移住した著者は、観光客には未知のディープな日常に出会うことになる。台風の過ごし方、弁当の盛り付け、大衆食堂や風水占い、オバァ事情など、「カルチャーショックの宝庫」の素顔がここにある。({爆笑 沖縄移住計画」改題)
   ---仲村清司・大阪市此花区生まれで、ウチナーンチュ2世の旅行作家。沖縄フリークならぜったいに知っておかなければならない、ディープで不思議な沖縄の紹介に日々努めている。著書に「爆笑 沖縄凸凹夫婦」「沖縄の人だけが食べている」(夏目書房)、「沖縄大衆食堂」「泡盛『通』飲読本」「ザ・ウチナーンチュ」(双葉社)など。
     ◇     ◇     ◇
 今か今かと待っても、真樹は階段を下りてこない。3時半ころからは階段を見ては本を読み、また階段を見ては本を読むのくり返し。365ページもあるぶ厚い文庫だが、遅読家の私でさえほとんど最後まで読めてしまった。
 この本が最初に出たのは2000年。もう12年も前に書かれた本だが、いい本だと思う。
 「決まったイメージで見るのはいかがなものか」の項に書かれていた以下の言葉は肝に銘じておく必要がある。

 「どんなイメージで沖縄を見るのもけっこうだが、内地の価値観、尺度、常識で優劣を測るのだけはやめてくれといいたい。このことは同じ移住者として繰り返しいっておきたい。沖縄で暮らしていると、そんな日本のいやらしさもよーく見えてくるのである。」

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 4時53分、やっと真樹が戻ってきた。
 ちょっとシクシクしていたような・・・。とにかく終わったのだからもういいでしょう。
 あとで聞くと、全受験者の最後になったらしい。3時間半待ち続けたことになる。お疲れさんでした。
 
 自分の予想していた質問はほとんどなかったらしい。それでも、自分なりにがんばって答えたのこと。それでいいやん。

 「『しまむら』行こか。」
 「うん。」

 あとはゆっくりしましょうねー。
 
 

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