2012年06月24日(日)
第28回たかすジョギングフェスティバル [ランニング]
「ここらにうちのお客さん、いやはらへんかったっけ?」と私。(旭川から鷹栖町に向かう途中。)
「うーん・・・、北海道は少ないしなあ・・・」とヨメさん。
「そや、桐さんて旭川とちごたっけ。たしか、旭川市○○○丁目。鷹栖は旭川の隣町やから、来てはるかもしれんで。名簿もらったら、探してみよう。」
受付でもらった名簿を見て、ハーフ、10kmに名前なし。私と同じ5kmで・・・、あの人は55歳未満やし・・・、ありました!
スタート地点で探した探した。でも見つけられず。「来てはらへんのかも・・・。」
しかしスタートしてすぐ、私の前をすごいスピードで飛ばしていくランナーが。この大会はゼッケンが前だけなので確認は出来なかったが、背中の「市立旭川病院」のプリントですぐに分かった。
中間点を折り返し、激しい2位争いをしている桐さんを確認。
「桐さーん、京都キャロットでーす!」
大声で叫んだが、サングラス姿の桐さんの表情は分からなかった。
桐さんのゴール後、ヨメさんが少し声をかけさせてもらったらしい。どうしてここに「京都キャロット」の店長がいるのか、最初はなかなか理解してもらえなかったとのこと。
私のゴール後、赤いランシャツランパンの桐さんを探すも見つからず。しかし、すぐに表彰式が始まり、55歳未満の部3位に入られた桐さんも姿を現された。
そのあとお願いして、二人の記念撮影。
こんな遠くのマラソン大会に来て、「京都キャロット」通販の古くからのお客様にお会いできるなんて・・・。思っても見なかったうれしい出来事でした。
6月24日の朝、ホテルルートイン旭川駅前の窓から下のを見下ろすとかわいいワンちゃん。
身支度ができたので、ホテルの立体駐車場の車を出しに行った。
「いや、まだあのワンちゃんいるやん。」
反対側の歩道だったが、写真を撮らせてもらいに行った。
「たろう・オス・11歳」
牧場生まれだそうだ。うちのきくも牧場生まれなので、「なかま、なかま」。
マラソン大会の朝にかわいいワンちゃんに会えると、がんばれるんですよねー。
鷹栖町は旭川からすぐだった。
北海道らしく、道が真っ直ぐで一面に草原が広がっている町だった。
受付でプログラムをもらい、5km男子55歳以上の部を見てみると38名のエントリー。
前回の5位までの入賞者のタイムは、あらかじめ調べておいた。
1位 18分55秒
2位 19分32秒
3位 21分03秒
4位 21分23秒
5位 21分52秒
2人とび抜けて速い人がいる。この2人は無視して、私がめざすのは21分切り。21分を切れば伏兵が出てきても5位には入れるだろう。
いつもはたいてい出張販売とレースがセット。レースだけだと時間をもてあます。
開会式もしっかり参加させていただいた。
ステージはグランド内ではなく、なぜかグランドの外の土手の上。来賓紹介も遠くてよく分からなかった。
最初に3kmや1.5km。
地元の小中学生は全員出ているようだ。
最近マラソン大会がどんどん肥大化しているが、地元住民が主のこじんまりした大会も風情があっていい。よそから来た私のようなものは、そのいい雰囲気を壊さないように気をつけなければいけない。
時間がたっぷりあったので、全部で5kmくらいアップをした。ちょっとやりすぎかなと思ったが、疲れなかったのでいいでしょう。
その間、ヨメさんは車の中でスヤスヤ。
特産品を販売されているテントもあったのだが、この先まだいろいろなところに行く予定だったので買わなかったらしい。
10時25分、いよいよ5kmのスタート。
スタート前の夫婦の会話。
「ますみちゃん、入賞したらチューある?」
「はあ?」
「そやし、入賞したらゴールでチューしてくれるかちゅうとんねん。」
「おっしゃってる意味が・・・。」
「分からんかなあ・・・。」
「何で人前でそんなことせんならんの?」
たしかに。
しかし「人前でチュー」と言えば、北海道にゆかりあり。1985年、新婚旅行のつもりで新潟発小樽行きのフェリーに乗った。夜甲板に出ると真っ暗だったので「チューしょ」ということに。
ところが目がなれてくると、周りに人がいっぱい浮かび上がってきた。私らは明るいところから暗いところに出てきたので、周りの様子が全然分かっていなかった。
はからずも、あれが最初で最後の人前でのチュー。まだ、二人とも20代でした。
さて、レースは桐さんたちが飛び出し、私ら55歳以上はどんどん離される展開。それでも私は桐さんの背中を追って走ったので、最初の1kmが3分37秒。1kmまでは部門トップ。
1km過ぎに2人に抜かれる。1人にはどんどん差をつけられたが、もう1人は十分射程圏内。2km7分36秒でこの1km3分58秒。このスピードでもそんなに苦しくはない。
折り返して3km11分25秒。この1kmは3分48秒。2位に離されまいとがんばったのでペースが上がったのだろう。
このあたりから、私の頭の中は「初めてのチュー」。この歌に乗せて徐々に前のランナーに迫る。4km地点でやっと前に追いついた。4km15分28秒。この1km4分02秒。
あとはゴールまで逃げるだけ。逃げて逃げて逃げて・・・。
「初めてのチュー」の歌とともにゴール。19分29秒。最後の1km4分ちょうど。
「さあ・・・」とゴールでヨメさんを探したが見つからない。
ゴールからだいぶ離れたところでやっと見つけることができた。
「ますみちゃん、チュー。」
「えー、本気?」
「本気に決まっとるやろ。」
「えー・・・。」
と言うことで、「初めてのチュー」はならず。
「ますみちゃん、優勝したらチューある?」
どこまでも懲りんやつです。
桐さんは、35〜54の部3位、17分11秒。私より10歳ほどお若いとは言え、すごいタイムです。
このあとうれしい表彰式。
賞状を渡してくださった役員さんが、私たち二人の写真も撮ってくださった。ありがとうございました。
会場で募金集めをしておられた女性タイガーマスクさん。募金をして記念撮影に入ってもらった。「鷹栖社協」と名札をつけておられたが、マスクの中はどんなお顔だったんでしょう。この写真も「鷹栖」のいい思い出です。
今年の優勝者Kさんは18分53秒。私の調べた限りではこの部門3連勝。去年の自分の優勝タイムを2秒更新しておられるところがすごい。
しかし、今年の私のタイムとは36秒差、約150m。これは1年あれば追いつける。
「さあ、来年は優勝してチューをゲットだぜー!」(見事なアホです!)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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